ボグリボース OD 錠 0.3mg「タカタ」 安定性に関する資料 1.長期安定性試験 長期安定性試験は現在実施中。 2.加速試験 ボグリボース OD 錠 0.3mg「タカタ」について、流通期間中の安定性を推定するため、 「平成 3 年 2 月 15 日薬審第 43 号(医薬品の製造(輸入)承認申請に際して添付すべき安 定性試験成績の取扱いについて)」に準じて、加速試験を実施した。 (1) 使用薬剤 ボグリボース OD 錠 0.3mg「タカタ」3 ロット(Lot.No. 512T2S0402、512T2S0403、 512T2S0404)、最終製品の形態としたもの。 (2) 保存条件 40±1℃、75±5%の条件で安定性試験室で保存 (3) 測定時期 試験開始時、1 ヵ月後、3 ヵ月後、6 ヵ月後 (4) 測定項目 「製造承認申請書」に記載された「規格及び試験方法」に設定された性状、確認 試験及び定量法の各試験を行ったほか、安定性を評価するのに有効と思われる日局 一般試験法により水分の測定も行った。 (5) 結果 いずれの包装形態においても、性状、確認試験、崩壊試験、溶出試験および残存 率において 6 ヶ月間の試験結果に変化は認められなかった。 定量試験の結果は、6 ヵ月後、表示量の残存率 96.9-97.8%含量の低下が認めら れたが、規格の範囲内であった。 したがって、ボグリボース OD 錠 0.3mg「タカタ」は、通常の流通過程において少な くとも 3 年間は安定であると推定された。 表1. ボグリボース OD 錠 0.3mg「タカタ」の加速試験結果(ピロ包装、3 ロットのまとめ) 開始時 性 状 1 ヵ月後 3 ヵ月後 6 ヵ月後 微黄色の口腔内崩壊錠 確認試験 適 合 崩壊試験 適 合 溶出試験(%) 97.1-99.2 97.0-100.1 96.3-99.8 93.6-100.4 残存率(%) 100 99.1-99.2 98.6-99.6 96.9-97.8 3.無包装状態の安定性 日本病院薬剤師会の「錠剤・カプセル製剤の無包装状態での安定性情報 改訂 6 版」 に準じて、光(10001x)、熱(40℃)及び湿度(25℃・75%)等の経時的な品質の評価を行った。 (1) 使用薬剤 ボグリボース OD 錠 0.3mg「タカタ」 (2) 保存条件及び保存期間 対象項目 保存条件 保存期間(測定時期) 温度 40±2℃ 3 ヶ月後 湿度 75±5%、25±2℃ 3 ヶ月後 光 昼光色蛍光ランプ 10001x 60 万 lx・hr なりゆき 室温、散光下 3 ヶ月後 (3) 評価項目及び試験方法 対象項目 測定項目 温度 性状、硬度、崩壊試験、残存率 湿度 性状、硬度、崩壊試験、残存率 光 性状、硬度、崩壊試験、残存率 なりゆき 性状、硬度、崩壊試験、残存率 (4) 結果 1) 温度(40℃ ±2℃) 硬度の上昇、崩壊時間の延長および残存率に低下が認められたが、規格の 範囲内であった。 2) 湿度(25℃ ±2℃/75%RH± 5%RH) 硬度の上昇、崩壊時間の延長が認められたが、規格の範囲内であった。 3) 光(昼光色蛍光ランプ 10001x) 硬度の上昇、崩壊時間の延長および残存率に低下が認められたが、規格の 範囲内であった。 4)なりゆき(室温、散光下) 硬度の上昇、崩壊時間の延長が認められたが、規格の範囲内であった。 保存条件 開始時 温度 (40℃3 ヶ月) 性状 湿度 光 なりゆき (25℃75%RH (総照射量 (室温散光下 3 ヶ月)) 60 万 lux・hr) 3 ヶ月) 微黄色の口腔内崩壊錠 硬度(kg) 4.8 6.8 5.5 5.8 5.4 崩壊試験(分) 0.4 0.9 4.0 0.5 0.6 残存率(%) 100 97.5 100.0 97.9 100.0 VGLOD0.3-G-1(1) 2010 年 4 月
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