Morningstar Equity Research Report 2016.1.27 公共工事向け建設用資機材の製造・販売などを手掛ける 投資判断(1/26) エスイー(3423・JASDAQ) 株価 投資単位 574円 時価総額 昨年来高値 89.7億円 100株 (16/1/26) Neutral 昨年来安値 923円 (16/1/26) PER (予) 546円 (15/1/8) 12.7倍 (16/1/22) (1/26) 新素材第3世代の超高引張強度コンクリート 「ESCON」 で巻き返し ■2Q累計は公共工事の予算執行の遅れ響く 16 年 3 月期 2Q 累計(15 年 4 - 9 月)の連結業績は、 売上高 8,626 百万円(前年同期比 1.4%減) 、営業損益 144 百万円の赤字(前年同期は 119 百万円の黒字)だ った。事前の 2Q 累計予想は非開示。公共工事の予算執 行の遅れを背景に当社の工場稼働率が低下し、地すべり 抑止用の杭「グラウンドアンカー」や落橋防止装置が含 まれる建設用資機材の製造・販売事業の損益が悪化した。 一方、民間向け建築用資材の製造・販売事業は建築業 界全体が緩やかな回復傾向にあることから、マンション など首都圏の大型再開発物件で順調。原材料である中国 からの輸入鋼材価格の下落も同事業の損益改善に寄与し た。さらに、 1Q(15 年 4 - 6 月)に M&A(企業の合併・ 買収)を実施した建築分野を中心とする建築金物、建築 耐震補強材の資材納入、鉄骨・梁加工製作の鉄骨建て方 工事などが売上、利益に貢献。また、補修・補強工事業 は、競合が厳しさを増す状況の中、引き続き「調査・設 計業務」 、 「材料販売」が好調であったものの、連結業績 全体の落ち込みを補うには至らなかった。 ■超高引張強度コンクリート 「ESCON」 の実用化を推進 16 年 3 月期の連結業績は売上高 20,500 百万円(前期 比 4.6%増) 、営業利益 1,109 百万円(同 60.1%増)と、 期初予想を据え置いている。当社の業績は国・自治体の 予算執行状況に左右され、下期に偏りやすい。前期は公 共工事の遅れが響き、利益面で計画を下ブレして大幅減 益で着地しており、今期はその反動を見込む。 会社側では、下期にずれ込んだ公共工事予算の執行開 始に伴い建設用資機材の受注が足元で復調傾向にあるこ とや、グループ内での工場の稼働効率化、好調な建築用 資材を考慮し、業績は計画線にあるとした。モーニング スターでは、売上高は会社計画の達成は可能と判断し 20,500 百万円を予想する一方、建設用資機材の復調を 考慮しても下期営業利益率予想 10.6%はややハードル が高いとみて、 営業利益750百万円と保守的に見積もった。 現在、当社が傾注するのが第 3 世代のコンクリートと 520円~ 650円 想定株価レンジ (円) 1,000 800 26週線 874 600 546 13週線 400 13週平均線 (月) 12 3 (千株) 500 出来高 250 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 0 13週移動平均線 26週移動平均線 出来高 (13週平均) 615円 636円 139,131株 して開発した超高引張強度コンクリート「ESCON」の 展開。従来品と比較して超高強度、高耐久性、高流動性 を実現した収益性の高いコンクリートで、当社が約 3 年 間かけて開発に成功し、実用化がスタートしたばかり。 この「ESCON」の応用品として、セシウム起因のガ ンマ線を遮蔽する材料「ESCON γ Nite(ガンマナイト) 」 の開発が進む。 「ガンマナイト」のガンマ線遮蔽能力は 鉄と同水準の高さで、耐久性や価格などバランス面で普 及品に比べ優位性がある。同素材を用いた放射性廃棄物 保管容器は通常のコンクリート製品より薄型化が可能 で、水に対する耐浸透性や耐凍結融解性、耐薬品性に優 れ、廃棄物の長期保存に適している。会社側では積極的 に研究開発を進め、今後の本格展開を目指す。さらに、 緊密な関係にある仏建設大手コンサルのアンジェロップ 社を橋渡し役として、 海外での拡販にも力を入れていく。 公共工事の伸び悩み傾向は逆風だが、建築用資材の好 調持続、高利益率の「ESCON」製品の浸透、そして「ガ ンマナイト」の展開などが 17 年 3 月期以降の業績の支 えになると予想。投資判断は新基準の投資判断 「Neutral」 で再評価(前回は旧評価の「HOLD」 ) 。想定株価レン ジは前期実績 PBR(株価純資産倍率)1 倍ちょうどの水 準に近い 520 円を下限とし、上限は直近でもみ合った 650 円に設定する。 (松尾 繁) 業績動向(1/26時点) 売上高 (百万円) 前年比 (%) 営業利益 (百万円) 前年比 (%) 経常利益 (百万円) 前年比 (%) 純利益 (百万円) 前年比 (%) EPS (円) 14 年 3 月期 実績 18,684 7.9 1,276 19.8 1,293 22.5 792 29.3 53.0 15 年 3 月期 実績 19,606 4.9 692 ▲45.8 672 ▲48.0 349 ▲55.9 23.4 会社予想 20,500 4.6 1,109 60.1 1,100 63.6 675 93.0 45.1 MS 予想 20,500 4.6 750 8.4 750 11.6 460 31.8 29.4 MS 予想 21,000 2.4 1,400 86.7 1,400 86.7 860 87.0 55.0 16 年 3 月期 17 年 3 月期 本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見 は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 (1/3) Morningstar Equity Research Report 2016.1.27 エスイー(3423・JASDAQ) ■ 会社概要 「グラウンドアンカー」説明図 建設用資機材の受注生産が中核事業。仏大手建設コン サルタントのアンジェロップ社(旧・SEEE 社)の開発 技術「SEEE 工法」を日本に導入した。道路建設に伴い 山を削るなどして造られる、人工斜面「法面(のりめ ん) 」の地すべり抑止・耐震対策に用いられる「グラウ ンドアンカー」が主力製品。建設用資機材の製造・販売 事業(15 年 3 月期連結実績の売上高構成比 60.0%)の うち、大部分を占める環境防災分野では「グラウンドア ンカー」の他、アンカーと併用して作業を省力化できる 「KIT 受圧板」や、 「落橋防止装置」などを扱う。一方の 橋梁構造分野では斜材や各種ケーブルを手掛ける。その 他、住宅・商業ビルなど民間の建物に使用される建築用 資材の製造・販売事業(同 28.7%) 、ODA(政府開発援 助)を含む国内外での建設コンサルタント事業(同 3.7 %) 、橋梁やトンネルなどの補修・補強工事業(同 7.6%) を展開する。 (会社資料よりモーニングスター作成) 「ESCON」の応用例 ● ESCONγNite BOX (放射線遮蔽容器) ● ESCON パネル(ロックボルト用受圧板) ■ 事業環境と展望 当社経営は公共工事の動向と密接な関係がある。日本 の公共事業関係費は 90 年代後半をピークに減少傾向が 続く。 現在の安倍晋三政権はその経済政策の一環として、 公共事業による景気対策、国土強靭化を重視した予算配 分を提唱。ただ、15 年 12 月に閣議決定した 16 年度一 般会計予算の政府案では、公共事業関係費は 5 兆 9,737 億円と前年度当初予算比 26 億円増で、ほぼ横ばいの見 通し。また、内閣府開示の 15 年 12 月の月例経済報告 によれば、足元の公共投資は「緩やかに減少している」 。 先行きについても緩やかな減少が続くとみており、頭打 ちの状況にある。 こうした中、当社は独自開発の超高引張強度コンクリ ート「ESCON」製品の拡販や、政府系機関等と密接に 連携した PPP(官民連携)事業の推進、国土強靭化の需 要取り込みを視野に入れた補修・補強工事業の展開、積 極的な M&A(企業の合併・買収)などにより、収益性 を高めつつ業績の規模拡大を狙う。 中期的な目標として、 連結売上高 300 億円(15 年 3 月期実績比 53.0%増)の 達成を目指す。 放射性 廃棄物など 「ガンマナイト」 を素材とする容器 (会社資料よりモーニングスター作成) リスク要因 当社グループの売上高は多くの部分を公共工事に依 存しており、業績は公共投資を取り巻く環境に大きく 影響を受ける傾向がある。そのため、国や地方自治体 の財政状態には注意が必要。業績は下期(例年 10 月 ~翌年 3 月)に集中しやすい季節変動性がある他、予 算執行の状況によっては納品が翌期にズレ込み、利益 の変動要因となる可能性がある。この他、当社グルー プ製品は鉄を素材とする鋼線、石油製品であるポリエ チレンなどを使用しており、これらの市況が大幅に高 騰した場合には、原材料費の上昇となって業績に影響 を及ぼす恐れがある。 株主還元(1/26時点) ■ 株主優待 ■ 配当の状況 1株当たり配当金 中間期末 期末 年間 14年3月期 実績 0円 22円 22円 15年3月期 実績 0円 22円 22円 16年3月期 会社予想 0円 22円 22円 毎年 3 月 31 日時点で 1,000 株以上を保有する株主が対象。 ・保有期間 1 年未満……防災用品(非常食含む) 、一般用品を含めた複数の品目 (一律 1,000 円相当)リストの中から一品目を贈呈。 ・保有期間 1 年以上 3 年未満……防災用品(非常食含む) 、一般用品を含めた複 数の品目(一律 3,000 円相当)リストの中から一品目を贈呈。 ・保有期間 3 年以上……防災用品(非常食含む) 、一般用品を含めた複数の品目 (一律 5,000 円相当)リストの中から一品目を贈呈。 もしくは、社会貢献団体への寄付。 本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見 は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 (2/3) Morningstar Equity Research Report 2016.1.27 エスイー(3423・JASDAQ) 競合他社比較(赤太字は競合他社に比べ優位な数値)(1/26時点) エスイー (3423・JASDAQ) 基本事項 株価 574円 2,322円 406円 100株 100株 100株 57,400円 232,200円 40,600円 最低投資金額 決算月 PBR (実) 配当利回り (予) 売上高成長率 (予) 成長性 営業利益成長率 (予) EPS成長率 (予) 収益性 財務安定性 長大 (9624・東2) 投資単位 PER (予) 株価指標 ケー・エフ・シー (3420・東2) 3月 3月 9月 12.7倍 17.1倍 1.1倍 2.0倍 3.8% 4.6% 60.3% 93.0% 8.4倍 0.3倍 0.6% 2.5% ▲6.8% ▲0.8% ▲16.7% ▲28.3% ▲18.5% ▲22.0% 3.1% 売上高営業利益率 (予) 5.4% 自己資本当期純利益率 (実) 4.5% 総資産経常利益率 (実) 3.3% 7.1% 15.9% 10.3% 自己資本比率 (実) 37.7% 41.1% デット・エクイティ・レシオ (実) 65.3% 41.9% 174.7% 127.7% 流動比率 (実) 4.9% 5.8% 56.3% 11.4% 221.5% 競合企業として、アンカーボルトで有力な建設用資材の開発・販売会社ケー・エフ・シー( 3420)と、 道路や橋梁の調査・設計を手掛け海外展開も進める長大( 9624)を選定した。 ■ 成長性 ■ 収益性 ■ 財務安定性 16 年 3 月期連結業績の会社計画 は、売上高が前期比 4.6%増、営業 利益が同 60.1%増を見込む。競合 2 社が減収・減益に沈む見通しにあ る中で、増収・大幅営業増益を予想。 ただ、これは 15 年 3 月期業績が公 共投資関連事業費の予算執行の遅 れなどが響き、大幅減益となった 反動である点には留意する必要が ある。会社側では中期的な売上高 目標として 300 億円(15 年 3 月期 実績比 53.0%増)を掲げる。公共 投資が伸び悩みつつある中、達成 が容易な目標とは言えないが、戦 略的な新素材「ESCON」製品の拡 販や積極的な M&A、海外 PPP の進 展などで目標達成を目指す。 自己資本当期純利益率、総資産 経常利益率は競合と比較して下位 にあるが、16 年 3 月期予想基準の 売上高営業利益率は相対的に中位 の水準。2Q 累計では公共工事の予 算執行の遅れなどに起因する工場 稼働率の低下が、建設用資機材の 利益率低下の要因となったものの、 建築用資材で中国からの鋼材価格 の下落も追い風となり収益性が向 上、グループ工場の効率的な操業 なども寄与。実用化が始まった開 発新素材「ESCON」は従来コンク リートと比較して収益性が高く、 同素材を活用した部材などの拡販・ 浸透が進めば、将来にわたり業績 全体の利益率向上に寄与すること が期待される。 いずれの指標も取り立てて問題 のない水準。自己資本比率は競合 の 2 社を下回るが、16 年 3 月期 2Q 末 時 点 で は 38.1 % と、前 期 末 の 37.7%からはやや改善が見られた。 2Q 末時点での有利子負債は前期末 から減少傾向。また、流動比率は 競合の長大に次ぐ高さにある。当 社は成長を見据え適宜投資を行っ ていくスタンスだが、資金は今後 も効率的に投じられていくことが 予想される。全体的に見て、財務 面には安定性がある。 モーニングスター株式会社 プロダクト開発本部 株式分析部 アナリスト 松尾 繁 03-6229-0810 [email protected] 本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見 は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 (3/3) モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートの読み方 特 徴 Overweight (オーバーウエート) 今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上上回ると 予測される場合 Neutral (ニュートラル) 今後、半年間の株価推移が現値水準の- 15%~+ 15%に とどまると予測される場合 Underweight(アンダーウエート) 今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上下回ると 予測される場合 (1)第三者機関として中立的な立場を重視 モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートは、 モーニングスターが位置する中立的な第三者としての立場 を重要視し、客観的な比較・評価情報の提供に努めていま す。モーニングスターがカバーする全銘柄に対し、アナリ スト個人の見解に加え、複数のアナリストから成る銘柄評 価委員会の意見を反映し、投資判断・想定株価レンジ・業 績予想を決定しています。 (2)カバー銘柄のユニバース カバー銘柄は下記対象銘柄から銘柄評価委員会が選出し ています。 【銘柄選定基準】 ●アナリストのカバー率が低い国内新興市場上場銘柄 ●個 人投資家からの人気が高い銘柄(各オンライン証券 のデータを参考) ●時価総額を考慮(50 億円程度以上を目安) ●整理、監理銘柄や継続疑義、債務超過銘柄を除く (3)3 段階の投資判断 カバー銘柄に対する投資判断は、モーニングスターの各 アナリストによる調査・取材・分析を基に銘柄評価委員会 の協議を経て決定しています。下記の基準を基に 3 段階(最 上位から「Overweight 」 (オーバーウエート) 、 「Neutral」 (ニュートラル) 、 「Underweight」 (アンダーウエート) ) で予測しています。 モーニングスターでは業績見通しや財務状況、株価の値 動きなどに関する見解の変更により、機動的に投資判断を 変更します。ただし、影響力のある、新しい情報が明らか となり、判断に時間を要する場合には投資判断を「Under Review」 (保留)とする場合があります。また、取引時間 中の投資判断の変更は行いません。アナリストが退職した 場合などは投資判断をいったん「Suspension」 (停止)と する可能性があります。 (4)中期的な想定株価レンジ 向こう半年間で想定される株価のレンジを示します。株 価指標などを用いた適正株価水準のほか、チャートのフシ 目や直近の高値・安値、トレンドライン、移動平均線など テクニカル面や価格帯別出来高なども考慮して、中期的な 上値メド、下値メドを決定しています。 項目説明 ■ アナリストコメント 直近の業績動向や事業環境につい て、取材に基づいた評価をコメント しています。投資判断の根拠や業績 予想に対する見方、今後の事業展望 などを記載し、株式投資をするうえ で最も重要な情報を掲載していま す。 また、 読みやすさを考慮してテー マごとに 2 ~ 4 つのパラグラフに まとめているほか、重要なポイント を太字で強調しております。 ■ 業績動向 通期決算の実績 2 期分と会社予 想、およびモーニングスターの独自 予想を今期、来期の 2 期分掲載し ております。 各銘柄への取材に加え、 四半期毎での過去の業績傾向やセグ メント毎での分析に基づいて業績数 値を予測しています。 ■ 会社概要 各銘柄がどのようなビジネスを展 開しているのか、どこに収益源があ るのかなどを詳しく解説するほか、 今後どの事業に力を入れていくの か、中期的にはどのような事業展開 を図っていくのかなどの中期的な見 通しも取材を踏まえて掲載します。 ■ 事業環境と展望 各銘柄が属する業界について、足 元の状況や将来の成長性などの観点 から解説します。競合他社への取材 も実施することで業界全体を多方面 から捉えるほか、業界団体のデータ など具体的な数値も掲載します。 ■ リスク要因 各銘柄が有するリスクを解説しま す。事業面でのリスクに加え、業績 面や財務面、株式市場独自のリスク なども考慮して様々な角度から見た リスクを示します。 ■ 成長性 今期会社計画の売上高成長率、営 業利益成長率、EPS 成長率を競合他 社と比較するほか、過去の経緯や主 力事業の成長力などを評価します。 ■ 収益性 今期会社計画の売上高営業利益率 と前期実績の自己資本当期純利益 率、総資産経常利益率を競合他社と 比較するほか、過去からの収益性の 変動などを評価します。 ■ 財務安定性 前期実績の自己資本比率、 デット・ エクイティ・レシオ(=有利子負債 / 自己資本× 100)、流動比率(=流 動資産 / 流動負債× 100)を競合他 社と比較するほか、現預金やキャッ シュフローなどの観点から財務安定 性を評価します。 本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見は作成日に おける判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではありません。著作権、知 的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに 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