平成27年度 電子情報工学専攻 卒業研究 説明会 タイムテーブル [12月8日(月) 14:40~ ER222にて] 開始予定時間 内容 担当 説明 14:40 ガイダンス 飯吉 1 14:48 光情報通信 森 研究室見学日時(12/9~12/17) / 備考 ①12/9(火)10:40~12:10 ②12/10(水)13:00~14:30 ③12/11(木)14:40~16:10 ④12/15(月)13:00~14:30 ⑤12/16(火)10:40~12:10 ⑥12/17(水)13:00~14:30 2 14:56 LSI応用 江口 3 15:04 レーザー 津田 4 15:12 音声信号処理 井 5 15:20 ロボット 矢野 6 15:28 7 15:36 半導体デバイス 15:44 休憩 通信ネットワーク システム 青木 徳田 8 15:52 光量子 五島 9 16:00 計測制御 古橋 10 16:08 ナノデバイス 岩田 11 16:16 無線通信 小西 12 16:24 音響エネルギ 代)飯吉 13 16:32 電子ビーム応用 飯吉 12/12(金)10:00~12:00、15:00~17:00 10:00~18:00 研究室に誰かいれば対応します いつでもどうぞ 12/16(火)17:00~18:00 ①12/9(火) 10:30~12:00 ②12/10(水)13:00~14:30 その他誰かいれば随時対応 ①12/9(火)10:30~11:30 ②12/11(木)13:30~14:30 ③12/12(金)13:30~14:30 ①12/9(火)13:00~16:00 ②12/10(水)13:00~14:30 ③12/12(金)10:00~16:00 ※16:00以降ならいつでもOK ①12/11(木)13:00~17:00 ②12/15(月)13:00~17:00 ①12/12(金) 16:20~17:50 ②12/16(火)16:20~17:50 その他研究室に誰かいれば対応可 ①12/15(月) 11:00~13:00 ②12/16(火)16:00~ 12/12(金) 12:20~12:50 新設のため研究室見学はありません ①12/12(金)14:00~16:10 ②12/17(水)14:00~16:10 【卒研配属手順】 ① 12/8(月) 4・5限(14:40~ ER222) EV専攻 研究室紹介 ② 12/8(月) 5限(16:20~ ER221) EE専攻 研究室紹介 ③ 12/9(火)~12/17(水) 研究室見学(訪問可能)期間 詳細は上の表参照 ※EE研究室見学期間は12/9(火)~12/17(水) ④ EE研究室への配属希望者は12/12(金)までに配属希望の教員へ 飯吉にも報告 ⑤ 12/18(木) 5限(16:20~ J203) EV研究室 配属決定作業 ※全員集合し、各研究室への配属を調整 ・研究室の定員は、教員1名あたり約10名の予定 ・4年生に進級できなかった場合は次年度に再配属 ・EE研究室に配属になっても、所属専攻はEVのまま 配属に関する質問は飯吉(5号館4階408室)まで 森研究室(光情報通信工学) 2014.11.17 〔 1.研究室概要〕 主に大容量光伝送方式に関する研究を行っている。 半導体レーザや光ファイバ、光ファイバ増幅器などの光部品、及びディジタル IC や GaAs FET 、 HEMT な どの電子部品を用いて実験研究を行っている。光エレクトロニクス、通信工学、高周波回路の分野に 渡るテーマである。 実験に関連するハード(光学 系、電子回路系)やソフト(制御系、数値計算系)は 自作するという方針 である。ソフト作成では、 GP-IB やディジタル入出力インターフェイス、 USB 、 RS-232C、FPGA により計測 機器・モーターステージを制御したり、データ処理や数値計算をするプログラムを作る。また、 CAD によりアナ ログ・ディジタルの高周波プリント基板を設計し、製作と特性の評価を行って実験に用いる。 チャレンジ精神に満ちた学生を歓迎する。 〔 2.研究テーマ〕 (1)光制御 ①光注入による半導体レーザのモード同期法 ② 半導体レーザのスペクトル線幅狭窄化法 ③ 端面画像処理による定偏波光ファイバの偏波軸調整法 (2)高周波回路 ① 10GHz ~ 40GHz 帯の高周波アナログ回路技術 ② 光・電気位相同期ループに関する基礎研究 (3)シミュレーション ①マイクロ波帯アナログ回路、ディジタル回路のシミュレーション ②波動光学系のシミュレーション 尚、本格研究に取り掛かる前の基礎訓練として、 VHDL によるディジタル回路設計の学習を全員に 課す。使用する教材は次の通りである(設計ツール: Altera 社 Quartus Ⅱ、 FPGA : Cyclone ファミリ)。 山際伸一「 FPGA ボードで学ぶ論理回路設計」 CQ 出版社(2009) 実験室の様子や研究成果の例を下に示す。 画像からの円抽出 光制御の実験系 光ファイバによる Mach-Zehnder 干渉計 〔 3.輪講と卒研途中経過報告〕 毎週木曜日の 3 時限と 4 時限に輪講を行う。この時間帯に他の講義を受講することを禁止する。 平成 27 年度は次のテキストを使用する予定である。 (1)G.B.Lockhart, B.M.G.Cheetham,"BASIC digital signal processing",Butterworths(1989) (2)ロジャー・フォン・イーク,「眠れる心を一蹴り」,新潮社(1988)、および 加島宜雄,「光通信ネットワーク入門」,オプトロニクス社(2004) 後期からは、卒研途中経過の報告を各人が 1 回/月の割合で行う。 〔 4.その他〕 (1) 研究では、独自のアイディアを展開していくが、アイディアのみでは直ちに成果へと結びつかない。 実験と検討を何度も何度も繰り返して、初めて成果が得られる。根気が不可欠。 (2)本格的な実験に入るまでに、実験センスを身に付けるための十分な訓練を積んでもらう予定。 (3)学外での学会や研究会へ積極的に参加し、発表するよう指導する。 (4)定員オーバーの時は、物理、数学、英語の成績で選定する。 研究室紹介 江口研究室 電子工学,情報工学に関することなら何でも OK 最近はマイコンを応用した制御関連のテーマが多い 自分が挑戦したいと思うテーマを優先 人は自分の意志で動く時最大の力を発揮する お仕着せはやれと言われてもやる気にはならない 面白くて楽しくなければ研究じゃない 研究の大目標 過疎地域居住高齢運転者向けの自立型安全運転支援システム 視覚障がい者支援ツール → 究極的には盲導犬ロボット 実現に必要な取り組み ニーズの把握 要素技術の習得 センシング,制御技術,距離測定,画像処理,音声認識・・・ 実現のためにセンサー,マイコン,FPGA,メモリなどの LSI(大 規模集積回路)の使いこなし,プログラミング,経済性の評価 ニーズに応じたシステム化,具体化,実現,経済的な運用の構築 iPhone 上の ジェスチャー検出 人物検出による防犯システム 2013,2014 年度 卒研テーマ マイクロマウス,文字認識,スマホで読唇,画像処理による自動駐車 バッテリーの充放電特性,物体検出による防犯システム 音声認識による PC 操作補助 etc 卒研で学んでほしいこと,体験してほしいこと,求める人 自分の頭で目標を決め,考えて,自ら手足を動かして実行=>達成感 自分で考える人 指示待ち人間は NG H28 年度で定年のため大学院進学希望者は受け入れられない 最近 3~4 年の修士論文テーマ(参考) ドライブレコーダーからの歩行者認識技術の研究 視覚障がい者補助を目的とした道路情報処理システムの構築 Android 端末を用いた視覚障がい者用歩行支援システム etc レーザ工学研究室の紹介 (津田・山田) 2014/11/19 津田・山田研は、回路設計CADを使ったレーザの駆動回路の設計・製作、信号処理にFPGA・ マイコン等を使い新しい計測システムの開発、高出力レーザを利用した実験、3DCADや3Dプ リンタを使った装置の設計や作成、MATLABやLabview等を使ったデータ解析プログラムの作 成等を行っています。また、名大の先生とも協同で研究してます。 H27年度研究テーマ(予定) 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 自己結合レーザセンサ (回路設計・FPGA) レーザマイクロホン (回路設計・マイコン) カオス超音波センサ (回路設計・ FPGA) レーザ降雪センサ (3DCAD・3Dプリンタ・回路設計・FPGA(Zynq)・Labview) 高気圧レーザプラズマ (3DCAD・3Dプリンタ・データ解析・MATLAB・Labview) 有機薄膜レーザ加工 (3DCAD・3Dプリンタ・レーザ顕微鏡・データ解析・Labview) NFC・iBeacon等を利用した学生証リーダの開発 ( Android:JAVA, Win8:C++ , iOS:object-C等プログラム) 卒研の進め方 実験日は各班で決めてやってます。(研究室は、毎日開いてます) 週1回レーザについてのゼミを行います。 卒研室の運営方針 遊ぶ時は遊び、卒研をやる時はしっかり頑張り、疲れたら休む。 会社に行く前に卒研でたくさん失敗し、成功をつかみましょう。 卒研室見学会開催予定日 12/9~12/17 10:00~18:00 見学後、研究室に入りたい学 生は、津田・山田先生に申し 込んで下さい。 大学院進学希望者募集中です。(現在 M2:2名, M1:1名) 次年度 大学院進学予定者 M1:3名 D1:1名 研究室は、毎年イベント多数あります。(釣り・焼肉・新歓・忘年会・新年会 他) 我々と一緒に一年間頑張ってくれる明るく元気一杯な学生をお待ちしております。<(_ _)> 1度、研究室(8号館6階601・602・603・604・605)に見学に来て下さい。 研究室の紹介( 井 ) 1. 研究室の紹介 o ここでは、主に音楽や音声をサウンドファイルの形式で取り扱う研究を行っている。 o ファイルの内容は、音声、楽器、音楽、自然の音、雑音、等、多岐にわたる。 o これらのサウンドファイルを元にして、 (1)分析を行い、その結果をグラフで表現すること、 あるいは、 (2)ディジタル信号処理の手法を応用し、新しいサウンドファイルを作成すること、 等が、卒研の目的である。 2. 用いるプログラミング言語 o メインは、Excel とVBA。 記憶単位のバイトや、整数と実数の違いと区別が必要な理由を説明できること。 3. 必要な知識 o 電気回路、確率論、信号理論、フーリエ変換、等。 4. 卒研テーマとその内容 テーマ おおまかな内容 1.音楽のレベル変動幅 2.音楽のレベル変動速度 短時間実効値による変動幅の分析 3.音楽のレベル分布形状 統計量 skewness による分析 短時間実効値のゼロ交差周波数の測定と分析 4 5. その他 o o o o o o 卒業研究は上記の中から2~3のテーマに絞って実施する。 各テーマは2~4名で構成する。 研究はPcによる計算機実験が主である。 輪講は週に一度の予定。 水2限(変更するかも知れない)は卒研輪講のため、講義は履修禁止。 停年のため、大学院への進学は受け入れられない。 6. 卒研生選択基準 o 決定しがたいとき、担任から提供される資料を用い、総合的に決める。 7. 見学可能な時間帯(予定) o 12月16日(火) 17時~18時 Keywords: Windows MAC ~ ~ ~ 青木研究室の紹介 (通信ネットワークシステム研究室) 通信ネットワークは、電気・ガス・水道といったインフラと同 じに、我々の生活にはなくてはならないものとなっています。 しかし、大規模な通信ネットワークを高性能・高品質・高効 率・経済的に実現するためには多くの課題があります。本研究 室では、通信ネットワークや通信システムにおけるこれらの課 題に対する研究を行います。 1.H27年度の卒業研究テ-マ(予定) (1)Software Defined Network(SDN) ネットワークの資源を仮想化し、性能・品質等の要求に合わせたネットワーク をソフトウェア制御で再構成する方法の研究。 (2)オンデマンドネットワーク 必要な時に必要な帯域や品質を確保したり、通信量に応じた省電力化を実施す ることにより、通信ネットワークの効率的な利用を実現する方法の研究。 (3)通信ネットワークの品質モニタリング ネットワークの状態を効率的に把握する方法の研究。(1)、(2)のネット ワーク制御技術との連携方法も研究課題。 (4)その他 各自の提案する通信ネットワークシステムに関する研究 2.ゼミ ・基本的には週1回を予定、その他に必要に応じた検討会を実施 ・前半のゼミでは、関連文献等の輪講を実施 ・後半は、各自の研究内容の情報交換等を実施 3.卒業研究の具体的な進め方 ・関連技術の学習、文献調査 ・研究課題の抽出・決定 ・課題を解決する方式の検討・提案 ・提案方式の机上評価、コンピュータを使ったシミュレーション、実験システム 等による評価 ・提案方式の課題、改善方法の検討 4.その他 ・通信ネットワークに興味があり、情熱と、最後まであきらめない人を求めます。 ・ゼミ合宿等も実施。イベント企画も歓迎。 半導体デバイス研究室 徳田豊 [email protected] 5号館6階ER613,614,615,616→8号館606,607,608 特徴 ○ 半導体の中でも有機半導体、GaNの研究に集中して います。 ○ 上記半導体は、地場産業である車に関係しています。 ○ 半導体診断測定装置の開発、応用(回路作成、ソフ ト開発)も行っています。 研究室見学 4時以降ならいつでも可です。 研究分野 DLTS GaN 高速スイッチングデバイス開発に関連して、 GaN中トラップの評価を行います。 研究室開発の半導体診断装置DLTSが、研 究室の特徴です。この装置を中心に、各 種半導体デバイス開発に関わっています。 有機デバイス 薄膜トランジスタ(プラスチック電 子タグ開発に関連して)絶縁膜/有機 半導体界面の評価を行っています。 50 100 150 200 250 300 350 400 450 研究室紹介 「光量子デバイス研究室」 担当 五島 研究室概要 “光エレクトロニクス” と “量子力学” を MIX した製品の研究や、 LSI など の集積回路の設計などを行っています。 電気の基本である・・電子(-の電荷)―正孔(+の電荷)は、ナノスケール(nm = 10-9m) の空間に閉じ込めると・・・・常識では考えられない摩訶不思議な性質が現れ ます。ナノスケールでは、量子力学という新しい学問が必要です。量子力学を理解しな がら不思議な性質を解明し、 この性質を利用した何か新しい物ができないか研究してい ます。 集積回路設計では、普段ブラックボックス化された LSI 内部を理解し、自分たちで 企画・立案した性能を持つ LSI を実際のチップまで仕上げ、動作確認をすることが出 来ます。 昨年度研究テーマ 1. 量子ドットを用いた応用製品の研究 3.集積回路(LSI)設計 2. 光インターコネクションの研究 古橋研究室 http://aitech.ac.jp/~furuhasi/ 場所:7階 708号室(教授室) 709号室(研究室) この研究室は、光や波の基礎と応用、計測、制御を研究する研究室です。 1.光計測 : 光を使って、物体の3次元形状や人の動きを計測します。その応用を研究します。 2.超音波計測 : 超音波を使って、物体の3次元形状計測を行います。その応用を研究します。 3.超指向性スピーカー : 超音波を使用した非常に指向性の高いスピーカーを作ります 4.水中ロボットの開発 : 水中生物の形をしたロボットを開発します。 5.サービスロボットの開発 : ショップやミュージアムでお客をアテンドするロボットを開発します。 6.2足歩行ロボットの研究 : 2足で歩く人型ロボットを作ります 。 7.飛行ロボットの研究 : ジェットエンジンで空を飛ぶロボットを開発します。 ゼミが週1回、中間発表会が前期2回、後期1回あります。 イベントなどでロボットのデモを行うことが多いですが、それに参加してもらいま す。 古橋研希望者が定員をオーバーした場合の選定基準: 1.大学院進学希望者を最優先します 2.成績の良い人を優先します 見学希望者は709号室集合 2015 ナノデバイス研究室(岩田研) ・主題は ナノ構造評価 ・顕微鏡を使った“新しい・おもしろい実験”に挑戦 Keyword:ナノ構造評価、ナノテクノロジー,半導体、電子顕微鏡、 イオンビーム、ナノ加工、MEMS イオン注入やレーザ照射を用いた難加工材料(主に半 導体Si)の加工法を開発しています.MEMS等の立体 構造形成技術を目指しています. 加工時の結晶構造の変化を各種顕微鏡を用いて分析 評価します. そのための顕微鏡技法,周辺機器,データ処理法の 開発をしています. H27年度テーマ例 ・半導体結晶構造の高分解能透過型電子顕微鏡による評価 ・水素ブリスタリング現象の動的挙動評価 ・イオンビームとレーザを併用した新ナノ加工法の開発・評価 ・in-situナノ・マニピュレータの開発とナノ構造の電気特性評価 ・ミリ波レーダ用電磁波透過金属薄膜の構造評価 ・MEMS(微細電気機械機構)デバイスのアプリケーション開発 ・高性能半導体内部観察用顕微鏡の開発 小西研究室の紹介 ■小西研の研究テーマ ・・・ 無線通信方式の研究、センサ・無線機・マイコン 等を組み合わせたシステムの作製、パソコン・スマホのソフト開発を行っています。 ① 無線通信方式の研究 ・・・ Wi-Fi や LTE など、多くの無線システムで、複数 のアンテナを使用する MIMO 方式が使われています。小西研ではこの MIMO システム や、誤り訂正符号、ディジタル変調方式などの研究をしています。この研究は主に、 コンピュータでプログラムを作成して行います。 ② ハードとソフトを組み合わせたシステムの作製 ・・・ 昨年度は、家の温度や 湿度を無線ネットワークで管理するシステム、お年寄りの安否をセンサとマイコン、 インターネットを組み合わせて通知するシステムを開発し、今年度は、GPS モジュー ルを用いて、バイクで旅をした軌跡をマップ表示するシステムや、経路探索を行っ てパソコンにマップを表示するマイコンロボットの作製などを行っています。 ③ パソコンやスマホのソフト開発 ・・・ 昨年度はナンプレ解法ソフトや DX ラ イブラリのソフト、今年度はスマホのアプリや学習ソフトの作成を行っています。 ■卒業研究の流れ ・・・ 毎週のゼミでは、研究の状況を発表し、問題点を話し 合います。また前期の最後に中間発表会、後期の最後に卒研発表会を行います。 ■小西研に向いている人 ・・・ ひとり1テーマで取り組んでもらうため、やり たいことがある人、マイペースでいいので、自主性のある人を歓迎します。 音響エネルギ研究室 新設の研究室です。愛工大では、これまで行われていない研究テーマに取り組み ます。先輩がいないので、少し苦労しますが、研究室のパイオニアになることができ ます。研究テーマは、音響エネルギ(超音波の力学的応用、熱音響、等)です。 研究とは、物理現象を、実験で確認し、理論で裏付けることを行います。一つの研 究では、実験、データ解析、理論構築、数値シミュレーション、等を多角的に行いま すので、その一部を小テーマとして分担し、各自の卒業研究とします。 週に一度は、研究室ミーティングを行います。各自の進捗を報告し、問題点を皆 で考え、研究を進めて行きます。 卒業研究は、大学で学んだことの集大成であり、実社会で活躍するための第一歩 です。学生生活の最後を飾ってください。 ○超音波マニピュレーション 音波が物体に当たると、物体は押 されます。定在波音場中では、波長 より小さな物体は、音圧の節に捕捉 されます。音場を移動させると、捕 捉した物体を移動させることができ ます。超音波を用いて、非接触マニ ピュレーションが実現できます。 超音波 振動子 アンプ 0 1500[Pa] 定在波 信号 発生器 アンプ (b) 音圧分布(計算値) (a) 実験装置 (c) 粒子捕捉(実験) 図1.超音波の定在波を用いた非接触物体捕捉(空気中、40kHz) 測定管 スピーカ アンプ 熱電対 反射板 記録計 信号発生器 (a) 験装実置 [℃] 50 温度 ○熱音響システム 熱(温度差)と音(気体媒質の疎 密波)のエネルギ変換システムで す。熱を与えて音を発生させる熱 音響エンジン、音を与えて温度差 を発生させる熱音響ヒートポンプが あります。 ハニカムセラミックス 音響管 40 音波ON スピーカ側 温度変化 30 音波OFF 20 反射板側 温度変化 10 0 60 (b) ハニカムセラミックス 120 180 240 300 360 420 480 540 600 Time [秒] [sec] 時間 (c) 結果の一例 図2.熱音響ヒートポンプ (スピーカからの音で音響管の中に定在波 音場を作る。音場中にハニカムセラミックスを置くと、一端の熱エネ ルギを他端に移動することができる) e-beamTech Labo 電子ビーム応用研究室 (飯吉) AIT 2015 研究分野 「Nano-World を見る電子情報機器」を主なテーマにして、電子ビームを応用した電子 情報機器について研究しています。コンピューター・シミュレーションで電子銃や電子レンズの特 性を調べる研究、シミュレーションに 3D グラフィクスやアニメーション、画像処理を利用する研 究を行っています。 場所 電気電子棟 4 階 ER408 研究室 2015~ 新 2 号館 6 階 607 研究室 研究テーマ 電子銃や電子レンズの特性解析 モデル作成とシミュレーション 電子顕微鏡の3D グラフィクス CAD ソフト Creo を利用 VRML(仮想現実空間記述言語)を利用した 3D アニメーション 画像処理 電子ビーム画像の明度分布解析 Electron Gun BCC Crystal –VRML- Electron Microscope 3D Graphics –Creo- Brightness Distribution Electron Beam SEM Objective Lens 電子情報機器の設計や開発に利用するコンピューター・シミュレーションや CAD に興味がある人、 VRML やアニメーションなどソフト開発に興味がある人、電子ビーム応用機器の構造やしくみに興 味がある人を歓迎します。研究テーマに取り組みながら、知識と経験を身につけます。 全員参加で中間報告・経過報告を実施して各テーマの情報交換 ゼミ週一回
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