追加回答プロセミナー質問事項-BRAINLAB xls(BL回答)

住所
大阪府
氏名
匿名希望
大阪府
匿名希望
岡山県
匿名希望
京都府
八つ橋
兵庫県
明石だこ
質問内容
回答
iplanについて。
頭頸部のIMRTのような大きな照射野でのプランで
MLCのスピードが最大を超えています、MUを増やすかDoserateを下げて
くださいとのWarninng Messageがでます。
Doserateは標準で300MU/minに設定していますが、試しにそれを100ま
で落としてもメッセージが消えず、
また、検証プランで分割回数を変えMUを増やしても消えません。
しかし、Doserate300MU/minで照射を行ってもビームホールド等は発生
せず、検証結果も良好です。
このWarninng Messageはどのように考えたらよろしいでしょうか?
Machin Profile PropertiesのMLC設定項目にある「Use
speed limitation for IMRT treatments」がオンになって
いる場合、IMLCリーフの最大許容速度に基づいて、
リーフが1セグメントあたりに移動できる最大距離を計
算し、リーフが最大制限速度を超えた場合には新しい
セグメントを挿入致しますが、この項目がオフになって
いる場合はお客様からのご指摘の通り、セグメントの追
加挿入は行われず、Wawrning Messageを表示するの
みとなります。おそらくMUの増加、ドーズレートを速度
低下でも指定されたセグメント数ではリーフが最大制限
速度を超えてしまう状態なのだと思われます。しかし、
リニアックの性能により、そのリーフスピードでも問題な
く照射できていることが線量検証で確認されているので
あればそのプランについては問題ないものと思います。
質問というよりは要望かもしれません。
1,4についてはブレインラボ ドイツ本社へお客様からの
ご要望ということで伝えさせて頂きます。
2については、ManualでMLC開口を調整することが可
能です。Arc Beams Eye View タブ内のBeams Eye
View 右上アイコン、ブラシ機能を使用してMLC開口を
マニュアルで調整可能です。
1.IMRTでの線量制約を細かく設定することはできませんか。
2.SRTでconformal arcの際にmanualでMLCを調節できませんか。
3.通常照射の治療計画についてもっとシンプルに作れるようになりませ
んか。RefureshMUの必要性がわかりません。
4.Veroのジンバル機構に対応してください。(三菱さえよければバリアン
はいつでもできると言っています)
iPlanの XVMC アルゴリズム における計算グリッド,Varianceについて, ・Mean Varianが大きい場合、線量分布あるいはター
default設定の 2mm/ 2 % では,計算時間が長いのですが,
ゲット/リスク臓器の線量指標の安定性(誤差)が大き
・ 2mm/ 2% をdefault設定としている理由
く、2%前後でほぼ安定化するものと考えております。
・ Variance を大きくすることによる,線量の統計学的誤差の影響につい ・頭頸部など、リスク臓器の形状が細微で不規則な場
て
合、計算グリッドの細密化が望まれますが、2mm程度
であれば計算時間とのトレードオフで妥当な数値といえ
ビームデータについて
るのではないかと考えております。
・ 空中のビームデータ,水中のビームデータがそれぞれモデリング時に ・モンテカルロ線量計算アルゴリズム クリニカルホワ
どのような役割を果たしているのか
イトペーパー内に詳細が記載されておりますのでご参
照をお願い致します。
iplanのIMRT最適化計算が、4種類も同時に表示されるにも関わらず他の iPlanのIMRT最適化計算で採用している
TPSに比べて早いのはなぜ?
DPL(dynamically Penalized Likelihood)アルゴリズムの
高速特性と、最適化中の線量計算(PB)により他のTPS
にくらべて計算時間が高速になっているものと考えてお
ります。
ブレインラボ社製6軸カウチの場合、脳定位放射線治
療用のフレームレス・ラジオサージェリー用患者固定具
6Dカウチに関して、Brainlab社製がVarian社製より有利な点を教えて下さ が直接天板に取り付けることが可能ですが、バリアン
社製6軸カウチの場合、オーバレイを経由しての取り付
い。(VARIANにも同様の質問をしています)
けとなります。
追加回答
Refresh MUの必要性については脳定位照射の治療計画を
行う場合、MLCの照射野形状を頻繁に修正する必要があり
ますので、MU値の再計算をその都度行い線量分布図を更
新する仕様だと、コンピュータのレスポンスが悪くなり、使い
勝手に影響することから、iPlanでは任意のタイミングでMU値
の再計算を行う仕様となっております。MLCの開口調整は添
付ファイル参照お願い致します。(MLC調整前、後)
ブレインラボ社製6Dカウチもバリアン社製6Dカウチも0.1
単位で制御可能な高精度なカウチですが、弊社の6Dカウチ
が有利な点としては脳定位放射線治療用のフレームレス・ラ
ジオサージェリー用患者固定具を直接天板に取り付けて運
用可能なところだと考えています。(バリアン製6Dカウチの
場合はオーバレイを経由しての取り付けとなります。)
①線量分布を表示している、2Dと3Dで計算グリッドが
異なるためだと思われます。
①RT_Dose4.1.2. と Phantom Mapping 4.1.2 を使用していますが
②、③に関する推奨値は治療計画の状況によりますの
IMRTの線量分布検証で計算グリッドを変えても結果が変わらないのはなぜでしょう
で一律での提示は出来ません。
か?
④に関しては実際のプランを見させていただいてから、
②RT_Dose4.1.2 でのIMRT Parameterの設定でBeamlet size maxはPTVの線量グリッド 具体的な判断を行いたいと思いますのでお客様からの
の2倍未満の
お問い合わせをお待ちしております。
サイズにはしないように推奨していますが、どのくらいが良いのですか?
匿名希望
③RT_Dose4.1.2 でのIMRT Parameterの設定でセグメント数が設定できますが、推奨は
どのくらいの
範囲でしょうか?
④単純な形状(球のような・・・)ターゲットに対して、あまりOARの制約が強くないIMRTの
プランを作成すると
線量分布検証の結果が悪くなるのはなぜでしょうか?特にGun-Target方向のプロファイ
ルの肩の部分が
高くなる印象です。線量域でいうと80∼90%の部分が高くなります。
①に関しては実際のプランを見させていただいてから、具体
的な判断を行わせてください。参考資料として、添付ご参考
にお願い致します。Caluculate 3D Dose Volumeに☑マーク
入れない、もしくはREFRESH MUボタンを押さない、と計算
グリッドを変更しても線量分布表示は変わりません。(添付
ファイル、DOSE CALC設定、GRID2MM、GRID8MM)