稲沢市環境基本計画中間見直し(素案)に対するパブリック・コメントの実施結果 1 募集期間 平成25年12月27日(金)から平成26年1月27日(月)まで 2 提出人数 1人 3 意見総数 1件(内訳)ファクシミリ 1件 4 提出された意見の概要と意見に対する市の考え方 文意等を損なわない程度に、ご意見の要旨を加筆修正しております。 整理 番号 1 ご意見 市の考え方 三宅川にEM菌を投入しているようで EM菌は、微生物の中でも人間にとって有用な すが、EM菌の作用機序はわかっているの 働きをする、いくつもの有用微生物を効果的に組 でしょうか。 み合わせたものです。EM菌を構成する微生物は、 EM菌は生ゴミから発生した白カビで 光合成細菌、乳酸菌、酵母など、食品加工に使わ す。以前、私の畑でも毎日撒いていました れる安全で有用な種類ばかりで、複数の機関でE が、野菜がよく育つ一方、畑からあらゆる M菌の安全性が確認されております。 虫が全滅しました。 ※ 三宅川のBOD が高すぎるのならば、 このような強力な殺虫剤であるEM菌の また前述のとおり、植物性プランクトンや動物 性プランクトンが増殖し、水生生物や昆虫の個体 数も増えるものと推察されます。 投入により微生物を減少させ、BODの低 EM菌は、河川の水質浄化に係る分析データが 下が見込まれると思われますが、BODが 無いのが実情ですが、ヘドロが減少し臭気が抑制 環境基準以下の現状では、微生物や水生生 され透視度が上がった事例や、生物相が豊かにな 物、昆虫にいたるまで死滅していくのでは り、アユ等が復活したという事例が多数あるのも ないでしょうか。 現実であり、国内では河川浄化事業や学校プール 三宅川の生物調査を定期的に行い、生態 系が壊れてしまっていないか調査して実 施したほうがいいと思います。 などにおいて、また国外ではマレーシアやタイな どで、EM菌の使用事例があります。 河川浄化でのEM菌使用は、土壌中の微生物を 活性化することにより、水質浄化を促すことが目 的です。しかしながら、微生物の活性には、天候、 気温、土壌の水分含有量や栄養分等、非常に様々 な要因が絡むため、短期間において期待通りの微 生物が活性化し効果が出る場合と、条件が整わず 効果の発現に時間がかかる場合があるものと考え ています。 なお、三宅川においては、水質調査を定期的に 行っております。 用語解説 BOD(生物化学的酸素要求量) 有機性汚濁指標として広く用いられ、微生物により水中の有機物質が 酸化分解されるときに消費される酸素量をいい、数値が高いほど汚濁物質が多いことを意味します。主に 河川の汚濁状況を表します。
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