ステンレスの材種判別が手軽にピタリと当る! STEN-CHECKER-Ⅰ型 ステンレス鋼の普及に伴ない、加工現場に於いては異材使用によるトラ ブルがあとを絶ちません。また、メンテナンスの分野に於いてもステンレ スとアルミニウムの区別を誤まると、アルカリ洗剤でアルミニウムが溶け て、とんでもないクレームを生じることがあります。 このような要求にお応えしたSTEN-CHEKER-Ⅰ型 Miniは、小型軽 量ながら誰にでも簡単な操作で精度よく、非破壊的にニッケル(Ni)、ク ロム(Cr)、モリブデン(Mo)の有無とその多寡を検知できるため、Moに 代表されるSUS316とSUS304なども極めて容易に判別できますし、勿論、ア ルミニウムの区別もできます。 特 徴 1 極く小型・軽量ながら、化学分析法のため判別精度が高い。 2 標準試料、標準色表を添付してあるため、自信を持って判別できる。 3 操作簡単で、被検体の形状やポジションに関係なく適用できる。 主 仕 様 1 2 3 4 5 6 電源器(単3電池x3本内蔵)・・・1個 ステンレス側クリップ・・・・・・・・・1本 電極コード・・・・・・・・・・・・・・・・・1本 電解紙(350回分)・・・・・・・・・・・1冊 標準試料(4枚組成分表付)・・・1式 発色見本・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式 7 試薬・電解液(Cr発色液)・・・・1本 Ni発色液・・・・・・・・・・・・1本 Mo用溶解液・・・・・・・・・1本 Mo発色用試薬・・・・・・10個 8 エメリーペーパー・・・・・・・・・・・1枚 9 収納ケース・・・・・・・・・・・・・・・ 1個 つよさ ステンレスにより耐食性と輝きを 株式会社ケミカル山本 Chemical Research ステンレス鋼の材種判別方法 ~非破壊でSUS430、SUS304、SUS316などを容易に判別~ ①電源器の準備 ④電解紙の観察 被検体に接触し ている面を観察 コードの端子を差し込み (赤は赤同志、黒は黒同志) ②電解液滴下 ⑤クロム(Cr)の判別 ・発色が認められない場合は、普通鋼かアルミニウムなど ・黄色の発色があればステンレス (SUS430かSUS304かは不明) 電解紙の中心に電解液 (Cr発色液)2滴滴下 ⑧Mo発色液の調合 Mo用発色試薬(赤いキャップ)に Mo溶解液を瓶の肩の位置まで 注入、栓をして3分間ふりまぜる ③電解開始 電解紙を被検体に置き、 プローブで10秒間押し 付け ⑥Ni発色液を黄色 の発色の中心に2 滴滴下 ⑦ニッケル(Ni)の判別 ・黄色が消えて発色が認められない場合は、 SUS430などのフェライト系 ・直ちにピンクの発色があればNiを含むオース テナイト系(SUS304かSUS316かは不明) ⑨Mo発色液を黄色 の発色の中心に 2滴滴下 ⑩モリブデン(Mo)の判別 ・滴下と同時にチョコレート色に発色、やがて 消失すればMoは含有せず ・チョコレート色が消失し、やがて黄茶色の残 存性発色があればSUS316程度のMoあり ※Cr、Niは2~3%以上、Moは0.5%以上の含有で、含有判別が可能。 ご注意 Ⅰ.判別した痕跡は、軽く水拭きすれば、色は薄くなり、目立たなくなります。 Ⅱ.発色した電解紙は時間とともに退色するため、速やかに観察・判別してください。 Ⅲ.極度の汚れや酸化物のある場合は、ペーパーがけしてください。 Ⅳ.判別後の表面は極くわずかくもりを生じますので、目立たない箇所を選び、テスト後の表面は水拭きしてください。 Ⅴ.Moの溶解液は調合後、徐々に変質しますので適宜調合して下さい。(冷蔵庫保管で1か月以内に使用願います。) ●お問い合わせは・・・
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