3 . 緊急地震速報の実測値@予測値の比較整理ツー l レの作成 伊藤貴盛 緊急地震速報の整理に関するシステム開発の一環として、緊急地震速報のログ生成と整理のためのツールを作成 した。内容は以下の 6項目である。 ( 1)端末でのログ生成プログラムの作成 企業端末までの緊急地震速報配信の確認、配信遅延情報の収集のために、企業端末にログを残すように通信プロ グ、ラムの改造を行った。緊急地震速報受信時に、その内容とともに受信時刻と予想震度等を記録する。企業端末 t p dによって数十ミリ秒程度の精度で時計の精度は保たれているため、気象庁の情報発信時刻と企業端末の はn 受信時刻を比較することで、緊急地震速報の配信遅延を各端末・各報について求めることができる。 ( 2 )観測地点震度の時間変化データの出力機能の移植 緊急地震速報受信時に、毎秒、各端末に送っているパケットの内容をテキスト保存(名大のイベントログ)する ように設定を変更し、イベントログとして使用できるようにした。このログは、タブおよびスペース区切りで保 存されるため、エクセルで読み込んで地点ごとの震度の時間変化図を作成するのに利用できる。また、配信情報 がそのまま保存されているため、イベント時の画面表示を再現するのにも利用できる。 ( 3 )予測震度・実測震度比較表生成プログラムの作成 全観測点の緯度経度@実測震度はデータサーバ内に存在するので、それを取得、それに加えて緊急地震速報第一報 から最終報までのログを取得し、各観測点の地盤増幅度の情報を加えることで、図 lのように全(波形取得)観 測点の各緊急地震速報に対する予想震度の一覧表を作成する。予想震度そのままの表示と、実測震度との差分表 示との選択を可能としている。データサーバから情報収集した後、 A I Rサーバ上で一括処理する実装となってい るため、改良された予測方式を考案した際に処理を追加してすぐに検証することが可能となっている。 データサーバには、 A I N E Tで収集している全データが格納されている。予測計算シート表示を整備するのにあ わせ、これらの波形データを IT強震計の表示アフ。レットを用いて表現するシステムを追加した。(図 2 ) 46 AI-NETイベント構報 実測震度 予潤誤差一覧 g 緊急地震速報第 1 報仙寺1 7 分3 5 ' 秒受信)N 3 4 . 7 , E13711Dkm1 0 1 3凹寺1 7 分割秒 緊急札曝速報鷲耳目的時1 7 分4 5 相受{寄付8 4 . 7 . E 1 3 7 1 .1 日k n , 間 7日 時1 7 分2 7 1 : 会 緊急地震速報第 E 事自由時 1 8分口和受信〉問 4 . 7. E1 3 7 . 12 日 kmM 2 . 7田守1 7 分2 7 秒 緊急地震速報第4 報旧時 1 8分2 秒受信川崎 4 . 7 , E1 3 7 . 12 0 k m作1 2 . 7凹寺 1 7 分2 7 秒 緊急地童書速報溝時日制寺1 8 分1 2 秒受信)N 3 4 . 7,E 1 3 7 . 11 臥r nM2 . 7 日 時1 7 分2 8 秒 最古予報緊急札唱霊速報第時間的時 1 自 分2 9 相受 1 言 〉 ト3 4 . 7, E 1 8 7 . 11 日kmM 2 . i日 目 寺1 7 分2 8干J i 愛知工業大学地域防災研究セン虫」 図 l 予測値との差分一覧表示 A I 由時 ETイベント情報 Aトトi 歪Tイベント f 審議 パラィウ礼。モ シヨン表示L 也R硝♀]喜重度1.1 イベシト主主j醇選択表示[2時 53m剖 35~J ~室長壁l.6 畿漆怒議議鐙警察緩翼 塁手議機織鰯織率騒 l\~ ティヲJレモーツョン 施韮置撞搭 笈笥 σ YV づ土学地問時以略立ゼノ匂ー ~.'rrl硝 rr 問問自 愛知主務ア賞会 t 合会支際:i:-t:'ー 7 Þl-f'E有力摂真宗し孔~:,.-ータ,~子‘イタ'õfi'f:好一色ますデーづ刀表宇仁閉すも惨祈に 47 ( 4 )端末通信状態監視 各A I R地震計、企業端末からのパケット受信数を記録することで、通信状態の監視を行う機能を追加した。図 3 のように、過去 24時間の記録を 1時間ごとに数値とした表者E表示することができる。 名大ナウキャスト ' I n 童震計披簡 AIE 観灘点受信状況 2日0 7 申5 月1日1 日寄1 5 ) 可 責 特 図 3 企業端末の通信状態表示例 48 ( 5 )イベン卜手動追加機能 AIR地震計のトリガは、 I T強震計標準の震度1.0相当以上の設定となっている。有感地震の少ない三河地方に於 いてより多くの地震波形を収集するため、 A IRサーバおよび AIR地震計に連続収録されている WIN波形から指 定時間の波形を切り出し、イベント波形として登録する機能を追加した。(図 4 ) データ取得先が A IRサーバの場合、通信上の問題で、パケットが落ちていることがある。その場合、 l o c a lを指定 することで直接各 A IR地震計の波形を取得できるようにした。ただし、 AIR地震計での連続波形の保存期間は 2 日間である。なお、実際にイベント登録を行うには、専用の I Dとパスワードが必要である。 愛工大ナウキャスト 愛工大ナウキャスト 記事童話E 官接選択重量 J 、 芝 イベント愛雪量 E 罷寺言寄議案後最幸薮 71 " イベント登録{潜丹;合成摂)) 幸喜劇設鯨の酪重量畿歴 図 4 イベント ( 6 )DPREC多点パーティクルモーション表示 多点パーティクルモーション表示(建物 I T強震計用)は、東京大学地震研究所の S K n e t用の開発結果を反映し I N E Tデータからの直接処理在実現した。 て昨年版から改良を施し、トリガ同期していない A IDデータは、各観測点データと同様にデータサーバ(データ格納は 多点パーティクルモーション表示に用いる A S K n e t互換)で一括管理されるため、予測計算シート作成同様の手順でデータ取得が可能であり、これを利用し て指定イベントの表示を生成することを可能とした。単一点ノ¥-ティクルモーションと同様、積分時のカットオ フ周波数を選択できるようにしてある。 AH4Eすイペンt- 1~孝頭 地震芝居者謂空機縁防Ji隣室電セン舎一QJ主筆者~,[~期的斜 f尋問時又] 問者Jでヂミ主役 !~-:'t. 出回,/4:r{.t.lÍ _ . s j ( .ゆ 必 澄塗笠き笠j り下落冨3~';~j ,平岩み限定平々 図 5 多点パーティクルモーション表示 4 9
© Copyright 2024 ExpyDoc