平成25年度 学校評価書 学校(園)名:静岡市立清水飯田東小学校 Ⅰ 経営の重点に関わること 【評価】A:良い B:どちらかと言えば良い C:どちらかと言えば課題がある D:課題がある 自己 評価 1 学校教育目標 : 「元気で 仲良く 本気を出す子」 子どもたちは、めあてに向けて、精一杯努力し、達成した 成就感をもっている。 B 【学校説明】 ○大きな行事などで、多くの子どもがめあてに向けて、精一杯努 力していた。 ●自分の苦手なことについて、最初からあきらめてしまい、十分 に取り組めない子どもがいる。 2 重点目標 見つけ 考え 努 力する子 自己実現を目指す 【担当:若月】 子どもたちは、生活のめあて「ひ・が・し」を意識して行動 している。 学校関係者評価委員会から B 掃除時間に音楽を流すという取り組みは、 雰囲気作りにとても有効だと思います。生活 のめあて「ひ・が・し」が、東小の本物の自慢 に高まるように、全職員での取り組みをお願 いしたいです。 B 【学校説明】 ○ほとんどの子が合い言葉として意識している。特に「がんばる 掃除」は、かなり定着している。 ○気持ちのよい挨拶ができる子が増えてきた。 ●「静かに歩こう」は、どこまでを「静かに」とするか、共通理解が 必要であり、子どもの発達段階に応じた指導が難しい。 ●掃除はできてきたが、おしゃべりが多い。 運動会や音楽会などの様子を見ると、子ど もたちがめあてをもって、一生懸命取り組ん できた様子がわかります。自分の苦手なこと にも挑戦できる子どもを育ててもらいたいで す。 B 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・子どもたちに具体的な課題やめあてを見つけさせ、「ひ・が・し」を本物の自慢に高めるように指導していく。 Ⅱ 各指導部・領域等に関わること 大項目 中項目 評価指標 学習の基礎基本を身につける授業を工夫し、一人一人 に応じた指導を実施している。 自己 評価 学校関係者評価委員会から B ○基礎基本が定着するように学年や個々の教員が方法や時間 (1)確かな学力の育成 の確保などを工夫し、継続的に指導に当たっている。 ●教師一人一人が前向きに取り組んでいるが、大きな個人差や 【市共通項目1】 時間の確保などが難しく、十分な効果が得られない。 【担当:小長谷】 A 自己評価がBですが、職員アンケートの結 果を見ると、96パーセントの先生が、わかり やすい授業や基礎基本の習得のために工夫 している。是非、Aにしてください。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 授業改善に努めると共に、学校から保護者に積極的に働きかけて、家庭学習を習慣化させることで、確かな学力の 定着と向上を図る。 「思いやりのある子」の育成に努めている。 1 教育課程 学習指導 (2)道徳教育の充実 【市共通項目2】 【担当:大多和】 【学校説明】 ○道徳の授業だけでなく、日常の生活や教科の中でも思いやり のある言動を大切にし、指導を続けてきた。 ○友達の名前の呼び方や言葉遣いの指導は全校集会などの機 会をとらえ、投げかけてきた。 ○思いやりのない言動や乱暴な態度などが見られた場合は、で きるだけ早く的確な指導を心掛けてきた。 ●指導したことがすぐに形に現れることは多くはないが、根気よく 指導を続けていくしかない。 週1回授業を行い、道徳コーナーを設置し、日常的に道 徳的な心を養っている。 友達の名前の呼び方を「さん、君」付けにす ることで、優しい感じを受けると思います。定 着するまで、根気強い指導をお願いします。 B B A 【学校説明】 ○道徳コーナーは全クラスに設置されており、授業後には更新さ れ、学習の歩みが見られる。 ○道徳コーナーにはそれぞれのクラスらしい工夫が見られる。 ●道徳コーナーに掲示した後、継続的な振り返りをしていく必要 がある。 A 参観時に教室を回ると、どのクラスにも道徳 コーナーがあります。そのクラスらしい工夫も あり、すばらしい取り組みだと思います。道徳 コーナーを授業後の生活にいかし、道徳の日 常化に力を入れてもらいたいです。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 授業で学んだ価値を振り返ったり、意識させたりできるように、道徳コーナーの活用を充実させる。 委員会活動や係活動、各種行事等で、子どもたちが自 分で考え動き、仲間と協力しながら活動している。 (3)特別活動の充実 【市共通項目3】 【担当:安本】 課題に書かれているように、自分から課題 や問題に気づくことができる子を育ててもらい たいです。 B 【学校説明】 ○仲間と声を掛け合いながら、協力して委員会活動や係活動に 取り組む姿がみられた。 ●委員会の仕事を自ら率先して行ったり、係活動に工夫を凝らし たりするところはあったものの、自分から課題や問題に気づいた り、積極的に工夫を考えて実行したりする力を育てることは難し かった。 B 【市共通項目3】 【担当:安本】 2 一人一人を大切にした 指導 【市共通項目4】 生徒指導 【担当:武井】 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 子どもの思いを大切にしながら活動に取り組ませる。 ・ 活動後の振り返りを充実させることで、自分たちの活動の良さや課題を見つめさせ、次の活動へつなげていけるよう な指導をする。 東小の先生が子ども一人一人としっかりと 子ども一人一人の思いを聞き取ることに努めるている。 向かい合ってくれていることがわかり、安心し A ました。先生は子どもの様子を良く見れくれて 【学校説明】 います。自分の子どもも先生に色々相談をし ○一人一人に関わる機会を意図的に設け、ていねいな対応をし て、良いアドバイスを頂いてると思います。気 てきたことが、子どもの学級での居場所をつくることにつながっ になる子については、家庭との連携が大切だ た。 と思います。 ○子どもの表情をよく見て、気になる子には話を聞くことは常に 行ってきた。 ●子ども一人一人に対応していきたいが、時間に限りがある。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・子どもをよく見て、ほめ、認め、個や全体に返し自信をつけさせる。 ・職員全員で子どもを見ていく体制をとっていく。 A 一人一人の「仕事」「役割」への意識を高め、勤労観・職 業観を育てている。 3 進路指導 生き方指導の充実 【担当:大多和】 委員会活動、清掃、日直など任された仕事 をいとわず頑張ることができるのは東小の子 どもの良さであると思います。 A 【学校説明】 ○係や委員会活動、清掃・日直などの当番活動など、働くことを いとわず頑張る子が多い。 ●勤労意欲は高いので、今後は勤労観や職業観にさらにつなげ ていく。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 最後まで責任をもって仕事に取り組ませる中で、一人一人に対応した手立てを考えながら、勤労観や職業観の意識 を高め ていく。 4 安全管理・指導 朝の登校指導や不審者対応で地区の巡回を行ったり、 防災教育を工夫したりして、「自分の命は自分で守る」意 B 欲を高めている。 【学校説明】 ○訓練時の行動や真剣な表情から、「自分の命は自分で守る」 意識の高まりを感じる。 学校安全システムの構築 ●「自分の命は自分で守る」という意識が具体的な行動につなげ 【市共通項目5】 られるようにしたい。 ●交通安全の意識がまだまだ低いため、登校指導など力を入れ 【担当:髙塚】 たい。 家でも「自分の命は自分で守る」という話を 子どもにしたことがあります。登下校中の災 害時に、自分で判断できるような指導をお願 いしたいです。 B 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 「自分の命は自分で守る」という考え方に即した具体的な行動がとれるような指導をしていく。 「早ね、早おき、朝ごはん」を基盤に、健康な身体作りに 取り組むための指導、支援をしている。 【学校説明】 ○各学級担任からの呼びかけ、保健室では個人的に指導を行っ たり、学級ごとの発育測定時には、保健指導の中に組み込み指 導をしてきた。集会時には全校児童に向け呼びかけをし、意識を 高めてきた。また、学年便りやほけんだより、保護者会などを通 し、保護者にも啓発をしてきた。 ●家庭での協力が不可欠なので、保護者会など機会をとらえ て、さらに、働きかけをしていきたい。 5 保健管理・指導 健康教育の充実 【市共通項目6】 【担当:瀧戸、板倉】 運動のもつ楽しさを味わわせることで、進んで運動に親 しむ子を増やしている。 朝ご飯をしっかり食べてくることは、とても大 切なことです。食べてきてない子をそのまま にせず、家庭へ連絡し、改善できるようにした いです。 A A 朝の自主トレに力を入れて取り組めている と思います。先生方が意欲的で、子どもたち と体を動かしていることは、とても良いことだと 思います。 A 【学校説明】 ○鉄棒やなわとび、持久走などのチャレンジカードを作成し、子 どもがめあてをもって取り組み、できた喜びや成果を実感し、次 の目標をもったり、意欲的に運動する気持ちを育てたりすること ができた。 ●運動が苦手な子が進んで運動に取り組めるような関わり方 や、授業の工夫をさらにしていきたい。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 家庭との連絡をさらに密にし、基本的な生活リズムを整えていくことで、子ども達の心身ともに安定した健康作りに力 をいれていく。 ・ もっと運動したい、さらに上の技に挑戦したいと思えるよう、カードを活用したり、継続的に記録したりして、運動意欲を向上させ A ていく。 学習支援が必要な子に対して、支援体制の整備に努め ている。 6 特別支援教育 2名の支援員さんを有効に活用することが 大切であると思います。低学年のうちに、落ち 着いた授業に取り組めるように支援員さんを 活用することは、いい取り組みだと思います。 B 【学校説明】 ○個にかかわる時間をできるだけとるようにした。特別支援員を 1年生を中心に配置することで、早いうちに基本的な学習習慣は 身についてきた。 学校の実態に応じた 校内支援体制づくりの推進 ●学習支援が必要な児童の数が多く、充分対応しきれていな い。 【市共通項目7】 ●低学年を優先して特別支援員を配置したので、他学年への支 援が十分でなかった。 【担当:小倉】 B 6 学校の実態に応じた 校内支援体制づくりの推進 【市共通項目7】 特別支援教育 【担当:小倉】 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 会議や打合せで情報交換の場を設定し、特別支援の必要な児童の実態把握に努めるとともに、より有効な特別支援 員の配置を考え、チーム体制を整えて児童や学級担任を支える。 7 組織運営 組織・運営の改善 【市共通項目8】 【担当:若月】 「のりしろ」を大切に、子どものために、教職員が互いに A 協力し合っている。 【学校説明】 ○学年、学年団を中心に、互いに声をかけあい協力できている。 若い人たちが気持ちよく動いてくれている。年長者は経験を生か し、惜しみなく助言している。 ●学年や分掌の枠を超えて、全校体制で子どもに関わるため に、さらに情報の共有を推進していく。 A 先生同士のコミュニケーションが多くとれて いるようで安心しました。職員が情報を共有 することは大切なことなので、推進してもらい たいです。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 情報を共有する機会を密にし、教職員が互いに協力し合って子どもに寄り添った指導ができる体制を整えていく。 8 研修 研修体制の充実 【市共通項目9】 【担当:小長谷】 共通実践項目を意識し、子どもたちに考えさせる場を与 え、日々の授業を大切に考えて、わかりやすい授業をし B ている。 【学校説明】 ○それぞれが共通実践項目を意識し、分かりやすい板書を心が けて取り組んできた。 ○日々の授業の中で、教具や学習課題、構想などを工夫し、学 年で情報を共有し、前向きに取り組んできた。 ●時間に余裕が無く、教材研究のためにさらに時間を確保して いきたい。 ●日々の実践を通して具体的な課題や反省点もあり、分かりや すい授業、意欲を引き出す授業を実践するためにはさらに工夫 していきたい。 本時の目標を明確にして、話し合い活動など、学習活動 が意欲的に行われている。 B 先生方が結束して、東小は、秋田県を追い 抜くぞという決起ができないでしょうか。まず は授業改善でしょう。子どもの考えを「つなぐ」 「ひろげる」という作業が肝心かと思います。 いま、東小の現状はこうで、それを何からど のように手をつけるか、この戦略、戦術を練る ことが必要になるでしょう。 B 【学校説明】 ○課題を明確にして取り組むように様々な工夫をすることで、子 どもたちは意欲的に取り組んでいる。 ●一人で学ぶ喜び、共に学び合う楽しさを実感させ、さらに意欲 的に取り組めるよう努力、工夫をしていく必要がある。 B 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 付けるべき力のつく単元構想と子ども理解に努めた授業実践に力を入れ、「ことばをつなげて考える子」の育成を目 指す。 学校便り、ホームページ、メール配信システム等により、 保護者や地域に、積極的に情報を発信している。 9 保護者・地域住 民等との連携 子どもたちの様子を保護者や地域に積極的 に配信することは、とても大切なことと考えま す。これからも、細やかで分かりやすい情報 発信に、より一層努めていただきたいです。 A 【学校説明】 ○子どもたちの取り組みの様子や学校で大切にしていることなど の情報を、時をとらえ分かりやすく発信してきた。 信頼される学校づくりの推 ○音読カードなどの学習カードや連絡帳、ノート、電話、家庭訪 進 問等での学校と家庭とのやりとりを通して子どものよさや頑張 【市共通項目10】 り、課題を共有するなど、コミュニケーションができていた。 ○子どもの安全・安心に関わる情報は、メール等で随時、速やか 【担当:教頭】 に発信してきた。 ●さらにきめ細やかで分かりやすい情報発信に努める。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 平成26年度も、学校の情報を保護者や地域に積極的に発信していく。 ・ 学校の願いや取り組みを発信することで、情報を共有して共に子どもの成長や安全を見届けてもらえるようにする。 子どもの心づくりを意識した教育環境整備が常にできて いる。 A 【学校説明】 ○そうじや整理整頓等、気持ちよい教室環境を常に心がけること ができた。 ○危険箇所・破損箇所の対応が迅速にでき、子どもが安全・安 心に過ごせる環境づくりができた。 ●物を大切に使う意識を子どもに持たせたい。 ●予算削減の中、緊急性や活用度等を優先にしていくと、授業 準備に必要な機器類の整備が十分にできていない。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・ 引き続き、学校全体を見渡し、優先順位を考えた予算執行を進めるとともに、中長期的な視点で環境整備計画を立 てる。 ・ 全職員で意識的に「素晴らしい環境で学習をしている」ことを子ども達に発信し、感謝して丁寧に使うことを伝えてい く。 A 10 施設設備 教育環境設備の充実 【担当:神戸】 予算削減の中、優先順位を考え、子どもの 心づくりを意識した教育環境整備に努めてい ただいてありがたいです。子どもたちが物を 大切に使うことができるよう、指導していただ きたいです。 学校から 経営のまとめ 学校関係者評価委員会まとめ 1 学校から 経営のまとめ(成果と課題) ○子どもが楽しく学校生活を送っていると、95%の保護者が感じている。(昨年度96%)昨年度に引き続き 高い評価を得ることができた。 ○友達と仲良く生活していると、96%の児童と94%の保護者が感じており、友達関係が良好なことが楽しい 学校生活につながっていると考える。 ○89パーセントの児童が自分から進んで挨拶していると答えており、挨拶に生活のめあて「ひ・が・し」の「ひ かる挨拶」については、子どもたちの意識は高い。 ●子どもがめあてをもって生活していると、62%の保護者しか感じていなかった。運動会や音楽会などの行 事にむけて、めあてをもって精一杯努力していたと思う。しかし、その成果を勢いにして、新たなめあてを自分 で見つけていくことは課題である。 ●黙って丁寧に掃除していると答えている子が68%、廊下を静かに歩いていると答えている子が63%と、生 活のめあて「ひ・が・し」の「がんばるそうじ」と「静かに歩こう」に課題がある。 ●児童アンケートでは、「学校は楽しい」と回答できなかった子どもが13%いる。その子どもたちの心に寄り 添ってどんな指導や支援をしていくのか、職員が共通理解をして真摯に取り組む必要がある。 (学校関係者評価委員会意見欄) 先生方の東小の子どもに対する真摯な取り組み、 子どもたちの校内外の生活の様子を拝見し、感激し ています。学校の創立以来、学校が変わってきたこと がよくわかります。これは、先生方の努力のおかげと 思っています。東小には、八坂、髙橋地区を中心に約 500名の子どもが通っています。そして、25名余りの 先生方が、この子らを受け止め、充実した人生を送る ための基本的な手ほどきを施して卒業させることにな ります。その意味で、子どもらは、先生方が頼りなの です。先生方以外、誰も頼る人はいません。先生方が 作って与える食事が、立派な大人になるための栄養 源です。子どもたちは、先生の個性に溢れた、栄養満 点の手作り料理を求めて学校にやってくるのだと思い ます。心のこもった温かい料理を与えられることで、 子どもは先生を尊敬し、感謝し慕うようになるでしょ う。授業、学級の営み、意志の疎通ができ、教師と子 どもの人間関係はいっそう深まります。東小が全国に 冠たる学校に発展しますように、校長先生をはじめ教 職員のご健勝とご活躍を期待しています。 2 学校関係者評価の意見を受けて(改善策) ①子どもたちが本気で学ぶ授業に挑戦する。 ②生活のめあて「ひ・が・し」を本物の自慢に高めることに挑戦する子を育成する。 ③運動量と個々のめあてを大切にし、健やかな体と体力の向上に努める。
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