Carboguard 890 &

Carboguard® 890
& 890 LT
Selection & Specification Data
塗料のタイプ:
一般特性:
脂環式アミンエポキシ
高い耐薬品性を有するエポキシマスチック塗料で、あらゆる工
業分野において幅広く用いられる。セルフプライミング性を持ち、
ほとんどの旧塗膜や強固に付着した錆の上に塗装が可能。薬品
環境において独立した塗装系として使用できる。また、各種の浸
漬環境にも使用できる。
特長:
・
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・
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・
・
・
耐薬品性に優れる
下地の許容性が広い
一般グレード/ 低温用グレード
セルフプライミング性/ 各種下塗り・上塗りとも適合する
耐摩耗性に優れる
VOC に関して、現行の AIM 規制に適合
USDA の検査を受ける設備に適する
色相:
カーボライン社のカラーガイドを参照。色によっては隠蔽性を確
保するために塗り重ねが必要である。
注意: 890LT は、一般グレードに比べて短期間で黄変あるいは
退色が見られる。また、エポキシ塗料は、日光に曝露されると光沢
を失い、変退色が起こり、最終的に白亜化(チョーキング)する。
仕上げ:
グロス
下塗り:
セルフプライミング性。または、無機ジンクあるいは他の強固に
付着した塗膜上に塗装してもよい。ジンクリッチプライマー上に塗
装する場合は、発泡を防ぐため、ミストコートが必要な場合がある。
上塗り:
アクリル・エポキシ・ポリウレタン系塗料
乾燥膜厚:
100-150 m/ 回。軽度の錆面に塗装する場合および無機ジン
ク上に均一な光沢面を形成する場合には 150-200 m/ 回。
1 回の塗装で 250 m を超えないこと。無機ジンク上に過剰な膜
厚で塗装すると、輸送や建設中に損傷を受けることがある。
固形分:
75 ± 2 (容量%) (890LT: 80 ± 2 (容量%))
理論塗付量:
890:
25 m の場合 30.0 m2/L 125 m の場合 6.0 m2/L
890LT: 25 m の場合 31.0 m2/L 125 m の場合 6.3 m2/L
混合あるいは塗装時のロスを見込むこと。
VOC:
890
890LT
無希釈:
214 g/L
180 g/L
#2シンナーで5容量%希釈:
250 g/L
250 g/L
#2シンナーで10容量%希釈: 271 g/L
#33シンナーで5容量%希釈: 250 g/L
250 g/L
#33シンナーで12容量%希釈: 285 g/L
258 g/L
光化学反応しない溶剤が必要な場合は、#76シンナーで6容
量%まで(890LTの場合は12容量%まで)希釈する。
公称値であり、色相によって若干異なる。
耐熱性:
連続: 121°C / 断続: 149°C
93°Cを超えると光沢が失われ、変退色が見られる。
注意点:
ラテックス塗料の上には塗装しない。浸漬用途には、工場で製
造された色のみを使用すること。詳細についてはカーボライン社
技術サービスに問い合わせること。
890LT は浸漬用途には使用しない。下塗りまたは中塗りとして
のみ使用する。上塗りとして使用した場合、望ましくないレベルの
退色が起こる場合がある。
下地処理
一般:
表面は清浄で乾燥していること。塗料の付着性に影響を与え
る可能性のあるごみ、ほこり、油脂類、その他の付着物を、適切
な方法を用いて除去する。
鋼材:
浸漬用途:
SSPC-SP 10
非浸漬用途:
SSPC-SP 6
表面粗度:
38-75 m
マイルドな環境の場合、SSPC-SP 2、SP 3も適用可能。
亜鉛メッキ面:
カーボライン社の推奨するプライマーで下塗りをする。下地処
理についてもそのプライマーのデータシートを参照のこと。
コンクリートまたはCMU面:
24°C、相対湿度 50%またはそれに等しい環境において 28 日間
硬化させる。ASTM D 4258 および D 4259 に従って下地処理を行
う。コンクリート中の空隙の充填が必要な場合もある。モルタルの
接続部は 15 日以上硬化させる。本塗料、Carboguard 1340 または
他の適切なフィラー/プライマーで下塗りする。
ドライウォールおよび石膏:
塗装前に完全に硬化させる。プライマーにはCarbocrylic 120ま
たはCarboguard 1340を使用する。
旧塗膜面:
軽く目荒らしをして表面の光沢をなくす。旧塗膜はASTM D
3359のXカット付着試験において少なくとも3Bの付着力レベルを
維持していること。
Performance Data
試験方法
(ASTM)
D 3359
付着力試験
塗装系
結果
報告書
番号
ブラスト/
890 (1回)
5A
0270
D 4060
摩耗試験
ブラスト/
エポキシプラ
イマー/890
B 117
塩水噴霧
ブラスト/
890/ 890
B 117
塩水噴霧
ブラスト/
無機ジンク
/890
D 1735
水噴霧
ブラスト/
エポキシプラ
イマー/890
ブラスト/
890/ 890
ブラスト/
890 (1回)
85 mg 減少/
CS17 wheel
1kg 荷重
1,000サイクル
2,000時間後
平板部欠陥なし/
カット部にさび/
ハツリ幅1/16”
4,000時間後
平板部欠陥なし/
カット部さびなし/
ハツリ幅なし
2,800時間後
フクレ・さび・
剥離なし
02411
02594
L4042,45,95
08564
D 3363
> 8H
02775
鉛筆硬度
D 2486
1,000サイクル後
03142
耐スクラブ性
光沢保持率93%
E84 炎の
Flame 5/ Smoke
890/890
03110
燃え拡がり
5/ Class A
追加のデータおよび試験報告書は書面での請求で入手可能。
2011 年 2 月改訂
上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について更に詳しくお知りになりたい
場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、塗装作業の結果生ずる可能
性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。
®
Carboguard 890 and 890 LT
塗装機器
以下は、本製品を塗装する場合の塗装機器に関する一般的
な指針である。塗装現場の状況によっては、望ましい結果を得
るためにはこれらの指針の変更が必要な場合もある。
スプレー(一般):
本製品はハイソリッド塗料であり、スプレー塗装時には技術的
な調整が必要な場合もある。ウェット膜厚は容易にかつ迅速に
確保できる。以下のスプレー装置は、本製品の塗装に適するこ
とが確認されたものであり、Binks、DeVilbiss、Graco 等のメーカ
ーから入手可能である。
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管理局(MSHA)か国立労働安全衛生研究所(NIOSH)が認可し
た送気マスクを着用する。
警告:
引火性溶剤を含む。火花や裸火から遠ざける。米国電気工事
規程に従って製造され、接地してある電気機器・設備を使用する。
爆発の危険がある場所では、作業者は非鉄工具を使用し、導電
性の衣服と火花を発生しない靴を着用する。
塗装条件
塗料温度
エアスプレー:
2 つの調圧弁のついた圧力ポット・最小内径 3/8 インチの塗料
用ホース・内径 0.07 インチのフルードチップおよび適切なエアキ
ャップを使用する。
エアレススプレー:
・圧縮比(最小):
30 : 1*
・吐出量(最小):
3.0 ガロン/分
・ホース内径(最小):
3/8 インチ
・オリフィスサイズ:
0.017-0.021 インチ
・塗料圧:
14.5-15.9 MPa
・メッシュ:
60 mesh
*: テフロンパッキングが推奨され、メーカーから入手可能。
ハケ・ローラー:
推奨乾燥膜厚、望ましい外観と隠蔽性を得るには、複数回の
塗装が必要な場合がある。過度のハケ・ローラー返しを避ける。
最良の結果を得るには、24°C では 10 分以内に重ね塗りする。
ハケは中程度の硬さのものを使用し、ローラーは芯材にフェノ
ール樹脂を用いた化繊ローラーを使用する。
混合および希釈
混合:
Part A、B それぞれを動力撹拌し、混合後も動力撹拌する。
部分的に混合することは推奨されない。
混合比:
A : B = 1 : 1 (体積比)
被塗面
温度
気温
湿度
標準
16-29°C
16-29°C
16-32°C
0-80%
10°C
10°C
10°C
0%
最低
LT: 4°C
LT: 2°C
LT :2°C
32°C
52°C
43°C
90%
最高
被塗面温度が露点を上回っていれば塗装できる。被塗面温度
が露点を下回って結露が起こった場合は、フラッシュラストが発
生し付着力の低下に繋がることがある。通常の塗装条件の範囲
外の場合には、特別な塗装方法が必要になる場合がある。
硬化時間
890 (100-200 m の場合)
被塗面温度
塗り重ね
(湿度 50%)
時間
他の塗料での
塗り重ね時間
完全硬化
(/浸漬条件)
10°C
12 時間
24 時間
3 日(/NR)
16°C
8 時間
16 時間
2 日(/10 日)
24°C
4 時間
8 時間
1 日(/5 日)
32°C
2 時間
890LT (125 m の場合)
被塗面温度
指触
(湿度 50%)
4 時間
16 時間(/3 日)
ハンドリン
グ時間
塗り重ね
時間
完全硬化
2°C
5 時間
18 時間
20 時間
7日
希釈:
4°C
4.5 時間
15.5 時間
16 時間
5日
スプレー:
#2 シンナーで 10 容量%まで
ハケ/ローラー:
#33 シンナーで 12 容量%まで
高温や強風の場合は、スプレー塗装時も#33 シンナーが使用
できる。カーボライン社が推奨、供給する以外のシンナーを用い
た場合は、塗料の性能に悪影響を与える恐れがあり、明示また
は暗示による一切の保証を無効とする。
可使時間:
3 時間(890LT は 2 時間) (24°C の場合)
可使時間が終わりに近づくと、塗料はコシを失いタレ始める。
高温では可使時間はさらに短くなる。
10°C
3.5 時間
6.5 時間
12 時間
3日
16°C
2 時間
5 時間
8 時間
2日
24°C
1.5 時間
2 時間
4 時間
24 時間
#2 シンナーかアセトンを使用する。漏出時は、地域の法令に
従って回収、廃棄する。
32°C
1 時間
1.5 時間
2 時間
16 時間
厚膜・換気不足・低温等の条件では乾燥時間が長くなり、溶剤
の閉じ込めや早期の不具合が発生する可能性がある。硬化中の
高湿度条件あるいは結露の発生は、硬化の妨げとなり、変退色や
くもりの原因となる。くもりやブラッシングは塗り重ねの前に必ず水
洗すること。高湿度条件で塗装する場合、気温が上昇している時
間帯に塗装することが推奨される。24°C での最大塗り重ね間隔は
30 日である。最大塗り重ね時間を超過した場合は、上塗り前にスイ
ープブラストで目荒らしをすること。890LT を 10°C 未満で塗装した
後に 16°C 程度まで上昇した場合、塗膜が軟化することがあるが、
これは通常の状態であり、塗膜の性能には影響しない。
安全情報:
荷姿、取扱および保管
このデータシートと MSDS にある、あらゆる安全衛生情報を読
み、これに従う。通常の作業と同様の安全対策を講じる。化学物
質に過敏な作業者は、防護服、手袋を着用し、顔や手を含むあ
らゆる曝露される部位に保護クリームを塗る。
荷姿:
清掃および安全情報
清掃:
換気:
タンクライニングとして使用する場合、あるいは密閉された場所
で使用する場合、作業中および作業後に塗膜が硬化するまで、
徹底的に換気を行う。換気装置は、使用された溶剤の揮発蒸気
が空気中で爆発限界の下限に達しないようにするだけの能力を
持つものでなければならない。作業者は、曝露レベルが指針を
下回っていることを試験し、監視しなければならない。曝露レベ
ルを確認できないあるいは監視できない場合は、鉱山安全保健
2 ガロンキット
13 kg
10 ガロンキット
66 kg
引火点(セタ密閉式):
Part A:
Part B:
32°C
890(混合物):
22°C
23°C
890LT(混合物):
29°C
保管条件:
温度: 4-43°C
湿度: 0-100%
屋内に保管すること。
保存可能期間(24°C):
Part A/B: 製造後 36/15 ヶ月
未開封で保管条件に従った場合。
2011 年 2 月改訂
上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について
更に詳しくお知りになりたい場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、
塗装作業の結果生ずる可能性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。

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