(3666・JASDAQ)【Overweight】 人工知能製品

Morningstar Equity Research Report 2015.2.23
基幹業務システム導入支援、
データ解析サービスも提供
投資判断(2/20)
テクノスジャパン(3666・JASDAQ)
株価
投資単位
1,329円
(2/20)
100株
Overweight
時価総額
年初来高値
年初来安値
PER
(予)
67.8億円
1,903円
(14/1/17)
964円
(14/2/4)
25.6倍
(2/20)
(2/20)
人工知能製品
「scorobo」
始動でビッグデータ事業に弾み
■4Qの収益増を想定、15年3月期3Q累計は計画線
15 年 3 月期 3Q 累計(14 年 4 ~ 12 月)の連結業績は
売上高 3,017 百万円(前年同期比 3.1%減)
、営業利益
260 百万円(同 15.3%減)だった。14 年 10 月時点で
下方修正した通期計画に、おおむね沿った内容。対前年
同期では、業務効率化などを目的とした基幹業務システ
ムの導入を支援する主力の ERP 導入支援業務において、
提供ソリューションサービス「Fact」シリーズの刷新に
伴い開発費を継続的に投じた他、人材育成などで費用が
かさみ利益が伸び悩んだ。 15 年 3 月期の連結業績は売上高 4,443 百万円(前期
比 6.3%増)
、営業利益 419 億円(同 7.5%増)を計画す
る。ERP 導入支援業務で当初見込んでいた大型案件の延
期により、14 年 10 月時点で期初計画を下方修正。3Q
累計業績の修正後計画に対する進ちょく率は売上高で
67.9%、営業利益で 62.1%と若干低水準にとどまるが、
顧客による期末の予算消化などから同社業績は第 4 四半
期(1 ~ 3 月)に盛り上がる傾向があり、会社計画は十
分達成可能とみる。
■
「scorobo」
の販売開始で裾野拡大
15 年 3 月期に本格始動したビッグデータ関連事業
が着実に進展している。15 年 1 月には顧客自身が簡
便に使えるビッグデータ関連サービス、人工知能製品
「scorobo(スコロボ)
」を発表。顧客・見込み顧客の
属性や行動データを、人工知能が機械学習により解析
精度を高めながら数値解析し、顧客獲得数の増大など
マーケティング効率の最大化につなげることができる。
「scorobo」は月額使用料 25 万円をベースに高付加価値
サービスによる収益上積みを想定、今後 2 年間で有力企
業 30 社への導入を当面の目標に掲げる。同製品自体の
売上高以上に、
「scorobo」を足掛かりとしたビックデ
ータ関連事業の裾野拡大に期待できる。
足元のビッグデータ関連事業は、特に下期に入り需要
が盛り上がりを見せており、会社側では通期で売上高 3
1,300 円~ 1,650円
想定株価レンジ
(円)
1,700
1,600
1,500
1,400
1,300
1,200
1,100
1,000
900
800
1,629
26週線
13週線
970
出来高
(月) 2
3
4
5
6
7
8
1,000
500
13週平均線
9
10
11
12
1
0
2
13週移動平均線
26週移動平均線
出来高
(13週平均)
1,125円
1,195円
237,038株
億円程度を見込む。中でも顧客が抱える巨大なデータを
解析し整えるコンサルティングサービスの需要が旺盛。
顧客数はまだ数えるほどだが、契約先には大手人材総合
サービス企業や大手金融機関が含まれる。これらの企業
は扱うデータ量が膨大で、カスタマイズの要求頻度も高
く収益につながりやすい。ビッグデータ関連事業の連結
売上高比率は 15 年 3 月期で 7%程度の計算だが、3 年後
にはこれが 20%程度まで高まる見通し。技術者の獲得
など積極的な投資は継続しながらも、同事業の営業利益
率は 10%程度を堅持する構え。一方、ERP 関連事業は
既存案件を維持しつつ、上流のコンサル関連や周辺ビジ
ネスを強化し収益拡大を狙う方針。
株価は 15 年 1 月末に「人工知能」関連として市場の
注目を集め急騰したが、今後の事業成長を本格的に織り
込むのはこれから。3Q 決算発表時に 15 年 3 月期の配当
予想を期末一括 25 円から 45 円(前期は同 30 円、記念
配当 5 円含む)に引き上げたことも前向きに評価できる。
投資判断は「Overweight」
(前回は旧評価「BUY」
)
、当
面は直近高値 1,629 円(14 年 9 月 22 日)を目指す展開
を予想、想定株価レンジ 1,300 円~ 1,650 円とする。
(松尾 繁)
業績動向(2/20時点)
売上高
(百万円)
前年比
(%)
営業利益
(百万円)
前年比
(%)
経常利益
(百万円)
前年比
(%)
純利益
(百万円)
前年比
(%)
EPS
(円)
13 年 3 月期
実績
4,197
23.4
449
37.8
441
29.5
272
15.8
60.7
14 年 3 月期
実績
4,179
▲0.4
390
▲13.1
406
▲7.9
244
▲10.3
47.9
会社予想
4,443
6.3
419
7.5
429
5.5
264
8.5
52.0
MS 予想
4,443
6.3
419
7.5
429
5.5
264
8.5
52.0
MS 予想
4,810
8.3
480
14.6
480
11.9
290
9.8
57.0
15 年 3 月期
16 年 3 月期
※14年1月25日付けで普通株式1株を3株に株式分割を実施。
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(1/3)
Morningstar Equity Research Report 2015.2.23
テクノスジャパン(3666・JASDAQ)
■ 会社概要
業種別売上高の動向
ERP パッケージを中心とする基幹業務システムの導入
支援を主軸に、周辺ソリューションも提供することで収
益性の高いサービス料を獲得している。顧客企業のロジ
スティクス管理業務(購買、生産、販売)
、会計管理業
務(財務会計、管理会計)などの合理化・効率化に貢献。
SAP ジャパンのパートナー企業として実績があり、売上
高のうち約 80%(14 年 3 月期実績)を SAP ERP 関連
が占めるが、東洋ビジネスエンジニアリング、インフ
ォアジャパン、日本オラクルなど他社 ERP も取り扱う。
導入実績は 100 社以上。業種別売上高比率(同)は製
造業が 75.6%と突出するが、商業 19.1%、情報・通信
業 5.3%と他業種にもサービスを提供する。15 年 3 月期
からビッグデータ関連ビジネスが本格的に始動。13 年
10 月に子会社テクノスデータサイエンス・マーケティ
ング(TDSM)を新たに立ち上げデータサイエンティス
トを集約し、データ分析・解析に特化させている。
年月期業種別売上高比率
業種別売上成長率
(億円)
情報・
通信業
商業 5.3%
19.1%
全体
億
7.62
10.09
27.37
5.79
21.04
製造業
30.23
成長率
%
成長率
%
75.6%
2011年度
商業
2012年度
製造業
2013年度
出所:会社開示資料からモーニングスター作成
テクノスジャパンのビッグデータ戦略
テクノスグループ
ビッグデータ
協業企業
顧客開拓の協業
技術力の交流
大学との協業/研究
データ解析
顧客基盤拡大
ICTコンサル
最新技術・共同研究
成長ドライバー獲得
開発網強化・効率性向上
■ 事業環境と展望
新ビジネスモデル構築
開発研究委託
人材交流・共同研究
ERP パッケージライセンス市場の売上高規模は年々増
加傾向にあり、当面この基調が続く見通し。特に主要取
引先である製造業は IT 投資意欲が旺盛で、同社の業種
別売上高成長率で製造業は 14 年 3 月期に 2 ケタ成長と
なった。
事業の新たな柱として育成中のビッグデータ関連事業
では、子会社 TDSM でデータ解析サービスなどを手掛
け、既存事業との相乗効果を追求する。ビッグデータ解
析市場は 17 年度まで少なくとも年率 5%超の成長が継
続するとの推計もある。14 年 9 月にはソーシャルメデ
ィア分析を手掛ける米ネットベース社との業務提携を発
表。ネットベースは日本語・英語など 45 言語に対応し、
分析対象はツイッター、フェイスブックの他、国内大手
SNS や EC(電子商取引)レビューまで網羅。この蓄積・
整理された膨大なデータを同社のビッグデータ関連事業
で利用することが可能となった。加えて、15 年春には
早稲田大学とのビッグデータ共同研究の最終結果が出る
見通し。消費者行動モデルの構築や効果的なマーケティ
ング・広告手法に学術的な理論を反映させ、小売業ほか
多様な業種で案件を獲得する下地が整う。
技術調査
WIN-WINの関係構築
お客様のデータ分析戦略立案
出所:会社開示資料からモーニングスター作成
リスク要因
売上高のうち SAP 社の ERP 製品関連が占める割合
が極めて高いため、SAP 製品の市場競争力が低下した
場合、
または SAP ジャパンとの関係が悪化した場合に、
事業や業績は影響を受ける恐れがある。顧客企業には
製造業が多く、景気変動により製造業全体の業況が悪
化するような局面では、同社サービスの需要が鈍化す
る可能性がある。人材の確保・育成を事業の基盤とし
ており、人材を適時確保できない場合や人材が社外に
大量流出した場合、影響を受ける恐れがある。想定を
超える開発工数増加に伴うコスト増や、顧客情報・個
人情報の流出などもリスク要因。
株主還元(2/20時点)
■ 株主優待
■ 配当の状況
無し
1株当たり配当金
中間期末
期末
年間
13年3月期
実績
0円
100円
100円
14年3月期
実績
0円
30円
30円
15年3月期
会社予想
0円
45円
45円
※14年1月25日付けで普通株式1株を3株に株式分割を実施。
※13年3月期は記念配当25年、
14年3月期は記念配当5円を含む。
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(2/3)
Morningstar Equity Research Report 2015.2.23
テクノスジャパン(3666・JASDAQ)
競合他社比較(赤太字は競合他社に比べ優位な数値)(2/20時点)
テクノスジャパン
(3666・JASDAQ)
株価
基本事項
1,329円
投資単位
最低投資金額
決算月
PER
(予)
株価指標
PBR
(実)
配当利回り
(予)
成長性
1,246円
1,029円
100株
100株
100株
132,900円
124,600円
102,900円
3月
6月
12月
25.6倍
2.1倍
3.4%
-
94.5倍
7.2倍
7.4倍
0.0%
0.0%
売上高成長率
(予)
6.3%
-
7.4%
-
EPS成長率
(予)
8.5%
-
9.4%
7.5%
10.6%
84.3%
0.0%
655.0%
135.7%
42.5%
42.7%
-
8.6%
5.9%
5.7%
9.4%
6.9%
自己資本当期純利益率
(実)
総資産経常利益率
(実)
自己資本比率
(実)
財務安定性
ホットリンク
(3680・マザーズ)
営業利益成長率
(予)
売上高営業利益率
(予)
収益性
ブレインパッド
(3655・東1)
デット・エクイティ・レシオ
(実)
流動比率
(実)
62.8%
41.6%
24.8%
126.1%
198.4%
155.2%
同社でビッグデータ関連事業の重要性が一段と高まりつつあることを考慮し、競合企業を前回から変更。比較対象として、ビッグデータ分析サービスを手掛けるブレインパ
ッド( 3655)と、ホットリンク( 3680)を新たに選出した。なお、ブレインパッドは通期予想を非開示。
■ 成長性
■ 収益性
■ 財務安定性
15 年 3 月期連結業績は 6.3%増
収、7.5%営業増益を計画。当初見
込んでいた大型案件の延期に伴い、
14 年 10 月時点で業績予想を下方
修正した。ただ、ERP 関連での継
続的な開発費投入や、ビッグデー
タ関連事業での投資が続く中でも、
営業増益に転じる見通し。既存事
業は上流コンサル分野などを強化
していく。また、本格始動したビ
ッグデータ関連事業が特に下期に
かけて需要旺盛となっており、来
期以降は業績成長に弾みが付く可
能性がある。競合ではホットリン
クの成長性の高さが目に付くが、
収益規模の水準が当社に比べ小さ
いことは考慮する必要がありそう
だ。
競合と比較して収益性の高さが
目立つ。15 年 3 月期の連結営業利
益率予想は 9.4%と、業績予想を開
示しているホットリンクをしのぐ。
自己資本当期純利益率、総資産経
常利益率など他の指標でも競合 2
社を上回り、効率的な事業運営が
なされていることが見て取れる。
ビッグデータ関連事業は元来収益
性の高いビジネスで、当面は積極
投資を継続しながらも従来事業と
同等の利益率を確保できる見通し。
将来的に投資の一巡に合わせて収
益性は向上していくとみられ、ビ
ッグデータ事業自体の売上高規模
拡大も相まって、全体の利益率は
一段と向上することが期待される。
自己資本比率は 14 年 3 月期末時
点で 84.3%と極めて高く、15 年 3
月期 3Q 末時点では 87.2%と伸長
傾向にある。有利子負債がない無
借金経営が継続。また、流動比率
は 655%と競合 2 社に対しても大
きく上回っており、財務安定性は
盤石といえる。一方でビッグデー
タ関連事業や人材育成などに向け
た投資には前向きであり、資金を
効率的にコントロールしているこ
とがうかがえる。
モーニングスター株式会社
調査分析部 株式分析室 アナリスト 松尾 繁
03-6229-0810
[email protected]
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(3/3)
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートの読み方
特 徴
Overweight (オーバーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上上回ると
予測される場合
Neutral (ニュートラル)
今後、半年間の株価推移が現値水準の- 15%~+ 15%に
とどまると予測される場合
Underweight(アンダーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上下回ると
予測される場合
(1)第三者機関として中立的な立場を重視
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートは、
モーニングスターが位置する中立的な第三者としての立場
を重要視し、客観的な比較・評価情報の提供に努めていま
す。モーニングスターがカバーする全銘柄に対し、アナリ
スト個人の見解に加え、複数のアナリストから成る銘柄評
価委員会の意見を反映し、投資判断・想定株価レンジ・業
績予想を決定しています。
(2)カバー銘柄のユニバース
カバー銘柄は下記対象銘柄から銘柄評価委員会が選出し
ています。
【銘柄選定基準】
●アナリストのカバー率が低い国内新興市場上場銘柄
●個 人投資家からの人気が高い銘柄(各オンライン証券
のデータを参考)
●時価総額を考慮(50 億円程度以上を目安)
●整理、監理銘柄や継続疑義、債務超過銘柄を除く
(3)3 段階の投資判断
カバー銘柄に対する投資判断は、モーニングスターの各
アナリストによる調査・取材・分析を基に銘柄評価委員会
の協議を経て決定しています。下記の基準を基に 3 段階(最
上位から「BUY」
(強気)
「HOLD」
、
(中立)
「SELL」
、
(弱気))
で予測しています。
モーニングスターでは業績見通しや財務状況、株価の値
動きなどに関する見解の変更により、機動的に投資判断を
変更します。ただし、影響力のある、新しい情報が明らか
となり、判断に時間を要する場合には投資判断を「Under
Review」
(保留)とする場合があります。また、取引時間
中の投資判断の変更は行いません。アナリストが退職した
場合などは投資判断をいったん「Suspension」
(停止)と
する可能性があります。
(4)中期的な想定株価レンジ
向こう半年間で想定される株価のレンジを示します。株
価指標などを用いた適正株価水準のほか、チャートのフシ
目や直近の高値・安値、トレンドライン、移動平均線など
テクニカル面や価格帯別出来高なども考慮して、中期的な
上値メド、下値メドを決定しています。
項目説明
■ アナリストコメント
直近の業績動向や事業環境につい
て、取材に基づいた評価をコメント
しています。投資判断の根拠や業績
予想に対する見方、今後の事業展望
などを記載し、株式投資をするうえ
で最も重要な情報を掲載していま
す。
また、
読みやすさを考慮してテー
マごとに 2 ~ 4 つのパラグラフに
まとめているほか、重要なポイント
を太字で強調しております。
■ 業績動向
通期決算の実績 2 期分と会社予
想、およびモーニングスターの独自
予想を今期、来期の 2 期分掲載し
ております。
各銘柄への取材に加え、
四半期毎での過去の業績傾向やセグ
メント毎での分析に基づいて業績数
値を予測しています。
■ 会社概要
各銘柄がどのようなビジネスを展
開しているのか、どこに収益源があ
るのかなどを詳しく解説するほか、
今後どの事業に力を入れていくの
か、中期的にはどのような事業展開
を図っていくのかなどの中期的な見
通しも取材を踏まえて掲載します。
■ 事業環境と展望
各銘柄が属する業界について、足
元の状況や将来の成長性などの観点
から解説します。競合他社への取材
も実施することで業界全体を多方面
から捉えるほか、業界団体のデータ
など具体的な数値も掲載します。
■ リスク要因
各銘柄が有するリスクを解説しま
す。事業面でのリスクに加え、業績
面や財務面、株式市場独自のリスク
なども考慮して様々な角度から見た
リスクを示します。
■ 成長性
今期会社計画の売上高成長率、営
業利益成長率、EPS 成長率を競合他
社と比較するほか、過去の経緯や主
力事業の成長力などを評価します。
■ 収益性
今期会社計画の売上高営業利益率
と前期実績の自己資本当期純利益
率、総資産経常利益率を競合他社と
比較するほか、過去からの収益性の
変動などを評価します。
■ 財務安定性
前期実績の自己資本比率、
デット・
エクイティ・レシオ(=有利子負債
/ 自己資本× 100)、流動比率(=流
動資産 / 流動負債× 100)を競合他
社と比較するほか、現預金やキャッ
シュフローなどの観点から財務安定
性を評価します。
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見は作成日に
おける判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではありません。著作権、知
的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。