仕 様 書 機器名:熱分解ガスクロマトグラフ質量分析計 数 量:一式 納入場所:地方独立行政法人京都市産業技術研究所 (下京区中堂寺粟田町91 2階 物理化学実験室 京都リサーチパーク西地区9号館内) 納入期限:平成26年10月31日まで 1機器の概要 ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ 質 量 分 析 装 置 (GC/MS)は , 有 機 化 合 物 ( 特 に 低 分 子 量 成 分 ) の 定 性 ・ 定 量 を 行 う 分 析 装 置 で あ り ,ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ (GC)と 質 量 分 析 装 置 (MS)を 結 合 し た 複 合 装 置 で あ る 。 GC で 分 離 し た 単 一 成 分 に つ い て MS ス ペ ク ト ル を 測 定 す る こ と に よ り 成 分 の 定 性 を 行 い , MS に よ り 検 出 さ れ た イ オ ン の 強 度 に よ り 定 量 を 行 う 。 熱分解ユニットを取り付けることにより,前処理を行わず直接試料を加熱炉にセットする ことが出来,不溶不融の試料でも分析できる。このため,不溶性材料や複合材料を含むほと んどの形態の,しかもごく微量の高分子材料の分析を行うことが可能となる。 また,加熱により発生したガスを直接分析できることから,微量の揮発性有機不純物や揮 発性配合添加剤の解析にも適している。 2 機 器 の 構 成 (付 帯 工 事 が 必 要 な 場 合 は こ れ も 明 記 の こ と ) (1)ガスクロマトグラフ質量分析計 (JMS-Q1050GC) 一式 ( 2 ) 熱 分 解 (パ イ ロ ラ イ ザ ー )分 析 シ ス テ ム (PY-3030D) 一式 (3)不活性ガス(ヘリウム,窒素) ( 4 ) 付 帯 電 源 工 事 ( 単 相 200V20A お よ び 100V15A×2) 3必要とする規格及び性能条件 ( 1 ) ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ 質 量 分 析 計 ( JMS-Q1050GC) 【ガスクロマトグラフ】 ・オーブン温度範囲 室 温 +4℃ ~ 450℃ ・オーブン安定性 周 辺 温 度 変 化 1℃ に つ き 0.01℃ ・オーブン温度プログラム 20 段 階 以 上 設 定 出 来 る こ と ( 最 大 40 ℃ / 分 、 最 小 0.01℃ /分 ) ・最大キャリアガス流量 20ml/min の 流 量 で MS 分 析 で き る こ と ・圧力設定範囲 0~ 100psi( 0.001psi ス テ ッ プ で 設 定 可 能 で あ る こ と ) 【質量分析装置部】 【質量分離部】 ・質量分離部デザイン 金属製高精度双曲形四重極であること ・質量範囲 1.5~ 1022amu ・イオン化法 EI(電 子 イ オ ン 化 )法 を 有 す る こ と PI( 光 イ オ ン 化 ) 法 を 用 い て 測 定 出 来 る こ と EI と PI イ オ ン 化 法 を 用 い て そ れ ぞ れ イ オ ン 源 の 切 り 替 え を 行うことなく測定出来ること ・イオン化電圧 30~ 200eV で 可 変 出 来 る こ と ・感度 EI モ ー ド ス キ ャ ン m /z ・フィラメント 272 S/N オクタフルオロナフタレン 1pg 360 以 上 (RMS)で あ る こ と デュアルフィラメント構造を採用していること 【真空系】 ・ロータリーポンプ 80L/min( 50H z 時 ) を 1 台 有 す る こ と ・ターボ分子ポンプ 排 気 量 400L/秒 相 当 以 上 の タ ー ボ 分 子 ポ ン プ を 有 す る こ と 【データ処理等】 ・制御ソフト ヘルプ含め日本語ソフトであること ・ライブラリー NIST11 を 有 す る こ と ・分析、解析 GCQMS を 一 括 制 御 で き る こ と データ測定時に現在測定中のものを含めデータ解析が可能 であること オ ー ト チ ュ ー ニ ン グ ,マ ニ ュ ア ル チ ュ ー ニ ン グ を 有 す る こ と 定性解析結果を定量条件設定画面にマウスでドラッグのみ で転送できること 定 性 解 析 時 に 複 数 サ ン プ ル の ク ロ マ ト を 同 時 に 表 示 で き 、定 量範囲指定を複数同時に行えること 報告書フォーマットをユーザーが自由に編集できること 定量,参照イオンが合計 5 つ以上モニターできること 基 準 辞 書 が Excel で 編 集 で き る こ と SCAN 測 定 時 に 質 量 範 囲 と サ イ ク ル タ イ ム を 最 低 10 個 以 上 設定でき高感度測定が可能なこと ・停電時に装置全体が安全な状態で自動停止し電力供給復帰時に再起動しないこと ・真空排気からチューニング解析真空停止まで測定シーケンスで自動にできること 【 PC】 ・ CPU Core TM 2 Duo E7500 (2.96GHz)以 上 で あ る こ と ・メインメモリー 2 GB 以 上 ・ハードディスク 320 GB( *1 )以 上 ・ OS Microsoft® Windows 7 以 上 ・アプリケーション Microsoft® Office Personal 2010 以 上 【レーザープリンタ】 ・最大用紙サイズ A4 で あ る こ と ・印字速度 20 枚 (A4)/ min 以 上 で あ る こ と ・解像度 600 dpi 以 上 で あ る こ と ・ディスプレー 19 型 以 上 の 液 晶 カ ラ ー モ ニ タ ー で あ る こ と (2)マ ル チ シ ョ ッ ト パ イ ロ ラ イ ザ ー EGA/PY-3030D 温度制御範囲 室 温 +10℃ ~ 1050℃ (1℃ 毎 )で あ る こ と 昇温速度 最 大 600℃ /min(1℃ /min 毎 )で 設 定 で き る こ と 冷却方式 窒素ガス又は圧縮空気による強制冷却出来ること 冷却時間 10min 以 内 (800→ 50℃ 、 冷 却 ガ ス 圧 力 : 500kPa) パイログラムの再現性 PS の 熱 分 解 生 成 物 の 生 成 比 率 ≦ 2%(RSD 値 ) ( 3) 不 活 性 ガ ス ヘリウムガス 7m 2 高 純 度 グ レ ー ド ( 99.9999 以 上 ) で あ る こ と 窒素ガス 7m 2 工 業 グ レ ー ド ( 99.99 以 上 ) で あ る こ と ボンベ用レギュレータ 検査済みであること ボンベ用固定器具 設置するボンベを固定するに十分であること ( 4) 電 源 工 事 機器運用に必要な電源についての工事を行うこと 4その他の契約条件 (1)搬入・据付及び調整等 ・運搬,据付及び付帯工事,養生等に係る費用は納品者の負担とする。 ・設置は十分な調整,動作確認を行ったうえ,納入するものとする。 ・搬入に関しては,研究所内の床,壁,エレベーター等破損を防ぐこと。必要に応じ て養生等を行うこと。 ・万一,本所の建物・設備等に損傷を与えた場合は,供給者の責任において,原状に 復するものとする。 ・検収は設置場所で,関係する職員の立会いのもとで行う。 (2)保証期間・研修等 ・保証期間は検収後 3 年とする。 ・本機器の操作等に関する関係職員への研修内容,方法,期間等については,納品者 と協議の上,決定するものとする。 (3)その他 ・本仕様に関する協議,又は変更に必要が生じた時は双方協議に上,その都度決定す る。 5参考機種 ・ 日 本 電 子 ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ 四 重 極 質 量 分 析 計 ( JMS-Q1050GC) 又 は こ れ と 同 等 品 以 上 ・ フ ロ ン テ ィ ア ラ ボ マ ル チ シ ョ ッ ト パ イ ロ ラ イ ザ ー ( PY-3030D) 又 は こ れ と 同 等 品 以 上
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