イタリア語文法講座 入門 第三課 10回目(冠詞1) 16 1.不定冠詞 イタリア語の冠詞はその後に続く名詞の性別や数を示すだけでなく、その名詞に対し てある種の概念を与えます。不定冠詞は、単数形名詞の前にのみおかれ、「ひとつの」 「ある」といった概念を与えるものです。 (* ただし、「いくつか」の意味を表わす部分冠詞は不定冠詞の複数形と呼ばれることもあります) 部分冠詞は、del , della などの形をとりますが、これについては初級講座第八課で学びます。 名詞の性及び後に来る名詞等がどの音から始まるかによって、不定冠詞の形が変ります。 (1)男性名詞の前の不定冠詞はUNまたはUNO UNOが使われるのはS+子音及びZ,GN,PS,Xで始まる語の前におかれるとき。 尚、gn, ps, xで始まる語は少ないので、最初はS+子音とZの前ということだけ覚えておれば良いでしょう。 それ以外の男性名詞に対しては全てUNが使われる *S+子音はイタリア語で S-impura (不純なS)と呼ばれます。 UN UNO ragazzo 少年 italiano イタリア人・男 specchio 鏡 zio 叔父 caffè コーヒー amico 男友達 studente 生徒 zaino リュックサック fiore 花 operaio 工員 scambio 交換 zinco 亜鉛 libro 本 albero 木 stilista デザイナー zero ゼロ giapponese 日本人 sindaco 市長 scrittore 作家 zucchero 砂糖 cinema 映画 uomo 男、人 scopo 目的 gnocco ニョッキ(単) giorno 日 amore 愛 sciopero ストライキ psicologo 心理学者 (2)女性名詞の前の不定冠詞はUNAまたはUN' UN’は母音の前 それ以外は全てUNA UNA UN' chiave 鍵 lezione レッスン amica 友達 uscita 出口 scena 舞台 stazione 駅 idea アイデア attrice 俳優 zia 叔母 scrittrice 作家 auto 車 arancia オレンジ fame 空腹 vacanza 休暇 acqua 水 estate 夏 casa 家 notte 夜 ospite 客(女) parte 一部 scuola 学校 informazione 情報
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