Field X-ray instrument 可搬 型 X 線 応力測 定装置 世界最小*の可搬 型 応 力測定装置 S m ar t S i t e R S ヘッドユニット部(右下) 電源ユニット部(中央) ホストP C(左下 ) 1 *2014年8月現在 製品の特長 コンパクトデザイン タブレットPCとのWi - Fi 通信 ヘッドユニット部 のサイズは114( W )x 24 8(D)x 111 (H) 装置は付属のタブレットP C からW i - Fi 接 続を用いて遠隔操 mm、重 量 3kg の小型 軽 量 デ ザイン。内 径 20 0 mm の円 筒 内部が測定できるように設 計されています。 作できます。 短時間測定 バッテリー駆動(オプション) 新 規 開 発 の 半 導 体 2 次 元 検 出 器と、単一入 射によって 得ら 装 置は オプションのバッテリーによって駆 動 することが でき れる1つのデバイ環を利 用した 応力解 析 法を用いることによ り、短 時 間 測 定 が 可能になりました。一 般 的な試 料での 測 ます。現 場でAC 電 源を用意していただく必要はありません。 定時間は 6 0 秒です。 2-D detectors Debye-Scherrer diffraction ring 2 アプリケーション例 ショットピーニング処 理された鉄 鋼材料表面の残留応力評 価 ショットピーニング 処 理 によって 材 料 表 面には大きな残 留応力が 付与されま す。CCD カメラとレーザーマーカーを 使 用することで、測 定位 置 調 整 が 容 易 に行えます。 ( 図1および 次ページの試 X-ray 料 調 整 詳 細を参 照 )。測 定・解 析には プリセットされ た 測 定 条 件・材 料 パラ Laser メーター が 使 用されます。2 次 元 検 出 図1 ヘッドユニット部と試 料 の配 置 X-ray 器で 計 測されたα- Fe 211 回 折のデバ 図 2 2 次 元 検 出 器によって観 測された α- F e 211 回 折のデバイ環 イ環( 図 2)は 6 0 秒 の 照 射 時 間 で 得ら れ たもので す。 得ら れ た1つ の デバイ 環 から 各 応 力 値 を 算 出 するとともに、 Z 主 応 力σ1とσ2 が 算 出 さ れ 、CCD 試 料 画 像と重 ねて 3 次 元 表 示 され ま す。 左 記の結果では残 留応力σ11とせん断 Y 応力のσ12はそれぞれ -1278 .9、 - 4 6.1 MPaでした。 σ2 σ1 X 図 3 C C D 試 料 画 像と重 ねて 3 次 元 表 示された 主 応 力σ1,σ 2 図 4 残 留応 力解 析 結 果 用途および応用分野 応力評 価の対 象となる主な用途や応 用 分野を表にまとめました。その他の手法 で処 理を用いて作成された金 属 材料の 評 価も可能です。また、コンパクトデ ザ インのためさまざまな試 料 形 状に対 応 できます。板・バ ルク・ば ね・ギア・パイ プなどの試 料を切断することなく、測定 できます。 試 料 タイプ ・ 応 用 分 野 例 ショットピーニング ● 多段ショットピーニング ● 温間ショットピーニング ● 高 硬 度ショットピーニング ● ストレスショットピーニング ● 微 粉ショットピーニング 塑 性 加工 ● 鍛造 ● 引抜き ● 押出し ● 切削 ● 圧延 ● プレス 一般熱処理 ● 焼 入れ ● 焼鈍 表面熱 処理 ● 高周波 焼 入れ ● 浸 炭 焼 入れ 溶接 研 削 ,研磨 表 面改 質 プラント・インフラのメンテナンス 3 試 料位置調整や測定も簡単 試料観察用 CCDカメラとレーザーマーカー σ11 測定箇 所はヘッドユニット部に内蔵され た CCD カメラで 撮 影され 、タブレット P C 上 に 表 示 されます。同じくヘッドユ ニット部に内 蔵されたレーザーマーカー σ22 が X 線 照 射 位 置を示します。暗 所 での 測 定 時 には 白 色 L ED が 測 定 部 を 照ら し、観 察 を容 易にします。測 定 箇 所 の 画 像は 測 定・解 析 データと共に保 存さ れ 、レポートに添付されます。 センサーを用いたアライメント調整 試 料と検 出 器 間の距 離( カメラ長 )やX 線 入 射 角度は、レーザー変 位 計 や3 軸 加 速 度センサーを用いて計 測され 、タ ブレットP C上に表示されます。タブレッ トに 表 示されるガイドに従 えば、簡 単 にアライメント調 整ができます。 ワンタッチで測定から解析まで 測定条 件の設 定はシンプルで簡単です。通常の測定では、あらかじめプリセットさ れた測 定 条 件、物 性 パラメーターを用いて、ワンタッチで 測 定 から解 析まで行え ます。 必要に応じて、 「設 定」ページから測定・解 析条 件を変 更することができます。また、 物性パラメーター編集も可能です。 ヤング 率 、ポ アソン比 、Bragg 角など の物性 パラメーターはソフトウェアにプ リセットさ れています。解 析 時 のオプ ションとして、応力状 態モデル、L PA 補 正、波 長 成 分 補 正、バックグランド 補 正方法などが選 択できます。 4 安全 保安&トレーサビリティ 万全の安全 保安機能 Smar tSite RS は、どこに持ち運 んでも安心して使 用できる ように設 計されています。3軸 加 速 度センサーでヘッドユニッ トの姿勢を、レーザー変 位計でカメラ長を常に監 視していま す。決められた条 件を満たさなければ X 線は照射できません。 また測 定中に制 限 範 囲を超 えた場 合には X 線の照 射を直ち に中止します。 屋内で 測 定する場 合、オプションの遮 蔽ボックスを使 用する ことにより、X線作業 主任者の選任が 不 要となります。 機械校正試 料 測 定のトレーサビリティを確 保するため、機 械 校 正 用の試 料 が 付属しています。機 械 校 正 試 料には、粉 末 鉄 鋼 材 料、バ ルク鉄 鋼 材 料、蛍 光 粉 末の 3 つが 含まれます。粉 末 鉄 鋼 材 料 はゼロ応 力、バ ルク鉄 鋼 材 料 はあらかじめ 付与された 約 -100 MPa の残留応力を測定することによる応力の絶 対値の 校 正、蛍 光 粉 末は X 線 照 射 位 置と X 線 照 射 径サイズの 確 認 を行うために用いられます。 装置校 正記録はいつでもデータ閲覧リストから確認でき、 装置のトレーサビリティを確保します。 5 仕様・ユーティリティ 装置 仕 様 ヘッドユニット部 (ボールジョイント含まず ) 114 x 248 x 111 mm(W x D x H) 約 3 kg 電 源ユニット 230 x 470 x 460 mm(W x D x H) 約 20 kg 高圧ケーブル 5m 収 納ケース 1セット 残 留応 力測 定・解 析 測定対象 鉄 鋼 材料 、アルミニウム(オプション) 応力解 析 法 一 般 法(リガクオリジナル) 応力モデル 2 軸 応力 X線源 Cr 30 kV - 50 W X 線 入 射 角度 ψ 0 35° X線照射径 φ1 mm(コリメーターあり)、φ2 mm(コリメーターなし) 測 定時 間 約 60 秒 検出器 高 速 半 導 体 2 次 元 検出器 検出器サイズ 2 x(38.5 x 19. 3 m m) 2θ 測 角範 囲 145° 〜 165° カメラ長 45 mm 操作環境 ホストP C W i n d o w s 8.1 タブレット P C 通信 無 線( W i - F i) 設 置 環 境 、ユーティリティ、安 全 機 構 環 境 対応 防塵 仕 様 温度 -10 〜 +5 0℃ 、変 動 幅 ± 4℃ 以下 湿度 1 〜 70 % R.H. 、変 動 幅 ±10 % R.H. 以下 電源供給 AC 10 0 -24 0V もしくはバッテリー(オプション) 安全機構 ● ● ● 3 軸 加 速 度センサー、レーザー変 位 計を用いた安 全 保 安 機 構 緊 急停止スイッチ 安 全キー 6 Field X-ray instrument www.Rigaku.com CJD641A/140910NS
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