Brocade HyperEdge Architecture for Flexible Campus Networks At-a

AT A GLANCE
www.brocadejapan.com
BROCADE
EDGE ARCHITECTURE FOR
FLEXIBLE
CAMPUS NETWORKS
CAMPUS
NETWORK
特 長
•• Brocade® Edge Architecture は、 統 合 管 理、
共有ネットワーク・サービス、スケール・アウト型
ネットワーキングの 3 つを、設計の基本指針にし
ています。これらによってキャンパス・ネットワーク
を大幅に簡素化し、アプリケーション展開を迅速
化するとともに、煩雑な管理を軽減し、運用コスト
を削減します。
•• Edge Architecture には、複数の形態があります。
ミックス・スタック型は、プレミアム・レベルとエ
ントリ・レベルの Brocade ICX® スイッチによって、
従来のアクセス・レイヤと、アグリゲーション・レ
イヤを効率よく組み合わせるものです。分散シャー
シ 型 は、10 GbE/40 GbE の 高 性 能 Brocade
ICX スイッチのスタッキングによって、大型シャー
シ・スイッチに相当する性能と信頼性を提供し、
従来のアグリゲーション・レイヤとコア・レイヤを
効率よく組み合わせることができます。
•• この先進の Edge Architecture によって、不必
要なネットワーク・レイヤを崩し、
スパニング・ツリー
などのプロトコルの制約を排除することで、従来の
アーキテクチャのキャンパス・ネットワークがもつ
複雑さを解消するとともに、将来のアップグレード
によって投資を保護します。
キャンパス・ネットワークの柔軟性を強化し、
複雑さの軽減とコスト削減を実現
今日のキャンパス・ネットワークは、顧客や、
ベンダ、提携会社が密接につながるビジネスに
不可欠なものです。そこでは、企業の俊敏性
と競争力を確保するために、新しいアプリケー
ションや、
クラウド利用サービス、
モバイル・ユー
ザなどに対応していかなければなりません。し
かし、数十年にわたって、一定の枠組みの中
で技術開発が進んできたキャンパス・ネット
ワークは、柔軟性に乏しく、煩雑で、維持運
用にコストのかかるものになっているのが現状
です。これまでのキャンパス・ネットワークが、
今日のビジネスの課題とユーザの要件に対応
できるように設計されていなかったことに企業
も気づき始めています。今日から将来につな
がるキャンパス・ネットワークに求められるの
は、高い柔軟性と、シンプルな管理、優れた
コスト効率性です。ブロケードでは、これらの
課題を目標に、The Effortless NetworkTM
のビジョンを推進しています。そして、それを
実 現する基 盤となるのが、Brocade Edge
Architecture です。
Brocade Edge Architecture
Brocade Edge Architecture は、 俊 敏 性
を高めることで、キャンパス・ネットワークを、
新しい時代へと導きます。この革新的なアーキ
テクチャは、不必要なネットワーク・レイヤを
崩し、あるいは休止リンクを作るスパニング・
ツリーのような従来のプロトコルを排除して、
今までのキャンパス・ネットワークがもつアー
キテクチャの複 雑さを取り去ります。Edge
Architecture は、既存のネットワーク・テク
ノロジに、新しい先進機能を組み入れることに
よって、アプリケーション導入を迅速化し、管
理を簡素化し、そして運用コストを削減します。
Edge Architecture の基本設計
Edge Architecture ソリューションの開発に
あたって、ブロケードでは、基本になる 3 つの
目標を掲げています。これによって、新しい時
代のシンプルなネットワークを実現し、ビジネ
スの俊敏性と生産性を向上します。
1. 統合管理:不必要なネットワーク・レイヤ
を削減し、大きな Edge 管理ドメインを形
成することで、スイッチごとに行う管理アク
セス(タッチポイント)の数を減らして、メ
インテナンスの工数とコストを軽減します。
2. 共 有 ネットワ ー ク・ サ ー ビ ス: 共 通 の
Edge 管理ドメインに参加する、プレミアム・
レベルとエントリ・レベルのスイッチの間で、
高度な L2/L3 サービスを共有させること
で、各種のサービス機能の、ポートあたり
コストを低減します。
3.スケール・アウト型ネットワーキング:高
性能の固定構成スイッチを、
キャンパス・ネッ
トワークの中のどこででも配置の制約なく
組み合わせて、単一のロジカル・デバイス
を作成します。これによって、必要なとき、
必要な場所にポート数を拡張できるように
なります。
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分散シャーシ
Access
ミックス・スタック
Aggregation Core
従来の3階層アーキテクチャ
アクセス/アグリゲーション層の融合
Aggregation/Core
Core
分散シャーシ
ミックス・スタック
Access
Access/Aggregation
コア/アグリゲーション層の融合
図 1.
Brocade Edge Architecture による従来の 3 階層アーキテクチャの簡素化
Edge Architecture の実装オプション
ブロケードでは、Edge Architecture に複数
の実装オプションを提供しています。これによっ
て、Edge Architecture の設計指針を実現
することができます(図 1 を参照)。
•• ミックス・スタック型の設計は、プレミアム・
レベルとエントリ・レベルの Brocade ICX
スイッチを統合したスタッキングによって、
ネットワークのアクセス・レイヤとアグリゲー
ション・レイヤを、単一の Edge ドメインに
まとめ、スイッチ間でサービスを共有させる
とともに、管理のためにスイッチごとにアク
セスするタッチポイントを減らし、さらにネッ
トワークのホップ数を削減します。
•• 分 散 シャー シ 型 の 設 計 は、10 GbE/40
GbE の高性能 Brocade ICX スイッチのス
タッキングによって、ネットワークのアグリ
ゲーション・レイヤとコア・レイヤを単一の
Edge ドメインにまとめ、大型シャーシ・ス
イッチに相当するポート密度と信頼性を、数
分の 1 の費用で実現します。さらにこのポー
トの増設は、キャンパス・ネットワークにお
ける必要な場所で行うことができます。
2 つのタイプの実装は、必ずしも別々に実施す
る必要はなく、エンド・トゥ・エンドのネットワー
ク全体の中で組み合わせながら、完全なソ
リューションを実現できます。また、既設のネッ
トワークと統合することにより、段階的に規模
を拡張していくこともできます。ブロケードで
は、Edge Architecture のさらなる開発と拡
張によって、今後も新しい実装オプションを提
供していく計画です。これらを通して、Edge
Architecture の基 本 指 針である統 合 管 理、
共有ネットワーク・サービス、スケール・アウ
ト型ネットワーキングがもたらすメリットを、絶
えず増加するネットワーク・ポート全体にわたっ
て実現します。
ミックス・スタック型の
Edge Architecture 導入
ミックス・スタッキングでは、プレミアム・レベ
ルの Brocade ICX 6610 スイッチと、
エントリ・
レベルの Brocade ICX 6450 スイッチを組み
合わせて、1 つのスタックを構成できます。ミッ
クス・スタッキングは、通常のスタッキングの
メリットをすべて備えています。すべてのスイッ
チが共通化され、スタック内ではスパニング・
ツリー・プロトコル(STP)を使わず、全リン
クが有効になり、管理も 1 個の IP アドレスか
ら実施できます。しかし Edge Architecture
におけるミックス・スタック独自の強力な機
能は、スイッチがもつネットワーク・サービス
を共有できることです。サービスを共有する
Edge Architecture では、プレミアム・スイッ
チの装備するサービスを、エントリ・レベルの
スイッチも含めて、スタック・メンバの全ポート
に拡張して使用できます。この機能は、ポート
あたりのコストの大幅な削減と、長期の投資保
護の 2 点から、大きなメリットをもたらします。
分散シャーシ型の
Edge Architecture 導入
分散シャーシでは、キャンパス・ネットワークの
各所に設置された Brocade ICX 7750 スイッ
チを、最大 12 基までスタッキングして、単一の
ロジカル・スイッチを構成できます。従来のアグ
リゲーション・スイッチと、比較的小規模なコア・
シャーシとを組み合わせた機能に相当する能力
を、これまでとは比較にならない柔軟性と、シ
ンプルな導入、低い総コストで実現します。ブ
ロケードは、急速に進歩した技術を取り入れた
開発努力によって、
初の10 GbE/40 GbEスタッ
カブル・ソリューションを、キャンパス・ネットワー
クのアグリゲーション/コア・レイヤに向けて提
供します。これは、シャーシ相当の信頼性と可
用性で、従来のミッドサイズのシャーシを超える
性能とポート密度をもたらします。
いずれの導入オプションの場合も、到達距離
の長い光ファイバ・リンクを使って、キャンパ
ス・ネットワークのあらゆる場所にすべてのコ
ンポーネントを配置できる、本来の分散アーキ
テクチャを実現できます。また、システム全体
の管理は、単一のエンティティとして行うこと
ができます。
ブロケードについて
ブロケードのネットワーキング・ソリューション
は、アプリケーションと情報が各所に偏在する
世界へ向けて移行する中で、企業の重大なビ
ジネス目標の達成に貢献しています。今日ブロ
ケードは、データセンターにおける実証された
技術力を基盤にして、ネットワーク全体にその
対象領域を拡大しながら、統合、仮想化、ク
ラウド・コンピューティングにわたる、効率的で、
オープンな仮想化ソリューションを提供します。
詳細については、Web サイトをご覧ください。
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ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社
〒100-0013 東京都千代田区霞ヶ関1-4-2 大同生命霞ヶ関ビル
TEL.03-6203-9100 FAX.03-6203-9101 Email:[email protected]
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