FMC NEWS 2014年1月30日(関東森林官養成研修受け入れ)(PDF

『森林官候補生 林業機械化センターで 学ぶ』
・関東森林管理局「森林官養成科研修」受け入れ!!
平成26年1月23日寒風が吹く中、未来の森林官候補生21名が林業機械化センターで研修を受講
しました。
~研修内容~
・チェーンソーの取扱い方法(作業着手前の準備、作業上の注意事項、安全装置、受け口、追い口)
・林業機械操作実習(T30での走行、AK-3での荷の積み卸し)
・機械化センターで行っている森林作業道について『三原所長の熱き思い・・・!』
昼食も含め延べ6時間の研修
王道のチェーンソー実習!!
チェーンソーの取扱い方法では実習棟で挨拶を行
ったあと、富元機械化指導官から安全装置などの説
明を行いました。今回の研修ではチェーンソーの安
全装置や保護具の必要性を説明し、現場での即戦力
となり得る技術や知識の習得を目的として実施しま
した。
研修生は5名ほどの班に分かれ当センターの構内
に準備した丸太を使いながら、鋸断の動作を繰り返
し行ってもらいチェーンソーの能力、特性を理解し
てもらいました(写-①)。その後、実習棟内で立
木を伐倒するために必要な受け口の作り方の説明を
行いました(写-②)。午後からは構内で立木に模
写-①
丸太切りの様子
した丸太(トーテム)を使い、研修生に受け口・追
い口の作り方を実習してもらいました。
写-②
受け口の説明
写-③
トーテムを利用した受け口の練習
林業機械の操作実習
午後からはセンターで所有している林業機械
のうち、ロギングトラクタ(T30)の走行と
フォワーダ(AK-3)の積み卸しの操作実習
をチェーンソーと併せて行いました。研修生に
は実際に操作してもらうことでどのような箇所
に危険が潜んでいるのか考えてもらいました。
T30の操作(写-④)は自動車のように前
輪の方向が曲がりカーブするのではなく、車体
真ん中から、中折れし曲がるアーティキュレー
写-④
T30でのバック走行の様子
ト式を採用しており、さらにハンドルがなくレ
バーの上下で曲がる角度を調整します。その為、
受講した研修生からは、考えた方向に操作する
ことが大変苦労したと伺いました。
AK-3の操作(写-⑤)では2本のレバー
とその上部についた計4つのボタンを上手く操
作しながら材の積み卸しを体験してもらいまし
た。掴んだ丸太をあげすぎると、どうして危険
なのか。操作実際に行うことで感じいただくこ
とができたと思います。
写-⑤
AK-3での積み卸しの様子
~最後に~
今回の実習を糧に、現場での指導・助言等が行える様日々、切磋し励んでいただくことを祈念します。
またのお越しをお待ちしております。