2012 年度 第三回グローバル・スタディーズ研究科 FD 研修会 第三回 「国際金融機関で働くには」 平井智子氏 (世界銀行東京事務所 広報担当官) 望月章子氏 (アジア開発銀行駐日本代表事務所 広報官) 安達裕子氏 (上智大学国際関係論専攻准教授、 元国際通貨基金アジア太平洋地域事務所 広報担当) 日時:2012 年 11 月 28 日(水) 15:15~16:45 場所:上智大学 2 号館 5 階 510 教室 2012 年 11 月 28 日(水)に平井智子氏、望月章子氏、そして安達裕子氏の三人をお迎えして、 「国際金融機関 で働くには」というテーマのもと第三回グローバル・スタディーズ研究科 FD 研修会を開催しました。 講演者の方々からは、具体的に大学時代何を学び、どのようにして国際金融機関で働くようになったのか、個 人的な経験を通し「国際金融機関で働くには何が必要か」についてお話を頂きました。 三人の方々の様々な経験から、国際金融機関で働くうえで大切な要素は、スペシャリストであること、そして 英語が十分に使いこなせることでした。 新人研修などを通し基礎を徹底する日本企業に対し、国際金融機関では、即戦力として選ばれ、入って次の日 から現場に向かいます。その為、一般業務全体をこなせるゼネラリスト(generalist)ではなく、何かの分野に 特化したスペシャリスト(specialist)が求められます。就職活動をする際も、10 年後、20 年後の自分を見据え 一貫した自分の軸を持ち続けることが大切になります。 また言語の重要性も強調されました。国際組織は国際社会の縮図であるとし、英語は「出来て当たり前」であ り、日本語と英語の他にもう一つ言語が身についていることが望ましいとのことでした。 専門性と言語を武器に人々を巻き込み、逆にいろいろな人から声をかけてもらえる人。それが三人の方々が考 える国際金融機関で求められる人物像でした。
© Copyright 2024 ExpyDoc