Pu-1 工程室の床面からの汚染検出について 平成 26 年 8 月 8 日 日本原子力研究開発機構 1. 発生日時:平成 26 年 8 月 5 日 (火) 午前 10:30 分頃(放管により Pu 確認) 2. 発生場所:プルトニウム燃料第一開発室 放射化学分析室(R-130) 3. 発生状況と経過: ・ G.B.給気フィルタの交換準備として G.B.№98B 周辺のスミヤ検査を行ったところ、当該フ ィルタ直下の床面から約 0.12Bq/cm2 の汚染を検出した。 (10:30 頃) ・ 作業者の身体サーベイ、α 線用空気モニタ、周辺スミヤの結果異常がないことを確認した。 (11:26 頃) 2 ・ 午後の汚染源確認中に、G.B.№98A-98B 間の床面に約 0.6Bq/cm(スミヤで約 0.9Bq/cm2)、 当該部位の上方を通る真空排気系ベローズ配管の裏側に最大 6Bq の汚染を検出 (14:02 頃) ・ 周辺スミヤの結果、その他の部位に汚染がないことを確認(15:14 頃) ・ 床及びベローズ配管の除染の後、汚染拡大防止を行った上で当日の作業を終了(17:30 頃) ・ 翌日除染作業を再開し、ベローズ配管については 6 日、床面については 7 日に、それぞれ スミヤ検査により検出下限値未満であることを確認した。 ・ G.B.№98A、98A-B 間、№98B の下部を化学雑巾で細部まで拭き取り、そのサーベイを行 って検出下限値未満であることを確認したのち、念のため二回目の拭き取りを行った。天 井部についても同様の確認を一回行った。 ・ 同室の他 G.B.(№98C、98D、№98E)についても同様の確認を一回行った。 4. 推定原因: ・ 真空排気系ベローズ配管の汚染は、検出下限値未満まで除染できたことから当該配管が損 傷して漏出したものでないと判断される。また、H25 年 6 月以降に当該箇所付近において 汚染が発生したことはなく、その後のグローブボックス缶体やグローブの点検においても 異常は認められていない。このため今回の汚染は過去に発生した汚染に起因するものと推 定される。 ・ 汚染検出の状況から、ベローズ配管の溝に入り込んだ過去の汚染が、その上方に位置する 熱交換器から滴下した結露水に乗って配管裏側や床面に移動したことが推定される。 以 上 2014/8/8 ベローズ配管汚染部 (最大6Bq) GB.№98A‐B間の 床面汚染部 ( (0.6Bq/cm / 2) 給気フィルタ直下の 床面汚染部 (0.12Bq/cm2) ベローズ配管汚染部 (最大6Bq) GB.№98A‐B間の 床面汚染部 (0.6Bq/cm2) 1 H25.6の汚染源 約1m (搬出入ポート付近) H25.9に有意値を検出し たα線用空気モニタの 検出器位置 今回汚染検出箇所 今回汚染検出箇所 R-130室内状況
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