1 記 者 発 表(発表) UR借上県営住宅への継続入居の可否判定

記
者
発
表(発表)
月/日
(曜日)
担当課名
班名
電話
発 表 者 名
(担当班長名)
その他の配布先
6/17
(火)
住宅管理課
借上住宅対策班
078-230-8463
(内線 4771)
課長 飯塚 功一
(柴田 隆弘)
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UR借上県営住宅への継続入居の可否判定について
UR借上県営住宅への入居者は、借上期限までに円滑に住み替えることを原則としてい
るが、高齢や障害など住み替えに配慮を要する世帯については、一定の基準に基づき継続
入居を認める方針〔下表〕を平成 25 年3月にとりまとめ、昨年8月から 12 月にかけて延べ
78 回、団地毎の説明会を実施した。
入居者の実情等に応じきめ細かく弾力的に対応するため、説明会で聴取した意見等を踏
まえての判定委員会での議論を受けて、継続入居の可否判定時期について見直すとともに、
継続入居不可としている世帯について一定の条件の下で継続入居を認めることとした。
〔ポイント・変更点〕
1 借上期限の1年前に継続入居の可否を判定委員会で判定し、決定する。
2 判定までの間は、継続入居の可否を心配する方への相談体制を充実するとともに、判定委員会
の対象となる世帯(継続入居不可対象世帯を含む)からの相談に対しては、継続入居の可能
性の有無を通知する。
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判定の際考慮する「社会関係性の項目」を5項目とし、判定は項目毎に3段階で評価する。
75 歳未満の継続入居不可としていた世帯についても、特別な事情がある場合は一定の条件
の下で継続入居を認める。
【継続入居判定基準 概要】
区分
※詳細別表
要介護
障害
特定疾患
年齢
3∼5
1∼2
重度
認知症
その他
中度
85歳以上
80∼
85歳未満
☆
75∼
80歳未満
75歳未満
継続入居を認める
判定委員会による判定
継続入居不可
☆運用上特段の配慮をしていく
≪今回変更≫
特別な事情がある場合は、一定の条件の下で認める。
ア
イ
義務教育期間中の子供がいる世帯
近隣に住んでいる2親等以内の親族で、
要介護3∼5の
認定を受けた者又は重度の障害者の介護を継続して行う
必要がある世帯
ウ 自立できない末期がん患者がいる世帯
エ ア∼ウに準じ住み替え困難と判定委員会が認めた世帯
・年齢は、借上期間満了時の年齢。
・判定委員会は、社会関係性を考慮して、世帯ごとに継続入居が妥当かどうか判定する。
・継続入居を認める事由がなくなった場合は住み替えることとし、継続入居後に住み替えるときは、住み替え支援金は
支給しない。
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継続入居の可否判定時期の見直し
借上期限までの期間が長い場合、判定後の状況変化で判定が可から不可になるおそれ
があるため、判定委員会による継続入居の可否判定は、借上期限の1年前に実施し、決定
する(変更前:平成 26 年度から受付・判定予定)
。
判定に疑問がある場合は、
再判定の申し出を可能とする
(判定結果受け取り後 60 日以内)
。
なお、判定の結果継続入居が認められなかった場合でも、判定後に状況変化が生じた
場合は、再判定を受けることができる。
2
相談体制の充実
判定までの間は、継続入居の可否を心配する入居者の安心を確保するため、電話・面談
による個別相談体制を充実するとともに、判定委員会の対象となる世帯(継続入居不可対
象世帯を含む)からの相談に対しては、継続入居の可能性の有無を通知する。
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判定に係る社会関係性の項目等
継続入居判定の際に考慮する「社会関係性の項目」は、次のとおりとする。
判定については、判定委員会でそれぞれの判定項目(a∼e)毎に3段階に評価した
上で、入居者の状況から総合的に可否を判定する。
判 定 項 目
a かかりつけの近隣の医療機関の利用状況
b 近隣の介護サービスの利用状況
c 近隣の障害福祉サービスの利用状況
d 地域コミュニティへの依存度や関係性
・ 基本的な生活の援助をしてくれている親族や地域の支援者等の状況
・ 生活の支えや生きがいとなっている施設や活動の状況
e
その他特別に考慮すべき要素
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継続入居不可とする世帯への対応
借上期限までに住み替えることを原則とするが、75 歳未満の継続入居不可としている
世帯についても、特別な事情により住み替えが困難な場合は、判定委員会の判定により、
一定の条件の下で継続入居を認める。
《継続入居を認める特別な事情》
ア
義務教育期間中の子供がいる世帯
イ
近隣に住んでいる2親等以内の親族で、要介護3∼5の認定を受けた者又は
重度の障害者の介護を継続して行う必要がある世帯
ウ
自立できない末期がん患者がいる世帯
エ
その他、ア∼ウに準じる事由で判定委員会が住み替え困難と認めた世帯
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〔継続入居を認める場合の条件〕
(1) 継続入居不可世帯で特別な事情がある世帯は、原則として継続入居の可否判定申
込の前までに、県に申し出ることとする。
(2)
住み替え困難とする事由に対応できる住み替え先住宅がある場合は、借上期限まで
の間、住み替え先住宅の確保に取り組んでいることを条件とする。
例えば、(1)の申し出と併せて、同一校区内など近隣の県営住宅へのあっせん登録
を行い、登録した住宅に空き住戸が発生した場合は当該住宅へ転居することや、他の
公営住宅への定期募集に応募することなどを指す。
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住み替えの継続的な推進
住み替え可能な世帯については、引き続き住み替え支援策(住み替え支援金の支給、
特定入居募集等)を実施し、借上期間満了時までに円滑に住み替えるよう取り組む。
継続入居に係る手続きの流れ
事前相談
① 継続入居に関する手続きの通知(全ての入居世帯)
平成26 年7月
② 相談体制の充実(継続入居の可否を心配する世帯(継続入居不可
世帯含む)からの電話・面談による個別相談を新たに実施)
③ 継続入居可能性の有無を通知
〔期限1年前〕
継続入居の可否判定(H27.12∼)
①
②
③
④
対象団地での個別相談会の実施
継続入居希望者からの可否判定申込の受付
継続入居の可否判定
継続入居の可否判定結果の通知
※ 判定に疑問がある場合は、再判定の申し出が可能(判定結果受け取り後 60
日以内)
。判定の結果、継続入居が認められなかった場合でも、判定後に
状況変化が生じた場合は、再判定を受けることができる。
〔期限2か月前〕
入居許可
① 継続入居「可」世帯からの入居申込書の提出
② 入居許可書の交付
※
可否判定時から状況変化し、基準該当事由がなくなっている場合は、借
上期限日から1年以内に住み替え
〔借上期限以降〕
継続入居退去関連通知
継続入居後に状況変化し、基準該当事由がなくなった場合は、その
事由がなくなった時点から1年以内に住み替え
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参
考
■ 継続入居判定基準(H25.3.27 発表)
住み替え困難を理由として借上期間満了後も引き続き居住を希望する世帯で、次
のいずれかに該当する者について、継続入居を認める。
※
ア
年齢は、借上期間満了時の年齢
年齢要件
(ア) 85 歳以上の者がいる世帯
(イ) 80 歳以上 85 歳未満で、次のいずれかに該当する者がいる世帯
ⅰ 要介護1∼2の認定を受けた者
ⅱ 中度の障害者(3級∼4級の身体障害者、2級の精神障害者、B1判定
の知的障害者)
ⅲ 特定疾患治療研究事業(一般・県単)の対象者
Ⅳ 認知症の者(上記ⅰⅱⅲと心身の状態が同等以上として、知事が別途定
める医療機関の診断書がある者)
イ 要介護度・障害度要件
(ア) 要介護3∼5の認定を受けた者がいる世帯
(イ) 重度の障害者(1級∼2級の身体障害者、1級の精神障害者、A判定の知
的障害者)がいる世帯
ウ その他〔判定委員会による判定〕
ア・イに該当しない世帯のうち、次のいずれかに該当する者がいる世帯であ
って、判定委員会が社会関係性の項目を考慮して個別に審議の上、継続入居が
妥当と判定した世帯
(ア) 後期高齢者医療制度の対象者
ⅰ 75 歳以上の者
ⅱ 65 歳以上 75 歳未満の一定の障害がある者
(イ) 要介護1∼2の認定を受けた者
(ウ) 中度の障害者(3級∼4級の身体障害者、2級の精神障害者、B1判定の
知的障害者)
(エ) 特定疾患治療研究事業(一般・県単・小児)の対象者
(オ) 認知症の者(上記(イ)(ウ)(エ)と心身の状態が同等以上として、知事が別途
定める医療機関の診断書がある者
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