埼玉県IT推進アクションプラン 2014-2016 の概要 1 ITを取り巻く社会的背景と課題 3 新たなプランが目指す方向 IT技術は⽬覚ましい進展を遂げており、今では、あらゆる領域に活 新たなプランでは、IT技術を経済成⻑と県⺠⽣活向上のツールとし ⽤される万能ツールとして ⽤される万能ツ ルとして、経済の成⻑と県⺠⽣活の向上に寄与して 経済の成⻑と県⺠⽣活の向上に寄与して て位置付け 「新たな課題・技術への対応」 て位置付け、「新たな課題 技術への対応」、「県⺠⽣活に関わる重 「県⺠⽣活に関わる重 いる。特に、情報処理の⾼速化やクラウド化等に伴うビッグデータ・ 要なシステムの構築」、「システムの再構築と危機管理」に取り組む。 オープンデータの活⽤は、さまざまな付加価値を創出しうるものとし これにより、ITを活⽤した県⺠⽣活の更なる利便性の向上を⽬指す。 て、新産業の創出や経済活性化、⾏政の透明性・信頼性の向上などが 期待されている 期待されている。 また、⾼速モバイル通信の普及を背景としたスマートフォンの台頭 は、いつでもどこでもインターネットを通じてソーシャルなつながり を確保し、県⺠はさまざまなサービスを享受できる状況となっている。 4 計画期間 平成26年度から平成28年度までの3年間 ⼀⽅、インターネットバンキングをめぐる不正送⾦の被害の拡⼤や、 相次ぐホームページの改ざんや個⼈情報の流出など、サイバー空間の 脅威への対策が喫緊の課題となっている。 こうした状況の下、クラウドやビッグデータ・オープンデータの活 ビ グデ プ デ ⽤、マイナンバー制度への対応など、新たな技術や課題を踏まえ、更 なる県⺠⽣活の利便性の向上と⾏政効率化に邁進していく。 2 新たなプラン策定の必要性 《新たなプランが目指す方向》 《新 な 目指す方向》 埼玉県IT推進アクションプラン 2014-2016 (案) ITを活用した県民生活の利便性の向上 新たな課題・技術への 対応 県民生活に関わる 重要なシステムの構築 システムの再構築と 危機管理 本県では、「電⼦県庁元年」と位置付けた平成16年から10年間に わた て IT基盤づくりやITによる⾏政効率化 利活⽤を進めてき わたって、IT基盤づくりやITによる⾏政効率化・利活⽤を進めてき たが、IT技術の進展に伴い県⺠の⽣活は確実に変化を遂げている。 そのため、IT技術を経済成⻑と県⺠⽣活向上のツールとしてあらた めて位置付ける必要がある。また、現⾏の計画は、平成25年度まで となっており、改訂の時期を迎えている。 そこで、1で述べたITを取り巻く社会的背景と課題を踏まえ、新た なプランを策定するものである。 -1- ITを活用した県民生活の利便性の向上 1.新たな課題・技術への対応 2.県民生活に関わる重要システムの構築 3.システムの再構築と危機管理 クラウド、タブレット、オープンデータなどITを 取り巻く新たな課題や技術へ対応し、IT利活用に よる県民サービスの向上を目指す 県民生活の安心・安全を情報システムの面から下支 えするとともに、共助社会づくりなどの県の政策へ のIT利活用を推進する 庁内システム全体のマネジメントを推進し、業務継 続計画の策定など情報セキュリティの強化を図るほ か、サイバー犯罪対策を強化する 1 クラウドコンピューティングの活⽤拡⼤ 1. クラウドコンピ テ ングの活⽤拡⼤ 1 県⺠⽣活の安⼼・安全の確保 1. 県⺠⽣活の安⼼ 安全の確保 1 庁内システムのマネジメントの推進 1. 庁内クラウド及び庁外クラウドへの集約、統合サーバー稼 働システムのクラウド化などを進めることで情報システムの 効率的な運用を図り、調達経費及び保守経費の削減に取り 組む。 ○庁内情報システムのクラウド化 ○自治体クラウドの推進 2. タブレット端末等の効果的な活⽤ 庁内情報システムにアクセスできるタブレット端末を導入し、 庁内情報シ テムにアクセ できるタブ ト端末を導入し 出張先における調査・指導などへ活用することで業務の効 率化を図る。 ○タブレット端末等の効果的な活用の推進 3. オープンデータ化の推進 オ プ デ タ化 推進 県民が、庁内で保有するデータを二次利用できる形式に てワンストップで入手できる仕組み(システム)を構築する。 ○オープンデータ活用による新たな価値の創造 ○統計情報のオ プンデ タ化 ○統計情報のオープンデータ化 4. 官⺠連携による県政情報の発信 民間企業のサービス(SNS)等を活用し、地域の活性化や 県民サービスの向上に取り組む。 ○民間企業等との連携事業の拡大 ○ソーシャルメディアによる情報発信の推進 5. 社会保障・税番号制度を⽀える基盤の整備 マイナンバー制度に係るシステムを構築し、運用すること で、事務手続の簡素化や県民の負担軽減等の実現を目指 す。 ○社会保障・税番号制度に係る対応 防災情報システムの機能強化や、レセプトデータや健診 データ等を活用した県民の重症化予防策を実践していく。 ○防災情報の充実と県民への情報提供の一元化 ○「 病息災 社会の実現 ○「一病息災」社会の実現 2. IT利活⽤による利便性の向上 スマートフォンへの対応など、県民の視点に立ったホーム ページ運営を進めるとともに、電子申請サービスや電子入 札システムの利活用を促進し 県民の利便性向上に取り組 札システムの利活用を促進し、県民の利便性向上に取り組 む。 ○県民の視点に立ったホームページ運営 ○埼玉県域の電子申請サービスの充実 ○電子入札の推進 3. ITを活⽤した共助社会づくりの推進 ITを活用して、NPO活動の支援や障害者に対するサポー トを実施するなど、共助社会づくりの推進を下支えしていく。 ○ ○NPO活動などの総合情報発信 活動などの総合情報発信 ○障害のある方に対するITサポートの推進 4. IT推進を担う産業の育成 3D関連機器等を活用した受託研究などを行うことで 地 3D関連機器等を活用した受託研究などを行うことで、地 域企業に対して、迅速な製品開発等を支援する。 ○ITを活用したものづくり産業の支援 5. IT基盤の⾼度化の推進 県内ITインフラ(ブロードバンド基盤など)の整備を推進し、 誰でもどこでも必要な情報を手に入れられる社会の実現を 目指す。 ○ブロードバンド基盤の高度化の推進 情報統括機能を強化し、情報政策部門が主体となって、 より経営的な視点によるITを活用した業務改革や調達経費 等の削減に取り組む。 ○ITマネジメントの強化 ○旧型システムの段階的な刷新 2. IT利活⽤による⾏政事務の効率化 文書や財務、総務事務などのシステム処理による効率化 のほかシステム経費削減を図る。 のほかシステム経費削減を図る ○業務システム(文書・財務・旅費)の運用 ○総務事務の電子化・集中化 3. IT推進を担う⼈材の育成 IT利活用の全体的な底上げを図るため、市町村及び県な どにおけるIT推進を担う人材育成に取り組む。 ○市町村におけるIT推進を担う人材育成の支援 ○職員のITスキルの高度化 4. 情報セキュリティの強化とサイバー犯罪対策 地域機関の通信回線変更により通信速度が向上し、デー タの一括保存を実現した。今後は、端末で扱う電子データ の更なる集中管理を進めていく。また、情報システム業務継 続計画を策定し 応急業務の実効性や重要業務の継続性 続計画を策定し、応急業務の実効性や重要業務の継続性 を確保する。 ○情報システムの業務継続計画の策定 ○サイバー犯罪対策の強化 5 有害情報等への対策の強化 5. 保護者向け啓発講座の実施など、インターネット上の有害 情報等への対策を強化する。 ○子供のための安全・安心な環境づくり -2-
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