テクノスジャパン - モーニングスター

Morningstar Equity Research Report 2016.7.12
基幹業務システム導入支援、
ビッグデータ事業を推進
投資判断(7/11)
テクノスジャパン(3666・東証1部)
株価
投資単位
2,058円
時価総額
年初来高値
209.9億円
100株
(7/11)
Neutral → Overweight
年初来安値
3,345円
(7/11)
PER
(予)
1,810円
(16/4/26)
47.4倍
(16/6/24)
(7/11)
AI・IoT/ERPを連携させたHybrid型戦略システムに期待
■16年3月期は増額数値を超過達成
16 年 3 月期の連結業績は売上高 46 億 7,800 万円(前
期比 14.3%増)
、営業利益 5 億 8,000 万円(同 30.9%増)
と大幅増収増益を達成。期初予想を売上高は 6,400 万
円、
営業利益は 8,000 万円超過した。主力の ERP 事業
(企
業の業務効率化などにつながる基幹業務システムの導入
支援)では、持ち前のコンサルティング能力の高さに景
気回復の追い風が加わって新規開拓、既存顧客の深掘り
が進展。下期より大型 2 案件が貢献し始める中、プロジ
ェクト管理の徹底や要員稼働率の向上もあって営業利益
率は 12.4%(前期は 10.8%)に上昇し、売上高、営業
利益とも上場来過去最高を記録した。15 年 3 月期に本
格始動したビッグデータ事業は、コンサルティング関連
を中心に約 5 億円の売上高を計上した。
■17年3月期は飛躍のターニングポイントに
17 年 3 月期の連結業績予想は、売上高 55 億 3,200
万円(前期比 18.2%増)
、営業利益 6 億 8,500 万円(同
18.0%増)
。当期も引き続き大型案件が貢献する見込
み だ が、 見 逃 せ な い の が SAP の 次 世 代 ERP「SAP®
S/4HANA」による商機の拡大。従来型 ERP ではできな
かった「予測分析」
「テキストマイニング(情報・デー
タ収集の手法)
」
「空間処理 ( 顧客に最も近い営業員検索
など )」がひとつのプラットフォームで可能となり、
「会
計」
「人事」
「調達」
「サプライチェーン」など計 10 種類
の業務処理をカバーするが、そこに同社独自の業界別テ
ンプレート(雛形)である「Fact シリーズ」を加えると、
ユーザー企業に対するコスト削減・導入スピードの早期
化など、利便性が大きく向上する。国内有数のデータサ
イエンティスト陣を擁する子会社 TDSE との相乗効果を
狙った Hybrid 型戦略により、業界における優位性はさ
らに高まりそうだ。TDSE はビッグデータの解析、コン
サルティングから、必要なシステムのエンジニアリング
まで一気通貫で行っており、IoT(モノのインターネッ
ト)や AI(人工知能)分野などでの活躍が有望。
「SAP®
S/4HANA」は 16 年 5 月にアウトドアブランドのスノー
ピーク(7816)に国内初の採用が決定したが、テクノ
2,000円~ 2,800円
想定株価レンジ
(円)
3,500
3,500
3,000
2,500
5日線
25日線
2,000
1,810
1,500
(千株)
1,500
1,000
500
0
出来高
25日平均線
(月)4
5
6
7
5日移動平均線
25日移動平均線
出来高
(25日平均)
2,057円
2,238円
219,064株
ス J グループ の技術力、ノウハウの結集により、より高
度な SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)の構
築が期待される。また、広く生産工程における歩留まり
をビッグデータの活用で向上させることにも意欲的であ
るなど、対象業種は自動車、金融、産業機器、健康・医
療などに広がっていきそうだ。なお、ビッグデータ事業
は今期、前期比倍増の 10 億円 の売上を見込む。
16 年 3 月期第 4 四半期(16 年 1 ~ 3 月)は販管費の
増加等で減益となったが、売上高は同 31.1%増と勢い
を増している。前下期に立ち上がった自動車、情報通信
の大型 2 案件の貢献、
「SAP® S/4HANA」による展開力
の増強、ビッグデータ事業の成長加速などを考慮に入れ
ると 17 年 3 月期の会社側業績予想は保守的な印象が禁
じ得ない。株価は指標面で割安とは言い難いが、16 年
6 月 24 日に 1,810 円まで下落したことで底打ちの様相。
前期にも見られたように期初の業績予想に保守的な傾向
が強いことや、当面 2 ケタ増収増益が有望なこと、また
自動運転、IoT、AI、ビッグデータと多彩なテーマ性を
有し、折に触れ市場の注目を集めそうなことから投資判
断を「Neutral」から「Overweight」に引き上げる。想
定株価レンジは 2,000 ~ 2,800 円(16 年 5 月の 1 対 2
の株式分割分を遡及修正した前回は 1,200 ~ 1,600 円)
としたい。
(真鍋 浩幸)
業績動向(7/11時点)
売上高
(百万円)
15 年 3 月期
16 年 3 月期
17 年 3 月期
18 年 3 月期
実績
4,093
前年比
(%)
-2.1
営業利益
(百万円)
443
前年比
(%)
13.6
経常利益
(百万円)
462
前年比
(%)
純利益
(百万円)
13.6
前年比
(%)
287
17.4
EPS
(円)
28.1
実績
4,678
14.3
580
30.9
598
29.4
395
37.7
39.0
会社予想
5,532
18.2
685
18.0
690
15.4
433
9.7
43.4
MS 予想
5,600
19.7
710
22.3
715
19.5
450
14.0
45.0
MS 予想
6,200
10.7
850
19.7
850
18.9
510
13.3
51.0
※16年5月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施 ※EPSは15年3月期の期首に株式分割が行われたと仮定して算定
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
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Morningstar Equity Research Report 2016.7.12
テクノスジャパン(3666・東証1部)
■ 会社概要
ERP市場の方向性
ERP パッケージ(統合基幹業務システム)の導入支援
を主軸とし、
顧客企業のロジスティクス管理業務(購買、
生産、販売)
、会計管理業務(財務会計、管理会計)な
どの合理化・効率化に貢献。併せて周辺ソリューション
を提供することで、高い収益性を確保している。SAP ジ
ャパンのパートナー企業として実績があり、ERP 事業の
売上高 41 億円(16 年 3 月期実績)のうち 83%を SAP
関連が占めるが、日本オラクル、インフォアジャパン、
東洋ビジネスエンジニアリングなどの ERP も扱う。15
年 3 月期よりビッグデータ関連ビジネスを本格始動。業
容拡充とともに、16 年 4 月には子会社テクノスデータ
サイエンス・マーケティング(TDSM)の社名をテクノ
スデータサイエンス・エンジニアリング(TDSE)に変更。
成長に弾みが付いている。連結ベースの業種別売上構成
比(16 年 3 月期実績)は製造業が 60.8%と突出してい
るが、情報・通信 19.1%、商業 9.3% と他業種にも裾野
が広がり始めている。また、連結売上高の約 25%(同)
を海外が占めるように、顧客企業の海外進出支援につい
ても高い能力を有する点は押さえておきたい。
2015年の国内ERP市場規模は1,170億円(前年比8.2%増)と算出。ERP市場に
おいてはERP導入そのものよりも、クラウド基盤や周辺ビジネスへの拡大が増え、今後も堅
調な成長を維持していくと予想される。
単位:百万円
140,000
120,000
100,000
国内ERP市場予想
2015年度1,170億円、2017年度1,300億円突破
116,920
108,060
101,780
129,800
123,580
80,000
60,000
40,000
20,000
0
2013
2015(予想)
2014
2016(予想)
2017(予想)
出所:会社資料
.
幅広い業界に向けたIoTサービス展開
自動車・金融・医療業界始め、多くの業界・業態での
IoTを起点としたビジネスイノベーションの実現を支援する。
金融
金融業界
自動車
自動車業界
• 自動運転事業連携
(ZMP)準備中
• テレマティクスIoTサービス
(ネクス)準備中
ビジネス
エンジニアリング
IoTを起点とした
ビジネス
■ 事業環境と展望
プラットフォーム
構築
現在主力の ERP 導入支援業務では、強みを持つ製造
業の IT 投資需要を着実に取り込む一方、自動車、情報
通信分野の 2 つの大型案件が業績貢献を開始している。
ERP 市場は当面、年率 5%超の成長が続くとの見方があ
るが、子会社 TDSE との相乗効果により、市場の伸びを
上回る成長を継続しそうだ。また、ビッグデータ解析
市場も年率 5%超の成長が当面続くとの試算があるが、
TDSE がビッグデータの解析だけでなく、コンサルティ
ングからシステムのエンジニアリングまで一気通貫で行
える実力を持つことを考えると、こちらも成長余地は
大きそう。TDSE は 16 年に入ってからでも 1 月 にネク
スと自動車テレマティクス分野で業務提携を行い、2 月
には自動運転制御技術の有力企業 ZMP への第三者割当
増資で自動運転分野における協業を更に強化。テクノス
ジャパンとしても 4 月 に独自の秘密分散技術を持つセ
キュリティベンチャー TCSI に株式譲渡による資本参加
を実施するなど、将来の飛躍に向けた芽は着実に膨らん
でいる。
インダストリー
インダストリー業界
• 産業機器AI構築
(大手半導体メーカ)
• AI型金融サービス構築
(金融機関)検討中
• 与信管理サービス構築
(大手金融)
• 保険新サービス構築支援
(生保会社)
データ解析
AI構築
デジタルマーケティング
デジタルマーケティング
• マーケティングPOS解析研究
(大手消費財メーカ)
• Webマーケティング解析
(大手広告業界)
健康医療
健康医療業界
• 医療サービス構築に向けた解
析(大手医療機器メーカ)
• ウェルネスサービス構築(エコ
システム共同事業)検討中
出所:会社資料
リスク要因
売上高のうち SAP 社の ERP 関連が占める割合が極
めて高いため、SAP 製品の市場競争力が低下した場合、
または SAP ジャパンとの関係が悪化した場合に、事業
や業績は影響を受ける恐れがある。顧客企業には製造
業が多く、景気変動により製造業全体の業況が悪化す
るような局面では、需要が鈍化する可能性がある。ま
た、事業の基盤である人材に関し、適時確保・育成で
きない場合や、社外に大量流出した場合、影響を受け
る恐れがある。想定を超える開発工数増加に伴うコス
ト増や、顧客情報・個人情報の流出などもリスク要因。
株主還元(7/11時点)
■ 配当の状況
■ 株主優待
1株当たり配当金
中間期末
期末
なし
年間
15年3月期
実績
0円
45円
45円
16年3月期
実績
0円
62円
62円
17年3月期
会社予想
0円
―
―
※16年5月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
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Morningstar Equity Research Report 2016.7.12
テクノスジャパン(3666・東証1部)
競合他社比較(赤太字は競合他社に比べ優位な数値)(7/11時点)
テクノスジャパン
(3666・東1)
株価
基本事項
投資単位
最低投資金額
決算月
株価指標
1,080円
777円
100株
100株
100株
205,800円
108,000円
77,700円
3月
6月
3月
1459.5倍
―
PBR
(実)
6.3倍
6.4倍
6.2倍
―
0.0%
0.0%
営業利益成長率
(予)
EPS成長率
(予)
売上高営業利益率
(予)
自己資本当期純利益率
(実)
総資産経常利益率
(実)
自己資本比率
(実)
財務安定性
2,058円
47.4倍
売上高成長率
(予)
収益性
FRONTEO
(2158・マザーズ)
PER
(予)
配当利回り
(予)
成長性
ブレインパッド
(3655・東1)
デット・エクイティ・レシオ
(実)
流動比率
(実)
18.2%
10.6%
18.0%
11.3%
12.4%
11.8%
14.5%
76.7%
0.0%
519.8%
22.9%
▲66.4%
▲47.4%
―
―
1.7%
0.7%
▲1.6%
▲2.6%
5.2%
1.2%
58.3%
34.5%
35.4%
102.1%
268.2%
160.8%
ビッグデータ事業の重要性が一段と高まりつつあることを考慮し、ビッグデータ分析サービスを手掛けるブレインパッド( 3655)、FRONTEO( 2158・16 年 7 月 1 日に UBIC
から社名を変更)を比較対象として選出した。
■ 成長性
■ 収益性
■ 財務安定性
17 年 3 月期の連結業績予想は前
期 比 18.2 % 増 収、 同 18.0 % の 営
業増益と、2 ケタ増収増益が続く
見通し。ERP 導入支援業務や周辺
サービスの需要は旺盛で、子会社
TDSE で手掛けるビッグデータ事業
も成長加速の様相。IoT(モノのイ
ンターネット)の技術革新に伴い、
SCM や社会インフラ、
自動車、
金融、
健康・医療産業など、グループの
相乗効果により、広範な領域での
ビジネス展開が期待される。
17 年 3 月期の連結営業利益率予
想は 12.4%と、競合と比較して収
益性の高さが目立つ。自己資本当
期純利益率、総資産経常利益率な
ど他の指標でも競合 2 社を上回り、
効率的な事業運営がなされている。
積極投資を継続してきたビッグデ
ータ事業は、当期より本格的な利
益貢献が見込まれ、同事業の売上
拡大とともに全体の利益率は一段
と向上することが期待されよう。
なお、会社側は連結経常利益率 15
%以上(16 年 3 月期実績は 12.8%)
を当面の目標に掲げる。
16 年 3 月期末時点の自己資本比
率 は 76.7 % と、15 年 3 月 期 末 の
86.2%から低下したものの高水準
を維持。有利子負債がない無借金
経営を継続している。さらに、流
動比率は約 520%と競合 2 社を大
きく上回っており、財務安定性は
盤石といえる。同社はビッグデー
タ関連事業のみならず既存事業へ
の投資にも前向きだが、機動的に
資金を投じる体制が整っている状
況にあり、また、これまでも投資
を効率的にコントロールしてきた
ことがうかがえる。
モーニングスター株式会社
プロダクト開発本部 株式分析部 アナリスト 真鍋 浩幸
03-6229-0810 [email protected]
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(3/3)
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートの読み方
特 徴
Overweight (オーバーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上上回ると
予測される場合
Neutral (ニュートラル)
今後、半年間の株価推移が現値水準の- 15%~+ 15%に
とどまると予測される場合
Underweight(アンダーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上下回ると
予測される場合
(1)第三者機関として中立的な立場を重視
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートは、
モーニングスターが位置する中立的な第三者としての立場
を重要視し、客観的な比較・評価情報の提供に努めていま
す。モーニングスターがカバーする全銘柄に対し、アナリ
スト個人の見解に加え、複数のアナリストから成る銘柄評
価委員会の意見を反映し、投資判断・想定株価レンジ・業
績予想を決定しています。
(2)カバー銘柄のユニバース
カバー銘柄は下記対象銘柄から銘柄評価委員会が選出し
ています。
【銘柄選定基準】
●アナリストのカバー率が低い国内新興市場上場銘柄
●個 人投資家からの人気が高い銘柄(各オンライン証券
のデータを参考)
●時価総額を考慮(50 億円程度以上を目安)
●整理、監理銘柄や継続疑義、債務超過銘柄を除く
(3)3 段階の投資判断
カバー銘柄に対する投資判断は、モーニングスターの各
アナリストによる調査・取材・分析を基に銘柄評価委員会
の協議を経て決定しています。下記の基準を基に 3 段階(最
上位から「Overweight 」
(オーバーウエート)
、
「Neutral」
(ニュートラル)
、
「Underweight」
(アンダーウエート)
)
で予測しています。
モーニングスターでは業績見通しや財務状況、株価の値
動きなどに関する見解の変更により、機動的に投資判断を
変更します。ただし、影響力のある、新しい情報が明らか
となり、判断に時間を要する場合には投資判断を「Under
Review」
(保留)とする場合があります。また、取引時間
中の投資判断の変更は行いません。アナリストが退職した
場合などは投資判断をいったん「Suspension」
(停止)と
する可能性があります。
(4)中期的な想定株価レンジ
向こう半年間で想定される株価のレンジを示します。株
価指標などを用いた適正株価水準のほか、チャートのフシ
目や直近の高値・安値、トレンドライン、移動平均線など
テクニカル面や価格帯別出来高なども考慮して、中期的な
上値メド、下値メドを決定しています。
項目説明
■ アナリストコメント
直近の業績動向や事業環境につい
て、取材に基づいた評価をコメント
しています。投資判断の根拠や業績
予想に対する見方、今後の事業展望
などを記載し、株式投資をするうえ
で最も重要な情報を掲載していま
す。
また、
読みやすさを考慮してテー
マごとに 2 ~ 4 つのパラグラフに
まとめているほか、重要なポイント
を太字で強調しております。
■ 業績動向
通期決算の実績 2 期分と会社予
想、およびモーニングスターの独自
予想を今期、来期の 2 期分掲載し
ております。
各銘柄への取材に加え、
四半期毎での過去の業績傾向やセグ
メント毎での分析に基づいて業績数
値を予測しています。
■ 会社概要
各銘柄がどのようなビジネスを展
開しているのか、どこに収益源があ
るのかなどを詳しく解説するほか、
今後どの事業に力を入れていくの
か、中期的にはどのような事業展開
を図っていくのかなどの中期的な見
通しも取材を踏まえて掲載します。
■ 事業環境と展望
各銘柄が属する業界について、足
元の状況や将来の成長性などの観点
から解説します。競合他社への取材
も実施することで業界全体を多方面
から捉えるほか、業界団体のデータ
など具体的な数値も掲載します。
■ リスク要因
各銘柄が有するリスクを解説しま
す。事業面でのリスクに加え、業績
面や財務面、株式市場独自のリスク
なども考慮して様々な角度から見た
リスクを示します。
■ 成長性
今期会社計画の売上高成長率、営
業利益成長率、EPS 成長率を競合他
社と比較するほか、過去の経緯や主
力事業の成長力などを評価します。
■ 収益性
今期会社計画の売上高営業利益率
と前期実績の自己資本当期純利益
率、総資産経常利益率を競合他社と
比較するほか、過去からの収益性の
変動などを評価します。
■ 財務安定性
前期実績の自己資本比率、
デット・
エクイティ・レシオ(=有利子負債
/ 自己資本× 100)、流動比率(=流
動資産 / 流動負債× 100)を競合他
社と比較するほか、現預金やキャッ
シュフローなどの観点から財務安定
性を評価します。
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見は作成日に
おける判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではありません。著作権、知
的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。