(別紙)財務会計・人事関係業務処理システムの運用保守業務(平成 27 年 8 月~28 年 7 月)に係る業務内容 1.実施目的 ・財務会計処理システムおよび人事関係業務処理システムの適正な稼働を確保する。 ・財務会計処理システムについて、システム操作方法や障害に係る機構ユーザからの問い合わ せ対応を実施する。 ・人事関係業務処理システムについても、財務会計処理システムとのインターフェースの確認、 パスワードの初期化処理対応を実施する。 2.実施内容 (1)財務会計・人事関係業務処理システム稼働支援 ①財務会計処理システムに係る、組織改編・人事異動に伴うユーザおよび権限の管理(登 録・更新・削除等)(都度) ②財務会計処理システムに係る障害への対応(都度) ③財務会計処理システムに係るシステム利用状況集計対応(月1回) ④マスタデータ登録支援(予算マスタ、金融機関マスタ、勘定科目関連マスタ 等)(都度) ⑤財務会計処理システムに係る軽微な改善作業対応(都度) ⑥システム監査対応に係る過去データ抽出、集計、データ提供等の支援(都度) ⑦予算管理機能の改善方法および影響調査 ⑧特権ユーザ管理の強化方法および影響調査 ⑨年度末、新年度対応に係る下記業務の支援 ⅰ)予算策定 ⅱ)新年度予算登録 ⅲ)伝票番号範囲登録等の決算関連 ⅳ)会計年度変更等の固定資産関連 ⅴ)給与科目の紐付設定等のインターフェース関連 ⅵ)指図検索ヘルプ設定等のプロジェクト関連 ⅶ)流動性明細の設定等の資金管理関連 ⅷ)決算業務関連 ⅸ)組織改訂等に伴う年度末決算終了後の利益センタ・原価センタ廃止等関連 ⅹ)人事関係業務処理システム予算関連マスタ保守 ⑩月次報告会でのシステム稼働支援状況報告対応(月1回) (2)財務会計・人事関係業務処理システムに関するヘルプデスク業務 ①財務会計処理システム利用に関するメールまたは電話による問い合わせの対応(都度) ②人事関係業務処理システムに係るパスワードの初期化処理(都度) ③月次報告会でのヘルプデスク業務状況報告対応(月1回) (3)財務会計処理システムアプリケーション運用 ①SAP ERP システム修正対応(都度) ⅰ)機能拡張や仕様変更の際のプログラム本番環境移送対応 ⅱ)SAP 社から配布される更新プログラム適用対応 ⅲ)その他、SAP ERP システムの保守対応 ②SAP Gui インストール対応(都度) ③月次報告会での稼働状況報告対応(月1回) (4)財務会計・人事関係業務処理システム基盤運用 ①サーバ稼働監視 ⅰ)夜間処理結果確認(毎日) ⅱ)データバックアップ確認(毎日) ⅲ)システムログ、ハードウェアリソース状況確認(毎日) ②人事関係業務処理システム「駅すぱあと」データ更新対応(月1回) ③森ビル停電対応(システムバックアップ、サーバの停止・起動、動作確認)(1回程度) ④ハードウェア障害時の復旧対応(都度) ⑤ミドルウェア障害時の復旧対応(都度) ⑥ファームウェアバージョンアップ作業(都度) ⑦ソフトウェアバージョンアップ作業(都度) ⑧OS、アプリケーションへの修正パッチ適用に係る作業(2回) ⑨バックアップ媒体外部保管対応(週1回) ⑩ウイルス対策ソフトのウイルス定義更新等監視(都度) ⑪月次定例会での障害管理表の提出、作業実績および作業予定に関する報告(月1回) ⑫データリカバリテストの実施(1回) (5)運用管理業務に係る各種手順書の整備 3.納品物 ・納品物として、2.実施内容(1)~(5)の業務に関する下記のドキュメント等を納品すること。な お、納品物は請負者所定の形式にて作成し、媒体は CD-R とする。 (1)システム稼働報告書 (2)ヘルプデスク管理台帳 (3)システム改善時の概要設計書、詳細設計書、パラメータ定義書、プログラムソース(開発サ ーバに格納する)、操作マニュアル (4)その他機構が必要と求めたもの。 ・上記納品物の確認をもって、業務完了とする。 4.その他 ・本業務において、財務会計処理システムのパッケージおよび追加機能保守(障害対応時など) に関する部分については、パッケージ販売元であるSAPジャパン株式会社および開発元であ る株式会社日立システムズと、人事関係業務処理システムのパッケージ保守(障害対応時な ど)に関する部分については、開発元である株式会社 NTT データビジネスシステムズと、また ハードウェアやその他のソフトウェアについては各ベンダーと、別途、連携の上対応を行うもの とする。 ・契約締結時に、バックアップ要員を含めた運用保守体制図と、3.応募要件(4)に記載している、 別途準備する開発環境についての構成説明図を提出すること。なお、保守体制および開発環 境については、円滑な保守体制の維持を確認するため、現地視察を行うことがある。 ・平成 27 年 8 月 1 日には既存の稼働支援業務および運用保守業務と同等の作業が可能である こと。 ・上記に定めのないものは、必要の都度、中小企業基盤整備機構と請負先で協議して定めるも のとする。 ・財務会計処理システムおよび人事関係業務処理システムの主な動作環境は以下のとおり、ま たシステム構成図およびハードウェア構成一覧は別添のとおりである。 動作環境 (1) 財務会計処理システム ・OS :Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise x64 Edition SP2 ・データベース :Microsoft SQL Server 2008 ・パッケージ :SAP ERP 6.0 (2) 人事関係業務処理システム ・OS :Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise x64 Edition SP2、 Microsoft Windows Server 2008 Enterprise Edition SP2 ・データベース :Oracle 10gR2、Microsoft SQL Server 2008 R2 ・パッケージ :GEMPLANET ver2.0、SCAW Frontizm/Intra-mart ver7.2、 JobCubic Time for SCAW、めいさい王 ・現在稼動中の財務会計処理システム(カスタマイズされたもの)を正常に動作するように設 定すること。なお、現在稼動中の財務会計処理システムは、標準の SAP ERP 6.0 の機能に 加え、以下の機能を追加している。 アドオン、カスタマイズ (1)予算管理機能 ・予算執行を管理するための各種レポート機能 (2)調達管理 ・支出契約決議書・支出決定決議書等の伝票出力機能 ・支出-検収-決定決議 自動登録機能(修正時も含む) ・契約管理情報の登録機能 ・契約関連情報と支払実績情報の紐付けによる抽出・参照機能 (3)決算 ・費用配賦実行機能 ・本部支部間の費用付替え機能 (4)人事関係業務処理システムインターフェース ・人事関係業務処理システムと財務会計処理システム双方向で、各種データ(給与賞 与・旅費・謝金データ 他)をインターフェースする機能。
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