地域で助け合い支えあう「向こう三軒両隣り」のまちづくり 近年、都会ではお互いに干渉することを避ける傾向が強くなり、隣近所であっても 名前も知らない、挨拶もしない関係が増えています。高齢者の“孤独死”や、子ども への“虐待”発見の見過ごし、少年非行が増加しているのは、地域の人間関係が希薄 化した象徴だといわれています。 かつての日本社会には、隣近所が親しく付き合う「向こう三軒両隣り」の地域社会 が築かれていました。また「困ったときはお互いさま」の互助精神で支えあっていま した。子どもの非行を近所の大人が叱っていました。しかし、都市化とそれに伴う無 関心・非干渉は、これまでのコミュニティを変貌させ、核家族化がそれに拍車をかけ ています。 今日、自治体に求められているのは安心できるまち、安全なまちづくりです。“孤 独死”や“虐待”“少年非行”を見過ごさない地域社会の再生は、同時に災害時の迅 速な安否確認にもつながり、安心・安全なまちづくりに結びつきます。 全国の市町村では、住民による「参画」と「協働」のまちづくりが進められていま す。また、地域では子どもの通学を見守る活動や、高齢者の困りごとを助ける取り組 みが行われています。大阪府もこれら市町村や地域での助け合い活動を、制度・資金 面でバックアップするよう求めていきます。 2015年2月第2週号 2015年3月26日(木)午後7時 市民会館大ホール かけはし信勝総決起集会
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