A A B B B A B C A

法人名
所管部署
公益財団法人川崎市文化財団
市民・こども局市民文化室
文化施設(指定管理施設を除く)を中心とする文化芸術事業 多様な文化芸術にふれ、参加する機会を市民に提供する文化芸術の創造・発信・交流事業
1.法人による事業評価
年度推移(Plan・Do)
指標の種類 指標
21
能・狂言公演回数
アウトプット
(回)
アートガーデン利用件数
アウトプット
(件)
中間アウトカム
能・狂言公演の入場者数
成
果
(人)
中間アウトカム
アートガーデン利用率
(%)
最終アウトカム
能・狂言公演の入場者率
(%)
23
24
目標の達成
状況(評価)
25
目標
12
10
10
10
10
実績
10
10
0%
10
0%
10
0%
10
0%
目標
132
133
135
実績
133
125
-6%
119
-5%
目標
1,670
1,680
1,700
実績
1,658
1,717
4%
1,839
7%
目標
88
89
90
実績
89
85
-4%
81
-5%
目標
90
91
92
実績
93
93
0%
93
0%
45,000
46,000
47,000
42,911 38,856
-9%
46,877
21%
(増減率)
(増減率)
(増減率)
(増減率)
(増減率)
アートガーデンかわさき入場 目標
最終アウトカム 者数
実績
(人) (増減率)
負 事業別の行政サービスコスト
(直接事業コスト−直接自己収入)
担 (千円)
22
目標
309,600 308,175 310,188
実績
295,583 296,270 299,948
0%
1%
(増減率)
A
C
A
法人コメント(Check・Action)
<達成状況>川崎能楽堂を中心とする能・狂言の公演回数は、これまでも10回の目標と実績を平成25年度においても達成
できた。古典芸能の奥深さとともに静かな能・狂言の魅力が浸透している。
<改善策>平成26年度以降も、能・狂言の公演回数を維持し、市民の文化振興の機会創出に努めていく。また、伝承文化の
視点からも川崎市内の小中学校との連携を深め、学習とのコラボも今後考えることが文化振興の上でとても重要であると考
えており、総合教育センターや教育委員会との連携を強化することが求められている。
<達成状況>利用団体の重なりの調整等を行うなどにより、利用件数の維持・向上を目指したが、若干の減少となった。
<改善策>利用申込開始時に空き室が発生した場合には、過去の利用者等への情報提供をさらに積極的に行う他、新規利
用者の開拓に努め、利用件数の向上を目指す。
<達成状況>顧客ニーズに応える公演企画、効果的な広報、利用者への的確なサービス提供等により、目標値を大幅に上
回る結果となった。能狂言に対しての認知度や広報による周知がなされた結果と言える。
<改善策>平成26年度以降も、高水準を維持できるよう魅力ある公演の企画や効果的な広報の実施に努めていく。
<達成状況>利用率については一定水準の確保はできているが、減少傾向にあり昨年度比で4%の減となった。
B
A
B
<改善策>利用者ニーズに応じた利用調整と空き室情報の利用者団体への的確な提供や新規利用者の開拓などにより、展
示規模の大小によらず公平に利用機会を確保しながら、3室の展示室の効率的な利用を図り、利用率を高める。
<達成状況>川崎能楽堂の顧客ニーズに応える公演企画により、前年度並みの入場者率を確保した。能・狂言への興味は
高まりつつあるように感じるが、その入場者率は、ここ3年横ばい状態である。
<改善策>能・狂言に興味を持った人が、歴史や楽しみ方などを理解することにより、より一層魅力的に感じることが期待で
きるため、初級クラスの掘り起しに取り組んでいく。
<達成状況>昨年度と比較して大幅増となったが、目標値には僅かに届かなかった。利用団体の動員力に頼るところが多い
が、アートニュースやホームページなどをフルに活用できたのではないかと分析している。
<改善策>今後についても、引き続き広報を充実させていく。
<達成状況>目標数値を大幅に抑えることができ、地道なコスト意識が浸透してきたと考えられる。
A
<改善策>26年度についても引き続き、行政サービスの一翼を担うという意識を持ちつつ、さらに効率的な執行に努める。
*評価の説明・・・ S:実績数値が目標数値の110%以上の達成 A :実績数値が目標数値の100%以上110%未満の達成 B :実績数値が目標数値の90%以上100%未満の達成 C :実績数値が目標数値の90%未満の達成
2.所管による事業評価
総
合
評
価
25
評価結果に対する所管としての認識
所管コメント(Check・Action)
今後法人に期待すること、対策の強化を望む部分など
目標の達成状況
B
能・狂言公演の実施については、すべての指標で前年度を上回り順調に推移してい
今後も公平性を担保しながら、利用者ニーズに応じた利用調整等、利用率の維
る。アートガーデンについては、一部利用方法を変更した影響により目標を大きく下
持向上を図るとともに、魅力ある公演企画による入場者増を図られたい。
回る結果となった。
費用対効果の状況
B
市民ニーズや地域性の把握と魅力ある公演の実施など、効果的な事業実施や施設 引き続き貸館利用の向上へむけて、市民ニーズや利用状況等の把握、利用促
進に向けた取組に注力されたい。
利用へ向けた積極的な取組に努めている。
*評価の説明 目標の達成状況(法人による評価を平均して判断) ・・・ S:目標を大きく上回っている A:目標を達成している B:目標を下回っている C:目標を大きく下回っている
費用対効果の状況(費用と効果の増減率により判断) ・・・ S:費用対効果が著しく向上している A:費用対効果が向上している B:費用対効果が低下している C:費用対効果が著しく低下している
法人名
所管部署
公益財団法人川崎市文化財団
ミューザ川崎シンフォニーホールにおける音楽事業
市民・こども局市民文化室
質の高いクラシック音楽を市民に提供する文化芸術の創造・発信・交流事業
1.法人による事業評価
年度推移(Plan・Do)
指標の種類 指標
21
公演回数
アウトプット
(回)
ホームページ更新回数
アウトプット
(回)
中間アウトカム
(人)
ホームページアクセス数
中間アウトカム
ホール日数利用率
最終アウトカム
(%)
最終アウトカム
ホール入場者率
(%)
負 事業別の行政サービスコスト
(直接事業コスト−直接自己収入)
担 (千円)
25
目標の達成
状況(評価)
法人コメント(Check・Action)
S
170
170
170
170
170
実績
185
169
72
113
202
-9%
-57%
57%
79%
<達成状況>リニューアルオープン以降、主催公演のみならず、貸館公演情報の提供等を積極的に展開したため、更新内
容が増加した。また、公演情報のみならず、リニューアルオープン後のホール施設紹介やリニューアルオープンまでの歩み、ブロ
グ更新等、リアルタイムで充実した内容の情報提供を行った。
(増減率)
目標
60
60
400
400
400
実績
498
510
2%
450
-12%
480
7%
530
10%
200,000
200,000
51,109
70%
211,035
313%
(増減率)
200,000
204,396
(増減率)
目標
実績
(件)
24
目標
実績
成
果
23
<達成状況> 東日本大震災の被害により、平成24年度までの2年間、シンフォニーホールの休館を余儀なくされたが、平成
25年度にリニューアルオープンを迎え、貸館公演や海外オーケストラ公演を開催した。特に、貸館公演では、休館中も利用団
体に対して、ホール復旧工事の進捗状況についての説明会を通じてホールの安全性と蘇った音響についての周知に努めた
結果、震災前と同規模の貸館利用を頂くことができ、最終的に目標である公演回数を上回って実施することができた。
<改善策>シンフォニーホール休館中からリニューアルオープンを以降も「音楽のまち・かわさき」の灯を絶やさぬよう継続し
て実施してきた主催事業をさらに魅力ある公演を開催し、さらに公演日や保守点検日等の効率的・効果的なホールスケ
ジュール管理より、積極的にプロ・アマチュアの貸館公演誘致を図り、公演回数を増やしていく。
目標
入場者数
22
600,000
200,000
190,307
-7%
600,000
1,502,494 1,810,964
(増減率)
200,000
30,094
-84%
1,500,000 1,500,000
774,654 896,251 2,155,101
21%
-57%
16%
140%
97%
97%
97%
97%
97%
実績
98
100%
0
0
100
-99%
-100%
目標
75%
75%
75%
75%
75%
実績
70
73%
-99%
0
-100%
0
75%
目標
745,532 764,141
825,352
実績
704,728 712,312
1%
800,128
12%
(増減率)
(増減率)
<改善策> 主催公演や貸館公演等の情報提供や、ブログ・ツイッター等による最新情報発信等、ホームページを随時更新
することにより、ユーザーが求める情報をリアルタイムで提供し、ホールへの興味や期待度を高めていき、ホール集客数の増
加及び顧客満足度の向上に繋げていく。
A
1,500,000
目標
(増減率)
S
S
A
A
A
<達成状況> シンフォニーホールがリニューアルオープンを迎え、海外オーケストラ公演等を含む主催公演や貸館公演な
ど、ホール休館前と同等以上の公演数を実施した結果、リニューアルオープンを心待ちしてくださった多くのお客様に来場い
ただくことができ、目標を大きく上回る結果となっした。
<改善策> 継続して実施してきた主催事業やパイプオルガン公演等について、集客数の増加の観点からさらに魅力あるも
のにしつつ、ホール利用可能日数確保への効率的な取組を実施するなど、市民に音楽を届ける回数をより多く確保し、「音楽
のまち・かわさき」の推進及びミューザファンの更なる拡大をめざす。
<達成状況> シンフォニーホールのリニューアルオープンによる貸館等を含む公演内容の検索により、ホームページアクセ
ス数の増加に繋がった。アクセス数アップの対策として、公演内容の告知以外にも、ホームページにて、公演チケットを購入
することができるWebチケットシステムの案内推進やホームページ全面リニューアルによる内容の充実、ブログ等の更新を実
施し、アクセス数増加に繋がった。
<改善策> リニューアルオープン以降、改めてシンフォニーホールに興味を持ったユーザーや従来からの顧客層に対し、頻
繁かつ詳細な公演情報の提供、ブログ等による身近な情報の提供など、ホールへの期待感をもったユーザーの来場につな
がる内容の充実に努める。また、各公演のチラシ等にホームページのアドレスを掲載したり、Webチケット販売により充実させ
ることにより、アクセス向上を目指す。
<達成状況>シンフォニーホールのリニューアルオープンに伴い、貸館公演や海外オーケストラ公演、東京交響楽団との公
演、パイプオルガン公演等を含む主催公演を開催し、特に、貸館公演では、震災前と同規模の貸館利用を頂くことができた。
また、施設メンテナンス等を含むスケジュール調整を効率的に実施した結果、目標であるホール日数利用率を達成することが
できた。
<改善策> 今後もこれまでの維持管理のノウハウを活かし、合同保守点検を積極的に実施するなど効率的な保守を行い、
利用可能日数の確保に向けた取組みを実施していく。また、今後も、主催公演の実施のみならず、貸館利用団体へシンフォ
ニーホールの優れた音響や安全性をアピールするとともに、ミューザの魅力をさらに発揮できる利用促進に努めていく。
<達成状況>シンフォニーホールのリニューアルオープンに伴い、貸館公演や、海外オーケストラ公演、川崎市のフランチャ
イズオーケストラである東京交響楽団と連携した公演、パイプオルガン公演等、リニューアルオープンにふさわしい充実した内
容の事業展開を積極的に図ったことにより、多くのお客様に来場いただくことができた。
<改善策> 今後も魅力的な事業の実施、安心・安全なホール運営を心がけることにより、従来の顧客層はもとより、新規顧
客の獲得に努め、入場者数の増加を図る。また、貸館を積極的に誘致し、ホールに足を運んでいただく機会を増やしていく。
<達成状況> シンフォニーホールのリニューアルオープンにあわせて、世界3大オーケストラ公演等、リニューアルオープン
に相応しい事業の実施及び貸館公演の増加により、チケット収入・貸館収入が増加した。
<改善策>シンフォニーホールのリニューアルオープンを経て、今後も音楽芸術を発信するための魅力ある公演事業を実施
するとともに、事業に必要な広報活動を通じ、チケット販売促進を行い、収入を確保する。
*評価の説明・・・ S:実績数値が目標数値の110%以上の達成 A :実績数値が目標数値の100%以上110%未満の達成 B :実績数値が目標数値の90%以上100%未満の達成 C :実績数値が目標数値の90%未満の達成
2.所管による事業評価
総
合
評
価
25年度
所管コメント(Check・Action)
評価結果に対する所管としての認識
目標の達成状況
S
約2年間の休館を経てのリニューアルオープンを円滑に遂行し、ホールの高い音響性能の復旧や天井の安全性の周知などを積極的且つ丁寧に行う
ことで、主催、共催及び貸館公演ともに、休館前の水準を一気に回復し、その後に出演者、利用者からともに音楽ホールとしての高評価を得られたこと
は、特筆に価する。また、東日本大震災の教訓を基に施設利用者への安全対策への配慮が引き続き高い意識のもと行われている。「ミューザの日」な
ど地域の各種団体と連携した取組など、新たな取り組みも積極的に取り組んでいる。
費用対効果の状況
A
海外オーケストラ事業やシンボル事業である「フェスタサマーミューザKAWASAKI」など大きな費用のかかる事業はあるものの、リニューアルした
ミューザ川崎シンフォニーホールの安全性と復元された優れた音響について、国内外へ発信するために大いに貢献しており、文化庁の「劇場・音楽堂
等活性化事業」特別支援事業の採択など、積極的に外部資金を導入するなど、財政的な面においても努力を行っている。リニューアル後の貸館公演
や入場者数の増加しており、非常に効果を上げている。
今後法人に期待すること、対策の強化を望む部分など
今後も「音楽のまち・かわさき」のシンボル施設であると同時に、市民の「晴れの舞台」として、質の高いサービスの提供とともに、
安心・安全で親しみの持てるホールとしての運営を引き続き期待します。また、平成26年度から広報営業部門を新設することから、
より効果的な広報を実施するとともに、その検証や業務の履行状況等について、セルフモニタリングを強化し、施設運営に反映させ
ることを期待します。
平成26年度から広報営業部門を中心として、より効果的な公演告知や利用者からの声の収集を実施し、更なるサービス向上に努め
ることや、「フェスタサマーミューザKAWASAKI」などのシンボル事業等については、開館10年を迎えるにあたり、目的を改めて検
証し、その内容、費用集客等の課題を踏まえた運営を行うことを期待します。
*評価の説明 目標の達成状況(法人による評価を平均して判断) ・・・ S:目標を大きく上回っている A:目標を達成している B:目標を下回っている C:目標を大きく下回っている
費用対効果の状況(費用と効果の増減率により判断) ・・・ S:費用対効果が著しく向上している A:費用対効果が向上している B:費用対効果が低下している C:費用対効果が著しく低下している
法人名
所管部署
公益財団法人川崎市文化財団
市民・こども局市民文化室
川崎市アートセンターにおける舞台芸術・映画映像等事業 舞台芸術、映像・映画を市民に提供する文化芸術の創造・発信・交流事業
1.法人による事業評価
年度推移(Plan・Do)
指標の種類 指標
21
映画上映回数
アウトプット
(回)
演劇公演回数
アウトプット
(回)
中間アウトカム
映画入場者数
成
果
(人)
中間アウトカム
演劇入場者数
(人)
最終アウトカム
映画入場者率
(%)
最終アウトカム
演劇入場者率
(%)
負 事業別の行政サービスコスト
(直接事業コスト−直接自己収入)
担 (千円)
22
23
24
25
目標
1000
1000
1,500
1,500
1,500
実績
1,471
1,322
-10%
1,496
13%
1,463
-2%
1,489
2%
目標
11
11
100
100
100
実績
98
82
-16%
136
66%
126
-7%
135
7%
目標
36000
36,000
36,000
実績
39,807
48,228
21%
49,691
3%
目標
10,000
10,000
10,000
実績
15,575
15,720
1%
17,925
14%
(増減率)
(増減率)
(増減率)
(増減率)
目標
20
20
23
23
23
実績
24
26
8%
24
-8%
29
21%
30
3%
目標
60
60
54
54
54
実績
108
90
-17%
59
-34%
64
8%
69
8%
(増減率)
(増減率)
目標
156,914 147,712 148,419
実績
148,756 141,442 137,114
-5%
-3%
(増減率)
目標の達成
状況(評価)
法人コメント(Check・Action)
B
<達成状況>通常上映1445回、上映支援12回、ワークショップ4回、貸館上映5回、しんゆり映画祭23回の計1489回と24年度
に比して26回の増で、通常上映が20回増となっている。これは映画の内容により開催期間を精査し効率的なプログラムを組
んだことがが影響している。
<改善策>26年度も、新作・名作などを中心に内容を重視した上映事業を実施するとともに、上映期間精査を綿密に行うとと
もに、上映支援やワークショップ事業の充実、団体鑑賞等の貸館事業の拡大を図る。
S
S
S
S
S
<達成状況>国等からの助成金を計画的に受けるなど、充実した主催事業を実施することができ、公演回数は24年度に比し
て9回の増となった。
<改善策>26年度は、目標の公演回数を踏まえ、主催・共催・提携公演のバランスを考えるとともに、自己収入の確保となる
貸館事業に積極的に取り組む。
<達成状況>25年度は、24年度を約1,400人上回る年間の入場者数で、1回当たりの入場者数も33人と昨年の30人を上回っ
ている。特に「愛、アムール」「八月の鯨」「クロワッサンで朝食を」の評判映画が人気を博し連日多数の来館があった。
<改善策>引き続き、時宜に応じて企画特集とのバランスを取りながら、「見たくなる映画」、「見てよかった映画」、「人に見せ
たい映画」により、1公演の入場者の拡大を図り、入場者率の目標達成に努める。
<達成状況>24年度に比べ入場者数は、約12,200人の増となった。「ミュージカル・ロック・ザ・フィガロ」「劇団わがまち」「お気
に召すまま」「劇団わが町第2回公演」「三文オペラ」「しんゆりシアター・十二夜」等5つの「しんゆりシアター」公演が好調であっ
た。また、定例の「しんゆりジャズスクエア」「しんゆり寄席」も着実に浸透してきている。
<改善策>創造発信・交流と参加型事業を中心に置きながら、鑑賞型事業の充実を図るとともに、広報宣伝に努め、入場者
数の増に結びつけていく。
<達成状況>目標を上回る入場者率であった。これは、地域性、公共性などを考慮しながらも興行性を重視した結果が表れ
たものである。
<改善策>26年度も、興行性を重視するとともに、様々な環境状況を勘案しながら上映作品を企画・選定し、入場者率の向
上に努める。
<達成状況>目標を上回るとともに、24年度も上回る入場者率であった。これは、演目の選定、広報宣伝の充実などの効果
で、1回の入場者数が多い公演があったものである。
<改善策>26年度は、主催・共催・提携公演のバランスを考慮しながら、より魅力ある内容の演目を企画し、「見たくなる公
演」、「見てよかった公演」、「人に見せたくなる公演」により、1公演の入場者数の拡大を図り、入場者率の目標達成に努める。
<達成状況>第2期指定管理の2年目として、事業の効率的な実施と自己収入の拡大に努め、目標を大きく上回ることができ
た。
A
<改善策>26年度は、第2期指定管理の3年目であり、引き続き映像事業及び舞台芸術事業の充実と貸館事業の積極的な
取り組みに努め、主催・共催・連携事業のバランスを勘案しながら、自己収入の確保に努めていく。
*評価の説明・・・ S:実績数値が目標数値の110%以上の達成 A :実績数値が目標数値の100%以上110%未満の達成 B :実績数値が目標数値の90%以上100%未満の達成 C :実績数値が目標数値の90%未満の達成
2.所管による事業評価
総
合
評
価
25年度
評価結果に対する所管としての認識
所管コメント(Check・Action)
今後法人に期待すること、対策の強化を望む部分など
目標の達成状況
S
地域性を考慮した劇場公演、上映作品の選定を始め、様々なワークショップの開催や、地域と 引き続き、来場者のニーズを把握し、魅力的な公演等、各種事業を展開するとともに、地
連携したイベントの実施といったネットワークの構築を推進することで、芸術文化の創造・発信 域とのネットワークの更なる構築に取り組むなど、効率的な運営体制の推進を図られた
という目的を達成しており、その結果が入場者数の増加に繋がっている。
い。
費用対効果の状況
S
劇場では国等の補助金の活用や、関連団体との共催事業とすることで負担を軽減しており、
引き続き、各事業の充実と運営体制の一層の効率化に取り組むとともに、今後は施設設
映像館の上映作品の選定も効果的と言える。収益については、積極的に施設の修繕などに取
備等について、中長期的な修繕など維持管理の増加を見込んだ予算計画を立てること。
り組んでおり、魅力的な施設の維持管理を行えている。
*評価の説明 目標の達成状況(法人による評価を平均して判断) ・・・ S:目標を大きく上回っている A:目標を達成している B:目標を下回っている C:目標を大きく下回っている
費用対効果の状況(費用と効果の増減率により判断) ・・・ S:費用対効果が著しく向上している A:費用対効果が向上している B:費用対効果が低下している C:費用対効果が著しく低下している
法人名
公益財団法人川崎市文化財団
所管部署
市民・こども局市民文化室
法人の経営状況
1.法人の基本情報(Do)
(1)財務に関する情報
項目
流動資産(A)
資産 固定資産(B)
資産合計(C)
貸借対照表
流動負債(D)
(千円)
負債
固定負債
正味財産(純資産)(E)
負債・正味財産(純資産)合計
21年度
346,922
267,277
614,199
334,942
0
279,256
614,199
事業収益(売上)
1,465,958
市からの補助金・委託費
350,138
収益
その他
45,903
正味財産
収益合計(F) 1,861,999
増減計算書
事業費
1,771,378
(損益計算書)
管理費
65,307
(千円)
費用
その他
0
費用合計 1,836,685
一般正味財産増減額(当期利益)(G)
25,314
2.法人の評価に関する情報(分析)
(1)財務に関する指標
22年度
347,112
257,306
604,418
326,540
0
277,878
604,418
1,370,678
336,524
60,647
1,767,849
1,732,230
36,997
0
1,769,227
-1,378
23年度
207,878
245,606
453,484
198,004
0
255,480
453,484
971,813
350,345
177,553
1,499,708
1,484,667
37,348
0
1,522,015
-22,307
24年度
248,327
241,673
490,000
232,087
0
257,913
490,000
774,294
345,234
401,424
1,520,952
1,476,339
42,111
0
1,518,450
2,502
25年度
277,169
301,072
578,241
243,796
0
334,444
578,241
1,596,142
349,189
132,557
2,071,687
1,984,737
42,051
0
2,026,789
44,828
21年度
補助金・負担金(千円)
347,583
委託費(千円)
2,555
指定管理料(千円)
870,686
その他(千円)
0
市からの収入合計(H) 1,220,824
22年度
336,524
0
867,522
0
1,204,046
23年度
350,342
3
696,787
140,327
1,187,459
24年度
345,234
0
479,985
369,182
1,194,401
25年度
342,988
6,201
907,536
21,644
1,278,369
(3)行政サービスコスト(市民の負担)に関する情報
A事業
項目
直接事業コスト(機会費用含む)
413,960
△直接自己収入
114,012
事業別の行政サービスコスト
299,948
B事業
1,321,385
521,257
800,128
C事業
217,176
80,062
137,114
D事業
法人計
1,952,521
715,331
1,237,190
41,983
2,547
1,276,625
(2)市からの収入に関する情報
項目
間接事業コスト(機会費用含む)
△間接自己収入
法人全体の行政サービスコスト
0
①安全性に関する指標
項目
流動比率
判断基準
200%以上が
望ましい
算出方法
(A)÷(D)×100%
固定比率
低いほど
望ましい
(B)÷(E)×100%
正味財産比率
(自己資本比率)
高いほど
望ましい
(E)÷(C)×100%
21年度
22年度
104%
106%
45%
46%
23年度
24年度
25年度
105%
107%
114%
96%
94%
90%
56%
53%
58%
②収益性に関する指標
項目
一般正味財産増減額
(当期利益)
上記が当期収益合計
に占める割合
23年度
24年度 25年度
21年度 22年度
算出方法
判断基準
マイナスと
25,314 (1,378) (22,307) 2,502 44,828
なっていない
高いほど
(G)÷(F)×100%
0%
-1%
1%
0%
2%
望ましい
(2)市への収入依存度
項目
判断基準
市への収入依存度
低いほど
望ましい
算出方法
(H)÷(F)×100%
21年度
22年度
66%
68%
23年度
79%
24年度
25年度
79%
62%
(3)法人全体の行政サービスコスト・間接事業コスト等に関する情報
(行政サービスコスト・間接事業コスト・人員数の推移) *( )内は市からの派遣人数
23年度
24年度 25年度
21年度 22年度
項目
法人全体の行政サービスコスト
1,185,746
間接事業コスト
37,348
常勤役職員
人員の状況
非常勤職員
25
(6)
6
0
28
(3)
4
0
31
(3)
4
0
1,191,899
1,276,625
42,111
41,983
32
(1)
3
0
33
(1)
4
0
3.法人の経営状況の評価(Check)と改善に向けた取り組み(Action)
所管コメント
法人コメントに対する評価(判断)
今後法人に期待すること(判断)
法人コメント
分析結果に対する説明(事実)
今後の取り組みの方向性(判断)
流動比率・固定比率・正味財源比率とも 平成26年度以降についても安定的、安全性
に昨年度の数値を着実にクリアできてい の確保につなげるために引き続き効率的な
経営に努める。
ることから、安定的に推移できた。
流動比率は100%を超え、固定比率は100%未
引き続き安全性を確保し、効率的な経営に努
満、正味財産比率(自己資本比率)も50%を超
められたい。
えており、一定の安全性は確保されている。
フローの状況
(主に収益性の推移について)
収益性については、シンフォニーホールの被災に
引き続き、事業のマンネリ化を防ぐ企画力
よる落ち込みから回復し、大幅な収益増
と宣伝効果を駆使し、収益確保に努める。
を達成できた。
シンフォニーホールリニューアルオープンの影響があったと リニューアルオープン2年度目以降も魅力ある公演の企画や効
はいえ、前年度と比較して大幅に収益性 果的な広報の実施により、収益性の向上に努められ
たい。
を上げた経営努力は評価できる。
市への収入依存度の推移
市への収入依存度は,平成25年度62%と過去5年
間で最低となった。これは、シンフォニーホール事業の
収益の回復が主な要因であると言える。
項目
ストックの状況
(主に安全性の推移について)
行政サービスコスト(市民の負担)
の推移
震災の影響で一時的に高まった市への収
入依存度が、震災前を下回る数値となっ
たことは望ましい傾向である。
市民を巻き込んだ事業の企画立案・実施の取組が 行政サービスコスト抑制にあたっては、
事業コストと収益との関係から、相当に
マンネリ化を防ぎ、健全で良好な経営が実現でき 事業コストの削減と自己収入の増加の両
良好に推移できたと考える。
る。
面からのアプローチが必要である。
事業コストの見直しへ向けた意識改革を徹
底し、市への依存度を着実に抑えていく。
引き続き自己収入の増加に努めるとともに、
事業コストの削減を図り、市への収入依存度
を抑えられたい。
事業別及び法人全体の行政サービスコストの
推移について分析を行い、市民ニーズに応え
た事業展開を図られたい。
法人名
公益財団法人川崎市文化財団
所管部署
市民・こども局市民文化室
財務の改善及び業務・組織の改革
1.財務の改善
目標項目
達成状況(Do)
行動計画(Plan)
23年度 24年度 25年度
法人コメント(Check・Action)
所管コメント(Check・Action)
<目標の達成状況についての説明(事実)>
<法人コメントに対する評価(判断)>
ミューザ川崎シンフォニーホールにおいて文化芸術振興費補助金6,300万円、アー 助成制度の採択基準に適合する事業実施手法をとり、目標を上回る取組ができ
2,000,000 2,000,000 2,000,000 トセンター事業において(一財)地域創造から地域の文化芸術活動助成事業175 た。
万、日本芸術文化振興基金から150万円他、計339万円の助成を受けた。
国等の資金確保
( )
文化芸術事業に対する国等から 目標
の財政的な助成制度は、見直し
が進められているが、採択基準
実績
に適合する事業実施手法等の見 (取組状況) 3,743,000 1,956,000
直し等により助成資金の確保を
図る。
1,743,000 -44,000
差異
66,390,000 <今後の取り組みの方向性(判断)>
64,390,000
<今後法人に期待すること(判断)>
両施設の積極的な文化振興事業が一定の評価を得て、前年度比大幅増の助成金 引き続き文化芸術事業に対する国等からの財政的な助成を受けられるよう、各
を得ることが出来た。今後も、現行の方向性をさらに発展させ、国等の助成が獲得 種の情報収集を積極的に行い、市及び関係団体と調整協議等を実施し、事業実
できる事業展開を進めていく。
施に向けた効率的な財源確保に努めること。
<目標の達成状況についての説明(事実)>
<法人コメントに対する評価(判断)>
<今後の取り組みの方向性(判断)>
<今後法人に期待すること(判断)>
<目標の達成状況についての説明(事実)>
<法人コメントに対する評価(判断)>
<今後の取り組みの方向性(判断)>
<今後法人に期待すること(判断)>
目標
実績
(取組状況)
0
0
差異
( )
0
目標
実績
(取組状況)
差異
( )
0
0
0
2.業務・組織の改革
目標項目
達成状況(Do)
行動計画(Plan)
優れた事業企画を実現できる人
材を確保した執行体制を構築す
るため、雇用形態改善及び雇用
以外の方法など多様な人材確保
を実現する。
専門性の高い人材確保
23年度 24年度 25年度
検討
取組状況
質の高い人材確保には、雇用形態の安定性が不可欠であるが、それと同様に、マ
新規則に
ンネリ化にならないように職員間の情報の共有化や必要な研修の受講などによ
就業規則 基づく雇 情報の収 り、常に新鮮な気持ちを維持しスキルアップを目指せるように様々な情報の収集を
改正
用契約締 集
図る。
結
スケジュール
検討
平成23年度の公益法人化を目
指し、執行体制の強化に向けた
検討を行う。
執行体制の見直し
( )
実施
改善
所管コメント(Check・Action)
<法人コメントに対する評価(判断)>
優れた事業企画を実現できる専門性の高い人材の確保は、各公演の入場者目
標の達成等に必要不可欠であり、雇用形態の見直しの他、職員研修等による人
材育成の充実が望まれる。
スケジュール
( )
検討
法人コメント(Check・Action)
<取組状況についての説明(事実)>
就業規則に基づき、二つの指定管理施設の職員雇用契約の統一性を高め、有期
雇用制度との整合性を維持しつつ、専門性を有する職員を指定管理期間内に安
定的に確保する体制を整えた。
実施
<今後法人に期待すること(判断)>
短期雇用による職員体制の維持を基本としつつ、専門知識・経験等を有する有
能な人材を確保するため、雇用形態の見直し、及びその他の多様な手法をも含
め、必要な人材確保に取り組まれたい。
<取組状況についての説明(事実)>
<法人コメントに対する評価(判断)>
平成25年度からアートセンター館長を常勤理事とするとともに、アートセンター事業の執行体 平成24年4月に公益法人に移行し、定款等必要規定の整備、役員等の体制見
制強化のために副館長の職を新設し、事業の効率的な運営を図った。
直し、本部の執行体制強化など、概ね計画どおりに進んでいる。
<今後の取り組みの方向性(判断)>
<今後法人に期待すること(判断)>
法人の業務執行決定権限を有する理事会に適宜案件を図りながら、体制を強化し 法人全体の中長期的な組織体制のあり方について検討を進め、多種多様な事
H24.4.1公
役職員体 業務の効 た事務局の下で事業の円滑な執行を図る。
業展開に対応できる効率的かつ安定的な執行体制を確立されたい。
取組状況 益法人移
率化
制強化
行
<取組状況についての説明(事実)>
<法人コメントに対する評価(判断)>
<今後の取り組みの方向性(判断)>
<今後法人に期待すること(判断)>
スケジュール
取組状況
( )