スギ1ク ローン間の競争 ※1 ※1 三 宅 富太郎 登⑧遠 山 Nobom MIYAKE and Tom1taroo To0YAMA Inter−c1one Colmpet1t1on of Sug1 (Cryptomena japon1ca) 緒 論 I II III 農作物においてはある晶種を異晶種と競争状態におい ⑤⑤④⑤⑤⑤⑤⑤④ ⑤⑤⑤⑤④⑤④⑤⑤ ⑤⑤⑤⑤⑤⑤⑤⑧④ ⑤⑤④⑤⑥⑤④④④ ⑤⑤⑥⑤⑤⑤⑤④⑤ ⑤⑤④⑤④⑤④⑧④ ⑤⑤⑤⑤⑤⑤⑤⑤④ た場合に,競争によって生産力が増大したり,減退した (1)(2)二 りする場合のあることが報告されている. (3) 林木に関しても,畠山によればポプラの晶種によって 競争力に違いのあることが認められている。 今回は遺伝構成の等しいと思われるスギ・クローンを 用い,一つのクローンのみを単植した場合と,あるクロ ーンを別のクローンで囲んで植栽した場合に,それが個 体の生長にどのように影響するかを試験した.しかし本 試験は試験着手後4年で圃場移転のため放棄しなければ ならなくなった。植栽林分は鰺閉状態になったといえラ 長期間生長を続ける林木にとっては,ごく生長の初期段 階のものにすぎない.しかしそれにもかかわらずクロー F1g/ D1agram of p1antmg I:P1ot in which b−c1one was surrounded−by a− ンの生長差に基ずいて,単植と囲んだ植栽とで測定した c1one. 形質にそれぞれ異なった生長を示したので報告する. 皿:P1ot in which a−c1one sUrround−ed b−c1one. 皿:P1ot in which on1y a−c1one p1anted.. り行ない,翌年は鎌により適宜下刈を1行なった.3年目 試 験 方 法 よりセンボン区を除いて蟹閉のため下草は枯死しはじめ /.植栽クローン クモトウン(Ku),ボカ(Bo),センボン(Se)の3 クローン 閉し下刈は行なわなかった. 2.植 栽 /%4年3月30日に前島根農科大学苗畑にFig/のよう に45×45cmの植栽間隔で,KUについてはKU(Ku),Bo (Ku),Se(Ku),BoについてはBo(Bo),KU(Bo),Se (Bo),SeについてはSe(Se),Kul(Se),Bo(Se)の9 通りの組合せに,その配置は無作意にし,2区制とし た.(Ku(Ku)はKuの単植を,Bo(Kul)はKuをBoで 囲んだ植栽を示す.)1区の/植栽組合せ中,囲まれた 個体は6本である。 病虫害防除。ボルドー液および殺ダニ剤の撒布を適宜 行なった。 施肥.植栽後完全に活着したと思われた6月中旬, /4−18−8の住友化成肥料,1/kgを全面に撒布し, その陵は施肥しなかった. 4.調 査 第/回調査は完全に活着したと思われた,/%4年6月 23∼26日に,その後は生長休止期に第2,3,4回,樹 高,地際直径を測定し,/%7年/2月に各植栽組合せの囲 3.管 理 除草は植栽当年は6月中旬,8月下旬の2回,鍬によ ※I育林学研究室 たので,センボン区の下刈りと同時に他の区においては 下草の多い部分に下刈を行なった.4年目には完全に麓 まれた個体を伐倒し,樹高,胸高直径,枝数,枝幅(直 角2方向に最大幅を測定し平均)を測定し,同時に葉 重,枝重,幹重を測定し,各植栽組合せ毎に含水率を求 一45一 第2号 島根大学農学部研究報告 一46一 Ku(Se)となる.しかし4年目にはSe(Se)の樹高が大 め絶乾重を計測した. きくなり,Bo(Se)と等しく,Ku(Se)が小さくなる. 結果およぴ考察 このようにSeは3クローン中では樹高が最も低く,Ku 植栽後病虫害の防除に努めたが,なお葉ダニの発生, の場合と反対の結果になり,他のクローンと競争した場 また密生によりスギ枝枯病の発生を見,特にSe(Ku) 合に樹高は小さくなる.しかしBo(Se)の場合には余り の第2区は激害をうけ枯死したものも出,生長の減退が 変らない.このように樹高の競争は他クローンより優勢 顕著であったために,取りまとめに当っては取り除き, な時にはより強く表われ,弱勢の時にはその差は表われ 1区のみの資料によった.また,その他の区においては にくいように考えられる. /区と2区とで有意な差が認められなかったので,/区 と2区を平均して各形質の測定値とした. 0−0 Bo〔Bo) ◎一・一◎Se(Se) ◎一0Ku(K皿) ムー△Bo(Ku) 1.樹高 ム’△Ku(Bo) △一△Bo(Se) ×}X Se(Bo) X−X Ku(Se) X−X Se(K1』〕 各年度の測定結果はFi9.2に,伐倒時の結果はTab1e Boka Senl〕on Kumotooshi 360 1に示すとおりである。 植栽時の苗高.クローン別にはKu,B0,Seに大き 320 な差はなく,SeがKu,Boに比較して幾らか大きい. 各クローン毎の植栽組合せ間の苗高にも余り大きな差 280 は認められない. 以上のような大きさの苗を用い各組合せに植栽した場 趾O 合の各年の樹高生長を見ると,クローン別にはFig.2よ り明らかなようにKu>Bo>Seの順に1」\さく,この樹 高差は調査4年間に増大している. 160 植栽組合せによっては,Kuは第1年目よりSe(Ku) >Bo(Ku)=Ku(Ku)となり,4年後にSe(Ku)>Bo 12⑪ (Ku)>KU(KU)の順に/∫・さくなり,Se(Kul)はKUが 80 Seを披圧して顕著に大ききくなる. ・ / Boは第1年目には植栽組合せによって幾らか樹高差 40 があるが,第2,第3年目には差はなくなり,4年目に (亡用 Ku(Bo)が他より幾らか劣るが顕著でなく,植栽組合せ L_一__」」__L_」 ・』一一L一一」一一」一」 234 ⑪1一 ・4 0ユ234 による樹高生長の優劣は少ないように思われる. Seは/年目の樹高には差はあるが顕著でない.しか nOte: (Kn),(Bo),(Se),shows surround1ng c1one し2年,3年目と差は大きくなり,Bo(Se)>Se(Se)> Data of each character of three c1one. Tab1e−/ Bo 49 21 5.5 c .5 58 Se 575 55 4.2 1 .c 65 Bo 254 2c 2.1 c.5 54 Ku 246 51 1 .8 c.6 60 x 54 57c 1 91 59 1 82 74 1 , c27 45c 555 540 1 55 2, I 08 8 27 475 1 56 1 5 57 45 c 1 49 48 1 2 24 1 66 75 64 1 89 229 98 592 26 1 112 551 84 16 859 95 12 1 , 594 84 98 10 12 c.5 59 1 8 Se 2c 1 55 1 .2 c.2 46 Ku 1 55 27 c.7 c.5 5 Bo 2c2 59 1 .2 c.5 55 15 92 lc 75 2 528 78 12 41 1 1 82 96 4c 259 1 47 92 25 9c 57 2 25 1 92 55 65 58 1 86 1 65 7 2.4 11 22 5 251 6 Se 12 x 111 1 81 Trunks :S- 59 w eight B ranches s 0.9 x g 2.5 X Dry Leaves 6 Se Se Se 45 s Bo Bo Bo 5 24 X 6 6 9 Ku x B ranches Width of No. crowns cm s Ku Ku Ku x DBH cm s clone H cm s Com petitive S C I one He1g航growth of each c1one Fig.2 76 71 20 i: ; ・ :, i ' 1:J *_; *LI: : ; - I - y f ) h Kurnotooshi 47 Boka S enbon l , 400 42 JC o-oKu tKu) o-O Bo (Bo) o-O Se (Se) X-X Se (Ku)X-'( Se (Bo) x-X Ku (Se) A-ABo (Ku)A-A Ku (Bo) A-4 Bo (Se} 3S Senbon Kumotooshi Boka 1 , 200 34 1 , OOO X o // ///// 800 600 18 14 400 lO 6 200 IL== ( *) o 1 3 3 4 o 3 4 o 1 2 Fig. 5 . Diameter growth of each clone note : Diameters were measured at bases of trees except for 4 years old tree. ( ) / Ku Bo Se Bo. Ku Kumotooshi Kumotooshi Boka S enbon Se Se Ku Bo Mean leaf weight of a tree of each clone. (Dry matter) Fig. 6 - Boka Senbon 6 (:) 5 O 300 40 30 Ku Bo Se Ku Bo Se Ku Bo Se 200 Fig. 4 . Mean branch numbers of a tree of each clone. note ; Ku, Bo, Se. shows surrounding clone, Kumotooshi Boka Senbon l 50 90 100 7U 50 (q) 5 (-) l O ( ' *n* ) / Ku Bo Se Bo Ku Se Se Ku Bo Fig. 5 . Mean crown width of a tree of each clone. Ku Bo Se Bo Ku S e Se Ku Bo Mean branch weight of a tree of each clone. (Dry matter) Fig. 7 . 48 2 Boka Kumc;tooshi >; S enbon - < , c CD :i Bo(Ku) f7 )f i*, ) (i=i 1 . C IC} iC,t U Ku(Ku) Ku(Ku) Bo(Kn) 2 , ooo , [ : > i C : );'* U >U(L- CDf 1,f. Ku(Ku) J : l , 750 Bo i 1 4 U, ) : tL . ' Bo(Ku) t ->; . 2 ; j , 5 c:= Ku(Bo)>se(Bo)=Bo (Bo) CDJII_ 1(L- I , 4 l , OOO _V jC i 2 F J Se(Bo)>Ku(Bo)>Bo(Bo) )Jl iCi Se(Bo)>Bo(Bo)>Ku(Bo)C JII Se ( ; V 2 I , 5 lt ;. c= Bo(Se)>se(Se)=Ku(Se) CDJll (:= J : ,, Ku(Se) c= i. :t = Se(Se)>Bo(Se)>Ku(Se) u DJll_. *; . KulC E : c i _ fi IC i f = 4 jTT . c= . 750 5. C . .lJ j 7 5 c) O f :1 Fig. 4 5 J : Tablel IC : :r y UIC Ku=B0>Se cDJIJ liCy/J't = < r*," f, u :; l-・'- r*H CDJI 1**y/J' . Bo i, ljjC i , KuI Ku(Ku) =Bo(Ku) /Se(Ku) L' H tf lC :f "---'s ¥, ) Se(Se)=-Bo(Se)>Ku(Se:) : f ' 250 ; . f =V . Sej . 4 . t (*/) ' .[j Ku Bo Se Bo Ku Se Se Ku Bo Fig. 8 . Mean trunk weight of a tree of each clone. (Dry matter) ; I :ICTr Tlr y ljlC1 ,= Ku=B0>se / = 4 f : ;i_ 5 l : .; ', ,< L r Bo(Bo)<Ku(Bo)=Se(Bo) F:.-, 5 ?/ . Se c 5 /j,) * f . ljlCi . Ku, Se ICi, : Bo c( t .- ,. Bo(Bo) /j¥ -.** : f ' . 2. :_ (f ti= )i_ _!j i : 1 IC :f : c ;i Fig. 5 IC, ' ,' )itJ :; L- l= I ; Table 2 . Clone Table Ku. Bo, Sec )j ]-)/. IJj. ・'-+ .Ij : {,--_{ Fig.6 , 7 5>J CJ Tablel iC7r :.* : ._D c= : i Ku'- Bo'- Se cDi[1_ 1C/j, t * 5 ;. f !: H c/ )n :U lrf L= l : / + lS (Df,+'L i C )U L rf ti= l ) ComDeti- tive c I one IC :i . Ku ( , 1 /. if '-V . : J T:] - / UiC( ' ' ) 1- >U cD :i Se (Ku) L H / !;J't = Ku>B0>se aZ)JI iCf " , . : :f ..iE /' : : Competitive-value of each character of three clones. H D BH Number o f b r anches Width ) ; i L' f ( p・d ) Weight of crowns : *・] 1*-i L e av es Branches Trunks Ku Ku Bo 7.7 52 . c Se 15.7 68 . c lc.2 17.5 Bo Ku -c. -14.5 11.1 16.7 1 .5 8.5 -19.1 Bo Se -0.1 14.5 9.5 9.5 54 . 1 49 . 7 51 .6 Se Ku -c.2 -41 .7 - 28 . 5 -2.6 -64 . 2 - 6 . 5 -65 .5 Se Bo 0.0 c.O 15.2 -9.0 - 45 . 5 -52 . 5 - 28 . 7 4.c 26 . 8 12.6 9.8 62 . 5 7c . 6 79 . 4 Means -1 .7 5.7 55 . 9 1 5 . c 65 . 1 206 . 62 . 6 269 . 8 ; 三宅 登・遠山富太郎:スギ・クローン問の競争 一49一 Bo>Ku>SeとなりKuよりBoが大きい. 植栽組合せによっては葉重,枝重ともに,KuはSe このように競争クローンの生長の良否によって,単植 (Ku)>Bo(Ku)>Ku(K.u)の順に!J、さくなり,BoはSe 他クローンとの競争によって生長の増加する割合は,生 (Bo)>Bo(Bo)=Ku(Bo)の順に,SeはSe(Se>Bo(Se) 長の減少する割合に比較してより一層強く発現するよう の方が生長の劣る場合と,良くなる場合がある.しかも >Ku(Se)の順になる。 に思われる. 6.幹重 またクローン別の樹高差はクモトウシとボカ,ボカと 測定結果はFig.8およびTab1e/に示すとおりである。 センボンとの間で大体等しい。にもかかわらず,ボカを クローン別にはKu>Bo>Seの順に/」\さくなる. 植栽組合せ別には,KuはSe(Ku)>Bo(Ku)>Se(Ku) クモトウシで囲んだ場合のボカの生長減退と,センボン をボカで囲んだ場合のセンボンの生長減退を比較する の順に小さくなり,その差は顕著である.BoはSe(Bo) と,前者の生長減退がはるかに少ない。このことはクロ >Bo(Bo)>Ku(Bo)の順に小さくなるが,その差はKu ーンによって競争に対する反応に差があるようにも思わ 程大きくな.い.しかしBo(Bo)とKu(Bo)は樹高,直 れる. 径,枝数,枝幅,葉重,枝重には差はないか、また差が しかし上記の現象は本試験が植栽後僅かに4年間の結 あっても少ない,にもかかわらず幹重にはかなり顕著な 果であり,樹令が若いためと蟹閉はしているものの,密 差が表われる。SeにおいてはSe(Se)>Bo(Se)>Ku 度がなお緩いために生じたとも考えられる.このために (Se)の順に小さくなり,Se(Se)はKu(Se)の約3倍 長期間にわたる研究が必要のように思われる。 の幹重を示す. 、 以上の各クローン毎の測定結果より,各形質につい (1) て,山田の方法により次式より競合値を求めたのがTa・ b1e2である。 (競合区の形質量)一(単植区の形質量) 競合値(%)一 単植区の形質量 ×/00 Tab1e2によれば,測定形質中,.樹高,枝数,枝幅は 競争によって影響をうけることが少ないように考えられ る.これに対し直径,葉重,枝重,幹重は競争による影 響が大きいように思われる. 3クローン中生長が最も大きかった,クモトウシはセ ンボンとの競争においてクモトウシ単植区より直径68 石,葉重/53%、枝重209%,幹重においては270%も 増大する。これに対しボカとの競争においては直径32 %,葉重56%,枝重63%,幹重63%と増大する。 一方生長の劣った,センボンにおいてはクモトウシと 反対に,生長の最大であったクモトウシとの競争によっ てセンボン単植区よりも直径42%,葉重,枝重,幹重が ほぼ64%程度減少する。これに対し生長の中位であった ボカとの競争においては直径は変らず,葉重が45%,枝 重32%,幹重が28%減少する. また生長の中位であったボカにおいては,ボカより生 長の良かったクモトウシとの競争においては直径は/4% 減少するが,葉重,枝重は余り変らず,幹重が/9%減少 する.これに対し生長の劣るセンボンとの競争において は直径が/4%増加し,葉重54%,枝重50%,幹重32%増 加する. 摘 要 スギのクモトウシ,ボカ,センボンの3クローンを用 いて単一クローン植栽と,他のクローンで囲んだ植栽, 計9通りの植栽を行なって生長におよぼす影響を調査し た。/%4年6月(植栽時)に第/回,以後’64,’65,’66 の各生長休止期に第2,3,4回 樹高,地際直径, を測定し,’67年の/2月に調査木を伐倒して,樹高,胸 高直径,枝数,枝幅,葉重,枝重,幹重を測定して次の ことが分った. /.クローン別にはクモトウシが最も生長が良く,次 いでボカ,最も悪かったのがセンボンであった。 2.各クローンを他のクローンで囲んで植栽した場合 にクモトウシは単植より生長が良く,センボンは単植の 方が生長が良い.ボカはがクモトウシで囲んだ場合に若 干劣り,センボンで囲んだ場合に生長が良かった. 3.ボカにおいてクモトウシで囲んだ場合に,生長減 退が僅かであるのは,クローンの特性によるのか,樹令 が若く,密度がなお緩いためかは明らかでない.. 4.測定形質中競争によって幹重,枝重,葉重,直径 は影響をうけ易く,樹高,枝数,枝幅は影響が少ないよ うに思われる。 参 考 文 献 /.山田豊一1育種研究4 /950 2.酒井寛一:日作紀20:195/ 3.畠山末吉:日林講79:/%ア 50 Sumlnary This study was made on the effects of the inter-clone competition to the grow- th of Sugi tree. Three clones used were Kumotooshi, Boka and Senbon. The tree arrangement was shown in Fig. I . Bo(Ku) shows a Kumotooshi tree surrounded by Boka trees, Ku(Se) shows a Senbon tree surrounded by Kumotooshi trees, and so on. Measurements were made only with the surrounded trees. Measured trees of each combination were 1 2, separated in two plots. The planting was made in March 1 964. Heights and basal diameters were measued in July 1 964, and in winters of 1 964, 1 965 and 1 966. Trees were felled in Dec. 1 967. Heights, breast height diameters, numbers of branches, width of crowns and weights of leaves, branches and trunks were measured. The results were as follows 1 . In the same clone combination, Kumotooshi showed the best growth, and Boka was the next. 2 . In the whole combination, the sequence of growthlamount was as follows Se(Ku) > Bo(Ku) > Ku(Ku) Se(Bo) > Bo(Bo) Se(Se) > Bo(Se) >Ku(Se) 5 . The reason why Bo(Bo) and Ku(Bo) show almost even growth may be either by the characteristics of the clone or by the shortage of tree age 4 . It seems that competition affected much more to the tree diameter and weights of trunks, branches and leaves among the measured characters
© Copyright 2025 ExpyDoc