QE実施要綱(pdf) - 九州大学大学院総合理工学府

2014 年 2 月実施
グリーンアジア国際戦略プログラム
QE 実施要項
(2012 年 4 月入学・10 月入コース生対象)
(コース生配布向け)
2013 年 12 月
九州大学グリーンアジア国際リーダー教育センター
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QE とは
GA プログラムでは学位取得までに 5 段階のステージゲートを設定しています(入コース試験を含めると
6 つのステージゲート)。具体的には、入コースから学位取得までの期間を 5 つのステージに分け、ステ
ージの間に「ステージゲート」と呼ばれる教育の達成度に関する評価基準を設けています。各ステージ
ゲートで設定されている要件をパスすることで、次のステージに進むことが出来ます。これにより、教
育の達成度を質的に保証します。
ステージゲート
審査内容
第 0 ステージゲート
本プログラムの入試
第 1 ステージゲート
QE(博士研究開始資格認定審査)
第 2 ステージゲート
研究レビュー・提案審査
第 3 ステージゲート
中間報告 Interim Report 審査
第 4 ステージゲート
グリーンアジア自由課題論文審査
第 5 ステージゲート
博士論文審査&Final QE
QE(Qualifying Examination)は入学後 2 年(入コース後 1.5 年)時に課される第 1 ステージゲートで、
「博士研究開始資格認定審査」と位置付けています。QE では、それまでの 2 年間に行った講義・研究室
ローテーション・プラクティススクール等で学んだ成果を、取得単位・専門科目筆記試験・小論文試験・
成果発表よって評価します。QE およびこれに付随する一連の試験に合格することで修士の学位が授与さ
れ、また GA コース生として次の 3 年間(博士後期課程)に進学できます。もし QE に合格できなかっ
た場合、必要要件を満たしていれば修士の学位が授与されますが、GA コース生としては次の 3 年間の課
程に所属できなくなり、通常の博士後期課程に移るか、他の進路を探す必要があります。
QE の結果は、GA コース生としての進学の可否だけでなく、奨励金支給額や学会参加費等の支援に対す
るインセンティブ、すなわち奨励金支給額の増減や、学会参加費・旅費支援の優先順位にも影響を与え
ます。
コース生の皆さんは、以上を踏まえて QE に臨んでください。
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QE 実施の概要
QE では、「QE 受験要件(→p.7)」を満たすことで QE 受験資格が与えられます。
「QE 受験要件」を満たしていれば、QE 本番に先立って各専攻で開かれる「修士論文試問会」に参加し
てください。
(→p.7)これは、修士の学位授与の判断が各専攻に委ねられているためです。
(つまり、GA
が開催する QE に合格するだけでは、修士号は授与できません)。また、「修士論文試問会」は、通常の
博士後期課程の入試を兼ねています。更に、
「修士論文試問会」での発表成果は、学府賞・専攻賞の選考
基準にもなります。
QE では、
「GPA 判定」
「研究成果発表」
「小論文試験」
「専門科目筆記試験」
「プラクティススクールの成
果発表」をもって審査を行います。
(→p.8~9)
(このうち、
「GPA 判定」は書面によって行います。また、
「プラクティススクールの成果発表」は 10
月 25 日にすでに実施した結果をもって審査します。つまり、2 月 24 日の QE で具体的に課されるのは
「研究成果発表」「小論文試験」「専門科目筆記試験」の 3 つです)
上記全ての試験に合格すれば、GA コース生として次の 3 年間(博士後期課程)に進学できます。
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2014 年 2 月実施
QE スケジュール
2014 年
総理工
1 月 6 日(月)
工学府(資源)
QE 以外の重要日程
QE 受験申請チェックリスト提出期間
~1 月 10 日(金)
1 月 10 日(金)
リーディングフォーラム
~1 月 11 日(土)
2013(大阪)
1 月 15 日(水)
工学府博士後期課程入試
~1 月 21 日(火)
願書提出期間
1 月 21 日(月)
総理工博士後期課程
~1 月 28 日(火)
入試願書提出期間
2 月 2 日(日)
タイ短期実習(実践産業
~2 月 7 日(金)
II)
2 月 6 日(木)
修士論文提出締切
2 月 10 日(月)
マレーシア短期実習(実践
~2 月 14 日(金)
産業 II)
2 月 17 日(月)
工学府(資源)修士論文試
~2 月 19 日(水)
問会
兼
博士後期課程
入試
2 月 19 日(水)
総理工(量子・物質・環エ
~2 月 21 日(金)
ネ)修士論文試問会
兼
博士後期課程入試
2 月 20 日(木)
研究成果発表
2 月 24 日(月)
QE
8:30-11:00
2 月 27 日(木)
予稿提出締切
研究成果発表
13:00~14:30
小論文試験
15:00~16:00
専門科目筆記試験
QE 合格発表
※総理工(環エネ)の修士論文提出締切は 2 月 12 日(水)。総理工(量子)は未定。
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QE 実施の流れ(総理工学生の場合)
QE 受験要件
受験要件(→p.7)
①単位の取得数を満たしている(取得見込含む)
この条件は、
「プラクティススクール」および「すべての研究室ローテ
ーション」が実施済み(見込み含む)であることを含む。
②メンターの所見書を提出している
全て満たす
いずれかを満たさない
博士後期課程の願書申込み(1 月 28 日締切)
修士論文試問会
(各専攻で実施)
修士論文試問会(2 月 19 日~2 月 21 日(専攻によって異なる))
(→p.7)
講究 I/II/III の成果を「修士論文相当の成果」として各専攻で開かれる修
士論文試問会において発表する
不合格
合格
修士の学位を授与※
GA コースに留まり、次の半年後以降の単位充足を目指す。た
だし、QE への再挑戦は不可であり、修士論文試問会を経て修
士の学位を授与。
いずれかの講究を継続したうえで再度試問会に
臨み、合格すれば修士の学位を授与
※博士課程進学の可否に
ついての判定を(各専攻
が)行う。
QE 合格要件①(→p.8)
GPA≧3.0 である。
不合格
合格
QE(GA で実施)
QE 合格要件②,③,④ (2 月 24 日実施)
(→p.8-9)
研究成果発表・小論文・筆記試験に合格
QE 合格要件⑤ (10 月 25 日実施済)
プラクティススクール成果発表に合格
合格
(合格発表 2 月 27 日)
不合格
GA コース生として第 V 期(博士後期課程)に進学
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(GA ではない)総合理工学府博士後期課程進学
あるいは 他の進路
QE 実施の流れ(工学府(資源)学生の場合)
QE 受験要件
受験要件(→p.8)
①単位の取得数を満たしている(取得見込含む)
この条件は、
「プラクティススクール」および「すべての研究室ローテ
ーション」が実施済み(見込み含む)であることを含む。
②メンターの所見書を提出している
全て満たす
いずれかを満たさない
GA コースに留まり、次の半年後以降の単位充足を目指す。た
だし、QE への再挑戦は不可であり、修士論文試問会を経て修
士の学位を授与。
博士後期課程の願書申込み(1 月 21 日締切)
修士論文提出(2 月 6 日締切)
修士論文試問会
(各専攻で実施)
修士論文試問会(2 月 17 日~2 月 19 日)(→p.8)
講究 I/II/III の成果を「修士論文相当の成果」として各専攻で開かれる修
士論文試問会において発表する
合格
不合格
いずれかの講究を継続したうえで再度試問会に
臨み、合格すれば修士の学位を授与
(内規に定める(オプション))
修士の学位を授与
博士後期課程面接試験(2 月 17 日~2 月 19 日)
(修士論文試問会と同日に実施)
QE 合格要件①(→p.9)
GPA≧3.0 である。
合格
不合格
QE 合格要件②,③,④ (2 月 24 日実施)
(→p.9-11)
研究成果発表・小論文・筆記試験に合格
QE(GA で実施)
QE 合格要件⑤ (10 月 25 日実施済)
プラクティススクール成果発表に合格
合格
(合格発表 2 月 27 日)
不合格
GA コース生として第 V 期(博士後期課程)に進学
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(GA ではない)工学府博士後期課程進学
あるいは 他の進路
QE の受験要件
QE 受験申請チェックリストに、以下を満たしている旨を記載して、必要な添付書類とともに 1 月 6 日(月)
~1 月 10 日(金)に GA 事務局まで提出すること。
受験要件①
総単位数 40 以上,かつ以下を満たすこと。
単位数
実践英語科目
3 単位以上
実践産業科目
3 単位以上
インターンシップ科目(プラクティススクール)
研究科目
2 単位
6 単位
(講究 I/II/III・研究室ローテーションに対応,各 2 単位)
社会・環境・経済システム学科目から 10 単位以上
主専門・拡張専門科目から 16 単位以上
※1 月 10 日(金)時点で「取得見込」でも QE 受験を認める。
受験要件②
メンターの所見書
各専攻で開かれる修士論文試問会
2 月 17 日(月)~2 月 19 日(水) 工学府(資源)
2 月 19 日(水)~2 月 21 日(金) 総理工
講究 I/II/III の成果をまとめ、修士論文試問会で発表する。
発表時間・質疑応答の時間は各専攻の修論試問会で定められている時間に合わせること。
発表の内容・構成は任意とする。つまり、講究 I(主専攻の研究)に重点をおいた発表としても良いし、講
究 I/II/III 全体に万遍なく触れた発表としても良い。
※但し、QE での研究成果発表(→p.8)では、講究 I/II/III を網羅した発表とする事。
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QE の日程・合格要件
日時:2 月 24 日(月)
8:30~16:00
場所:筑紫キャンパス
合格要件①
40 単位の GPA が 3.0 以上であること。
GPA
(書面審査)
科目群によっては必要単位数以上の単位を取得する場合があり得るが、その場合は GP が
高いものを優先して計算の対象とする。
合格要件②
講究 I/II/III の成果をまとめ、審査員の前で発表する。発表及び質疑応答は英語で行う。
研究成果発表
修士論文試問会とは異なり、必ず講究 I/II/III 全ての内容を網羅すること。
(修士論文試問
会で、講究 I/II/III 全ての内容を網羅した発表を行っているのであれば、発表内容は全く
2 月 24 日(月)
同じで構わない)
8:30~11:00
発表時間 15 分。質疑応答 10 分。
評価基準は,研究の内容,予稿,発表の仕方(発表資料,態度),質疑応答の内容,等
発表に先立ち、予稿を A4 用紙 3 ページにまとめて、2 月 20 日(木)までに事務局に提出す
ること。
合格要件③
「科学技術・産業・社会の関わりについて」課題を自己設定し、自身の考えを小論文とし
小論文
て英語で纏める。
2 月 24 日(月)
当日の試験時間は 90 分、単語数は 800words 程度とする。
13:00~14:30
合格要件④
専門科目(1 科目)について筆記試験を行う。出題・回答は全て英語で行う。
専門科目筆記
試験
事前にメンターが各コース生に専門科目の選択肢を提示するので、その中から 1 科目を
選択し、1 月 10 日(金)提出締切の QE 受験申請チェックリストに記入すること。
2 月 24 日(月)
15:00~16:00
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合格要件⑤
プラクティススクールの実習結果・成果をまとめ、審査員の前で発表する。発表及び質疑
プラクティス
応答は英語で行う。評価基準は、研究の内容、発表の仕方(発表資料、態度)
、質疑応答の
スクール成果
内容、等とする。
発表
発表時間 8 分。質疑応答 12 分。
10 月 25 日(金)
に実施済み
プラクティススクール成果発表は、QE の一部であるが、QE 実施時間の都合及びプラク
ティススクールから発表までの空白期間をなるべく短くするために、10 月にすでに実施
済みである。
(今回 QE 対象のコース生は全員合格している)
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