2014年2月10日 報道関係各位 株式会社インテック 三陸地域の水産物情報公開事業にトレーサビリティサービス「i-TRe」を提供 ~石巻・気仙沼における「食の安全性」PRにICTで支援~ ITホールディングスグループの株式会社インテック(本社:富山市、代表取締役社長:滝澤 光樹、以下インテック)は、石巻専修大学(本部:宮城県石巻市、学長:坂田隆)の地域活性化 研究会産業ワーキンググループ(同大学経営学部 石原慎士教授、以下石巻専修大学産業WG)が 2014年3月より開始する産学連携事業「三陸地域水産物情報公開事業」 (事務局:石巻専修大学内、 以下本事業)に参画し、水産加工物の原材料に関する情報を登録、公開する仕組みとして、イン テックのトレーサビリティクラウドサービス「i-TRe」(アイトレ)を提供します。 ■背景 東日本大震災後に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故後、食に対する消費者の不安 感が広がり、水産業を基幹産業とする宮城県石巻市および気仙沼市にとっては、地域の産業復興 に悪影響を及ぼすことが懸念されています。 一方、石巻専修大学産業WGの調査(*)によると、消費者は購入したいと考える商品の安全性につ いて関心を持っており、石巻専修大学産業WGとしては、消費者、流通業者に対して安全性に関す る情報を公開するとともに、商品の特長やこだわりを詳細に伝達していくことが、販路開拓につ ながる道ではないかと考えています。 ■事業概要 上記の背景から、石巻専修大学産業WGは産学連携事業として本事業を2014年1月に立ち上げ、 2014年3月より、三陸地域で生産される水産加工品の安全性、製品のオリジナリティ、こだわりな どを一般消費者、小売、卸業者などに公開し、商品価値の形成や販路開拓を支援する事業を開始 します。インテックのトレーサビリティクラウドサービス「i-TRe」を活用して、生産された水産 加工物の原材料情報や放射性物質検査情報などを登録し、Webサイト上に公開します。 本事業の開始にあたり、石巻市の水産品メーカー3社(株式会社木の屋石巻水産、株式会社ヤ マトミ、山徳平塚水産株式会社)が参加します。今後、協議会組織を設立する予定で、三陸産業 再生ネットワーク(気仙沼商工会議所、気仙沼信用金庫、石巻商工会議所、石巻信用金庫、石巻 専修大学)を通じて、石巻市ならびに気仙沼市の水産品メーカーに本事業への参加を働きかけて いく予定です。 情報の登録、公開情報の閲覧など、本事業におけるサービスの利用料金はいずれも無料です。 石巻市、気仙沼市の水産品メーカーにご活用いただき、地域が一体となって「食の安全性」を PRするとともに、商品の特長・オリジナリティ・地域性を公開していきます。 1 インテックは本事業に参画することにより、微力ながら三陸地域の産業復興に協力させていた だくとともに、ICTを通して食の安全性を安心につなげる取り組みに一層努めてまいります。 ■システム概要 各水産品メーカーは、情報登録ツールを利用して、水産加工品の放射性物質検査情報を登録し、 情報公開サイトに対し情報を送信します。 送信された情報は、 「i-TRe」上に開発したWebシステムにより、一般消費者や小売、卸のバイヤ ー向けにインターネット上で情報公開されます。 放射性物質検査情報 (⽔産加⼯品) 水産品メーカー 放射性物質検査情報 (⽔産加⼯品) 消費者 放射性物質検査情報 (⽔産加⼯品) 消費者 水産品メーカー 放射性物質検査情報 (⽔産加⼯品) データ送信 監修 データ公開 ・・・ ・・・ 水産品メーカー 小売/卸バイヤー 石巻専修大学 図 概要 (*)消費者意識調査について 産業WGは、2011年9月から11月にかけて、八戸、群馬、埼玉の小売店舗において、来店客395名に6問のアンケート調査を実 施した。 「トレーサビリティーシステムによる情報公開は消費者の不安を払拭するために有効な手段であると思いますか」と いう質問に対し、 「そう思う」「少し思う」との回答が75.0%に上った。 ◆i-TReについて i-TRe(アイトレ)は、インテックが2010年4月よりサービスを開始している食品の安全を安心に つなげるトレーサビリティシステムです。食品の提供者が、説明責任(アカウンタビリティ)を 果たすための当該食品に関する情報の収集・管理と、当該食品の流通履歴を把握できる「トラ ック&トレース」の仕組みをクラウド型のサービスとして提供しています。 i-TReホームページ http://www.i-tre.jp/index.html 2 ◆株式会社インテックについて お客さまの経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、 運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。特に、データセンター事業は、 東京、横浜、大阪、富山などのデータセンターを高速回線で接続した高信頼性サービスを提供 しています。2014年1月11日に創立50年を迎えたインテックは、産業と社会システムの高次化 に資するユビキタスICTカンパニーとして、安全・安心で、便利で、Smartで、心地よい社会を ICT技術で実現する“社会システム企業”を目指すべく、グローバルな視野で、次なる50年へと 新たな挑戦を続けてまいります。 インテックホームページ http://www.intec.co.jp/ ◆ITホールディングスグループについて ITホールディングスグループは、さまざまなお客様をITで支援するITエキスパート集団です。 進化し続ける企業グループとして、グループ各社の個性を活かし総合力で応えます。 【報道関係からのお問い合わせ先】 株式会社インテック TEL:03-5665-9807 広報室 渡邉 FAX:03-5665-9813 E-Mail:[email protected] 【i-TRe に関するお問い合わせ先】 株式会社インテック TEL:03-5665-5053 首都圏本部 流通ビジネス室 中村 E-Mail:[email protected] 3
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