事例11_JA山口大島Yショップ(周防大島町)

山口県「買い物弱者対策」事例集
JA山口大島
Yショップ椋野店
(周防大島町)
山崎製パンの流通システムと連携した
生活店舗の運営
店舗名称
所在地
連絡先
開 設
運行主体
運営体制
営業時間
JA山口大島 Yショップ椋野店
周防大島町大字椋野
0820-72-2413
平成24年10月
JA山口大島
臨時職員3名
月~土曜日 午前7時半~午後7時
野菜、豆腐、菓子、卵、加工食品(惣菜・
取扱品目 乳製品等)、精肉、海産物、醤油、日用
品、酒類など
地域の現状
○第一次産業(農業・漁業)者の住民の多い椋野地区は、島の背骨となる国道437号線
が横断し交通量は多いが、少子高齢化は進行
〇農協の運営する標記店舗が地区で唯一の小売店
取組の概要
○直営のAコープの統廃合を検討する中、地域の店舗存続の要望を受け、Yショップ(山
崎製パン)とフランチャイズ契約を締結し、店舗を存続
○Yショップのフランチャイズは制約が少なく、事業主であるJA山口大島の自由度が高
いため、地域の実情に応じた経営が可能
○Yショップの看板により、国道を往来する外来者もコンビニとして利用
地
域
住
民
利用
Yショップ
商
品
山崎製パンの
流通システム
運営
JA山口大島
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JA独自の流通
システム
山口県「買い物弱者対策」事例集
運営の特長
○これまでのJA山口大島の流通システムに加え、山崎製パンの流通システムが加わり、
商品の品揃えが増加
○JA山口大島椋野支所が隣接するため、農業資材購入や金融取引など組合員の利便性も
確保
○知名度のあるYショップの看板により、住民以外のお客も増加
今後に向けて
○売り上げが右肩上がりで伸びていく事業ではないことは、JA山口大島でも認識してお
り、いかに長く地域に求められる生活店舗を存続させていくかが重要
○JA山口大島では小松地区でもYショップとして店舗を運営、流通の面からも、今後も
Yショップを増やしていくことも視野
ま と め
○JA山口大島では、食料品や生活雑貨、農業資材の販売を目的に島内各地で店舗運営を
行っており、これらは地域住民の生活に必要な存在となっています。少子・高齢化が進
む地域では、採算性などから、撤退を余儀なくされる事業者も多いところですが、地域
の店舗を残してほしいといった要望を受けとめ、山崎製パンの流通システムを活用した
運営手法を取り入れることにより、店舗の存続に結びつけた事例です。
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