11月11日

建設施工と積算
小テスト
2014 年 11 月 11 日
VE(Value Engineering)制度について説明しなさい.その意味,目的達成の形態(タイプ)お
よび建設事業における契約前(設計)VE と契約後(施工)VE など.
VE(Value Engineering)とは,製品やサービスの「価値(Value)」を,それが果たすべき「機
能(Function)」とそのために必要な「コスト(Cost)」との関係で把握し,システム化された手
順によって「価値」の向上をはかる手法である.
V
F
C
価値を向上させる形態としては,以下の 4 つがある.
(a)機能 F を向上させ,同時にコスト C を減少させる.
(b)F を向上させるが,C は一定.
(c)F を一定のまま,C を減少させる.
(d)F を大幅に向上させるが,C の増加は抑制する.
建設事業においては,設計時,入札時および施工時に VE を行う場合がある.設計時 VE は,
現設計に対して機能とコスト,両方の視点から施設の改善提案を行い,建設事業全体の価値の向
上を図ることができる.建築工事の場合,施工だけでなく構法計画も含めて改善点を検討するた
め,コスト削減幅が大きい.設計コンサルタントが行う場合,VE 提案が業務の成果物となる.
入札時 VE は,公共事業において落札者を決定する方法の一つであり,VE 入札方式と呼ばれる.
価格だけではなく,工事に関する技術提案を含めて総合的に評価し,発注者に最も有利な提案を
行った業者を落札者に選定する.総合評価方式とも呼ばれる.上記形態の(d)により,価格は高
くても技術提案の評価がより高く,逆転落札する場合がある.
施工時 VE は,設計図書に定める目的物の機能,性能を低下させることなくコスト縮減が可能
となる技術提案を行うものである.したがって,上記の VE の形態では(c)となる.基本的には,
設計変更となり工事価格(請負金額)が減少する提案となるが,コスト縮減分の一部はインセン
ティブとして受注者(施工者)に還元される.
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学生番号:
氏
名:
解答例はこちら http://www.civil.kyutech.ac.jp/pub/hibino/index.htm