- HI補1 - ~ 単元計画・場の設定 1 単元計画 学習活動・研究の手立て

補 助資 料
■
1
単元計画・場の設定
単元計画
~
学習活動・研究の手立て
【活動テーマ】
1時:動物園に出かける準備をしよう
2時:動物や乗り物になりきって,遠足に出かけよう1
3時:動物や乗り物になりきって,遠足に出かけよう2
4時:カード当て旅行に出かけよう1
5時:カード当て旅行に出かけよう2
6時:楽しいコースを作って,みんなで出かけよう
単 時
0
5
15
25
35
45分
① 整列,安全確認,挨拶をする。
③ わくわくランニングをして楽しむ(手立て2)。
1
② 走る運動の素地となる表現遊びをして 【見つけたバージョン】
楽しむ(手立て1)。
・歩から走へ切り替える運動をする。
【体幹】
・自分に合った走る速さのテンポ探しをする。
・大木踏ん張り
【遠足バージョン】
6
・猿ダンス
・表現遊びを組み合わせた走る運動遊びをする。
・トンボ,かかしバランス
(全員走:1回目~5回目,2分:6回目,3分)
表現遊び
・ウルトラマン背中ぞり
2分:40秒走+20秒表現+40秒走+20秒表現+40秒走
15分×6
・フラミンゴケンケン
3分:60秒走+20秒表現+60秒走+20秒表現+60秒走
【2時間扱い】 ・仮面ライダー丸太歩き
1回目:120m/分
2回目:130m/分
【下肢】
3回目:135m/分
4回目:140m/分
・熊歩き
5回目:143m/分
6回目:145m/分
体を移動
・お相撲さん四股踏み
【カードバージョン1・2】
30分×6
・チンパンジー足指ジャンケン
・クイズを取り入れた走る運動遊びをする。
【4時間扱い】 ・サメの口
(速さ選択によるグループ走:2分×2セット)
・スーパーモデル歩き
・クイズを取り入れた走る運動遊びをする。
・カンガルージャンプ
(速さ選択によるグループ走:3分×2セット)
【上肢】
【オリジナルバージョン】
・電車歩き
・オリジナルコースづくり
・船員さん旗揚げゲーム
・オリジナルコースを走る運動遊び
・クジラひれたたき
(速さ選択によるグループ走:3分×2セット)
・ゾウの鼻
④ 学習の振り返りをする。
・鳥ジャンケン
⑤ 整理運動,後片付け,挨拶をする。
・飛行機走り
2
場の設定
遠足バージョン
見つけたバージョン
カードバージョン
- H I補 1 -
補 助資 料
■
学習指導案
第2学年体育科学習指導案
1
単元名「わくわくランニング」
2
本時の目標
1/6時間 (見つけたバージョン)
・体を移動する運動遊びに進んで取り組み,決まりを守り仲良く運動することができるようにす
る。
(運動への関心・意欲・態度)
・自分の走りやすい速さに気付くことができるようにする。
3
準備物
4
指導過程
段階
(運動についての思考・判断)
教師:ポイントマーカー,メトロノーム,掲示物,移動黒板
学
習
活
動
はじめ
(1) 整列し,あいさつする。
(5分)
(2) 安全を確認し,用具の準
形態
指導上の留意点
一斉
・健康観察と用具を確認し,安全面に配慮す
評価(方法)
る。
備をする。
・列と服装を整えてあいさつさせ,運動に取
り組む姿勢を整えさせる。
展
開
(35分)
一斉
(3) 本単元の学習内容を知
る。
・本単元の学習内容を知らせ,学習への意欲
を高める。
(4) 本時の活動内容を確認す
る。
遠足に出かける準備をしよう
(5) まねっこ運動遊びをする。
個
○題材に応
↓
じた動き
ペア
に進んで
表現の題材
動きのポイント
高めたい運動能力
取り組む
大木が,風に吹かれても
両足立ちで,片側(肩)
体の軸を固定させる能力の
ことがで
ドッシリしているところ
から力を加えられても踏
高まり
きる。
ん張る
白くまが,ゆっくり歩い
(観察)
両手両足歩行をする
手足の連動性の高まり
たり,速く歩いたりして
A
いるところ
電車が走っているところ
動きの
ポイント
腕を車輪に見立て,肘を
腕引きの意識の高まり
を 理 解
曲げたり伸ばしたりしな
し,進ん
がら回す
で取り組
※C評価への支援
むことが
○足裏でしっかりと床を捕らえさせ,腹部に
できる。
力を入れる意識をもたせる。
○膝を着け,ハイハイ歩きから取り組ませる。
○教師が後ろに回り,腕をもって引く感覚を
つかませる。
・題材になりきることで,体の動きを身に付
けさせる。
・教師が動きを示範しながら,説明時間を短
くし,運動量の確保を図る。
・児童の動きを止めないよう,個々の動きの
よさを賞賛する。
- H I補 2 -
B
友達の
動きを見
ながら,
取り組む
ことがで
きる。
補 助資 料
(6) 遠足に行く準備をする。
一斉
・図を用いて,運動遊びの仕方を短時間で確
①学習のめあてを確認する。
認させる。
動物園に出かける準備をしよう
②運動遊びの内容を知る。
・ぶつかったり,押したりしないように,間
隔を取って走る約束を徹底させる。
・テンポ音を聞かせ,テンポに合わせて動く
感覚を捉えさせる。
【バス移動の仕方を知ろう】
【自分の走りやすい速さを見付けよう】
・テンポ音に合わせて歩く。
・4つのテンポ音から,2~3分間走り
・歩くのが辛くなったら,手を挙げる。
続けられる速さを見付ける。
・テンポ音に合わせた歩から,走に切
り替える。
○ 自分が
③遠足に出かける準備に取
走りやす
り組む。
い速さに
【バス移動の仕方を知ろう】
・歩き方による体への負荷を感じさせるため,
(歩から走への切り替え運動)
気付くこ
60m/分から始める。
・テンポ音に合わせて歩いた
とができ
・テンポ音に合わせて動くことが初めてのた
り,走ったりする。
る。
め,テンポに合わせた足踏みから始める。
・友達の動きに合わせて,歩
(観察)
・個人差があることに配慮するため,手を挙
いたり,走ったりする。
げた児童から,走行移動に移させる。また,
A
テンポ
走り続けるのがつらくなった児童から,運
に合わせ
動を終わらせる。
た走りか
ら自分で
【自分の走りやすい速さを
見付けよう】
(走の移動運動)
・軽く走る移動速度として,120m/分から始
判断し,
め
気付くこ
る。
・速さ設定は,個人差を配慮し,また,無理
・テンポ音に合わせて走る。
とができ
のない体の移動であることを考え,130m/
・友達の速さに合わせて走る。
分,
・不定な速さで走る。
・個人差への配慮として,走る速さが速いと
る。
135m/分,140m/分とする。
感じた時点で運動を終わらせる。
・走る運動の時間は,2分間とし,1つの速
さの走行移動時間は,30秒間とする。
B
友達と
の並走や
相談によ
って気付
くことが
※C評価への支援
○息が苦しくならないこと,疲れ具合が少ない速さ
であることを教師がC評価の児童に伝え,教師
と共に走りやすい速さを確認する。
終 結
(7) 学習の振り返りをする。
(5分)
(8) 片付けと整理運動をする。
一斉
・自分の走りやすい速さを確認させながら,
競走ではない走る運動遊びへの意識を高め
る。
・みんなで取り組ませ,協力意識を高める。
- H I補 3 -
できる。
補 助資 料
第2学年体育科学習指導案
1
2
2/6時間
遠足バージョン1
単元名「わくわくランニング」
本時の目標
・自分に合う走る速さに気付くことができるようにする。
(運動についての思考・判断)
・片脚で体のバランスをとったり,脚を開いて腰を落としたり,腕を様々な方向に動かして肩の
可動を広げたりすることができるようにする。
3
準備物
4
指導過程
(運動の技能)
教師:ポイントマーカー,CDデッキ,音源,メトロノーム,掲示物,移動黒板
段階
学
習
活
動
はじめ
(1) 整列し,あいさつする。
(5分)
(2) 安全を確認し,用具の準
形態
指導上の留意点
一斉
・健康観察と用具を確認し,安全面に配慮す
評価(方法)
る。
備をする。
・列と服装を整えてあいさつさせ,運動に取
り組む姿勢を整えさせる。
展開
(35分)
(3) 本時の活動内容を確認す
一斉
○ 片 脚で 体
る。
のバラン
動物や乗り物になりきって,遠足に出かけよう1
(4) まねっこ運動遊びをする。
スをとっ
個
たり,脚
↓
を開いて
ペア
腰を落と
表現の題材
動きのポイント
高めたい運動能力
したり,腕
猿が,ポーズを取りながらダ
リ ズム ダ ン ス か ら 片 脚 静 止
体 の 軸 の バ ラ ンス 修 正 力 の
を様々な
ンスをしているところ
状態となり,バランスの修正
高まり
方向に動
を図る
かして肩
お相撲さんが,四股踏みを
バランスを取りながら片脚を
接地時の脚への負荷に耐え
の可動を
しているところ
高く上げたり,股を広げて腰
る力と股関節の可動の広がり
広げたり
を落としたりする
船員が,旗揚げをしていると
腕を伸ばして,大きく動かす
すること
肩甲帯の可動の広がり
が で き
ころ
る。
※C評価への支援
(観察)
○腕は動かさずに,片脚立ちから取り組ませ
る。
○教師が体を支えて,片脚ずつ負荷をかけさ
せていく。
○肘を曲げて行ってもよいことを認めて取り
組ませる。
・題材になりきることで,体の動きを身に付
けさせる。
・教師が動きを示範しながら,説明時間を短
くし,運動量の確保を図る。
・児童の動きを止めないよう,個々の動きの
よさを賞賛する。
- H I補 4 -
A
安定し
た動きと
して繰り
返しでき
る。
B 動作の
ポイント
を意識し
て動くこ
とができ
る。
補 助資 料
一斉
(5) 遠足に出かける。
①学習のめあてを確認する。
・図を用いて,運動遊びの仕方を短時間で確
認させる。
自分に合った速さを見付けよう
②運動遊びの内容を知る。
・2分間の運動遊び【3セット】
※
40秒走→20秒表現遊び→40秒走→20秒表現遊び→40秒走
・速さは,120m/分と130m/分と135m/分
・間に,動物や乗り物の表現遊びをする。
③約束を確認し,遠足バー
・テンポ音を聞かせ,走る速さを確認する。
ジョン1に取り組む。
○自分に合
・ぶつかったり,押したりしないように,間
う速さに
隔を取って走る約束を徹底させる。
【1セット目】
・全員走(集団走)を取り入れ,速さの保持
(120m/分)
を図り,一緒の速さで走る安心感をもたせ
・動物園や遊園地で,教師
る。
の動きをまねる。
競走ではない運動遊びであることの意識を
(130m/分)
図る。
・動物園や遊園地で,赤の
ねる。
【3セット目】
(135m/分)
A
テンポ
に合わせ
て,時間
内を走り
・表現遊びでは,これまで取り組んできた素
続けるこ
地となる動きを取り入れ,走動作の高まり
とができ
につなげる。
る。
・セットの合間に,動物園や遊園地で取り組
・動物園や遊園地で,白の
む動きを考えさせ,次のセットへの期待を
帽子の児童の動きのまね
高める。
を,赤の帽子の児童がま
・個々の走っている姿を賞賛し,走ることへ
ねる。
の意欲を高める。
・テンポ音と曲に合わせて走
B
時間内
を走り続
けること
が で き
る。
※C評価への支援
る。
・友達と速さを合わせて走る。
○教師が一緒に走り,無理のない速さで取り
・不定な速さで走る。
組ませる。
・途中から歩く。
(7) 片付けと整理運動をする。
(観察)
せた音楽を活用する。
を,白の帽子の児童がま
(5分)
る。
・走る速さを捉える手立てに,テンポに合わ
帽子の児童の動きのまね
(6) 学習の振り返りをする。
とができ
・全員で速さを合わせて走ることを確認し,
【2セット目】
終 結
気付くこ
一斉
・自分の走りやすい速さを確認させ,競走で
はない走る運動遊びへの意識を高める。
・表現遊びの動きが,走る動作につながって
いることを知らせ,運動遊びへの意欲向上
を図る。
・みんなで取り組ませ,協力意識を高める。
- H I補 5 -
補 助資 料
第2学年体育科学習指導案
1
単元名「わくわくランニング」
2
本時の目標
3/6時間
遠足バージョン2
・自分に合う速さに気付くことができるようにする。
(運動についての思考・判断)
・片脚で体のバランスをとったり,両足跳びで床を押したり,胸筋を大きく広げたりすることが
できるようにする。
3
準備物
4
指導過程
(運動の技能)
教師:ポイントマーカー,CDデッキ,音源,メトロノーム,掲示物,移動黒板
段階
学
習
活
動
はじめ
(1) 整列し,あいさつする。
(5分)
(2) 安全を確認し,用具の準
形態
指導上の留意点
一斉
・健康観察と用具を確認し,安全面に配慮す
評価(方法)
る。
備をする。
・列と服装を整えてあいさつさせ,運動に取
り組む姿勢を整えさせる。
展開
(35分)
(3) 本時の活動内容を確認す
一斉
○片脚で体
る。
のバラン
動物や乗り物になりきって,遠足に出かけよう2
(4) まねっこ運動遊びをする。
個
スをとっ
・題材になりきることで,体の動きを身に付
↓
たり,足
けさせる。
ペア
指を広げ
・教師が動きを示範しながら,説明時間を短
たり縮め
くし,運動量の確保を図る。
たり,胸
・児童の動きを止めないよう,個々の動きの
筋を大き
よさを賞賛する。
く広げた
表現の題材
動きのポイント
高めたい運動能力
りするこ
とんぼが,枝に止まると
片脚立ちで,両手を伸ば
体の軸のバランス修正力の
とができ
ころ
してバランスをとる
高まり
る。
足指ジャンケン
足指を使って,ジャンケ
足底の筋の可動と足裏感覚
ンをする
の高まり
クジラが海面をたたいて
床に横向きに寝ながら腕
肩甲帯の可動の広がり
いるところ
を横に伸ばした状態で手
た動きと
のひらを合わせ,そこか
して繰り
ら片方の腕を開き,床に
返しでき
つけ,また手のひらを合
る。
(観察)
A
安定し
わせる
※C評価への支援
(5) 遠足に出かける。
B
動作の
○教師が上腕を支えながら,足裏でしっかり
ポイント
と床を捕らえさせ,バランスを保つ感覚を
を意識し
つかませる。
て動くこ
○大の字で寝させ,腕を上下に動かす。
とができ
○足裏と声でジャンケンさせる。
る。
一斉
①学習のめあてを確認す
- H I補 6 -
補 助資 料
る。
自分に合った速さを見付けよう
②運動遊びの内容を知る。
・図を用いて,運動遊びの仕方を短時間で確
認させる。
・ぶつかったり,押したりしないように,間
隔を取って走る約束を徹底させる。
・テンポ音を聞かせ,走る速さを確認する。
・2分間の運動遊び【2セット】
・3分間の運動遊び【1セット】
※
40(50)秒走→20秒表現遊び→40(50)秒走→20秒表現遊び→40(50)秒走
・速さは,140m/分と145m/分。3セット目は135m/分。
・間に,動物園では動物の,遊園地では乗り物の表現遊びをする。
③約束を確認し,遠足バー
ジョン2に取り組む。
【1セット目】
(140m/分)
・全員走(集団走)を取り入れ,速さの保持
○自分に合
を図り,一緒の速さで走る安心感をもたせ
う速さに
る。
気付くこ
・全員で速さを合わせて走ることを確認し,
・ 動物園や遊園地で,赤の
とができ
競走ではない運動遊びであることの意識を
帽子の児童の動きのまね
る。
図る。
を,白の帽子の児童がま
(観察)
・走る速さを捉える手立てに,テンポに合わ
ねる。
せた音楽を活用する。
【2セット目】
A
テンポ
・表現遊びでは,これまで取り組んできた素
に合わせ
(145m/分)
地となる動きを取り入れ,走動作の高まり
て,時間
・ 動物園や遊園地で,白の
につなげる。
内を走り
帽子の児童の動きのまね
・セットの合間に,動物園や遊園地で取り組
続けるこ
を,赤の帽子の児童がま
む動きを考えさせ,次のセットへの期待を
とができ
ねる。
高める。
る。
【3セット目】
・個々が走っている姿を賞賛し,走る意欲を
(135m/分)
高める。
・ 動物園や遊園地で,教師
・テンポ音と曲に合わせて走
る。
※C評価への支援
けること
○教師が一緒に走り,無理のない速さで取り
が で き
組ませる。
・友達と速さを合わせて走る。
・不定な速さで走る。
・途中から歩く。
(6) 学習の振り返りをする。
(5分)
(7) 片付けと整理運動をする。
時間内
を走り続
の動きをまねる。
終 結
B
一斉
・自分に合った速さがあったかどうか確認さ
せ,競走ではない走り方への意識を高める。
・次時は,カード当てクイズの運動遊びであ
ることを知らせ,活動への意欲を高める。
・みんなで取り組ませ,協力意識を高める。
- H I補 7 -
る。
補 助資 料
第2学年体育科学習指導案
4/6時間
カードバージョン1
1
2
単元名「わくわくランニング」
本時の目標
・自分に合った速さに気付くことができる。
(運動についての思考・判断)
3 準備物 教師:ポイントマーカー,CDデッキ(2台),音源(CD2枚),絵カード(4種類),
掲示物,移動黒板
4 指導過程
段階
学 習 活 動
形態
指導上の留意点
評価(方法)
はじめ (1) 整列し,あいさつする。 一斉 ・健康観察と用具を確認し,安全面に配慮す
(5分) (2) 安全を確認し,用具の準
る。
備をする。
展開
(35分)
・列と服装を整えてあいさつさせ,運動に取
り組む姿勢を整えさせる。
(3) 本時の活動内容を確認す
る。
一斉
カード当てりょこうに出かけよう1
個
↓
表現の題材
動きのポイント
高めたい運動能力
ウルトラマンが,飛ん うつ伏状態で,全身を伸 背中の動きへの意識の
でいるところ
ばしながら,背中を反っ 高まり
(4) まねっこ運動遊びをする。
てシーソーの動きをする
サメが,えさを食べる
ところ
仰向けに寝ながら,脚 股関節の可動の広がり
を上下左右に広げた
り,伸ばしたりする
腕を延ばして,様々な 肩甲帯の可動域の広が
方向に動かす
り
ペア ※C評価への支援
ゾウが,鼻を動かして
歩いているところ
○腕を伸ばして,あごを上げさせる。
○上げ脚を持たせながら,取り組ませる。
○肘をもう一方の手で持たせながら取り組ま
せる。
・題材になりきることで,体の動きを身に付
けさせる。
・教師が動きを示範しながら,説明時間を短
くし,運動量の確保を図る。
・児童の動きを止めないよう,個々の動きの
よさを賞賛する。
(5) カード当て旅行へ出かけ
る。
①学習のめあてを確認する。
一斉
自分に合った速さで走ろう
②運動遊びの内容を知る。
【走るグループ】
・2分間走る。
・走りながらカードを見て,
描かれている絵を覚える。
・走り終えた後に,答え合わ
せを行う。
【観察グループ】
・役割分担をして役目を果た
す。
役割1:走る様子を見る。
役割2:カードを提示する。
役割3:テンポを知らせる。
・図を用いて,運動遊びの仕方を短時間で確
認させる。
・ぶつかったり,押したりしないように,間
隔を取って走る約束を徹底させる。
・走りながら絵カードについて相談させ,競
走ではない走る楽しさを感じさせる。
・単元のストーリー性を大切にし,走る際は,
バス旅行では,安全運転が大切であること
を呼び掛け,一定の速さで走ることへの意
識を高める。
・観察側に目安のテンポ音に合わせて手拍子を
させることで,走る側のテンポを捉える 手立て
とし,また,自分も走る際には,テンポ音を意識
した走りができるようにさせる。
- H I補 8 -
補 助資 料
③グループを組む。
A:130m/分
B:135m/分
C:140m/分
D:145m/分
④カードバージョン1に取
り組む。
【観察側の観点】
走っているときの表情が苦
しそうではないかを見る。
(児童の反応)
・友達と一緒に絵カードの答
えを相談しながら,グルー
プの速さに合わせて走る。
・テンポ音を意識せず,不定
な速さで走り,絵カードを
見る。
・グループの速さについてい
けず,途中から遅く走る。
・体を揺らして苦しそうに走
る。
⑤自分の走り方について振
り返り,次に取り組む速
さを決める。
・テンポ音に合った走り方で
あったか考えている。
・走っているときの疲れ方か
ら考えている。
・友達に走り方の様子を聞き
ながら考えている。
・決められない。
個
・一定速度の安定を図るために,グループ走
を取り入れる。
・グループ選択時には,テンポ音を聞かせ,
自分に合った速さのグループを選ばせる。
グル
ープ
・カーブを緩やかにし,一定速度での走行を
保持させる。
・絵カードを観る際,速さが不定にならない
ようにするため,一定の時間内のカード提
示とする。
・観察側と話し合う時間を設け,テンポに合
った走りと疲れ具合から,自分に合った速
さだったかどうか振り返らせ,2セット目
に取り組む速さを決めさせる。
・伝え合いができるように,走る様子を観る
観点を示す。
・走る速さが不定にならないように,テンポ
音や音楽,観察者の手拍子を意識するよう
声掛けを行う。
個
A
※C評価への支援
以下の表の観点を,教師とともに確認しな
がら,次に取り組む速さを決めさせる。
テンポ
に合わせ
た走り方
を振り返
ったり,
友達に走
り方の様
子を聞い
たりしな
がら,自
分の速さ
に気付く
ことがで
きる。
観点
絵カード
しっかりと見られた
見られた
見る余裕がなかった
テンポ音の速さ
遅かった
ちょうどよい
速かった
疲れ方
疲れていない
少しだけ疲れている
疲れて休みたい
1つ速いテンポ音へ
⑥応援側の役割に取り組
む。
グル
ープ
⑦2セット目に取り組む。
同じテンポ音で
1つ遅いテンポ音へ
・自分に合った速さをより実感させるために,
2セット目に取り組ませる。
様子を聞
組ませる。
分の速さ
明確にさせる。
(7) 片付けと整理運動をする。
走り方の
いて,自
の興味・関心の持続を図る。
一斉
友達に
童には,手拍子や曲の速さに意識して取り
・グループ変更に伴い,観察側の役割分担を
(6) 学習の振り返りをする。
B
・1セット目とは,異なる速さを選択した児
・カードの絵が変わることを知らせ,運動へ
終 結
(5分)
○自分に合
った速さ
に気付く
ことがで
きる。
(観察)
・呼吸や走った後の体の様子を振り返らせ,
全力で走ったときと比べさせることで,競走
ではない走る楽しさがあることに気付かせ
る。
・次時では,本時の2セットを通して気付い
た自分に合った速さが,走る時間が3分に
なっても同じになるかどうかを確かめてい
く活動であることを知らせ,意欲を高める。
・みんなで取り組ませ,協力意識を高める。
- H I補 9 -
に気付く
ことがで
きる。
補 助資 料
第2学年体育科学習指導案
5/6時間
カードバージョン2
1
2
単元名「わくわくランニング」
本時の目標
・友達と楽しみながら一定の速さで走ることができるようにする。
(運動の技能)
3 準備物 教師:ポイントマーカー,CDデッキ(2台),音源(CD2枚),絵カード(4種類),
掲示物,移動黒板
4 指導過程
段階
学 習 活 動
形態
指導上の留意点
評価(方法)
はじめ (1) 整列し,あいさつする。 一斉 ・健康観察と用具を確認し,安全面に配慮す
(5分) (2) 安全を確認し,用具の準
る。
備をする。
展開
(35分)
・列と服装を整えてあいさつさせ,運動に取
り組む姿勢を整えさせる。
(3) 本時の活動内容を確認す 一斉
る。
カード当てりょこうに出かけよう2
(4) まねっこ運動遊びをする。
個
↓
表現の題材
フラミンゴが,ケンケン
をしているところ
スーパーモデルが,歩き
ながら片足背伸びをする
ところ
鳥が,羽ばたいて移動し,
じゃんけん遊びをすると
ころ
動きのポイント
片腕を上に伸ばして片脚
ジャンプをする
床を足裏で押すことを意
識して歩く
高めたい運動能力
体の軸のバランス修正力の
高まり
足裏の接地から離地までの
一連動作の高まり
腕を伸ばして肩を大きく
動かす
手足の連動性の高まり
ペア
※C評価への支援
○腕は上げずに,片足ケンケンだけで取り組
ませる。
○立ったままで,両足背伸びに取り組ませる。
○少し肘を曲げさせて取り組ませる。
・題材になりきることで,体の動きを身に付
けさせる。
・教師が動きを示範しながら,説明時間を短
くし,運動量の確保を図る。
・児童の動きを止めないよう,個々の動きの
よさを賞賛する。
(5) カード当て旅行へ出かけ
る。
・図を用いて,運動遊びの仕方を短時間で確
一斉
認させる。
自分に合った速さで走ろう
①学習のめあてを確認する。
②運動遊びの内容を知る。
【走るグループ】
・3分間走る。
・走りながらカードを見て,
描かれている絵を覚える。
・走り終えた後に,答え合わ
せを行う。
【観察グループ】
・役割分担をして,役目を果
たす。
・ぶつかったり,押したりしないように,間
隔を取って走る約束を徹底させる。
・走りながら絵カードについて相談させ,競
走ではない走る楽しさを感じさせる。
・単元のストーリー性を大切にし,走る際は,
バス旅行では,安全運転が大切であること
を呼び掛け,一定の速さで走ることへの意
識を高める。
・観察側に目安のテンポ音に合わせて手拍子を
させることで,走る側のテンポを捉える手立てと
役割1:走る様子を見る。
し,また,自分も走る際には,テンポ音を意識し
役割2:カードを提示する。
た走りができるようにさせる。
- H I補 10 -
補 助資 料
役割3:テンポを知らせる。
③グループを組む。
個
A:130m/分
・一定速度の安定を図るために,グループ走
を取り入れる。
B:135m/分
・グループ選択時には,テンポ音を聞かせ,
C:140m/分
自分に合った速さのグループを選ばせる。
D:145m/分
・カーブを緩やかにし,一定速度での走行を
④カードバージョン2に取
り組む。
グル
ープ
【観察側の観点】
保持させる。
○一定の速
・伝え合いができるように,走る様子を観る
さで,3
観点を示す。
分間走る
・絵カードを観る際,速さが不定にならない
走っているときの表情が苦
ようにするため,一定の時間内のカード提
しそうではないかを見る
示とする。
(児童の反応)
ことがで
きる。
(観察)
・走る速さが不定にならないように,テンポ
・友達と一緒に絵カードの答
音や音楽,観察者の手拍子を意識するよう
えを相談しながら,グルー
A
声掛けを行う。
プの速さ
プの速さに合わせて走る。
に気を配
・テンポ音を意識せず,不定
な速さで走り,絵カードを
見る。
※C評価への支援
り な が
○教師が一緒に走り,無理のない速さで取り
ら,音楽
組ませる。
に合わせ
・グループの速さについてい
3分間走
けず,途中から遅く走る。
・体を揺らして苦しそうに走
る。
⑤自分の走り方について振
個
さを決める。
(児童の反応)
・床に着く足のタイミングが
った走りと疲れ具合から,自分に合った速
できる。
に取り組む速さを決めさせる。
た観点を参考にさせ,教師のアドバイスを
分間走る
受けながら自分に合った速さを決めさせる。
ことがで
童には,手拍子や曲の速さに意識して取り
から考えている。
組ませる。
・走り終えた後の体の疲れ具
・カードの絵が変わることを知らせ,運動へ
合から考えている。
の興味・関心の持続を図る。
・観察者から自分の走りの様
・グループ変更に伴い,観察側の役割分担を
子を聞きながら考えている
明確にさせる。
グル
⑥2セット目に取り組む。
ープ
(6) 学習の振り返りをする。
一斉
音楽に
合わせ3
・1セット目とは,異なる速さを選択した児
・走っているときの息苦しさ
B
・決められない児童に対して,前時に提示し
2セット目に取り組ませる。
うかから考えている。
(7) 片付けと整理運動をする。
ることが
・自分に合った速さをより実感させるために,
テンポ音と合っていたかど
終 結
(5分)
・観察側と話し合う時間を設け,テンポに合
さだったかどうか振り返らせ,2セット目
り返り,次に取り組む速
・決められない。
グルー
・呼吸や走った後の体の様子を振り返らせ,
全力で走ったときと比べさせることで,競走
ではない走る楽しさがあることに気付かせ
る。
・次時は,自分たちで走るコースを校庭に作
る活動であることを知らせ,活動への意欲
を高める。
・みんなで取り組ませ,協力意識を高める。
- H I補 11 -
きる。
補 助資 料
第2学年体育科学習指導案
1
単元名「わくわくランニング」
2
本時の目標
6/6時間
オリジナルバージョン
・走る速さが一定の速さになるようにコースを工夫している。
3
準備物
4
指導過程
(運動についての思考・判断)
教師:ポイントマーカー,メトロノーム,ストップウォッチ,画用紙,マジック
段階
学
習
活
動
はじめ
(1) 整列し,あいさつする。
(5分)
(2) 安全を確認し,用具の準
形態
指導上の留意点
一斉
・健康観察と用具を確認し,安全面に配慮す
る。
備をする。
・列と服装を整えてあいさつさせ,運動に取
り組む姿勢を整えさせる。
展開
(35分)
(3) 本時の活動内容を確認す
一斉
る。
楽しいコースを作って,みんなで走ろう
(4) まねっこ運動遊びをする。
個
・題材になりきることで,体の動きを身に付
↓
ペア
けさせる。
・教師が動きを示範しながら,説明時間を短
くし,運動量の確保を図る。
・児童の動きを止めないよう,個々の動きの
よさを賞賛する。
表現の題材
動きのポイント
高めたい運動能力
仮面ライダーが,丸太渡
片腕を上に伸ばし,バラ
体の軸のバランス修正力の
りをしているところ
ンスを取りながら歩く
高まり
カンガルーが,跳ねなが
両足ではね,前後左右に
足裏で地面を押す感覚の高
ら移動しているところ
移動する
まり
飛行機が,飛んでいると
腕を前後左右に,伸ばし
肩甲帯の可動の広がり
ころ
ながら走る
※C評価への支援
○手を添えさせながら,ゆっくりと歩かせる。
○その場でジャンプさせ,少しずつ前に移動
する感覚をつかませる。
○腕を伸ばしながら,ゆっくりと歩かせる。
(5) オリジナルコース作りを
する。
①学習のめあてを確認す
る。
一斉
・図を用いて,運動遊びの仕方を短時間で確
認させる。
同じ速さで走れるコースを作ろう
②運動遊びの内容を知る。
・ぶつかったり,押したりしないように,間
- H I補 12 -
評価(方法)
補 助資 料
隔を取って走る約束を徹底させる。
・走る時間は,3分間。
・一定の速さで,走り続け
られるコースにする。
・グループで作る。
③自分に合った速さを選択
個
し,グループを組む。
④コースを作る。
・速さが一定になるように,
・同じ速さ同士でグループを組ませ,走りや
すいコース感覚の共有を図る。
グル
ープ
○一定の速
・一定の速さで走るという観点を捉えさせる
さで走る
できるだけ緩やかなコース
ために,どうしたらよいか考えさせる時間
ことので
になることを考えながら作
を設ける。
きるコー
る。
スを作る
・好きな形を用いて,コース
を作る。
※C評価への支援
ことがで
○観点を確認させながら,急な曲がり角があ
きる。
⑤発表する。
一斉
ると速度が落ちることを捉えさせて,走り
⑥試走をする。
グル
やすいコース作りに取り組ませる。
⑦コースの見直しをする。
ープ
・速さが落ちるところを相談
・観点を再度,確認させ,修正を図らせる。
(観察)
A
・作成したコースを発表させ,互いに賞賛し
しながら,コースを修正す
不定にな
合うことで,走る意欲の向上を図る。
りそうな
る。
ポイント
・コースをさらに大きくして
を考えな
作り直す。
⑧発表する。
速さが
がら,コ
一斉
(6)3分間走に取り組む。
グル
・自分に合った速さで走る。
ープ
ースを作
・一人一人の走っている姿を賞賛し,走る意
ることが
欲付けを図る。
できる。
B
友達と
相談しな
がら,コ
ースを作
ることが
できる。
終 結
(7) 学習の振り返りをする。
(5分)
(8) 片付けと整理運動をする。
一斉
・これまでの学習を振り返り,競走ではない
走る運動があることを確認し,走る運動に
は,目的に応じた楽しみ方があることを知
らせる。
・みんなで取り組ませ,協力意識を高める。
- H I補 13 -