2014/4/3 平成25年度 Ⅰ 経営の重点に関わること 1 学校教育目標:「自ら学ぶ生徒」 2 重点目標 (1)学力を高める 「他を思いや ―他とのかかわりの り自らを鍛え 中で学ぶことのでき る」 る生徒(英知)― 学校評価書 学校(園)名:静岡市立服織中学校 自己 評価 1 2 学 習 学 習 ①生徒は、学習の仕方を学び、学習態度(聴く力)を身につけている。 外部 評価 学校関係者評価委員会から B 授業に向かう姿勢は大変に良く、しっかり話を聞いている。 しかし、内容はどこまで理解できているか疑問である。話し 合い活動は活発に行われているが、そこで出た意見をまとめ 集約していく力は、まだ身についていない。 B 【学校説明】 「学習の基本」という形で学習の仕方を学んでいる。特に、学習専門委員を中心に授業の始まりを意識 して学習に取り組むことができた。授業は概ねまじめな態度で受けている。しかし、聞いた内容をきちん と理解できていない生徒や、自分の意見と比べながら友達の意見を聞くことができない生徒がいる。今後 も聞き方の指導を継続していく。 ②生徒は、学習の場を通して、自分の考えを意欲的に表現している。 B 生徒は、学習の場を通して、話し方のルールを守って、自分の考えを意欲的に表現している。 【学校説明】 学習の場を通して、話し方を身につけた生徒が増えてきている。また、小集団で友とかかわる場面で表 現する意欲は高い。しかし、全体の場や課題が難しくなると発言が少なくなる。 B 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 「学習の基本」を徹底して、授業に臨むよい姿勢を保っていく。 新学年のスタート時に学習に関する集会を持ち、学習への取り組みを指導する。また、学年の途中で、全校生徒が学習の仕方を振り返り、授業への取り組みを更に改善する機 会を持つ。 (2)思いやりの心を 育てる ―他とのか かわりの中でふさわ しい行動の仕方を身 につけることのでき る生徒(友愛)― 3 4 (3)勇気・根気・元気 を育てる ―人とのかかわりの 中で自らを高めるこ とができる生徒(鍛 練)― 5 生 活 ①生徒は、あいさつを核に心の通い合う集団づくりをしている。 B 【学校説明】 あいさつについての全体討論会に参加経験のある3年生が良いあいさつのお手本となり、学校を引っ 張っている。その姿を見て、下級生の挨拶も日を追うにつれ活発になった。特に、入学当初、積極的に声 を出せなかった一年生のあいさつが目に見えて向上した。また、あいさつを学級討論会のテーマにしたこ とにより、あいさつを向上させる具体的な対策案も上がり、「挨拶が自慢の学校」に定着してきた。地域 の方に対しても自然に挨拶ができる生徒が増えている。今後は更に活発な挨拶を目指すと共に、今まで以 上に気持ちの込もった挨拶ができる生徒を増やしていく。 生 活 ②生徒は、無言清掃を通して、古いけれどきれいな学校をつくっている。 特 活 ①生徒は、部活動に意欲的に取り組み、心と身体を鍛えている。 B 【学校説明】 過去(一昨年まで)C評価が続いていたが、昨年から取り入れた縦割りの清掃スタイルや、美化専門委 員の掲げている無言清掃が良い流れを生み出し、今年度も特別棟や職員室周辺など無言で黙々と清掃が行 A われている。教室等各学年のフロアーも無言で精一杯清掃に取り組む生徒が多い。しかし、学年、学級の 差もあり、全校で完全に無言清掃ができている状態までにはいたっていない。美化専門委員の声掛けや対 策により、生徒自身が清掃に取り組む姿勢を見直すことで、全校生徒が無言で集中している状態へと高め ていく。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 無言清掃を徹底させるために、清掃中の挨拶は声を出さない会釈にする。時と場合によって挨拶を変えることで挨拶の質の向上を意識させていく。 A 【学校説明】 部活動への関心が親子共に高く、意欲的に活動を行うことができている。また、部活動を通して、生徒 の礼儀や挨拶がしっかりとしたものになっている。 6 特 活 A 生徒の中であいさつをきちんとしていこうとする意識が相 互に働いている。それがいい方向で影響しあい、挨拶の習慣 がきちんと身についている。挨拶は今後も服織中学校の自慢 として位置付けていきたい。 清掃に関しては、縦割り清掃のスタイルが功を奏してい る。上級生が手本を示し、下級生にきちんとした清掃の仕方 を教えることができている。しかし、訪問時に生徒があいさ つをしたが、「無言清掃」と反する感がある。学校として清 掃時のあいさつをどうするべきか統一させたい。 ②生徒は、生徒会活動、専門委員会活動、学級活動で一人一人の役割を自覚し、責任を果たしてい B る。 【学校説明】 係活動や委員会活動を意欲的に取り組もうとする生徒が多いので、担任と連携をとりながら賞賛してい きたい。課題としては、生徒自身の手により、更に活動を高めていくことが十分ではない。生徒たちだけ でもPDCAサイクルで活動を高めていけるようにしていく。 A 部活動は、対外的な成績がいい悪いにかかわらず、自己の 目標を持って一生懸命に取り組めている。部活動が、中学校 生活を充実させるための手だてとして、十分にその役割を果 たしている。 また、係活動に関しては、中心である生徒会本部がリー ダーとしての役割をきちんと果たしている。そのために、各 係の活動が明確化され、生徒一人ひとりが目的意識をもって 活動に取り組めている。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 来年度も、部活動を充実させ、学校生活の充実にもつながるようにしていく。 生徒会本部が中心となって、目指すべき学校にむけて生徒総会や専門委員会を通じて、生徒全員への意識の統一を行い、生徒一人ひとりが責任を持って取り組める活動にして いく。 2014/4/3 Ⅱ 各指導部・領域等に関わること 大項目 中項目 1 (1)確かな学力の定 教育課程 着 学習指導 【市共通項目1】 7 研 修 評価指標 ①教師は、単元構想、グループ学習、ワークシートや資料の活用など、指導方法を工夫改善し、 学習内容の確実な定着を図っている。 自己 評価 B 【学校説明】 授業で基礎的な学習内容を定着させようと、指導方法に工夫ができた。学ぶ楽しさを感じ取れた生徒も 増加した。今後は、応用問題に対応する力や、習得した知識・技能を活用する能力を向上させるような工 夫改善をしていく。 8 学 習 ②生徒は、授業や家庭学習を通して、基礎・基本を定着させようとしている。 外部 評価 B 学校関係者評価委員会から 情報機器を活用したり、グループ学習を行ったり授業形態 や単元構成など各教員が工夫した取り組みをしている。しか し、ここ数年基礎基本の定着の自己評価が「C」であり、生徒 に成果が表れていない。学習に関しては、小学校時代からの 積み重ねが大切である。小学校との連携を一層高め、学力向 上が数値的成果として上がるよう小中一体となって取り組む 必要を感じる。 C 【学校説明】 生徒は授業の中で課題に意欲的に取り組み、1P学習などの提出で基礎・基本の定着を図ろうと努力し ている。しかし、基礎・基本の定着には個人差が見られた。家庭学習を充実させようと、今年度半ばに 「家庭学習のすすめ」を作成し配付した。今後も保護者と連携していく。 C 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 生徒が、授業の中でつけるべき力をつけるよう、授業者は更なる工夫や努力(力を明確にすること、評価すること)をする。 基礎・基本の定着を目指して、放課後等の補習を継続していく。また、毎時間の授業開始時に基礎的・基本的な内容をくり返し練習し、定着を確認する時間をとり、継続的に 指導していく。 (2)道徳教育の充実 【市共通項目2】 9 学 習 ①生徒は、道徳の授業を通して、価値の内面化を図り、自らの生活を見直している。 B 【学校説明】 道徳の授業に前向きに取り組む生徒が多い。課題を自分なりにとらえ、生活を振り返ることができる。 日常生活において、様々な場面で投げかけるなど、今後も実践化を図っていく。 B 社会全般に、人とのつながりが薄くなり、利己的になって いく中、人とのかかわり方を学ぶ道徳の授業は、将来きちん とした社会生活を送る上で、果たす役割が大きい。また、道 徳性を育てるには家庭の果たす役割も大きい。学校と保護者 の連携を一層強めていく必要を感じる。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 毎週の道徳の時間の指導をよりいっそう工夫し、生徒が自分を振り返る時間を大切にする。人間関係作りの苦手な生徒も多いため、ソーシャルスキルトレーニングを取り入れ た授業を継続していく。また、人間関係作りに関わる学びができるよう、講師を招いた全校道徳を実施する予定である。保護者とは、便り等で共通理解を図る。 (3)特別活動の充実 【市共通項目3】 10 特 活 ①生徒は、清流祭などの生徒会行事に全生徒のエネルギーを結集し、達成感や成就感をもつことがで きている。 A 【学校説明】 行事などに燃える服織中の良さがでていて、準備から当日の運営までよく取り組めている。どの行事に 対しても、生徒会を中心として生徒が意欲的に取り組んでいる。 A 各行事の企画・運営が」生徒自身の手で取り組めていてと ても良い。そのことがクラス・学年のまとまりを生み、行事 終了後に生徒が達成感を得ることに結びついている。 かつて清流祭で行っていた「ソーラン節」などを復活でき ると更に、全校の一体感が強まるように感じる。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 年度ごとに生徒の実態は変わっていくが、教員が共通意識をもって、清流祭など各行事の意義を捉えて指導を行っていく。 行事終了後の達成感だけでなく、日々の生活の中でも成果を振り返って生活を向上させていけるように指導していく。 2 生徒指導 (1)一人一人を大切 にした指導 【市共通項目4】 11 生 指 ①生徒は、共感的な人間関係を築きながら、自浄能力を高め、互いに向上していこうという姿勢をつ くっている。 情報機器や関連のソフトは日進月歩である。新たなトラブ ルに即応して「LINE」などの学習会をもったことは非常に評 価できる。今後も、アンテナを高くしてトラブルを未然に防 ぐ必要を感じる。 B 【学校説明】 「使ってはいけない3つの言葉」を使わないよう意識して生活できている。また、「LINE」による トラブルが増えてきていたが、早めに対応した結果、トラブルの報告は減ってきている。人間関係の構築 については、少しずつ良い方に向いている。しかし、「LINE」については、これからも広がっていく ことが考えられるので、指導を継続していく。 B 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 来年度も「使ってはいけない3つの言葉」を使わないよう意識して生活させる。今年度表れた「LINE」の問題のように、新たな問題に対してアンテナを高くし、講習会等 も開きながら、早急に対応していく。 2014/4/3 大項目 3 進路指導 中項目 (1)相談活動の充実 12 特 活 評価指標 ①教師は、生徒の将来の自己実現のための進路指導を充実させている。 自己 評価 外部 評価 B 【学校説明】 1年生から3年生まで職業調べ、職場体験、高校調べなど、系統性を持たせた指導を行っている。しか し、時間数の減少から取り組む内容を精選し、より生徒の実態に合った活動としていく必要がある。 B 学校関係者評価委員会から 職場体験は、生徒が将来の自己実現を図る上で非常に有用 である。現在は、生徒は一つの職業しか体験できないが、複 数の職業を体験させると、将来の職業を考える上で更に成果 があると感じる。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 時間数の減少や体験場所の設定など困難な条件は多々あるが、内容を精選しつつ、将来に向けた活動を推進していく。 4 (1)学校安全システ 安全管理・指 ムの構築 導 【市共通項目5】 13 生 活 ①教職員は、校内の防犯・防災体制を整えるとともに、登下校時などの安全についての指導や対策を 講じている。 警察・服織地区健全育成会との連携によりサスマタを増加 配備したことや、侵入事件を受け防犯カメラを増設したこと など、諸問題に即対応している点が大変に評価できる。道路 交通状況が悪い学区であるので、交通安全指導は一層強化し ていく必要を感じる。 A 【学校説明】 生徒に予告しないで、防災訓練を実施したり、警察の講習を職員が受けたりすることにより、実際に災 害が起こった状況と近い状態での生徒の動きや、職員の体制を確認することができた。 自転車通学者の適用範囲の見直し、部活動での自転車通学原則不許可、教員による登下校指導、地区長 による地区別の危険箇所の確認・注意等の対策により、登下校における安全意識はかなり高まった。交通 マナーに対して課題が見られた際には、すぐにその地区の生徒を集め、具体的に指導したことにより、地 域からのマナー違反や、危険行動の連絡も今年度は大幅に減った。今後は、道に広がった歩行、自転車の 無理な走行などの改善に向け、登下校指導等を通してマナー向上に努めていく。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 防犯体制、交通安全指導については、来年度も今年度同様、課題が見えた時にただちに、担当職員を中心に全職員で同じ意識をもって対応する。 5 (1)健康教育の充実 保健管理・指導 【市共通項目6】 14 生 活 ①学校は、生徒のけがの発生率を10%以内に抑えるよう安全指導や自己健康管理意識の向上に努め B る。 【学校説明】 不注意や人間関係によるトラブルのけがが、毎年多く発生していたが、本年度は昨年度と比較すると減 少している。(24年度末37件→25年度12月末で21件)これは、日頃から「生活ノート」等で職員が生徒と の心のつながりを大切にしてきたことや、保健専門委員を中心とした取り組み、「人の傷つく言葉をなく そう」がトラブルによる怪我の減少につながっていると思われる。また、総件数も本年度減少している要 因として、部活動指導において注意を頻繁に促すなど、各顧問が安全面に配慮して活動させていることが 要因として挙げられる。今後は、目標であるけがの発生率10パーセント以内に向け、継続指導をしてい く。 けが発生率…H24 18.0%(119件) H25 12.0%(77件、12月末現在) 地域においても生徒間のトラブルを目にしたり、耳にした りすることは大幅に減少した。より安全・安心な学校を作る ために、生徒の危機管理意識を高め、けがの発生率10%以内 を達成するよう期待する。 B 今年度の保健専門委員のように生徒の実態に即した生徒中心の活動を行うことで、まず、生徒自らの力で人間関係のトラブルやけがの発生を減らしていく。今年の取り組みを、 来年度も職員、生徒ともに継続していく。 6 (1)学校の実態に応 特別支援教育 じた校内支援体制の 推進 【市共通項目7】 15 7 組織運営 16 (1)組織・運営の改善 【市共通項目8】 教 務 ①特別支援教育に関わる教職員を中心に連携をとりながら、協力して支援体制を整えている。 B 【学校説明】 特別支援教育コーディネーター、スクールカウンセラー、教育相談員、各学年の相談担当職員が毎週の 相談部会で情報を共有し、連携を取りながら支援体制を構築している。 次年度は校内の特別支援学級と通常学級の連携を強め、かかわり合い学ぶ体制を構築していく。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 来年度は、特別支援学級と通常学級の生徒の交流を一層推進し、共に学び合う姿勢を大切にさせていく。 17 教 務 教 務 ①教職員は、3分掌、3学年が連携して、重点目標を意識して課題に取り組んでいる。 B B 【学校説明】 毎週主任者会、三部長会を実施することにより、各学年、分掌が連携し、重点目標の達成に向かう体制 が構築できている。しかし、実践する場面では、目前の行事や生徒指導などに追われる面があった。次年 度は、より広い視野で生徒を見つめ、重点目標の達成に向かっていく。 ②教職員は、公務員倫理遵守に努めている。(信用失墜行為根絶、人権の尊重、個人情報保護など) A 【学校説明】 コンピュータシステムが更新され1年が経過し、職員も情報機器の扱いに習熟した。そのことで個人情報 の保護に十分に気を配れるようになった。今後も、職員研修を充実させ倫理遵守に努めていく。 B 「体力」の授業などで、教員が励ましの声を掛けながら生徒 に伴走するなど師弟同行ができている。少人数の生徒に多く の教職員が関わる支援体制が構築されている。 学校運営組織として連携しあい重点目標を達成に向かう体 制が作られている。 情報機器などの管理システムがきちんと作られている。そ のために、情報漏えいなどを未然に防ぐことができている。 また、学校コンプライアンス委員会も機能的に開催されて いる。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 多くの研修の機会を捉え、教職員の倫理観の向上を図ると共に、互いに声を掛けあい情報漏洩などの不慮の事故を未然に防いでいく。 2014/4/3 大項目 8 研修 中項目 (1)研修体制の充実 【市共通項目9】 18 研 修 評価指標 ①教師は、「表現力を豊かにする手だての工夫と場の設定」を研修テーマに、生徒に学習課題を意識 させ、学習成果確認の場を設定している。 自己 評価 外部 評価 B 【学校説明】 研修テーマを意識して、授業を構成している。近隣校研修や各種研修を生かして、教師がとらえる『表 現力の質』を高め、生徒の学びに還元していけるよう努めていく。 B 学校関係者評価委員会から 近隣校で切磋琢磨しながら、互いに高め合っていくことは 非常によいことである。授業の質を一層高め、学力向上の成 果に結び付けて欲しい。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 授業者が、本時につけさせたい力を明確にし、その力がついたかを評価することで、授業を更に改善していく。 研修体制を整え、全体が同じ方向で授業改善を進めていく。 9 (1)信頼される学校 保護者・地域 づくりの推進 住民等との連 【市共通項目10】 携 19 教 務 ②学校は、地域や保護者との連携強化のために、学校の情報を積極的に発信するとともに、地域や家 B 庭の声を聞くことに努めている。 【学校説明】 学校・学年だよりの発行、学校ホームページの更新など地域や保護者との連携強化のために、積極的に 情報発信をした。しかし、後期の学校公開週間では、訪問者が少ないなど課題もあった。 より「開かれた学校」にしていくため、来年度は新入生に対する家庭訪問、休日を「学校公開日」とし て設定するなど新たな活動を取りいれ、地域や保護者との連携強化を一層図っていく。 B 学校は学校だより、ホームページなど情報をしっかりと提 供できている。情報を受け止める家庭の意識を更に向上させ たい。大きな行事を参観することも大切だが、生徒の日常の 姿を見とることを大切にしたい。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 新入生に対する家庭訪問、学校公開日の設定などの新たな取り組みを積極的に導入し、より「開かれた学校」づくりに努めていく。 10 施設設備 (1)施設・設備の管 理 20 生 活 ①学校は、毎月安全点検を実施するとともに、事故を未然に防ぐ努力をしている。 校長のリーダーシップの下、全職員が施設・設備の安全管 理に高い意識をもって行っている。 A 【学校説明】 毎月の全職員による安全点検は確実に行われており、用務員を中心に改善できる部分はすぐに改善する など、安全に対する職員の意識は高い。 今年度は、特に、老朽化してきた防球ネットの溶接や保管場所の見直し、渡り廊下の破損箇所の補修等 に力を入れるなど、昨年末に挙がった課題箇所や、今年度発見された危険箇所への早急な対処により、未 然の事故防止に努めた。次年度も、危険箇所のを改善に努めていく。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 今年度同様、安全点検の確実な実施、危険箇所への早急な対応を心掛けていく。 学校から 経営のまとめ(成果と課題) 1 経営のまとめ(成果と課題) ≪成果≫ 挨拶の習慣や無言清掃が定着し、生徒が「服織中の自慢」を意識しながら、落ち着いた生活を送っている。また、生徒間の言葉 や、携帯電話やインターネットなどの使い方など、新たに発生したトラブルにも即座に対応し、生徒が安定した生活を継続できる よう支援ができている。 学習面においても、生徒は集中して授業に取り組む姿勢が身についている。そのために基礎的な学習内容については定着しつつ ある生徒が増えてきている。地域の学習支援の会との連携や、家庭学習の質の向上を目指した「家庭学習のすすめ」を作成・発行 を通じて、地域、家庭を巻き込んだ学力向上へ取り組む体制ができている。 特別活動においては、各行事や部活動において、生徒が生き生きと取り組む姿が多くみられ、その成果も出ていることから服織 中生にとって大きな自信を生み、学校生活を向上させていく活力となっている。 ≪課題≫ 学習面において、学習した内容の定着に個人差が大きい。また、習得した知識・技能を活用する能力が身についていない生徒が 多い。自己分析に基づいた効果的な家庭学習に変えていく質の充実を図る必要がある。また、授業改善を一層進め、表現力の質の 向上を図る必要もある。 生活面においては、生徒間のトラブルからおこる怪我は、今年度大幅に減少させることができたが、不注意から発生する怪我は 依然多い。生徒の危機管理意識を向上させ、より安心・安全な学校作りに努める必要がある。 2 学校関係者評価を受けて(改善策) あいさつ、「無言清掃」などを通じて本校の生徒の生活は、数年前に比べて非常に安定している。また、授業に向かう姿勢も大 いに向上している。今まで生徒指導面に多くの時間・労力を費やしてきたが、学校生活の基盤が安定してきたことにより、全校生 徒・保護者・教職員・地域が最大の課題と考えている「学力の向上」にじっくりと向き合える体制が整ってきた。来年度は学校、 地域、家庭が強固に連携し、学力の向上に取り組み、確かな成果をあげたい。 学校関係者評価委員会まとめ あいさつ、「無言清掃」など教職員と生徒が共通の意識をもって学校のじまん作り に取り組んでいる。そのために、生徒の学校生活が以前に比べて大変安定している。 また、学校行事や部活動に対しても生徒は生き生きと取り組み、服織中学校の伝統的 な素晴らしさが継続されてる。 地域においても、祭典のボランティアや防災訓練などに服織中生は積極的に参加 し、地域の中で中学生として果たすべき役割が自覚できている生徒が多い。 服織中生の生活態度、授業態度は大幅に改善しているが、学習の定着に関わる評価 が低い問題が継続している。小学校との連携、地域・家庭との連携、授業改善を一層 図り、学力向上に一層力を入れ成果をあげることを期待する。
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