水稲の出穂期予測のためのプログラムの開発 1 試験のねらい 水稲の出穂期を予測するために測定した諸形質のデータから、出穂前目数を計算する。 2 試験方法 農業試験場における昭和57,59,60年の3か年の調査データをもとに、最も近似する回帰式 を算出した。プログラムは携帯用コンピュータHC一’20で作成したが、NE CめN88−BAS I Cでもそのまま作動す乱 3 試験結果及び考察 ’ 表一1 出穂期予測プログラム の適用条件 出穂期予測ブログラムの適用条件は表二1のとおりである。 品種 早植:初星、コシヒカリ、 各形質と出穂前日牽との関係の最も近似する回帰式は表一2 星の光、アキニシ のとおりである。・葉数及び葉令指数は単回帰で、葉耳間長及 キ、月の光 び桿長は2次回帰で、幼穂長はロジステイク曲線をさらに2 晩植:コシヒカリ、星の 次回帰で補正して近似式を求めた。 光 一出穂期予測プログラムの内容は2つの部分に分れている。 形質 葉数・葉令指数・桿長・ 葉耳問畢、幼穂長 ①出穂前目数を入力すると、その時の各形質の長さ、大き 期間 出穂前30目∼0目(出 さが品種別に計算されてプリントされる。 穂期)幼穂長は出穂前5 ②測定した形質の大きさ(たとえば幼穂長何m)を入力す 日まで ると品種別の出穂前日数カ斬算されてプリントされる。 プログラムの実行結果は図一1のとおりである。一 プログラムによる計算結果と実際のデータのふれ(年次回変動)は、出穂前ゴ5日以降で大き くなった。また各形質の推移は、当然、一気象条 批作非、,貞、ト,、、、庁,、■榊 咋によって変るので、その年の天候によって補 1ヒニチー一ケ仰 2’ ・2…鰯芋責;㌔ヒ三ナ r 1・1洲1Zコヵ王榊 正して用いる必要がある。 童:蛋(1馬言■㌔.柚(.、㌧ゴ 、、∴ふ榊榊㍗?4篇里要品種(初晃コシヒカリ、星の 童1致棚㌔舳.ゾ,; 圭:鶉鵜妻?鰯署 I舳丁},。与一 オ暑謂託丁.H。?.一 光、アキニシキ、月の光)の出穂期を予測する .∴_ /・ 篶鷺貨㌘二㌶㌶}エ オ=:{:ナコニチマエ テ 戻加 ? _ ↓1・ 鰯1鮒蹴・ 出穂前日数の目安を算出するコンピゴ」タ用プ 訪1至、、、い 口1ニニニ開鴛岨正篤栃木喜八郎) 水L制I lO:皇餉.き堵 ヒ地ユ:池北帥(1、㌧) 甜 ヨり,“加:・オ1= 一呈蓼.斗 仁πI } カニ’チヨり :{:呂 13.5 ζm :“:ヨウスイ“11ヨ 耐π1=;〉 4:ヨウ7イ :{:= 1ア.1 mm 15.囲 ニチ司工 図一1 実行結果の流れ 一27一 表一2 品種名 初 星 出穂前目数と諸形質との相関式 形 質 桿 長 幼 穂 長 コシヒカリ 相 関 式 葉 1数 Y=ユO.081+0,106X 葉齢指数 ・Y=78・67・亨十0,808X 葉耳問長 Y二一1’141868+7,168X⊥0,096・・5・X2 ζ:麦1㌫岬易士蝸)7×2 相関係数 C=一0,178’1−0.01124X+0.001593×2・ 0.43’0 YC:Y+C共Y 葉 数・ Y=11,014+0,108X 0:963 0・98β 葉齢指数 Y=79,975+O.769X’ 0.967 葉耳間長 Y=一g41655+5,814X−0.0735×2 0;96−7 桿」 長 Y二6,129−0.61,1X+0二0670×2 幼 穂 長」 Y=209/(1+e6・785−0・267X) 0.946 C=一0.3008−0.01515X+0.0−0249’4,X2= 0.703 YC=Y+C米Y 星の一光 葉’’ 数. Y=11,719+0.1.15X アキニシキ 葉齢指数 0二9912 葉耳問’長 Y=一85,223+4,836’X−0.0543×2 0、=973 桿 長 幼 穂・’長 Y=6,429−0,821X+O.0574×2 0.一g49 C=0.2150−0.08512X+0,004且025×2 YC=Y+C米Y 葉 数 Y=11,582+0,101X 葉齢指数 葉耳間長 二Y二80.79’1+0.7−29X Y=一66,211+β.241X−10.0208×2、 X<26一 X<26 0.98−2 Y:79,762+0.’75’8X Y二211/(1+e7・342−0.2.88X) 傭 考 0.989 0.992 0.984 0.975 0.944 0.933 0.629 X<26 0.967 0.990 0,986’ 桿. 長 Y;6,789−0,470X+O.0567×2 0.9ケ9 幼 穂’長 Y=189/(1+e62戸7−0・29−0X)’C=一0.2256−0.06259X+0,0’03−926支2’ 0.・940 0,839, 一X<26 YC:Y+C’共Y 月 の光 葉 数 Y;1ユ.791+0.0951X 葉齢指数 葉耳間長 二Y=82,438+0,665X Y二一88,262+5,227X−0.0627×2 桿 長 Y三5,721−0,709X+0.0608×2 幼 穂’ 長 晩 樟 葉 ’数 コシヒカリ 0.9−g0 、0.998 Y=202/(1+・e71610−0・343X) C=一0.4367−0.’00乞8二50X+0.0’013‘94×2 0.954 0,709 YC=Y+C共Y Y二9,980+0,122X. 0jg89 葉齢、指数 Y=761328+O.954X 葉茸間長 Y=一62.07・6+3.19・3X−0.0198×2 桿一 ㌧長 Y=10.2葛3−1,135X+0.0白37×2・・ 幼 穂 長 Y:191/([1+e6・425‘0・278X) 2C=一0,556.6−0.07853X+0.00584TX YC=Y+C共Y 晩 植 葉 」数 Y=10,582+0,136X 星の光 葉齢一指数 Y;75,261+0,993X 一2Y=一88.36.2+5,476X−0.0678X 葉耳問長 2Y=9,088−1,437X+0.ρ896X・ 幼 穂 長 Y=189/(1+e8・066二0・369X) 稗 ’ 長 0.998 Q.998 C=一0.3710−0.008862X+0.001707×2 YC=Y+C共Y 注 幼穂長はYC、他の形質はY.X=31一出穂前目数。 一28一 X<26 0,990. .0.995 0.975 0,887’ ’0.9.75 一X<26 0.999 10.998 0.985 0.987 ’0.965 0.766 Xく26 プログラムリスト 1回 戻E閥一ヨ1ユ1リアイ ヨリク 斗1回 I F ΨL I>1回回’THEN LPR− ア3回 LP戻INT し1§IN日 I1 2⑤二, 19魯旨.11,1②/河.V創1自6u NT ・1 斗:Lf・u ホ 呂 1魯⑤ ギ1. 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