A03班 公募研究 「電子格子相互作用に起因する電子物性解明と物質設計」 半導体バンドギャップの 温度依存性 東京工業大学! 是常 隆! 2014. 3. 11 A03班 公募研究 ! 「電子格子相互作用に起因する電子物性解明と物質設計」 ❖ ダイヤモンドの同位体効果と超格子を利用した物質設計! H. Watanabe, T. Koretsune, et al. PRB (2013) ! ❖ グラフェンにおける同位体を用いたバンド構造制御! 来年度 ! ❖ 様々な物質におけるギャップの温度依存性 Outline ❖ 半導体バンドギャップ温度依存性の起源! ❖ 計算コードの改良! ❖ いくつかの物質における結果! ❖ まとめ Energy バンドギャップ温度依存性の定性的理解 k 自己エネルギーに対する格子振動の効果 バンドの変化を原子の変位 u の関数としてみる Energy 熱平均 k フォノンのボーズ分布関数 電子格子相互作用を使った記述 Debye-Waller term Self-energy term 温度依存性と零点振動補正の関係 温度依存性はここだけ もしフォノンモードが一つしかなければ! 高温の温度依存性から零点振動の補正が分かる 2nB+1 4 3 2 1 0 0 1 2 Temperature 3 手法 ❖ Density Functional Perturbation Theory! ❖ GGA, Ultrasoft pseudopotential! ❖ 83 - 163 k(q) points, 300-500 bands Electronic band structures,! Enk phonon band structures,! el-ph coupling,! n V mk gmn (k, k ) = nk| RI DW term, gmn (k, k ) + translational symmetry 和の取り方 SE nk q |gnn k |2 (2nq = nk nq + 1) n k+q Zero point renormalisation of Direct gap in diamond nk | nk n k+q n k+q | 0 ? < 10 6 は無視 ∆E ~ 0.41 eV S. Ponce et al. Comp. Mater. Sci. (2014) コードの改良 ❖ tetrahedron法で和! ❖ 対称性を考慮 phonon 計算と同程度の計算コスト -0.40 ∆E ~ 0.43 eV ∆E (eV) -0.45 -0.50 -0.55 -0.60 833 -0.65 103 123 16 -0.70 0 200 400 600 Temperature (K) 800 1000 様々な物質での補正効果? LiF! MgO! KCl! NaCl diamond L. Hedin (1999) Summary ❖ いくつかの物質でギャップの温度依存性を計算! ❖ 温度依存性は実験とほぼ一致! ‣ 格子振動、電子格子相互作用が DFT で精度よく計算できて いることを示唆! ❖ 一つの振動数を使ってフィットすることは難しい! ‣ 計算しないと零点振動による補正は分からない
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