Carboguard® 891 HS Selection & Specification Data 塗料のタイプ: ハイソリッドポリアミンエポキシ 一般特性: ハイソリッドのエポキシライニング材で、飲用水用途に用いる。 下地に直接塗装可能で、通常 2 回塗りで使用する。 コンクリート面(浸漬): 24°C、相対湿度 50%またはそれに等しい環境において 28 日 間硬化させる。ASTM D 4258 (コンクリート面の表面処理)、 ASTM D 4259 (コンクリート面の研磨処理)に従って下地処理を 行う。コンクリート中の空隙の充填が必要な場合もある。 Performance Data 特長: ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ハイソリッド; 低 VOC・低 HAPs 配合 飲用水用途に好適 (ANSI/NSF Standard 61 に適合) FDA 21CFR 175.300 (food contact)に適合 VOC に関して、AIM 規制に適合 耐薬品性に優れる 耐摩耗性に優れる 耐熱ショック性に優れる 色相: ライトグレー(0700)、白(0800)、ライトブルー(0100) 仕上げ: セミグロス 下塗り: セルフプライミング性 乾燥膜厚: 100-250 m/ 回 (10%希釈の場合、ウェット 125-325 m) 2-3 回塗りができるが、合計乾燥膜厚は 500 m を超えないこと。 固形分: 85 ± 2 (容量%) 理論塗付量: VOC: 25 m の場合 33.4 m2/L 混合あるいは塗装時のロスを見込むこと。 無希釈: 119 g/L #2シンナーで9容量%希釈: 186 g/L 公称値であり、色相によって若干異なる。 耐熱性: 連続: 93°C / 断続: 121°C 93°Cを超えると、光沢の低下と変退色が見られる。 浸漬用途での耐熱性: 65°Cまでの水への浸漬に対応可能。 注意点: エポキシ塗料は、日光に曝露されると光沢を失い、変退色が 起こり、最終的に白亜化(チョーキング)する。 下地処理 一般: 表面は清浄で乾燥していること。塗料の付着性に影響を与え る可能性のあるごみ、ほこり、油脂類、その他の付着物を、適切 な方法を用いて除去する。 鋼材(浸漬): 試験 磨耗試験 熱ショック 方法 ASTM D 4060 CS17 wheel 1 kg 荷重/1,000 サイクル 5 サイクル (-57~93°C) 結果 94 mg 減少 影響なし 塗装機器 エアスプレー: 2 つの調圧弁のついた圧力ポット・最小内径 3/8 インチの塗料 用ホース・内径 0.07 インチのフルードチップおよび適切なエアキ ャップを使用する。ガン圧を 50 psi、ポット圧を 10-20 ポンドに調節 する。 エアレススプレー: ・ 圧縮比(最小): 30 : 1* ・ 吐出量(最小): 2.5 ガロン/分 ・ ホース内径(最小): 3/8 インチ ・ オリフィスサイズ: 0.017-0.021 インチ ・ 塗料圧: 10.3-15.9 MPa ・ メッシュ: 60 mesh *: テフロンパッキングが推奨され、メーカーから入手可能。 まず、「ミスト」接着工程として、軽くスプレーする。約 1 分乾燥さ せるが、完全に乾燥しないようにする。 ガンをかなり速く動かして縦横に複数回塗り重ね、湿った外観 を維持する。ウェット 125-175 m が得られるまでこれを繰り返す (ドライ 100-150 m となる)。同じ操作(ウェット 125-175 m)を繰り 返し、合計でドライ 200-300 m の塗膜を得る。カーボライン社に 問い合わせること。 ハケ: 小面積の補修塗装の場合に限られる。高品質のハケを使用し、 まず非常に軽く縦横に塗る。5 分ほど乾燥させ、縦横に厚塗りをす る。ハケで「こする」よりは塗料を「流す」ように塗装する。 表面の粘着性がなくなるまで待ち、望ましい膜厚が得られるま で上記の作業を繰り返す。この方法で 63-75 m/ 回が得られる。 中程度の硬さのハケを使用する。 ローラーは推奨されない。 SSPC-SP 10 (表面粗度: 50-88 m) 2012 年 1 月改訂 上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について更に詳しくお知りになりたい 場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、塗装作業の結果生ずる可能 性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。 ® Carboguard 891 HS 混合および希釈 Page 2 塗装条件 混合: Part A、B それぞれを動力撹拌し、混合後も動力撹拌する。熟 成時間を 15 分設けること。 部分的に混合することは推奨されない。 混合比: A : B = 2 : 1 (体積比) 希釈: 塗料を適切に霧化するために希釈が必要な場合がある。#2 シンナーで 10 容量%までの希釈とする。カーボライン社が推奨、 供給する以外のシンナーを用いた場合は、塗料の性能に悪影 響を与える恐れがあり、明示または暗示による一切の保証を無 効とする。 可使時間: 24°C で 1¼時間、15.5°C で 2 時間 可使時間が終わりに近づくと、塗料はコシを失いタレ始める。 高温では可使時間はさらに短くなる。 清掃および安全情報 清掃: #2 シンナーかアセトンを使用する。漏出時は、地域の法令に 従って回収、廃棄する。 安全情報: このデータシートと MSDS にある、あらゆる安全衛生情報を読 み、これに従う。通常の作業と同様の安全対策を講じる。化学物 質に過敏な作業者は、防護服、手袋を着用し、顔や手を含むあ らゆる曝露される部位に保護クリームを塗る。 換気: タンクライニングとして使用する場合および密閉された場所で 使用する場合、作業中および作業後に塗膜が硬化するまで、徹 底的に換気を行う。換気装置は、使用された溶剤の揮発蒸気が 空気中で爆発限界の下限に達しないようにするだけの能力を持 つものでなければならない。作業者は、曝露レベルが指針を下 回っていることを試験し、監視しなければならない。曝露レベル を確認、監視できない場合は、鉱山安全保健管理局(MSHA)ま たは国立労働安全衛生研究所(NIOSH)によって認可された送 気マスクを着用する。 警告: 引火性溶剤を含む。火花や裸火から遠ざける。米国電気工 事規程に従って製造され、接地してある電気機器・設備を使用 する。爆発の危険がある場所では、作業者は非鉄工具を使用し、 導電性の衣服と火花を発生しない靴を着用する。 塗料 温度(°C) 被塗面 温度(°C) 気温 (°C) 湿度 (%) 標準 16-29 16-29 16-32 0-80 最低 10 10 10 0 32 52 43 80 最高 被塗面温度が露点を上回っていれば塗装できる。被塗面温 度が露点を下回って結露が起こった場合は、フラッシュラストが 発生し付着力の低下に繋がることがある。通常の塗装条件の範 囲外の場合には、特別な塗装方法が必要になる場合がある。 注意: スプレー塗装に先立って、#2 シンナーで 50 容量%以上 に希釈した本塗料を用いて、溶接部や表面の凹凸部を先行塗 装しておく。 硬化時間 被塗面温度 (湿度 50%) 塗り重ね 時間 浸漬用 完全硬化 最大塗り重ね 時間 10°C 36 時間 14 日 30 日 16°C 20 時間 10 日 21 日 24°C 10 時間 7日 14 日 32°C 5 時間 5日 7日 ANSI/NSF Standard 61 条件での使用では、最短塗り重ね間 隔は 10 時間以上とし、7 日間硬化させること。詳細はウェブサイ トを参照。http://www.nsf.org/Certified/PwsComponents/ 上表は、乾燥膜厚 150-175 m の場合である。厚膜・換気不 足・低温等の条件では乾燥時間が長くなり、溶剤の閉じ込めや 早期の不具合が発生する可能性がある。硬化中の高湿度条件 あるいは結露の発生は、硬化の妨げとなり、変退色やくもりの原 因となる。くもりやブラッシングは塗り重ねの前に必ず水洗するこ と。最大塗り重ね時間を超過した場合は、上塗りをする前にスイ ープブラストで目荒らしをする必要がある。 食品グレードの製品に使用する場合は、107°C の場合 4 時間 の強制乾燥が必要である。目的の温度に到達するまで、16°C/30 分で昇温する。他の条件は下表のとおり。 被塗面温度 66°C 79°C 93°C 107°C 硬化時間 12 時間 10 時間 6 時間 4 時間 荷姿、取扱および保管 荷姿: 1 ガロンキット 6.8 kg 引火点(セタ密閉式): 保管条件: Part A: Part B: 5 ガロンキット 34 kg -4.5°C 5°C 温度: 4-43°C 湿度: 0-100% 屋内に保管すること。 保存可能期間(24°C): Part A: Part B: 未開封で保管条件に従った場合。 製造後 24 ヶ月 製造後 6 ヶ月 2012 年 1 月改訂 上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について 更に詳しくお知りになりたい場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、 塗装作業の結果生ずる可能性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。
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