Call for Expertise: エキスパート募集 IO References: ITER/14/CFE/11082/JTR Provision of mechanical engineering services related to structural and thermal analyses on components of the ITER Vacuum System. (ITER 真空系機器の構造・熱解析への専門家による技術支援) IO 締め切り 2014 年 11 月 14 日(金)16 時現地時間、 (日本時間 2014 年 11 月 14 日(金) 24 時、応募書類は ITER 機構へ直接提出のこと) 概要: イーター機構(IO)では、ITER 真空系機器の構造・熱解析への技術支援を頂く専門家(1 名)を ITER 参加極の企業・機関等から募集します。応募を希望される企業・機関等は、所定の期限までに応募書 類を直接 ITER 機構の下記担当までご提出下さい。 ○ 今回の募集に関する書類は以下の通りです。 ・招待状 ・技術仕様書 ・履歴書(CV)テンプレート ・見積もり提案書テンプレート ・誓約書 ・守秘義務に関する誓約書( 契約締結時に署名されること) ・ITER 機構業務契約一般条件 ○ 応募者は、以下の申込用紙を ITER 機構に直接送付願います。 ・履歴書(ITER 機構の招待状と技術仕様書で規定した要件と基準を満足していることを示す経験に ついて明記されていること) ・誓約書(署名入り) ・見積もり提案書 (※提出書類は pdf ファイル 1 本にまとめて送付願います。 ) ○ 応募書類の提出先 ITER 機構の下記担当者宛に電子メールにて送付: [email protected] 連絡先:John TAYLOR, Procurement and Contract Division, 電話:+33 (0)4 42 17 61 52 ○ 背景と目的 本契約の目的は、以下に示す ITER 真空系構成部品の構造解析・熱解析を実施することにある。 1.ITER 真空システムに使用される全金属製(オールメタル)真空バルブ 2.トーラス、クライオスタット、NB 用クライオポンプ、及び関連機器の保守ツール 3.真空配管、標準真空装置の支持構造 一部のこれら真空系構成部品は安全機能の役割を持つため保護重要機器(PIC)に分類され、英語版技 術仕様書第 12 項、13 項で明記される品質保証要件が適用される。 ○ 業務範囲 業務範囲は上記 1~3 に示す領域に区分される。 現在、ITER プロジェクトの安全機能性認定に合格した真空バルブは存在しない。従ってオール メタル真空バルブ(上記1の作業範囲)の解析が最優先業務である。英語版仕様書第 6 項で言及され る通り、複雑さに起因していくつかの反復解析が求められるなど、業務 1,2,3 の実施には柔軟な対応 が求められる。従って英語仕様書第 9 項で説明されるように、受注者(専門家)は事前に IO から業 務内容の合意を得ることとする。 ○ 要求事項 専門家は、以下に示す経験と資格があることが前提となる。 ・機械工学の修士号を有すること。 ・専門分野での実務経験が少なくとも 6 年以上あること。 ・構造有限要素解析(線形、非線形)の実務経験が少なくとも 2~3 年あること。 ・荷重条件の作成と詳細化における十分な工学的経験があること。 ・クライオポンプは欧州圧力容器指令 N13445[1]に従って設計されるため、 「解析による設計(DBA)EN13445-3 の付属書 C に明記される応力カテゴリ」を基にした設計手法の専門知識を有すること。 ・高圧ヘリウムの強制流動で冷却されるクライオポンプの設計に用いられる概念の経験と知識を有 すること。この中には、摺動接触部及び輻射熱負荷と断熱のためのアセンブリのシミュレーショ ンが含まれる。 ・技術計算、機械、ステンレス鋼・アルミニウムの強度に関する知識が求められる。極低温での材 料特性の知識を有すること。 ・ANSYS ソフトウェア(メカニカル/ワークベンチ・CFX)を使った経験があること(必須)。 ・入力データを確認するため CATIA の使用について基本的知識があること。 ・解析レポートの作成経験があること。 ・原子力機器の解析経験があること。 ・単独でも業務を行なえるだけの経験を有すること。 ・英語に精通していること。 ○ 作業の概要 作業の目的は、詳細解析を通して、構成機器が想定荷重条件の中である特定種類の構造的損傷を受 けず、その性能を維持されることを実証することである。 ・構造解析はイベントカテゴリ(I,II,III & IV)を考慮した解析手法を基準としたクライテリアへの適 合性を検証すること、および ITER 構造解析ガイドライン[5]に従って設計基準に明記された許容 内損傷タイプであることを検証する。 ・システムの異なる運転モードでの熱応力解析では、構造的損傷が起こらず、また機器の種類によ っては、ケースバイケースでその機能性にも問題がないことを実証する。 ・バルブの構造解析については、最大許容機械荷重を決定すること。 すべての構造評価は、解析に ANSYS メカニカル/ワークベンチソフトウェアを使って行うこと。 いくつかの手計算も想定されるが、実証は確実性が求められため、事前に IO の技術担当オフィサー (TRO)の了承が必要となる。解析手法については、以下の手順に従うこと。 1.解析モデルの準備: 2.構造解析による損傷予防: 3.単一荷重と複合荷重 ○ 受注者責務 受注業者は、本契約を実施するためのすべての事項について受注業者を代表する責任者を選任する。 受注者が任命した専門家は、英語版技術仕様書に明記される作業範囲に遵守して解析を実施し、結果 の報告書を提出する。場合によっては、予備設計の評価が想定されることもあり、必要に応じて設計 改善が提案されることもある。 ○ 成果物 (提出物) 上述したように、作業範囲は、3 領域にわたり、柔軟なワークパッケージとなっている。IO は、複 雑さと優先順位を考慮した上で成果物(報告書の提出)を要求するため、解析者には柔軟性が求めら れる。作業は英語版技術仕様書第 8 項の表と第 9 項に明記される通りに管理される(詳しくは英語版 技術仕様書を参照ください) 。 ○ 承認基準 受注者(専門家)は、すべての方法論、モデル、結果(その結果に至る十分な情報も入れるて)を入れ た報告書(案)を提出する。IO の技術担当オフィサ(TRO)がドラフト版成果物をレビューし 10 日以 内にコメントを返します。必要な修正(1 週間以内)を入れ IO TRO の承認を受けなくてはなりません。 週のプログレスミーティングに参加し、会合で合意した内容と活動を記載したミニ報告書を提出し IO TRO の承認を得ること。さらに受注者品質計画と月例報告書を IO TRO に提出しなくてはなりま せん。 ○ 契約期間と作業場所 期間:契約締結から 15 か月(更に 15 か月の更新も考慮される)オンサイト オンサイトでの作業場所:ITER 機構、サン・ポール・レ・デュランス、フランス 【※ 詳しくは添付の英語版技術仕様書「Technical Specification – Call for Expertise: Structural Analysis」をご参照ください。 】 ITER 機構のウェブサイト http://www.iter.org/org/team/adm/proc/overview#CFE/441 からもアクセスが可能です。
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