資料4 基本方針（案）に関する議論 参考資料 高速道路の分担率を上げることによる効果 ○ 欧米に比べて低い日本の高速道路の分担率 ○ 分担率を欧米並みの約３０％に引き上げることで、死傷者、消費燃料や渋滞が減少 【台キロ】 0% 日本(現在) 20% 16% 40% 60% 80% 100% 総走行台キロ：約7,000億台キロ 59% 25% 高速道路の分担率が３０％の場合 死 者 約4 400人 H24 約4,400人 日本(将来) 30% 現在 アメリカ 33% ドイツ 31% フランス 30% 60% 10% 負傷者 日本(現在) 1% 高速道路 ※２） 20万人/年 減 ※３） 消費燃料 400万kℓ/年 減 H24 約8,000万ｋℓ （四国４県において１年間で使われる 自動車燃料量を上回る） ※４） 渋滞損失 総延長：約120万キロ 84% 15% 600人/年 減 H24 約80万人 H24 約50億時間 【延長】 ※１） 幹線道路 生活道路 7億時間/年 減 （経済効果にすると 約1.5兆円/年 増の効果） 高速道路の性能が高い例 高速道路の死傷事故率 一般道路の10分の1 般道路の 分の 算出方法） 出典） 高速道路の定義） ※１ ※２ 高速道路と一般道の台キロ当たり死者数、負傷者数の実績値から原単位を 日 本 ：道路交通センサス、 日 本 ： 高規格幹線道路 算出し、分担割合が変化した場合の削減効果を算出した 自動車輸送統計年報（H22） 都市高速、地域高規格道路 アメリカ ：Highway Statistics 2011(プエルトリコを除く) アメリカ ： Interstate, Other freeways and expressways 動 走 度 排 係数 、 路種 設定 、 ※３ 自動車の走行速度別のCO2排出係数より、道路種別毎の原単位を設定し、 フランス： Faits et Chiffres Faits et Chiffres ラ ： Autoroute, Route nationale interurbaine à フランス 分担割合が変化した場合の削減効果を算出した ド イ ツ：Verkehr in Zahlen caractéristiques autoroutières ※４ 高速道路と一般道の台キロ当たりの渋滞による損失時間から原単位を算出 ドイツ ： Autobahn し、分担割合が変化した場合の削減時間を算出した。経済効果は削減時間 に日本の時間当たり労働生産性（一人当たりGDPを平均労働時間で割ったも の）と就業者比率を乗じて算出した 1 海外における交通渋滞の事例 【インドネシア・ジャカルタ】 【インド・デリー】 【バングラデシュ・ダッカ】 【モンゴル・ウランバートル】 2 高速道路の車線数に関する国際比較 ○ 諸外国では４車線以上が基本であるが、日本では全体の約３割が２車線区間 日本 フランス 全体延長：11,528km ドイツ 全体延長：11,413km 全体延長：12,845km 車線数 比率（％） 車線数 比率（％） 車線数 比率（％） 3車線以下 31.9 3車線以下 2.0 3車線以下 0.7 4～5車線 61.0 4～5車線 72.5 4～5車線 65.8 6車線以上 車線以上 71 7.1 6車線以上 車線以上 25 5 25.5 6車線以上 車線以上 33 5 33.5 ※「3車線以下」は全て2車線 延長出典） 日 本 ：道路交通センサス（H22） フランス： Memento de statistiques des transports (2011) ドイツ：Verkehr in Zahlen(2011) 構成比出典） 日本：平成22年道路交通センサスより集計 フランス・ドイツ：TOMTOM MultiNetより集計 【高速道路】 日本：自動車専用道路 フランス：オートルート（Autoroute） ドイツ：アウトバーン（Autobahn） 3 首都圏内の料金水準の現状 ○ 全国の料金水準は整理された一方で 全国の料金水準は整理された一方で、首都圏内の料金水準は、整備における経緯等が 首都圏内の料金水準は 整備における経緯等が 違うことにより、路線や区間によって異なる 加須IC 東松山IC 白岡 菖蒲 IC 桶川 北本 IC 鶴ヶ島J 埼玉県 圏 央 道 東京都 つくば 中央 つくば IC J 久喜白岡J 圏 東 北 道 谷田部IC 常 磐 道 央 道 均一区間 関 越 道 外 かく 環状道 路 三郷J 三郷南IC 川口J 京 東 中 大泉J 央 環 神崎IC 状 新空港IC 八王子IC 高井戸IC 八王子J 中央 道 京葉 首都高速 東京IC 均一区間 均 区間 新東名 路 伊勢原J 小 田 原 道 木厚 横 道新 東 三 京 浜 海老名J 海老名南J 横 寒川北IC 戸塚IC 横 道 茅ヶ崎J 新湘南 バイパス 道湘 藤沢 IC 横 栄IC・ J 千葉県 東 関 道 東京湾 木更津金田IC 木更津J 木更津南IC 木更津南J 馬堀海岸IC 相模湾 関 千葉東 J 千 葉 東金 道路 東 京 湾 ｱｸ ｱﾗ ｲﾝ 神奈川県 釜利谷J 東 路 宮野木J 岸 道 路 第 海老名IC 厚木IC 道 道 成田空港 京東 湾 名 高 速 大栄J 成田IC 松尾横芝IC 東金J : 高速国道の大都市近郊区間より料率が高い 太平洋 : 高速国道の大都市近郊区間と概ね同じ : 高速国道の大都市近郊区間より料率が低い Ｃ : 利用距離により料率が変化 : 大都市近郊区間外の高速国道等 注） 点線は整備中区間 4 首都圏における同一起終点に対する経路別料金 ○ 発着地点が同じでも、経路により料金が異なっているため、自由な経路選択が妨げられる おそれがある ■経路別料金の例 （料金割引は考慮していない） ※普通車料金 厚木→久喜 厚木 久喜 経路選択 距離 料金 圏央道 98.9km 3,770円 首都高速 100.2km 100 2k 白岡 久喜白岡J 菖蒲 IC 東 桶川 北本 IC 鶴ヶ島J 関 越 道 外 京 東 か く 高井戸IC 中央 道 環 状 道 路 東京IC 第 東 三 名 京 高 浜 速 横 道新 相模原→都心（池尻・用賀） 距離 料金 東名高速 61.2km 2,730円 中央道 62.0km 2,210円 大栄J 外環道 88.7km 並木 距離 東名高速 31.5km 第三京浜 37.2km 馬堀海岸IC 料金 新空港IC 神崎IC 3,020円 成田IC 2,750円 道 道 東 宮野木J 関 成田空港 穴川 木更津南J 松尾横芝IC 千葉東J 館 山 道 東 京 湾 ｱｸ ｱﾗ 狩場 狩場J 保土ヶ谷東京湾 ｲﾝ 横 経路選択 相模湾 86.0km 羽田空港 横浜青葉・保土ヶ谷→都心（銀座） 経路選択 圏央道 保土ヶ谷IC 戸塚終点 海老名J 海老名南J 小 寒川北IC 戸塚IC 栄IC・J 横 田 茅ヶ崎J 道 原 横 木厚 新湘南 藤沢 道 湘 釜利谷J 道 路 バイパス IC 新東名 距離 高谷J 岸湾 京東 道 路 横浜青葉 道 経路選択 路 葛西 圏 谷田部 央 鶴ヶ島→谷田部 鶴 島 部 京葉 大橋 玉川IC 相模原 三郷J 三郷南IC 中 江北 央 環 板橋 状 京葉口 練馬IC 八王子IC 厚木IC 厚木 伊勢原J 常 磐 道 川口J 美女木J 泉 大泉J 八王子J つくばJ 北 道 3 180円 3,180円 圏 央 道 つくば 中央 IC 久喜 鶴ヶ島 千 葉 東金 道路 東金J 穴川→都心（汐留） 木更津J 太平洋 料金 経路選択 距離 料金 1,410円 東関道 43.5km 1,570円 980円 京葉道路 46.0km 1,430円 木更津南IC 5 首都圏内の料金水準の整理・統一 均一料金区間等 対距離料金区間 円/km 首都高速（86.6km） 首都高速（ ） ＜510円～930円＞ 対距離化※ 整理・統一※ （現状） （6km毎に約100円増） ［29.52］ 36.6 埼玉外環（大泉～三郷南） （33 7km） （33.7km） ＜510円均一＞ 43 2 43.2 注3 44 0 44.0 36.7 24.8 20.4 15.7 注1）高速自動車国道（大都市近郊区間）は、東名高速の例 注2）普通車全線利用時の場合（ただし、圏央道は40km以内利用の場合） 注3）消費税及びターミナルチャージを除いた場合の料金水準 横浜横須賀道路 圏央道 （ 海老名～ 久喜白岡Ｊ） 圏央道 （久喜白岡Ｊ～ 松尾横芝） 高速自動車国道 （大都市近郊区間） 千葉東金道路 ※激変緩和措置が必要 京葉道路 など 第三京浜 中央道（高井戸～八王子） （25.8km） ＜620円均 ＞ ＜620円均一＞ 6 起終点を基本とした継ぎ目のない料金の実現 （イメージ） ○ 例えば圏央道の内側において 例えば圏央道の内側において、発地と着地が同一ならば、いかなる経路を選択しても、 発地と着地が同 ならば いかなる経路を選択しても 管理主体等によらず料金を等しくする ［ ［Aルートの料金＞Bルートの料金］ ト 料金＞ ト 料金］ A つくばJ 東 外 京 か 環 状 道 路 く 川口J 美女木J 東 中 大泉J 八王子IC J 中央 三郷南IC 江北 高谷J 東 路道 岸 湾京 玉川IC 海老名IC 厚木IC 伊勢原J 小 田 道 浜 新 戸塚終点 海老名J 海老名 海老名南J 戸塚IC 寒川北IC 狩場IC 横 横 道 京 か 環 状 道 路 く 川口J 美女木J 中 葉 道 八王子IC 路 宮野木 J 中央 東京湾 山 道 海老名IC 厚木IC 伊勢原J 小 田 道 浜 新 戸塚終点 海老名J 海老名 海老名南J 戸塚IC 寒川北IC 狩場IC 横 横 道 京 京 高谷J 東 路道 岸 湾京 玉川IC 館 ｱｸ ｱﾗ ｲﾝ 京葉口 第 東 三 名 京 高 浜 速 保土ヶ谷IC 横 千 羽田空港 江北 西新宿 東京IC 道 B 央 環状 大橋 原IC 千葉東J 東 京 湾 高井戸IC 三郷J 三郷南IC 練馬IC 京 京 西新宿 第 東 三 名 京 高 浜 速 保土ヶ谷IC 横 外 大泉J 京葉口 東京IC 原IC B 越 道 央 環状 大橋 道 関 央 道 常 磐 道 北 道 東 練馬IC 高井戸IC 三郷J つくばJ 東 鶴ヶ島J 圏 関 久喜白岡J 白岡 菖蒲 IC 桶川 北本 IC 常 磐 道 北 道 越 道 つくば 中央 IC 久喜白岡J 白岡 菖蒲 IC 鶴ヶ島J 圏 A つくば 中央 IC 桶川 北本 IC 央 道 ［［Aルートの料金＝Bルートの料金］ ト 料金 ト 料金］ 葉 道 路 宮野木 千葉東J 千 羽田空港 館 東 京 湾 東京湾 ｱｸ ｱﾗ ｲﾝ 山 道 7 首都圏の料金体系の段階的な見直し（イメージ） 【28年度より（圏央道概成後）】 【 今 後 】 料金体系の整理・統一 起終点を基本とした料金 環状道路経由 A （例えば都心経由と環状道路経由） 影響を検証した上で ○発地と着地が同一ならば、 いかなる経路を選択しても 料金を等しくする 複数経路の料金に一定の差 ＜将来＞ 将来 混雑状況に応じて変動する 機動的な料金の導入 ＜都心混雑時間帯＞ ○混雑している経路からの転換を 促進するため、経路間の料金に 一定の差を設ける A B 料金差 A 混雑 同一料金 B B 料金差 混雑 ＜他の時間帯＞ 混雑状況に 応じて切替 都心経由 A ［Aルートの料金＝Bルートの料金］ ［Aルートの料金＜Bルートの料金］ ※激変緩和措置が必要 ※料金差を事前に設定、定期的に見直し 同一料金 B 8
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