感染と感染症 平成23年12月健康教室 Yumoto Clinic, Ten-ei village 感染:病原微生物(細菌・ウイルス・真菌な ど)が外部(体外)から体内に付着ないしは 侵入し、そこで増殖すること。 ⇒2つの場合:「顕性感染」(有症状)と「不 顕性感染」(無症状)とがある。 感染症(顕性感染のこと):感染によって、そ こで何かしらの相互的な影響(免疫反応な ど)を引き起こすことにより、様々な症状が KOJI YOSHIDA, M.D. 出ること。 Yumoto Clinic, Ten-ei village Fukushima, Japan Fukushima, Japan 感染症:肺炎とインフルエンザ 天栄村国民健康保険湯本診療所 所長 吉田孝司 KOJI YOSHIDA, M.D. 感染症(顕性感染) 不顕性感染 通常は、ある病原微生物に感染すると、発 病(発症)に至る。(症状の重篤度は様々) 病原微生物の種類と症状とは、1対1には 対応しないので、あらゆる組み合わせが考 えられる!(菌種と症状にバラエティがある) 全身症状(発熱・倦怠感など)と臓器特異的 な症状(肝炎・心筋炎・膀胱炎など)とが出 現する。 KOJI YOSHIDA, M.D. 感染しても発病しない場合。(体内に潜伏) ヒトの免疫力が、病原微生物の感染力を上 回っている場合には起こりうる。 初感染による症状は、皆無またはごく軽度。 ヒトの免疫力が低下すると、潜伏していた微 生物が再燃して、重篤な症状になることもあ る。ヘルペスウイルス属には多くみられる。 ①水痘⇒帯状疱疹②口唇ヘルペス KOJI YOSHIDA, M.D. Yumoto Clinic, Ten-ei village Yumoto Clinic, Ten-ei village Fukushima, Japan Fukushima, Japan 感染症の診断 感染症の治療 犯人捜しが基本! 感染症の原因微生物を検索する 細菌、ウイルス、真菌(カビ)、その他 治療が必要な場合とそうではない場合とが ある。 治療が必要な場合とは・・・ (1)現時点で、個人または集団の健康に悪 影響が出ている場合 (2)今後、個人または集団の健康に悪影響 を及ぼす可能性がある場合 KOJI YOSHIDA, M.D. KOJI YOSHIDA, M.D. Yumoto Clinic, Ten-ei village Yumoto Clinic, Ten-ei village Fukushima, Japan Fukushima, Japan 感染症の予防 原則 (1)予防できる感染症と予防できない感染 症とがある。 (2)かかると怖い感染症(重症または致死 性)は予防するに限る。 方法 (1)ワクチン接種(2)抗菌薬の予防投与 KOJI YOSHIDA, M.D. (3)その他(免疫療法等) Yumoto Clinic, Ten-ei village Fukushima, Japan
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