機械センター 新規導入紹介 モータグレーダと インナーバイブレータ 中四国 (支店) にて稼働中 低床キャビン採用の 3.7m 級モータグレーダ 車体形式 コマツ GD655-EO 特定特殊自動車排出ガス適合 全 長 8,690mm 全 高 3,110mm 全 幅 2,460mm ブレード長 3,710mm 総重量 16,745kg エンジン出力 142kW その他 KOMTRAX ※車両管理システム搭載 「GD655-EO」 高 速道路・空港・駐車場等大型工事において使用されてきた モータグレーダですが、排出ガス規制の強化に伴い国産 モータグレーダの製造が 3.7m クラスは 2013 年 3 月末、3.1m ク ラスは 10 月末を以って終了いたします。現時点で製造・販売の 再開時期が不確実なため、3.7m クラスの 3D-MC 仕様のコマツ製 GD655 を新規導入いたしました。これにより大型工事の情報化施 工への対応をより確実に行えるようになります。今回導入したコマ ツ製GD655は運搬性を考慮して低床キャビンを採用いたしました。 ※KOMTRAX:コマツが開発した建設機械の情報を遠隔で確認するため のシステム。車両内ネットワークで得られた情報やGPSにより取得さ れた位置情報をインターネットを通じてユーザが確認することが出来る。 新型コンクリートインナーバイブレータ 「NCIV-85G-E」 最 大施工幅員 8.5m の電動式のコンクリートインナーバイブレータ を新たに導入致しました。これによりセットフォーム工法(機械 走行用のレールを装備した特殊な型枠を設置してコンクリートの打設を行う 工法)によるコンクリート施工の機械編成へのインナーバイブレータの 組合せにバリエーションを与えることができるようになりました。 羽田空港ナイトステイエプロンにて稼働 車体形式 名倉製作所 NCIV-85G-E 全 長 2,300mm 全 高 2,450mm 施工幅員 5.0 ~ 8.5m 総重量 7,200kg 走行速度 2.7 ~ 32m/min 発電機 60KVA 作業装置 バイブレータ:16本 高周波インバータ:4台(最大幅員時) 作業装置ストローク:800 mm 新型コンクリートインナーバイブレータの特徴 ①電気による駆動と制御 従来機は油圧ユニットを使用していたが、新型機はすべての制御を電気で 行うように変更となり、整備性が向上しました。またペンダントスイッチ での操作のため操作性も向上しました。 ②幅員変更及びバイブレータ取付方法の簡略化 幅員変更が簡単で、バイブレータの取付がワンタッチのため、施工中も簡単に 取外すことが可能になりました。 ③バイブレータ破損防止機能 バイブレータの破損防止のために、空中にある状態では自動で停止する機 能を備えています。 ④ 30cm 以下の薄層、40cm 以上の厚層に対応可能 薄層施工用にL型バイブレータの取付が可能であり、厚層施工のために大型の バイブレータを装備しています。 ⑤回送速度の上昇 回送速度が従来機より 20%向上し、最大で 32m/min での回送が可能とな りました。 機械センター 岩田([email protected]) KIT Vol.49 3
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