窓口支援事例 知財総合支援窓口活用のポイント 【山形県 知財総合支援窓口】 企業情報 株式会社 窓口活用のきっかけ ティーワイテクノ 所在地 山形市蔵王成沢 ホームページ URL http://ty-techno.jp/ 設立年 従業員数 平成21年 14人 業 種 FAの検査装置等開発・製造・保守 資本金 1,500万円 企業概要 顧客の要望に応じる「品質・納期・対応力」を 品質方針に掲げ、継続的に提供しています。 また、対象ワークの搬送から検査までをハード とソフトの両面から総合的に提案し、設計・製作 まで行っています。特に、従来は主に人手に頼って いた被検査対象物の全周検査(六面検査)などの 複雑な機構を必要とするシステムの自動化について 高い技術力を有し、評価いただいています。 自社の強み 検査工程及び生産現場の自動化・省力化に 最先端の FA 技術・画像処理技術で対応する ことができます。 特に、顧客のニーズに合わせて省力化した オーダーメード装置の提案を得意とし、ニ- ズ発掘(ヒアリング) ・装置提案・設計開発、 組立・製作、完成(引き渡し)・メンテナンス を、専門の技術スタッフが直接対応いたします。 一押し商品 「ソフトカプセル自動外観検査装置」(特許第 5356179 号) 主な用途は、サプリメントを始めとする栄養補助食品や医薬品等 に用いるソフトカプセルの外観検査を自動で行う装置です。 ソフトカプセルの高速検査(15個/秒)が可能で、楕円形(OV ALS)の全面・全周検査が出来る新型装置です。1台で多品種検 査が出来、かつ10項目の多数項目検査が可能で、さらに良品・不 良品の高速分別能力を有しています。 外観検査を「人の目」から「自動システム」に転換することで工 場の人件費削減や品質管理に貢献する装置として注目いただいて います。 知財総合支援窓口を利用するきっかけは、元特許情報活用アドバイザーからの支援窓口発 足の紹介でした。以前から、情報活用アドバイザーによる特許出願前の先行技術調査方法や 特許出願手続き等に関するアドバイスを受けていたので、窓口発足以降も従前同様に窓口を 活用してきました。 最初の相談概要 同社のコア技術の一つである「画像処理技術を応用した微小物体外観検査技術」の先行技 術調査方法の指導を行ったことが最初でした。IPDL(特許電子図書館)を利用した検索 方法及び検索結果のスクリーニング・評価方法等に関して、技術系社員を中心に指導を行い ました。 その後の相談概要 新たな技術開発案件毎に知的財産関連事項の相談に対応しています。先行調査方法や特許 性の有無に関する考え方等の課題に対する助言を行っています。現在は、産官連携による特 許出願手続きや中小企業新事業活動法による新連携の開発成果の共同出願を行う際の留意 事項等の助言を行っています。 窓口を活用して変わったところ 同社は技術開発・提案型の企業であるため、開発成果の保護活用は経営資源に直接結びつ く重要な問題です。従って、知的財産権の取得活用は、当社事業にとっても重要な位置付け となっており、支援窓口の活用により社内の知財マインドの向上につながってきました。 これから窓口を活用する企業へのメッセージ 当社は、企業規模から知財の常勤専門スタッフを置くことがなかなか難しいのが現状です。 その点、知財総合支援窓口は、知財の専門知識を持つアドバイザーが、当社の現状をとらえ た対応を提案してくれるため、大変役立っています。 窓口担当者から一言 (氏名:荒木正弘) 同社は、その高い技術力が評価され、新連携事業支援に連続して採択された実 績を持っています。また、産官学の連携、アライアンスも積極的に行っている 将来性のある企業であり、知財意識も高まっています。このため、他の中小企 業支援機関との連携や中小企業向けの各種支援施策の紹介等を通じて今後も継 続して支援を行っていきたいと考えます。
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