RO処理設備による雨水処理状況ついて 平成26年10月27日 東京電力株式会社 5/21より雨水の処理運用を開始し、汚染水タンク堰内にたまった雨水に加え、これまでに 堰内雨水を回収している4000tノッチタンク、地下貯水槽Ⅳ、Ⅶの貯留水を処理してきた。 本日は、これまでの処理状況と今後の見通しについて報告する。 これまでの対応状況 双葉側、大熊側に連続散水ラインを設けることで、散水能力を増強。 4000tノッチタンクにフィルタを追設することでROの負荷を軽減(8/6~)(下図参照)。 また、運用面での強化として、運転サイクルの見直し(4日/サイクル→3日/サイクル)、 休日運転(日曜除く)を実施し、雨水処理を加速化(8/25~)。 9月下旬頃より、RO膜のつまりによる流量低下傾向を確認し、交換に向けて準備中 (11月中旬以降、順次交換予定)。 堰内雨水、地下貯水槽 P モバイルRO P 雨水受けタンク ノッチタンク群 フィルタ(MAX 24t/h) 堰内雨水、地下貯水槽 P P P ノッチタンク群 縁切り・清掃 モバイルRO 雨水受けタンク 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社 1 雨水RO処理実績 4500 4000 500 RO処理実績【m3/週】 3500 400 3000 2500 300 2000 200 1500 1000 100 ノッチタンク/地下貯水槽保有水量【m3】 モバイルRO処理実績 淡水化RO処理実績 ノッチタンク保有水量 地下貯水槽保有水量 600 500 0 6/ 17 6/ 1 0~ 16 ~ 6/ 23 6/ 24 ~ 30 7/ 1~ 7 7/ 8~ 14 7/ 15 ~ 21 7/ 22 ~ 28 7/ 29 ~ 8/ 4 8/ 5~ 11 8/ 12 ~ 18 8/ 19 ~ 25 8/ 26 ~ 9/ 1 9/ 2~ 9/ 8 9/ 9~ 9/ 9/ 15 16 ~ 9/ 23 9/ 24 ~ 9/ 29 9/ 30 ~ 10 /6 10 /7 ~ 13 10 /1 4~ 20 0 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社 2 4000tノッチタンク、地下貯水槽雨水処理完了見込み 地下貯水槽の残水は530tまで減少しており、11月中には処理を完了する見込み。 4000tノッチタンク群の内、1000tノッチタンクは放射能濃度の関係でタービン 建屋に移送。 10/9の移送をもって既設ポンプで移送可能な量(残水370t)まで移送完了。 3000tノッチタンクの残水は1440tあり、RO膜のつまりに伴う処理量の低下、 堰内雨水を優先的に処理していくことを考慮し、年度内には処理が完了する見込み。 なお、1000tノッチタンクについては、今後も、タンクパトロール、堰内ドレン弁の 閉運用を継続した上で、RO濃縮水の排出先、堰内に汚染水が滴下した場合の受け入 れ先として使用予定。 ※1:処理完了見込みについては、今後の降雨状況により変更になる可能性有り。 ※2:RO膜手配中(11月中旬以降、順次交換予定)、現在少しでも処理量を稼ぐべく運転時間を延長(6h/日→7h/日)。 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社 3
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