資料2 「SOHOブース等を活用したベンチャーの起業 支援(Big・u発ベンチャーの質と量の向上)」に ついての議論を踏まえた取りまとめ案 1 Big・uのSOHOの見直し 発言された主なご意見 ・ 「Beforeスペース(ITベンチャー向けデスク起業スペース)」を創設し、ゆるやかな審査を 行った上で利用を許可してはどうか。 ・ SOHOに併設したコワークステーションを開放し、ノマド体験学習や異業種交流を促進 するプラットフォームを構築してはどうか。 ・ 「Afterスペース」を創設し、より一層の育成を行うべき事業を支援してはどうか。 ・ 死の谷、ダーウィンの海を越えるための信用力を付与可能なオフィス環境が必要では ないか。 ・ Big・uのブランド力が足りない。「SOHO」というネーミングが古い。 対応案 ・ Big・uのSOHO入居者や外部のアントレプレナーが交流・協業ができるコワークスペー スをBig・uに創設する。その場合、グランフロント大阪のナレッジキャピタルの交流サロ ンをモデルにする。 ・ SOHO入居ルールを見直し、ステップアップ入居(起業後3年以降のベンチャー企業の 入居)を可能とする。 ・ 「SOHO」及びコワークスペースに代わる新しい名称として、「南紀アントレプレナーシッ プラボ」、「南紀インキュベーションカフェ」などを提案する。 2 情報交流の促進 発言された主なご意見 ・ 起業家どうしの出会いの場が大切。横のネットワークが不足している。 ・ ベンチャーの立ち上げや運営ができる人材を見つけること、育てることが必要。 ・ アントレプレナーをサポートする体制が不足している。 対応案 ・ Big・uなどで、ICTによるベンチャー起業や中小企業経営改革をテーマに、セミナーを開 催する。セミナーは近畿経済産業局、WAKASA、関西IT利活用促進連絡会議などと共 催も検討する。また、セミナーの対象分野はものづくり、六次産業化など、地域に適した ものを選定する。(来春に県、近畿経済産業局、WAKASAの共催により、ものづくり分野におけるIT経営改 革についてのセミナーを計画中。) ・ 「和歌山県ネットサクセスクリエータ事業」をBig・uでのIT研修に統合し、成功者が後進を 育成する好循環を構築する。 ・ Big・u事業または県事業として、ITベンチャーをサポートする総合相談窓口を開設する。 ・ 本SWGをベースとして、情報交流、意見交換、協業の輪を拡大する。 3 新しい事業の創出 発言された主なご意見 ・ ベンチャー立ち上げの主な課題の一つは資金調達。死の谷を越えるためには、実用化 に必要な資金の調達が必要。 ・ お金と技術、ベンチャーインキュベーション機能が結びついてオープンイノベーション。 ・ ICTの新たなビジネス機会を学ぶ機会が重要。 ・ Big・uの利活用のために発信力とBig・uブランディング戦略が必要。 対応案 ・ 県の「起業支援型地域雇用創出事業」を活用し、ICT分野の持続可能な新たなビジネス モデルに対し、立ち上げや実用化の資金を提供する。 ・ 新たな事業の創出に役立つインキュベーション環境の一部として、ICTシステム環境を 充実させる(例えば、クラウドサービス基盤や、ソフトウェア開発環境を構築する。) ・ 本SWGの議論の中から、新しい事業をどんどん開発していくモーメンタムを作り出す。 ・ 「Big・u通信」を発行し、Big・u関係者への情報発信を行う。
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