決勝レポート 2014/11/9 Rd-7 鈴鹿サーキット 天候:雨 気温:18℃ 観客数:8 日(土)12,000 人 出走台数:20 台 9 日(日)12,000 人 2014 年スーパーフォーミュラもいよいよ最終戦。 新規投入された SF14 シャシーとホンダ及びトヨタの NRE 新エンジンによって、格段にス ピードを上げた新生スーパーフォーミュラ。 シーズン前半はトヨタエンジン勢が圧倒的な成績を残したが、前戦 Rd6 菅生では、ルーキ ー野尻選手がホンダ勢唯一となる優勝を決めた。 既にホンダ勢ドライバー達はタイトル争いの権利を失っているが、最終戦 鈴鹿 JAF 日本グ ランプリのビッグタイトルを賭け、激しいバトルが展開された。 午前中に行われた 20 周の決勝レース 1。 小雨の中 12 番グリッドからスタートの野尻選手は 初めてのウェットスタートをミスなく 決めた。武藤選手はややホイルスピンが多く、1 台に先行を許してしまう。 雨で視界が開けない中、膠着状態が続いたレース中盤に、130R でクラッシュが発生。セー フティカーが導入される。 リスタート後も大きな順位変動はなく、野尻選手は 12 位で、武藤選手は着実な走りでミス なくポジションを上げ 13 位で、第 1 レースを完走した。 決勝レース 2 は、28 周のレース。 雨は強弱繰り返し、路面状態も安定せず、コンディションの変化がカギを握りそうだ。 チームは路面状態が好転すると判断し、ウェットタイヤ選択とセットアップを行って両ド ライバーをグリッドへ送り出した。 コース イン側スタートの野尻選手は、濡れた路面にやや多めのホイルスピン、一つ順位を 下げ 13 番手で、 武藤選手はポジションを維持し 14 番手でオープニングラップを周回した。 野尻選手は、スタートから 6 周にわたって繰広げられた 11 番手争いをうまく処理し、8 周 目には 11 番手へ。 レース中盤、武藤選手はギアボックスの不調を訴えたが、ドライブスタイルを変更するこ とでカバーし、ベストラップを更新しながら前を追う。 野尻選手はポイント圏内の 7 番手争いを、武藤選手も 10 番手争いを、難しいコンディショ ンの中繰広げながら、アグレッシブかつ慎重なドライブでゴールへ車両を運び、結果、野 尻選手 9 位、武藤選手は 12 位までポジションを上げてレース 2 を終えた。 40:野尻選手 決勝レース 1 12 位、決勝レース 2 9位 2014 シリーズ ドライバーランキング 10 位 HONDA 勢 2 位 ** ルーキー・オブ・ザ・イヤー 獲得 初めてのウェットスタートでしたが、レース 1 のスタートはミスなくできました。 F3 とは比較にならないぐらい水煙がすごく、恐怖感もあり、攻めきれなかった部分もあり ました。もっと思い切って走ることが出来ればと感じましたね。 レース 2 では、チームの路面状況判断が良く、良いペースで走ることが出来ました。 11 番手争いを制し、クリアラップが取れた際には、ファステストラップタイムも記録でき たし、レース 1 で攻めきれなかった部分は克服できたと感じています。 中盤以降の 7 番手争いは、チャンスがあればリスクを取って攻めましたが、抜くには至り ませんでしたね。 今シーズン振返ってみると、自身の未熟さやパフォーマンスの差など、序盤はストレスも きつかったですが、Rd6 菅生で優勝でき、ホンダエンジン唯一の表彰台&優勝を飾ること が出来たのは、大きな自信になりました。 もっともっと速く、強くなりたいです。今年度の経験を次の段階への成長の糧として真摯 に受け止め、前進を続けます。 今シーズンの応援に感謝します!! 41:武藤選手 決勝レース 1 13 位、決勝レース 2 12 位 2014 シリーズ ドライバーランキング 14 位 HONDA 勢 4 位 スタートはホイルスピンが多くなってしまいました。レース中の車両は、周囲に比較して よい感触でした。しかし視界が悪く、パッシングには至りませんでした。 もう少しリスクを取りつつ、もっと出来る事があったように感じています。 レース 2 では、時折ギアボックスに違和感があったものの、ドライブスタイルを変えるこ とで対処でき、レースラップも安定して速く走ることが出来ました。 シーズンを通して、予選でうまく成果を出せず、レースは良い感触ながら、結果に繋げら れず、思うような成果を上げられなかったのは残念です。 ファンの皆様、スポンサー様、すばらしいチームに恵まれ、1 年間常に全力で臨んできまし た。皆様の声援に感謝いたします。熱い声援、ありがとうございました。 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 2014 シリーズ チームランキング 6 位 HONDA 勢 1 位
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