2014年度 東邦大学医学部 一般 数学 解答

2014 東邦大学医学部 数学 1 一般に,定数 a,
1
= 0 t -1 10 t - 2 1 2
2
これを g0 t 1 とおくと,
1
g -0 t 1 = 61 ・ 0 t- 2 1 2 + 0 t-1 1 ・ 20 t-1 17
2
1
= 0 t -2 160 t-2 1 +20 t-1 1 7
2
1
= 0 3t -4 10 t -2 1
2
t
0 …
よって, 0 ( t( 2 に
おける g0 t 1 の増減は
g -0 t1
+
右のようになり,これ
g0 t 1
9
よりf0 x 1の最大値は
b, c ( a ' 0, b ' 0 ) について関数
2p
なので,
asin 0 bx + c 1 の正の最小の周期は
b
p
- 3x の正の最小の周期は
f0 x 1 =5sin
2
2p
2
= p ……(アイ)
3
-3
8
9
2 さいころの目の出方は全部で 6
2
通りあり,これらは
同様に確からしい.
X = k ( k =1, 2, …, 6 ) となるような目の出方は
0 k, k 1, 0 k, k +1 1, 0 k, k +2 1, …, 0 k, 6 1 ,
0 k +1, k 1, 0 k +2, k 1, …, 0 6, k 1
の 1+20 6 - k 1 =13-2k 通りあるので
13 - 2k
.
63
よって,X の期待値は
6
1 6
P k・ P0 X = k1= 3 P 0 13k - 2k 21
6 k =1
k=1
1
1
1
= 3 13 ・ ・ 6 ・ 7-2 ・ ・ 6 ・ 7 ・ 13
2
6
6
P0 X = k 1 =
8
3f
f
,g
-1
Mg
-1
A -1B -1=
=
8
8
98
1 -1
-1
0
-2
0 -1 -1 -1
98
4 図のように垂線 AH を下
ろすと,H は BD の中点で
11
6
AH=ACsin 30, =
2
なので,
BD=2BH
D
2
.……(ソタチ)
27
6 12 = 0 6 31 4=216 4=0 20 + 98 ・ 2 1 4
上と同様に二項定理を用いた議論により
6 12 と 20 4 は 98 で割った余りは等しい.さらに同様に
20 4 = 020 21 2 =400 2=0 8 + 98 ・ 4 1 2
から 20 4 と 8 2 =64 は 98 で割った余りは等しい.
-1
1
2 1
3 2
以上より 104 12 を 98 で割った余りは 64.……(ツテ)
参考 合同式を用いて表現すれば
.…(キクケコ)
104 1266 12 ( mod 98 )
=06 31 4
A
=216 4
620 4 ( mod 98 )
11
=400 2
6
68 2 ( mod 98 )
=64
となる.
30,
H
:
104 12 と 6 12 は 98 で割った余りは等しい.さらに
B
C
11
=U 23 .……(サシ)
2
3a - 2b - c = 3 ……①
62 -
=2
5
=
0
k=1
98 9
-1 -1 -2 -1
] 8 9
9
-
であり,後半のΣの部分は98 で割り切れるので
を表す行列は
-1
0
12
を表す行列をそれぞれ A, B とすると,
1 -1
=
2
104 12 = 0 6 + 98 1 12 =6 12 + P 12 C k6 12-k98 k
9
-1
8 9
2
…
7 二項定理により
91
= .……(ウエオカ)
36
-1
4
1 1
2
= ・ ・ 3
2 3
3
8 9
g
4
3
2
8 f0x 1 = x f0 x-11 -2x
2
2
3
-5 …(*)
(ⅰ) f0 x 1 が定数のとき,(*) の左辺は定数であるが
右辺は 3 次式となるので不適.
(ⅱ) f0 x 1 が 1 次式であるとき,f0 x 1 = ax + b ( a ' 0 ) と
おくと,
>
2a - b - 2c = 0 ……②
② % 2- ① より a -3c =-3 よって a =3c -3 ,
② % 3- ① % 2 よりb -4c =-6 よって b =4c -6
なので,
a + b + c=0 3c -3 1 + 0 4c -6 1 + c
=8c -9 =80 c -2 1 +7
となる.
ここで,c -2= k とおけば,k は整数であるから
a + b + c =8k +7
と表せる.…(スセ)
f0x 21 = ax 2 + b
x 2f0 x -1 1 -2x 3 -5 =x 26 a0 x -1 1 + b 7 -2x 3 -5
=0 a -2 1x 3 + 0 -a + b 1x 2 -5
より(*) が x の恒等式となるための条件は
0= a -2 かつ a =-a + b かつ b =-5
であるが,これを満たす a, b は存在しない.
(ⅱ) f0 x 1 の次数が 2 以上であるとき,次数を n とおくと
6 log x = t とおくと 1( x(4 より 0( t( 2 であり
2
x
4
log 2
log 4
f0 x 1 = log 2
x
4
x
=0log 2 2 - log 2 x 10 log 2 x - log 2 4 1 0log 4 4 - log 4 x 1
f0x 21 すなわち左辺の次数は 2n,x 2f0 x -1 1 の次数は
n +2 ( ) 4 ) なので,(*) の右辺の次数は n +2 である.
よって (*) の両辺の次数を比較して
2n = n +2 より n =2 .……(ト)
log 2 x
t
t
=0 1 - t 10 t -2 1 1 ( 8 log 4 x =
= )
2
log 2 4
2
f0 x 1 = ax 2 + bx + c ( a ' 0 ) とおくと
f0x 21 =ax 4 + bx 2 + c
2
8
98
8
98
9
9
1
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2014 東邦大学医学部 数学 x 2f0 x -1 1 - x 3 -5
<
=2p 3x -
=x 26a0 x - 1 1 2 + b0 x -1 1 + c7 - x 3 -5
4
3
U3
2
3
1
3
=2p 3 U 3 - U
- 0U 3 1 3 - U
2
3
2
11 x0 t1 =t0 2- t1 ,y0 t1 =t0 2- t1 =t -4t +4t ( 0( t( 2 )
2
n+1
a n =50a n+1 - a n 1 ( n =1, 2, 3, … ) …①
めて,① の両辺を -5a n +1a n で割ると
1
2n - 1
=an
5
となる.ゆえに数列
1
の階差数列の第 n 項が
an
> ?
2n - 1
であるから,n ) 2 のとき
5
n-1
1
1
2k- 1
=
+P 5
an
a 1 k=1
8
t
0
…
2
3
x -0 t1
+
+
+
y -0 t1
+
+
0
0 x, y 1
0 0, 0 1
9
8 32
,
9 27
:
0 1, 1 1
8
1
…
2
+
0
-
-
-
-
-
0
…
9
0 0, 0 1
これより,C の概形は次の図のようになる.
y 1 0 0 ( t( 1 1
y
y =
2
y 2 0 1 ( t( 2 1
t=
3
32
とおくと求める面積 S は
27
9
>
1
=2014- 6 1+3+5+ … + 0 2n -3 1 7
5
1 n -1
=2014- ・
1+ 0 2n -3 1 7
5
2 6
8
1
1
Q
Q y dx
= y0 t 1x -0 t1dt- y0 t 1x -0 t1dt
Q
Q
= y0 t 1x -0 t1dt + y0 t1x -0 t 1dt
Q
Q
= y0 t 1x -0 t1dt
Q
= 0 t - 4t + 4t1 ・ 20 1 - t1dt
Q
=2 0 -t + 5t - 8t + 4t1 dt
Q
S=
0
2
n - 11
=2014- 0
.( これは n =1 のときも成立.)
5
ゆえに
2
n - 11
a n <0 C 2014- 0
<0
y 1dx -
1
1
0
2
1
2
0
1
5
9
0 t =1 1
1
2
0
C
O
8 1
9
2
x
0
2
C 0 n - 1 1 >10070 ……………②
2
3
x -0 t1=20 1 - t 1 ,y -0 t1=3t 2 -8t 2 +4 =0 3t -2 10 t -2 1
からベクトル 0 x -0 t 1, y -0 t1 1 の向きを調べることにより,
点 0 x, y 1 の進行は次のようになる.
1
を繰り返すと a 1 =0 となるが,これは a 1 =
'0 に
2014
矛盾する.よって,任意の n に対して a n ' 0 である.改
a n +1
3
とおくと
ある n で a n +1 =0 と仮定すると a n =0 となり,この論法
1
3
>8
9 8
8 9 9?
3
1
3 3
5 3
=2p U 3 - 3U 3 - U
= U p.…(ハヒフ)
8 9?
4
>2 38
より a =-3, b =-4, c =-5 .
よって f0 x 1 最高次の係数は a =-3 .……(ナニ)
=
U3
2
=ax + 0 -2a + b -1 1x + 0 a - b + c 1x -5
であるから,(*) が x の恒等式となる条件は
0=-2a + b -1 かつ b = a - b + c かつ c =-5
9 0 2n -11a
1 3
x
3
2
2
ここで,100 =10000 ,101 =10201 なので,
② を満たす最小の n は
n -1=101 つまり n =102 .……(ヌネノ)
3
2
0
2
4
3
2
0
2
1 5 5 4 8 3
2
=2
t
+
t
t
+
2
t
=3
の中心は
1,
1,
0
,
0
1
1
5
4
3
0
2
2
2
球面 S 2:x + y + 0 z - 1 1 =3 の中心は 0 0, 0, 1 1 であり,
32
64
8
=2 +8 = .……(ヘホマ)
+202
2
2
5
3
15
中心間の距離は U 1 + 1 + 0 -1 1 = U 3 ,半径は共に U 3
である.よって S 1, S 2 の共通部分の体積 V は,対称性
正五角形 ABCDE の外接円と内接円の中心を O とし,
10 球面 S :0 x- 11 +0 y-1 1 + z
2
2
<
8
2
=
9
12
も考えて
O から辺 AB に垂線 AH を下ろす.4AOH=a とおく
と a ・ 2 ・ 5=360, より a =36, であり,直角三角形 OAH
r
において
=cos a =cos 36, となる.ここで,
R
A
5a =180, より 3a =180, -2a から
H
sin 3a =sin 0 180, - 2a 1
a R
sin 3a =sin 2a
E
B
r
y
2
2
0x - U 3 1 + y =3
x 2 + y 2 =3
U3
-U 3
2
2U 3
U3
x
O
3sin a -4sin 3 a =2sin a cos a
0, < a <90, より sin a >0 から
3
図の円 x 2 + y 2 =3 と直線 x = U で囲まれる図形を x 軸
2
のまわりに 1 回転させて得られる立体の体積の 2 倍に等
しい.したがって
Q
V =2
U3
U3
2
Q
py 2dx =2p
U3
U3
2
O
3-4sin 2 a =2cos a
3-401 - cos 2 a 1 =2cos a
C
D
2
4cos a -2cos a -1=0
cos a >0 に注意して解くと
03 -x 1 dx
2
cos a =
1+ U 5
r
1+ U 5
=
すなわち
.…(ミムメ)
R
4
4
2
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2014 東邦大学医学部 数学 13 0x
4
わち,2 直線 OA, BC の交点である.
+31 a 2 - 0 3x 4 -2x +91 a +20x 4 - x +31 >0
C 0a 2 -3a +21x 4 +20 a -1 1x +3a 2 -9a +6 >0
C 0 a -1 10 a -2 1x 4 +20 a -1 1x +30 a -1 10 a -2 1 >0
D
9?
> 8
f -0 x 1 =-2 ・
OC
OC
C 0 a -1 160 a -2 1x 4 +2x +30 a -2 17 >0
2x
C 0 a -1 10x 4 +31 a - 2 - 4
>0
x +3
2x
>0 ( 8 x 2 +4>0 )…①
C 0 a -1 1 a - 2 - 4
x +3
2x
ここで,f0 x 1 =2- 4
とおくと
x +3
> 8
図2
図1
9?
△ABC=
=
より f0 x 1 の増減は次の表のようになる.
x
…
-1
…
1
…
f -0 x 1
+
0
-
0
+
9
5
2
:
3
2
@
2-
1
1
OP+ OQ =OP - +OQ 2
2
となる.また P -, Q - の動く領域を A -, B - とすると,こ
1
れらはそれぞれ,A, B を,O を中心として 倍に相似
2
縮小した ものであり,その表す不等式は,元の領域の不
等式において x, y を 2x, 2y に置き換えることによって
A -: x -10 ( 2, y ( 2 , B -: x + y ( 1
となる.
9
A
y
2
1
R
P-
B -P-
Q-1
8
1
10
12
x
O
B-
-1
2
-2
2
49 OA =25 OA +80OB ・ OC+64 OC
2
A -,B - は上の図の網掛け部 ( 以下境界を含む ) であり,
P - を固定して Q - を動かすとき,R の動く領域は B - を
1
ここで OA = OB = OC =1 より OB ・ OC= .
2
ゆえに cos 4BOC =
OQ A-
2
7OA=-05OB + 8OC1 ………①
であるから
2
OQ の中点をそれぞれ R,P -, Q - とす
OR=
14 7OA+5OB+8OC=0 より
49 OA = 5OB + 8OC
20 U 3
5 3
= U .……(ヨラリ)
・
7
4
7
ると,
=2
3
1+ 4
x
より,すべての実数 x について 1< f0 x 1 であるから,
① C 0 a -1 16 a - f0 x 1 7 >0 C a <1, f0 x 1 < a
であり,これがすべての実数 x で成り立つための条件は
5
a <1,
< a.…(モヤユ)
2
.$*
7 + 13
△OBC
7
15 線分 PQ,OP,
これと
.$*
OA
よって ② より AO:OD=13:7 なので,
6 x + 1 10 x - 1 10x + 11
= 0
4
2
0x +31
2
x3
OB
O
8
- OC
7
OA
1 ・ 0 x 4 + 31 - x ・ 4x 3
4
2
0 x + 31
lim f0 x 1 = lim
x
x
OB
⑬
2
f0 x 1
⑦
O
5
- OB
7
OB ・ OC
OB OC
4BOC=120, である.よって
=-
OP - だけ平行移動した領域 ( 上の図の斜線部 ) である.
この領域 B - P - とし,P - を A - において動かすに伴って
1
より
2
B - P - を動かすことにより,R の動く領域は,次の図の網
掛け部のよう になる.
1
3
△OBC= OB OC sin 120, = U .
2
4
また,① より
1
5
8
OA=- 05OB +8OC1=- OB- OC
7
7
7
なので,A, B, C の位置関係は図 1 のようになり,
y
3
2
P-
7
13 5OB + 8OC
OA=・
7
8 +5
であることから,辺 BC を 8:5 に内分する点を D とす
ると
13
7
OA=- OD すなわち OD=- OA ……②
7
13
となるので,D は直線 OA上かつ直線 BC 上の点,すな
8
O
12
B -P-
13
x
-2
-3
よって求める面積は 6 2 -4 ・
1 2
・ 1 =34.……(ルレ)
2
3
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