第３６８回学習会日時４月１２日（土） 14：30～17:00 場所附属小学校図工室テーマわたしのこれまでの教材とふるさとスケッチ講師佐賀女子短期大学教授山田直行先生今年度最初の学習会は，昨年度末で佐賀女子短期大学学長を退任された，山田直行先生に話をしていただくことになりました。山田先生の話の前に，山田先生の御退任祝いに東京から駆け付けた，元お茶の水女子大学附属小学校副校長の古市憲一先生に話をしていただきました。山田先生との出会いや，「造形」へのこだわりなどについてお話していただきました。そして，いよいよ山田先生のお話です。ハーバード・リード（1893～1963 英の思想家，詩人）の著である「芸術による教育」に述べられていることを例に挙げながら話を進めてくださいました。そもそも表現とは何か，美とは何か・・・等について考えるきっかけを与えてくださいました。話の中で出てきた言葉で，NQ というものがありました。 Netwark Quotient の略で，「共存指数」などと訳されるようです。他者とのネットワークをつくっていく力が求められているというのは，納得させられました。次に，たくさんの題材の中から，いくつかを実物を見せながら山田先生ならではのユニークな題材を紹介していただきました。そして，「ふるさとスケッチ」の鑑賞会をしました。スケッチした場所や，その時の様子の話はもちろん，制作にかかわるウラ話なども盛り込みながら話をしていただきました。教育者であり，画家である山田先生のお話は，私たちに多くのご示唆を与えてくださるものでした。夜は，退任の祝賀会を開催いたしました。山田先生，お疲れ様でした。