第 39 回 ET 例会開催のご案内(案1) 「これからの技術者の社会

ETの会「技術者倫理研究会」
【2014・10・25(土)開催】
場所:名古屋学院大学 日比野学舎
5階501会議室
第 39 回 ET 例会開催のご案内(案1)
「これからの技術者の社会的責任とは」
会員の皆様、いかがお過ごしでしょうか。東日本大震災以降も、天変地異による災害が続き、広
島市のゲリラ豪雨による土石流災害は、これまで奇跡的に災害が少なかったために自然リスクを軽
視し、備えを怠ってきた日本社会に大きな衝撃を与えました。先月ほとんど予兆なく休日のお昼時
に起こった御嶽山の噴火は、観測経験の少ない自然現象への予測の難しさとともに、
「いつかは起
こるだろうこと」は、空振りになることを恐れずに備えを怠らないことの大切さを教えています。
同時に、自然を征服しコントロールすることを一つの価値として発展してきた科学技術に対しても、
その限界を認めながら対処する方向にどのように転換するかといった課題を突きつけています。
そういった時期に、10月例会はタイムリーな企画になったかもしれません。基調講演は、人工物
と複雑系の観点から技術哲学・技術者倫理を研究されている斉藤了文教授(関西大学・哲学)にお
願いしました。ETの会例会への2度目のご登壇になります。演題は「技術者ができることと、すべ
きだとされること」
。予定される内容の前半は、技術知はどこにあるかを考えます。技術者は必要
か(人工知能で済むのか、ターンキーの機械があればいいのか、自分の技術を企業に蓄積させて終
わるのか)といったことに関わります。後半は、人工物の範囲を考えます。人工物を作ることは、
たぶん技術者しかできないにしても、人工物の範囲は拡大しています。その扱いをすべて技術者に
依存するのか、という問題を扱う、ということです。ご期待下さい。
基調講演を受けて後半は自由討論で理解を深めます。テーマは「これからの技術者の社会的責任
とは」
。ETの会は来春で創設10周年となり、5月には中部倫理委員会に発展的に改組する予定です。
この10年の到達点を踏まえつつ、これからの技術者の責任や役割について、新たな10年を展望する
気持ちで、多面的な議論ができればと考えています。
ご参加はどなたでも自由ですので、お誘い合わせの上ご参加ください。お待ちしております。
ETの会・担当幹事:打田憲生、比屋根均
記
1.開催日時
平成 26 年 10 月 25 日(土)
2.開催場所
名古屋学院大学 日比野学舎 5 階 501 会議室(名古屋市熱田区大宝 3 丁目 1-17)
(名古屋市営地下鉄名港線
13:00~17:00
日比野駅(5 番出口)隣接)
名古屋駅 -JR 東海道線・中央線/名鉄線-> 金山 -地下鉄名古屋港行で1駅-> 日比野
3.参加費
会員・非会員・一般共:1,500 円(技術士の方にはCPD証を発行いたします)
4.スケジュ-ル
12:30
受付開始
13:00
開会挨拶・幹事会報告
13:10
基調講演
代表幹事 水野 朝夫
「技術者ができることと、すべきだとされること」
関西大学社会学部 教授
質疑応答
15:20
17:10~19:00
斉藤了文 (哲学)
休憩(15:00~15:20)
自由討論「これからの技術者の社会的責任とは」ETの会副代表幹事 田岡 直規
懇親会(希望者のみ、別途 3,000 円をいただきます)
和食 川鉦(かわしょう)本店
名古屋市熱田区 大宝 3-15-8(Tel:052-682-0082)
5.参加申し込み 打田宛 E-Mail でお申し込みください。
([email protected])
参加会費:1,500 円/懇親会費:3,000 円(参加自由)