[km] y (北) 練習 原点 O から西へ 4 km,北へ 3 km 行った 点 Q がある。点 O と点 Q の間の距離を求めよ Q 2 2 OQ 間の距離= (4 km) (3 km) 3 = 16 km 2 9 km 2 = 25 km 2 (東) = 25 km = 5 km = 5 km 2 練習(ウ)教科書 12 ページ 2 4 O 例題3 F1 , F2 , F3 がつり合う条件 F1 F2 F3 0 この式を x 軸方向と y 軸方向に分解すると, x 成分 F1x F2 x F3 x 50 N+( F2 cos 30 )+( F3 sin 30 ) = 0 y 成分 F1 y F2 y F3 y 0 N+ F2 sin 30 +( F3 cos 30 ) = 0 以上より,次の連立方程式が得られる。 50 N 1 3 F2 F3 = 0 2 2 3 1 F2 F3 = 50 N 2 2 1 3 F2 F3 = 0 2 2 ・・・① 1 3 F2 F3 = 0 2 2 ・・・② ①,②より 1 3 ( 3) 2 3 F2 F F2 F3 = 50 3 N 2 2 2 2 ①× 3 +② ⇒ 2F2 = 50 3 N ∴ F2 = 25 3 N 1 3 F2 F3 ⇒ F2 3F3 ⇒ 2 2 1 ③を代入して F3 25 3 N=25 N 3 ②より 9 3F3 F2 ⇒ F3 ・・・③ 1 3 F2 x [km] 運動の法則 運動の基本法則 慣性の法則(運動の第1法則) 物体に働く合力(全ての力の和)がゼロの場合, 静止している物体はいつまでも 静止 し続け, 運動している物体は 等速直線運動 を続ける。 「力が働かないと静止する,止まる」は間違った理解! (この間違いはけっこう多い) v v 止まる 摩擦力が働いている v 摩擦がない(合力がゼロ) 練習 直線レール上を時速 200 km で走る新幹線の中で,摩擦がない水平なテーブ ルの上に箱を静かに置いた。座っている乗客から見て,この箱はどのような運 動をするか。地面に立っている人から見るとどうか。(ゆれなどは無視する。) 車両の中にいる人にとっては,静止し続ける。 地面に静止している人にとっては,時速 200 km で等速直線運動を続ける。 == 運動の法則(運動の第2法則) (速度が変化する) 力 F を受けている物体には,その力の向きに加速度 a が生じる。 加速度の大きさは,力の大きさに比例し,質量 m に反比例する。 運動方程式 ma F (質量)×(加速度)=(力) 質量(mass)・・・動かしにくさ,運動の変化させにくさ 棒 m 右向きに運動している 静止している F2 F1 x O m v 棒 O 右向きの力 ⇒ 右向きに動き出す 左向きの力 ⇒ 減速する 右向きの加速度が生じる 左向きの加速度が生じる 10 x 作用反作用の法則(運動の第3法則) 物体 A が物体 B に力 F を及ぼすとき,同時に物体 B は物体 A に 大きさが等しく反対向きの力 F を及ぼす 棒で壁を押す 壁にボールがぶつかった瞬間 棒 壁 ボール F F 壁が棒を 押し返す力 壁 F 壁がボールを 押し返す力 棒が壁を 押す力 F ボールが壁を 押す力 単位 国際単位系(SI)を用いる 量は単位の何倍かで表す。 (量)=(数字)×(単位) 1 cm の 2 倍の長さ = 2 cm 力学に関係する基本単位は3つ 長さ m (メートル) 質量 kg (キログラム) 時間 s (秒 second) (グラム) ・・・基本単位は g ではないので注意 (この力学に関する単位系を MKS 単位系ともいう) さらに,これから学ぶ熱力学に関係する基本単位は2つ 温度 物質量 K(ケルビン) mol(モル) ・・・この2つは後で詳しく学ぶ その他の物理量の単位は,基本単位を組み合わせて作る(組立単位,誘導単位) 速度の単位 加速度の単位 (長さの単位 m )÷(時間の単位 s )= (速度の単位 m/s m/s )÷(時間の単位 s )= m/s 2 力の単位は F ma から N(ニュートン) (質量の単位 kg =kg・m/s2 11 )×(加速度の単位 m/s2 ) 練習 次の量を,単位を付けたまま計算せよ。 ① 20 m/s2×5 s =20×5 ② 80 m÷40 m/s = 練習 m s2 80 m 40 m/s s =100 m 80 m 2 40 m/s s =100 m/s m ms ms 2 2 2s m m m s s s 5 kg の物体を 30 m/s2 の加速度で加速するために必要な力の大きさ F を,運 動方程式を用いて求めよ。 (単位を付けたまま計算せよ。 ) F 5 kg×30 m/s2 =(5×30)(kg×m/s2 )=150 kg・m/s2=150 N == 単位記号には括弧[ ]や( )を付けないで表すのが正式(JIS など)である。 しかし,単位の m(メートル)と,文字で表した質量 m などを区別するため, 単位記号には[ ]を付けて表すことにする。 長さ 2 m → 2[m] 質量 2 m 区別するため 重力 (重要な力の法則の一つ) 地球表面近くにある全ての物体は,地球から鉛直下向きの力を受けている。 質量 m の物体に働く重力の大きさ ・・・ 重さ(重量) 重力: f 重 mg 上 質量 m 質量 m に比例する g 9.8 [m/s2] :重力加速度の大きさ mg 下 例: m 100 [g] 0.10 [kg]の物体に働く重力の大きさは? f 重 mg 0.10 [kg] 9.8 [m/s2]=0.98[N]≒1[N] 練習 50kg の物体に働く重力の大きさ f1 はいくらか f1 mg 50 [kg] 9.8 [m/s2]=490[N] 12
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