検査外来の RI(骨シンチ)について 【骨シンチグラフィー】 骨折、骨の炎症、癌が骨へ転移していないか、その他の骨の病気について行う検査です。 骨シンチグラフィーはテクネチウム(99mTc)というラジオアイソトープを含んだ薬剤を注射して行う核 医学検査です。この検査は注射した薬剤が、骨の代謝や反応が盛んなところに集まる性質を利用して、骨 腫瘍や骨の炎症、骨折の有無などを調べます。この検査は、乳癌、肺癌、前立腺癌などの治療前・治療後 の経過確認する上でかかせません。X 線検査よりも早期に発見することができます。また、疲労骨折や骨 粗鬆症に伴う骨折の診断においても大変役立ちます。 検査方法 1. 検査当日指定された時間に2階中央受付へお越し下さい。その後、1階放射線部にて受付し、RI 検査 室にてテクネチウムを注射します。 2. 再度、指定された時間(2~3時間後)に1階 RI 検査室までお越しいただいて検査を行います。 3. この間、飲食の制限は一切ありません。 4. 検査前に必ず排尿をしてきてください。膀胱に尿が溜まって正確に診断できない場合があります。 5. 検査用の寝台に仰向けに寝ていただきます。 6. 担当の放射線技師が患者さんの位置を決め、簡単な説明後検査開始です。 7. 全身(頭の先から足の先まで)の検査を行います。カメラが目の前まで近づきますが、触れることは ないので心配いりません。撮影中は身体を動かさないでください。 8. 各部位の検査を行います。 9. 検査時間は20分程度です。 10. 技師・看護師が側にいますので、検査中何かあれば体を動かさずに声をかけてください。 11. 検査後は、通常の生活ができます。(放射性医薬品は早急に腎臓から排泄されるので、他の検査がな ければ水分を多めに摂取して下さい。) 注意事項 1. 検査部位に大きな金属製のものがあるときは外してください。 (ヘアピン、眼鏡、ピアス、イヤリング、ネックレス、入れ歯、補聴器、エレキバン、財布、鍵など) 2. この薬は注射して2~3時間位で骨に集積するので待っていただきます。通常、午前に注射を行い午 後に検査を行います。 3. この薬は腎臓より尿として早急に排泄されます。また、膀胱に溜まった尿は診断の妨げになる場合が あるので、検査直前には必ず排尿をしていただきます。 オムツ、尿パック、人工肛門等を付けている場合、検査時に排泄物等がないように新しいものと交換 しておいて下さい。 4. 以前に核医学検査の薬剤を注射してアレルギー反応を起こした事がある方は、予約時及び検査前に必 ずお知らせください。 5. 妊娠中の方、及び妊娠の可能性のある方は検査を行わない場合がありますので、予約時及び検査前に 必ずお知らせください。 6. 授乳中の女性の場合、6時間程度赤ちゃんに母乳を与えるのを避けていただきます。また、乳幼児が いる女性は赤ちゃんを抱くことも数日間避けた方がよい場合がありますので、検査時にお知らせくだ さい。 7. 検査外来での自己負担額は高いものでは数万円になることがあります。また、放射性医薬品の兼ね合 い上、当日の検査中止は出来兼ねますのでご理解ください。 ※ やむを得ずキャンセルする場合は、検査前日の正午までに地域医療支援センタ ー(代表 092-921-1011 内線 1150)へ連絡してください。
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