1月4日、日越友好のインフラプロジェクトが完成 ニャッタン橋(日越友好橋) ベトナムに対する日本から のODAが再開され、2013 年に20周年を迎えた。日本 は、これまでも、そしてこれ からも、ベトナムの最大の パートナーである。 ベトナム社会・経済の原動 駐ベトナム日本国特命全権大使 深田博史 力となる交通インフラの整備 を中心に、我々は、単なる資金協力にとどまらず、官民合わ せた技術移転など、今後のベトナムの自立的な社会・経済 の発展を支える、きめ細やかな支援を行っている。今回完 成する3つのプロジェクトが日越友好を象徴するものとして、 ベトナムの皆様に愛され続けることを期待したい。 ノイバイ国際空港第2ターミナル ハノイ市において日本の支援(ODA)により建設中 の、ニャッタン橋(別名、日越友好橋)、ノイバイ国際空 港第二ターミナル、そしてそれらを繋ぐノイバイ空港~ ニャッタン橋間連絡道路の3つのプロジェクトが、1月4 日に完成する。日本・ベトナムの企業・技術者が互い に協力して作り上げた、ハノイ市の社会・経済の発展 を牽引する大規模プロジェクトである。 ニャッタン橋は、紅河を渡る全長3755m、東南アジ 技術指導 ア最大の斜張橋。ノイバイ空港との間の連絡道路と合 わせ、ハノイ市から空港へのアクセス改善、ハノイ環状2号線の一部としてハノイ市内渋滞緩 和、ハノイ市北部地域発展の原動力となる。 国際都市ハノイの玄関口となるノイバイ国際空港第二ターミナルは、1000万人もの旅客に 対応できる国際線専用のターミナルであり、空港の慢性的な混雑を回避し、円滑・安全な人 流・物流を実現する。 日本政府は、ハノイ市・ホーチミン市の都市鉄道、南北高速道路、上下水道、電力事業など、 これからも、ベトナムの社会・経済発展を支えるインフラ整備を支援していく。 日本政府支援による主要インフラプロジェクト プロジェクト名 状況 支援規模※ (百万USD) ハノイ市都市鉄道建設事業(1号線・2号線) 実施中 360 ホーチミン市都市鉄道建設事業(1号線) 実施中 650 ラックフェン国際港建設事業 実施中 590 南北高速道路建設事業(ベンルック~ロンタイン間) 実施中 140 ハノイ市水環境改善事業(第1期・第2期) 実施中 510 フエ市水環境改善事業 実施中 210 ハノイ市環状3号線建設事業 2013年完成 280 サイゴン東西ハイウェイ建設事業 2011年完成 550 タンソンニャット国際空港ターミナル建設事業 2007年完成 230 ハイヴァントンネル建設事業 2005年完成 380 フーミー火力発電所建設事業 2002年完成 620 国道5号線建設事業 2000年完成 210 ※支援規模は、2014年12月までに日本政府から供与した額を、1ドルを100円とした概算。
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