2015年1月 豚遺伝的能力評価結果

平成27年1月15日
2015年1月
豚遺伝的能力評価結果
家畜改良センター
改良部情報分析課
遺伝的能力評価事業により、2014年(平成26年)12月末までに一般社団法人日本養豚
協会を通じて収集された繁殖成績、産肉成績の測定記録および血縁情報を使用して豚遺伝的能力
評価を実施した。また、評価結果は地域や農家内の豚群改良のために、より正確な情報を農家に
提供し利用してもらいたいという観点から、成績データの提出があった形質のうち信頼度が公表
基準を満たした成績のみを農家に提供している。
1.評価に採用した記録数等
評価に採用した記録数等は以下の通りである。
表1.評価に採用した記録数および個体数
繁殖形質
バークシャー種
記録数
個体数
記録を持つ個体数
ランドレース種
記録数
個体数
記録を持つ個体数
大ヨークシャー種
記録数
個体数
記録を持つ個体数
デュロック種
記録数
個体数
記録を持つ個体数
全品種計
記録数
個体数
記録を持つ個体数
産肉形質
生産頭数
3週時
育成頭数
3週時
一腹総体重
50,503
17,459
13,874
18,551
17,459
7,630
16,441
17,459
6,844
148,971
60,103
45,415
18,099
60,103
13,332
16,061
60,103
12,163
89,746
37,806
28,068
17,352
37,806
10,851
16,104
37,806
10,080
59,413
31,514
20,563
13,815
31,514
8,990
12,515
31,514
8,268
348,633
146,882
107,920
67,817
146,882
40,803
61,121
146,882
37,355
DG
BF
EM
バークシャー種
記録数
個体数
2,616
4,660
2,616
4,660
2,616
4,660
ランドレース種
記録数
個体数
4,691
9,230
3,998
9,230
3,982
9,230
大ヨークシャー種
記録数
3,688
個体数
7,156
3,121
7,156
3,078
7,156
デュロック種
記録数
個体数
18,018
24,617
15,501
24,617
15,413
24,617
全品種計
記録数
個体数
29,013
45,663
25,236
45,663
25,089
45,663
DG:1日平均増体重(g)、BF:背脂肪の厚さ(cm)、
2
EM:ロース断面積(cm )
1
2.各効果の水準数
評価に用いた各効果の水準数は次の通りである。
表2.各効果の水準数
繁殖形質
効果
産肉形質
生産頭数
3週時
育成頭数
3週時
一腹総体重
バークシャー種
農家(生産者)
地域・季節
分娩年
農家・分娩年
329
18
21
809
329
18
21
809
329
18
21
809
ランドレース種
農家(生産者)
地域・季節
分娩年
農家・分娩年
805
18
21
2,033
805
18
21
2,033
805
18
21
2,033
大ヨークシャー種
農家(生産者)
地域・季節
分娩年
農家・分娩年
531
18
21
1,411
531
18
21
1,411
531
18
21
1,411
デュロック種
農家(生産者)
地域・季節
分娩年
農家・分娩年
535
18
21
1,766
535
18
21
1,766
535
18
21
1,766
効果
DG
BF
EM
バークシャー種
農家(生産者)
地域・季節
分娩年
54
18
24
54
18
24
54
18
24
ランドレース種
農家(生産者)
地域・季節
分娩年
100
18
25
100
18
25
100
18
25
大ヨークシャー種
農家(生産者)
地域・季節
分娩年
100
18
23
100
18
23
100
18
23
デュロック種
農家(生産者)
地域・季節
分娩年
149
18
23
149
18
23
149
18
23
3.前回評価値との相関
前回(2014年10月)と今回について両方の評価値が評価対象となっている個体について、
前回と今回の評価値間の相関係数を計算した。
なお、今回は産肉形質において、大ヨークシャー種、BFの相関係数がやや低くなった。
これは、新たなデータが特定の農家及び個体に追加されたため、特定の農家の個体群におい
て評価値が前回評価値と比べ、大きく変動したことが、全体の相関係数を低くさせたと推察
される。しかし、その特定の農家及び個体を除いて再計算すると、相関係数は高く、10 月
評価時点と比べても大きな違いはないことから、その他の農家や個体に影響はなく、評価値
自体も安定していると推察できる。
表3.前回評価値との相関係数
繁殖形質
形質
評価対象個体
バークシャー種
生産頭数
0.998
3週育成頭数
0.997
3週時一腹総体重
0.999
ランドレース種
生産頭数
0.999
3週育成頭数
0.996
3週時一腹総体重
0.996
大ヨークシャー種
生産頭数
0.999
3週育成頭数
0.997
3週時一腹総体重
0.997
デュロック種
生産頭数
0.999
3週育成頭数
0.997
3週時一腹総体重
0.997
産肉形質
形質
評価対象個体
バークシャー種
DG
0.999
BF
0.997
EM
0.997
ランドレース種
DG
0.999
BF
0.999
EM
1.000
大ヨークシャー種
DG
0.982
BF
0.923
EM
0.989
デュロック種
DG
0.999
BF
0.999
EM
0.999
2
4.生産頭数の平均育種価の推移
生産頭数において、評価対象となった個体のうち、2000年に産まれた個体の育種価平均を
ゼロ(遺伝ベース)として表した生年別頭数と平均育種価(表4)及び生年別平均育種価の推移
-雌(図1)は次の通りである。
表4.生年別の頭数と平均育種価
生産頭数
生年
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
バークシャー種
頭数 育種価
340
0.04
410
0.01
450
0.08
682
0.03
898
0.00
623
0.00
645
0.07
873
0.04
835
0.07
820
0.06
783
0.10
938
0.10
963
0.11
857
0.08
698
0.18
662
0.25
678
0.27
ランドレース種 大ヨークシャー種
頭数 育種価 頭数 育種価
3,350
-0.06
1,796
-0.07
3,299
-0.03
1,669
-0.05
2,879
-0.01
1,812
0.01
2,651
0.03
1,791
0.01
3,172
0.00
1,948
0.00
3,017
0.03
1,669
0.03
2,449
0.06
1,495
0.08
2,033
0.08
1,281
0.10
1,686
0.15
914
0.09
1,374
0.17
961
0.04
1,227
0.23
1,022
0.06
1,156
0.32
1,127
0.14
1,120
0.44
779
0.16
941
0.40
777
0.15
1001
0.50
719
0.19
947
0.55
828
0.21
857
0.76
839
0.38
バークシャー種
ランドレース種
デュロック種
頭数 育種価
1,113
-0.08
935
-0.05
1,046
-0.05
984
-0.05
1,124
0.00
1,111
-0.04
1,015
-0.01
1,010
0.01
1,037
-0.02
986
0.04
790
0.07
805
0.11
800
0.07
616
-0.05
643
-0.04
658
-0.04
665
-0.02
大ヨークシャー種
デュロック種
1.0
0.8
育 0.6
種
価
0.4
)
(
頭
0.2
0.0
-0.2
1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012
生年
図1.生産頭数の生年別平均育種価の推移-雌
3
5.農家に提供される情報
表5.各品種及び形質別の評価方法の違いについて
バークシャー種
ランドレース種
大ヨークシャー種
デュロック種
農場内評価 ※4(全国評価及び地域内評価に属さない農場)
繁殖形質
全国評価 ※1
地域内評価(県内) ※2(群馬県内及び沖縄県内の農場)
地域内評価(血縁グループ内評価) ※3(栃木県グループ内の農場)
産肉形質
農場内評価 ※4
・各品種及び形質別の評価方法の違いを表5に示した。
※1 全 国 評 価
:全国どの個体同士でも育種価が比較可能。バークシャー種で実施中。
※2 地域内評価(県内評価)
:該当する県内であればどの農場の個体同士でも育種価が比較可能。他地域の個体とは比
較できない。現在、群馬県及び沖縄県で実施中。
※3 地域内評価(血縁グループ内評価)
:県内評価を基とし、県外の農場で、県内の農場と遺伝的な血縁関係が強く繋がっている農
場も含めて一つのグループとし、そのグループ内であればどの農場の個体同士でも育種価
が比較可能。他地域の個体とは比較できない。現在、栃木県グループで実施中。
※4 農場内評価
:農場内の個体同士であれば育種価が比較可能。他農場の個体とは比較できない。
4