オイルバスター MG

使用前に必ず本使用説明書を読み、記載事項を守って使用してください。
劇
動物用医薬品
オイルバスター MG
(マイコプラズマ・ガリセプチカム感染症(油性アジュバント加)不活化ワクチン(シード))
…… 本 質 ……
このワクチンは、マイコプラズマ・ガリセプチカム菌の
培養菌液を、不活化した後アジュバントを加え乳化した
ものです。
…… 性 状 ……
このワクチンは、乳白色の均質な懸濁液で、静置すると
わずかに上層分離が認められますが、振盪すると容易に
均一となり、異物及び異臭はありません。
…… 製法の概要 ……
このワクチンは、マイコプラズマ・ガリセプチカムZK-
M1株を液状培地で増殖させ、ホルマリンを加えて不活化
した後、アジュバントとしてオクタデセン酸無水マンニ
トールエーテル加流動パラフィンを加え乳化したものです。
…… 成分及び分量 ……
1バイアル(250mL)中
マイコプラズマ・ガリセプチカムZK-M1株(シード)
(不活化前生菌数)
……………1.
0×1010CFU以上
オクタデセン酸無水マンニトール
エーテル加流動パラフィン ……………………184mL
ホルマリン ……………………………………0.
5mL以下
リン酸緩衝食塩液 ……………………………………残量
…… 効能又は効果 ……
鶏のマイコプラズマ・ガリセプチカム感染症による産卵
低下の軽減
…… 用法及び用量 ……
5週齢以上の鶏の頚部中央部皮下に0.
25mLを注射する。
…… 使用上の注意 ……
【一般的注意】
⑴本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方せん・
指示により使用すること。
⑵本剤は定められた用法・用量を厳守すること。
⑶本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用
すること。
⑷採卵鶏又は種鶏を廃鶏として食鳥処理場へ出荷する場
合は、本剤は出荷前20週間は使用しないこと。
⑸本剤はシードロットシステムにより製造され、国家検
定を受ける必要のないワクチンであるため、容器又は
被包に「国家検定合格」と表示されていない。
【使用者に対する注意】
⑴誤って人に注射した揚合は、患部の消毒等適切な処置
をとること。誤って注射された者は、必要があれば医
師の診察を受けること。その際、動物用油性アジュバ
ント加ワクチンを誤って注射されたことを医師に告げ
るとともに本使用説明書を医師に示すこと。
本ワクチン成分の特徴
抗 原
微生物名 人獣共通感染症の 微生物の
当否
生・死
マイコプラズマ・
ガリセプチカム
否
死
アジュバント
有無
種類
有 オクタデセン
酸無水マンニ
トールエーテ
ル加流動パラ
フィン
本ワクチン株は、不活化されており感染性はない。
本ワクチンに関するお問い合わせは下記までお願いしま
す。
株式会社 科学飼料研究所 動薬部
〒370-1202 群馬県高崎市宮原町3-3
TEL 027-347-3223
FAX 027-347-4577
⑵事故防止のため、作業時には防護メガネ、マスク、手
袋等を着用すること。
⑶作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。
七校
14.01.23 品名 オイルバスター MG使用説明書
ID 0015-9686-04 制作
鳥越
校正
鳥越
【鶏に対する注意】
1制限事項
⑴本剤は肉用鶏には投与しないこと。
⑵本剤の投与前には健康状態について検査し、重大な
異常(重篤な疾病)を認めた場合は投与しないこと。
⑶対象鶏が、次のいずれかに該当すると認められる場
合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与の適否の
判断を慎重に行うこと。
・発熱、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認め
られるもの。
・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。
・明らかな栄養障害があるもの。
・他のワクチン投与や移動などによりストレスを受
けているもの。
⑷本剤の投与後、温度管理等に十分注意し、鶏に与え
るストレスの軽減に努めること。
2副反応
⑴本剤投与後、一過性の食欲減退、投与部位に腫脹や
硬結が認められる場合がある。
⑵頚部筋肉内に注射すると、元気消失、食欲不振など
がみられる場合がある。
⑶頭部に近い部分に注射すると、顔面腫脹などが見ら
れる場合がある。
⑷副反応が認められた場合には、速やかに獣医師の診
察を受けること。
3相互作用
本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。
4適用上の注意
⑴注射部位を厳守すること。
⑵注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用する
こと。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使
用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるもの
を除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒
等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用する
こと。
⑶注射器具(注射針)は原則として1羽ごとに取り替
えること。
⑷注射部位は消毒し、注射時には注射針が血管に入っ
ていないことを確認してから注射すること。
【取扱い上の注意】
⑴外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。
⑵使用期限が過ぎたものは使用しないこと。
⑶一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使
い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれ
があるので、使用しないこと。
⑷使用時よく振り混ぜて均一とすること。また、使用
中にも時々振り混ぜること。
⑸ワクチン容器の破損を防ぐため、強い衝撃を与えな
いこと。
⑹使い残りのワクチンは紙等で吸い取り可燃物として
処分し、また、容器は地方公共団体条例等に従い処
分すること。
⑺使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れる
こと。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運
搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委
託すること。
【保管上の注意】
⑴小児の手の届かないところに保管すること。
⑵直射日光又は凍結は品質に影響を与えるので、避け
ること。
…… 貯 蔵 方 法 ……
2~10℃の暗所に保存
…… 有 効 期 間 ……
製造後3年3か月間(最終有効年月はラベルに表示)
…… 包 装 ……
250mL(プラスチック容器入り)
発 売 元
東京都品川区大崎2丁目1番1号
製造販売元
株式会社 科学飼料研究所
東京都中央区築地一丁目12番6号
A1
七校
14.01.23 品名 オイルバスター MG使用説明書
ID 0015-9686-04 制作
鳥越
校正
鳥越