発行年月日 A I S ㈱産業分析センター ニュース JAPAN 発行№ 平成 26 年 4 月 7 日 2014002 <国産食品の安全性は高い:輸入食品にも放射能が含まれています <国産食品の安全性は高い:輸入食品にも放射能が含まれています> :輸入食品にも放射能が含まれています> 昨年10月18日、東京都は市中に出回るイタリア産ジャム(原産地はブルガリア)の回収を輸入業者に命じました。 また、平成 13 年11月6日に輸入届出のあったイタリア産ポルチーニから418Bq/Kgの放射能が検出され、通関さ れず返送された例が有りました。 (http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1108-2.html) 東京都が平成22年4月から23年3月の1年間に輸入食品 629 点を調べた結果では、放射能が50Bq/Kg未満だ ったのは 619 点でした。しかし、100Bq/Kg以上も散見されました(下表) 。 日本では主食の米を始め、肉、魚介類などの放射能は、厳格に100Bq/Kg以下に規制されており、多くは検出限 界以下です。輸入食品では、370Bq/Kgの放射能暫定限度を超えない限り通関されます。従って、国産では廃棄さ れる100Bq/Kg以上でも、輸入食品なら市中に出回る事になります。矛盾を感じる国際的な取り決めです。 欧州に於いては、チェルノブイリの原発事故を受けて策定した一般食品の放射能規制は非常に高い1250Bq/Kgで す。それでも、これを越える食品が見つかる大騒ぎが時々起こっています。放射能アレルギーの方にとって、海外旅行は 鬼門でしょう。食事の心配に加えて、高高度を飛ぶ機内では遥かに高い宇宙放射線を浴び続けます。 さて、誰もが100Bq/Kgを上回る自然放射能を体内に有しています。必須栄養素であるカリウムなどに起因し、 総ての食品に含まれるので避けることは出来ません。余りに神経質になって心身を痛めるよりも、食事を美味しく頂き、 旅行を楽しみましょう。 表 平成 22 年度 輸入食品の放射能検査結果 食品に含まれる自然放射線の量 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/foods_archives/foodCheck/radioactivity/radioactivity_h22/index.html お問合せ先 A I S JAPAN 株式会社産業分析センター TEL ; 048-924-7151 営業部 e-mail; [email protected]
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