STEN CHECKER-Ⅰ Mini r8 20140625

ステンレスの材種判別が手軽にピタリと当る!
STEN-CHECKER-Ⅰ型
ステンレス鋼の普及に伴ない、加工現場に於いては異材使用によるトラ
ブルがあとを絶ちません。また、メンテナンスの分野に於いてもステンレ
スとアルミニウムの区別を誤まると、アルカリ洗剤でアルミニウムが溶け
て、とんでもないクレームを生じることがあります。
このような要求にお応えしたSTEN-CHEKER-Ⅰ型 Miniは、小型軽
量ながら誰にでも簡単な操作で精度よく、非破壊的にニッケル(Ni)、ク
ロム(Cr)、モリブデン(Mo)の有無とその多寡を検知できるため、Moに
代表されるSUS316とSUS304なども極めて容易に判別できますし、勿論、ア
ルミニウムの区別もできます。
特
徴
1 極く小型・軽量ながら、化学分析法のため判別精度が高い。
2 標準試料、標準色表を添付してあるため、自信を持って判別できる。
3 操作簡単で、被検体の形状やポジションに関係なく適用できる。
主 仕 様
1
2
3
4
5
6
電源器(単3電池x3本内蔵)・・・1個
ステンレス側クリップ・・・・・・・・・1本
電極コード・・・・・・・・・・・・・・・・・1本
電解紙(350回分)・・・・・・・・・・・1冊
標準試料(4枚組成分表付)・・・1式
発色見本・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式
7 試薬・電解液(Cr発色液)・・・・1本
Ni発色液・・・・・・・・・・・・1本
Mo用溶解液・・・・・・・・・1本
Mo発色用試薬・・・・・・10個
8 エメリーペーパー・・・・・・・・・・・1枚
9 収納ケース・・・・・・・・・・・・・・・ 1個
つよさ
ステンレスにより耐食性と輝きを
株式会社ケミカル山本
Chemical Research
ステンレス鋼の材種判別方法
~非破壊でSUS430、SUS304、SUS316などを容易に判別~
①電源器の準備
④電解紙の観察
被検体に接触し
ている面を観察
コードの端子を差し込み
(赤は赤同志、黒は黒同志)
②電解液滴下
⑤クロム(Cr)の判別
・発色が認められない場合は、普通鋼かアルミニウムなど
・黄色の発色があればステンレス
(SUS430かSUS304かは不明)
電解紙の中心に電解液
(Cr発色液)2滴滴下
⑧Mo発色液の調合
Mo用発色試薬(赤いキャップ)に
Mo溶解液を瓶の肩の位置まで
注入、栓をして3分間ふりまぜる
③電解開始
電解紙を被検体に置き、
プローブで10秒間押し
付け
⑥Ni発色液を黄色
の発色の中心に2
滴滴下
⑦ニッケル(Ni)の判別
・黄色が消えて発色が認められない場合は、
SUS430などのフェライト系
・直ちにピンクの発色があればNiを含むオース
テナイト系(SUS304かSUS316かは不明)
⑨Mo発色液を黄色
の発色の中心に
2滴滴下
⑩モリブデン(Mo)の判別
・滴下と同時にチョコレート色に発色、やがて
消失すればMoは含有せず
・チョコレート色が消失し、やがて黄茶色の残
存性発色があればSUS316程度のMoあり
※Cr、Niは2~3%以上、Moは0.5%以上の含有で、含有判別が可能。
ご注意
Ⅰ.判別した痕跡は、軽く水拭きすれば、色は薄くなり、目立たなくなります。
Ⅱ.発色した電解紙は時間とともに退色するため、速やかに観察・判別してください。
Ⅲ.極度の汚れや酸化物のある場合は、ペーパーがけしてください。
Ⅳ.判別後の表面は極くわずかくもりを生じますので、目立たない箇所を選び、テスト後の表面は水拭きしてください。
Ⅴ.Moの溶解液は調合後、徐々に変質しますので適宜調合して下さい。(冷蔵庫保管で1か月以内に使用願います。)
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